銅金裕司の作品、活動、プロジェクト、考えていることについて(Garden of Cyrus、サイラスの庭、アート、芸術、庭、ガーデン、植物、花、虫、鳥、緑、グリーン、バイオ、バイオアート、bio art、バイオロジー、環境、環境問題、二酸化炭素、co2、オフセット、生態、生態系、エコ、エコロジー、環境芸術、ecology,植物の音楽、植物の声、植物の音、花の声、花の音楽、花の音、音楽、声、リズム、plant、music、voice、植物生体電位,植物とのコミュニケーション,世界、世界の声、ルグィン、世界劇場、存在の大いなる連鎖、イエーツ、ワールブルグ、マニエリスム、魔術、伊藤若冲、石峰寺、動植綵絵、海洋学、海洋、機械、ネットワーク、コンピューター、植物、花、トロン、マック、マッキントッシュ、SE、SE30、脳波、ロボット、ロボットとは何か、電位、FFT、スペクトル、midi、プラントロン、plantron、心、感情、精神、知恵、マインド、認知心理、アフォーダンス、カオス、複雑系、非線形、振動、振動子、内部観測、オートポイエーシス、植物の心、植物の精神、植物の知恵、記憶、徴候、庭、ガーデン、シアター、園芸、園芸文化、花文化、花、箱庭、ラン、orchid、ランの進化、ランの戦略、リゾーム、プルースト、バタイユ、文学、マラルメ、リラダン、ポー、ボルヘス、ナボコフ、アーダ、ユリイカ、メルヴィル、稲垣足穂、中井英夫、椿実、澁澤龍彦、yuji dogane(銅金裕司/メディアアーティスト))

                           
初夏には花、蟲、鳥の声がかしましくなる。互いに歌を投げ合って楽しんでいるかのようである。昔は、人はそれを聞き、心の底からこの世界のあり方を感じることができ、その気配と徴候だけで幸福だった。その生命の歌合せ、花合わせに、世界の予兆を読み取る。来るべき赤い果実の実り具合を夏に予感しつつ、秋には実感し、そんな日々の安寧に感謝した。さらには、花や蟲や鳥たちの歌に積極的に人が声を出して答えたり、意識的にある歌のフレーズを森の中で生き物たちに学ばせたりもした。このように、花、蟲、鳥の歌を、みんなで聞くことは、世界の歌を聴くことであり、それに答える能力や、その生命同士の営みこそ「環境」と呼ばれていることの本質といえるように思える。この歌こそ生態系の真の意味ではないか。この歌は、ある種の応答であり、生命の関係性であり、一意的な存在形式であり、世界の数学的な代数的な解でもあり、この縁(えにし)は、生命のもつ、かけがえのない、底知れない、ときに人の理性など及びもつかない、この世でもっとも尊い、生き物の知恵と創造である。これこそ花鳥風月と呼ぶべきものだろう。ただ、その花鳥風月の歌を聞き取り、その在り様をいっそう、推敲し、その歌を世界に対して自分で唄ってみて、新たな展開を目論もうと人類は考えた。このように常に新しい縁(えにし)を模索し、試行錯誤し、世界での人の繁栄を促した賢人たちは、かつて実際にはどこにでもいたはずである。そこで、ここでもう一度、そのような自然への研ぎ澄まされた感性や精神を呼び覚ますような試み、これこそ、この展示のテーマとしたい。
ネットで鳥の鳴き合わせがご覧になれます。歌合せ 5/10〜28 11時-19時













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