変化の杖 6

ここはエンドールの城下町・・。

「ねえねえ。お爺ちゃんが魔法使いって本当なの?すごぉ〜い!」
「ほっほっほ。可愛い女の子じゃな。幼少の頃の姫様のようじゃわい。」

城下町の公園でブライと7、8歳くらいの女の子の微笑ましいやり取りを
聞いていた勇者は、久々に気持ちが和んだ。ここ最近のパーティー内のギス
ギスした空気は、純粋な勇者にとって大きなストレスとなっていた。

そのストレスの元の一人であるトルネコは、鬼神のような顔をして
バスタオル一枚巻いて立っているマーニャの前で土下座をしていた。
トルネコの体には伸びきった踊り子の服が装着されていた。

「ホンッ・・トにどういうつもり!?人の入浴を覗くどころか、その格好!
 その服は大事な衣装なのよ!!どう落とし前つけんのよ!!!」
「あの・・!これは・・!実はライアン殿に脅されて・・・。」
「嘘つくんじゃないわよ!変態!とっとと脱ぎなさいよ!!」

トルネコがいそいそとマーニャの服を脱ぎだすと、何故かトルネコの手から
はみ出して見えるペニスが勃起していた。マーニャがギョッとしてトルネコ
の顔を見ると、恥ずかしそうであったが、どこか満足そうであった。

「ねえ、あんた反省してないでしょ!?なんでアソコが立ってるのよ!?」
「いや・・。これは・・・。ハアハア・・。」
「その手をどけて見なさいよ!ほら、立ってるじゃない!気持ち悪い!!」
「ああ・・・そんな・・・・。ハアハア・・。」

トルネコは涙を流していたが、呼吸を荒くしていた。その様子を見た
マーニャはゾクッとしたものを感じ、無性にトルネコを虐げたくなった。

「ねえ、おっさん?アタシに許してもらいたかったら、そこで一人Hして
 みなさいよ。」
「ええ!?ここでですか!?」
「アタシはどっちでもいいけど?やらなきゃ奥さんに言いつけるけどね!」

トルネコは何故か股をできる限り開いて、肛門を見せ付けるように自慰を
始めた。汚すぎる絵だったが、マーニャは更にゾクゾクした。
(うひゃ〜。このおっさん真性の変態だわ。ううっ・・もっと虐めたい!)

「おっさん!皮を剥いてやりなさいよ!見苦しいったらありゃしない!」
「はいぃ〜〜・・!ああ!痛い!」
「うえ!何よ、この悪臭は!ちゃんと洗ってんの!?このブタネコ!!」

トルネコは夢心地のまま昇天した。勢いよく飛び出た精子はマーニャの足の
甲にまでおよんだ。

「この馬鹿!アタシの足を汚すんじゃないわよ!どうしてくれんのよ!?」
「ああ!申し訳ありません!お許しを〜・・!」
「いいわ。舐めて綺麗にしなさい。・・・そうよ。しっかり舐めなさい。
 ちょっと!誰がふくらはぎまで舐めろって言ったのよ!調子に乗るな!」

マーニャはトルネコを踏みつけて、怒鳴った。トルネコはまた勃起していた。

「また立ってんのぉ!?踏まれて興奮したわけ!?ねえ!?どうなの!?」
「はい・・!もっともっと叱ってください〜!」
「ダメね!アンタみたいな変態に関わりたくないわ!」
「そ、そんなあ!お願いします!どうか、どうか!!」
「じゃあ、一週間このキツキツの鎖かたびらをつけて、禁欲生活しなさい。
 鍵はアタシが持ってる。我慢できたら、ご褒美を上げるわ。」

トルネコの体に鎖が巻きつかれた。肉に鎖が食い込み見るからに痛そうで
あったが、トルネコはやはり満足そうであった。
(こりゃおもしろいわぁ。ああ〜、やっぱりアタシってサドなのねぇ。
 まあ、適当な所で止めとこ。あのおっさんじゃアタシに手は出せない
 だろうしね。)
マーニャはそう考え、満足気にトルネコを浴場が蹴りだした。

トルネコはフラフラと自室へ戻った。そんなトルネコの様子を見た勇者は
関わりたく無いなと思っていた。そこへアリーナが暗い表情で通りかかった。

「私、今から城まで行ってくるね。」
「城へ?何かあったの?」
「うん。ブライが捕まったらしいの。ズボンを脱いで幼女に悪戯しようと
 してた所を取り押さえられたらしくて・・・。本人は否定してるらしい
 んだけど、現行犯だったし・・。女の子もショックを受けて大変みたい。」
「そう・・・。」

勇者はこの先の旅に不安を覚え始めた。アリーナは重い足取りでエンドール
の城へと向かった。パーティー内の何かが狂い始めていた。  
                           (終)
2008年12月27日(土) 20:52:17 Modified by test66test




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