キャビア総合エロパロ保管庫 - reverse
「カイム、我は狩りに行ってくるぞ」

先程から空腹を訴えてくる腹を一瞥し、その腹に持たれかかるカイムに声をかける。
ここ半日位まどろんでおったが、数日何も口にしていない我には少し限界だった・・・。

−−−あぁ、行ってくれば良い・・・

しかし半分寝ぼけているのか、寝返りを打つと再び我に擦り寄ってくる。
我はその愛しきものへと舌を伸ばし何度も舐め上げながら不満を口にする。

「行けと言ってもだな、お主が我から退かぬから
 行きたくても行けぬのではないか・・・、カイムー・・・」

渋々と言った感じでカイムは眼を擦りながら我を見上げてくる。か、かわいい・・・、
どうしたのだ?・・・我はどうも腹が空いておかしくなっているのか?

「で、では行って来るぞ?」

−−−アンヘル・・・

寝起きのボンヤリとした思念を送ってくるカイムを見つめる。
頼りなさげな感じだが、これでも一騎当千の強者なのだよな・・・?

「なんだ?」

空腹に少し語気を荒げたずねると、カイムは我に近づいてきて・・・
・・・我を抱きしめるとキスをした。

−−−行って来い、出来れば直ぐに帰ってきてくれると、嬉しい

先程からの言動が我を含め何かおかしい・・・、
やはり空腹で我がおかしくなっているのか?

「馬鹿者!わ、我はもう行くぞ!」

今度こそ飛行体制をとると一息に地を蹴り、
我を見つめる視線を振り切って、狩りに行く事にした。

「・・・やはり彼奴は庇護欲をそそる」

誰に言うでもなく呟くと我が腹へと収まる哀れな獲物へと降下した。


アンヘルSide
カイムSide