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(Robotech Shadow Chronicles より。)

VFA-6H(エータ)とVFB-9【トレッド】。大気圏内では一般的可変戦闘機より空気抵抗が大きく操作性が悪い為、揚力補助の慣性&重力制御装置を常時稼動している。

またトリッキーな空力特性の為、操縦にはそれなりの技量が必要。

本来は大気圏内では、機械疲労やパイロットの生理的限界、潤滑油の耐久時間のみに制限された無限に近い航続力を持つ熱核反応タービンだが、「慣性&重力制御装置の常時稼動」による膨大なエネルギー消費率の為に、1回のHBT【英語版ではProtoculture】で飛行可能な航続時間&距離は従前の熱核反応タービン機より大幅に制限されている。

Legioss 【形式番号 VFA-6 Alpha A, B, C, D, E, F, G, H, I, J, S, Z】

当初はVF-6と呼称されたが、西暦2034年に VFA(可変戦闘攻撃機)に改称された。
また、VF−6Rは、後に全機がG型にアップ・デートされ、R 型の区分そのものが消滅した。

【開発企業】

設計・ヴィッカース&クライスラー (装甲とフレーム)

・テレダイン・コンチネンタル (航空機アレンジメント)

・ロックウェル・インターナショナル」 (搭載ミサイルと搭載ベイ)

・ベル・ヘリコプター・テキストロン  (ガゥオーク形態変形パターン&ホバリングノズル)
製造 ヴィッカース&クライスラー(60%)

テレダイン・コンチネンタル(40%)
機関P&W(プラット&ホイットニー)社

ターボ・ユニオン社

※「ヴィッカース&クライスラー」は旧時代におけるMBR-04「デストロイド・トマホーク」及び同系統の主力開発企業。「テレダイン・コンチネンタル」は旧時代において「クラウス=マッファイ社」と共同でMBR-07「デストロイド・スパルタン」を開発した企業。また旧時代のVF-1Aバルキリー(量産型)の共同開発企業であり、航空機設計の経験もある。
※一部資料では企業名に配慮し「ビガース」&「クラウラー」とする表記もみられる。

→ ターボ・ユニオン(Turbo-Union)→ MTU/チュルボメカ/ロールス・ロイス合弁企業体

【解説】

VFA-6系列は、これまでの可変戦闘機 VF-1「バルキリー」、「VF-4 ライトニング」、VF-7「シルフィード」等とは根本的に異なった 構想で開発された。

インビッドには、これまでのゼントラーディ、Tirorian(ゾル人≒プロトカルチャー達の末裔) とは異なり、人類の戦術の常識が通用しない こと、彼らインビッドが「Protoculture」の放出に極めて敏感なセンサーを持つこと、そしてアウトレンジという概念を持たない稚拙な戦術ながら、その圧倒的な数量に対抗するには、機動力こそ優秀だが、攻撃力・航続力に劣る「VF-1 バルキリー」、中・長距離ミサイルとビーム砲装備で、攻撃力・航続距離に優れるが、機動力と接近戦能力に不足したVF-4 A/B/C/D/S/G 「ライトニング 」では、各部門の性能はともかく、総合的な対インビッドへの戦術適合性に欠けていた。

また、A.S.C(Army Of Southern-cross)の主力であったVF-8「ローガン」は、余りに小型(全長6.29m)過ぎて発展性に欠け、VFH-10 A / B「オーロラン」(AGACS/AJACS)では、「ガゥオーク形態」が廃止され、大気圏内でしか使えない「ヘリコプター形態」となっていることから、宇宙空間では、機能的無駄が多すぎた。

VFA-6と同時代設計の VF-7 A/B/C/D「シルフィード」が「VF-4 ライトニング」の前記の長所を生かしつつ、小型化、本機「VFA-6」に勝る『対艦重ミサイル攻撃能力』、VF-4の欠点であった大気圏内機動能力の復活、非可変の制空型を生産可能な柔軟性を示しながら、「風の精」(sylphide, sylpheed)の名が示すとおり、大気圏内の戦術空軍向けの設計で、大気圏外能力は付加的であった。

しかし、いずれの機体も「1対多数」の数量で圧しながら「近距離近接攻撃」に盲従するインビッドの戦闘持論の前では、マルチロール機能面で不安があったり、インビッドの対抗戦術について適合しなかったりで、その能力を生かせなかった。

このため、VFA-6シリーズは、およそ50年前の F/A-18 E/F 「スーパー・ホーネット」戦闘攻撃機にみられるような、マルチロール・ファイター化を目指すと共に、単機での性能は本機に劣るものの、圧倒的多数の敵機により取り囲まれる状況を、短射程であるが、多数のマイクロ・ミサイルをばらまく(スカッター/撒き散らし)戦術で殲滅し、突破口を開く為に戦術特化された。

この為、VFA-6系列の機体構成は、実質的に「アンチ・インビッド専用機」といってもよい様相を呈している。

逆に言えば、ゼントラーディやTirolians(ゾル→プロトカルチャー末裔)の機動兵器や、可変戦闘機同士の戦闘では基本的に劣った性能となり、特に大気圏内飛行性能と、同航続力は、その常時駆動の慣性制御システムの莫大なHBT消費量の為、特に大気圏内で無制限の一般可変戦闘機と較べて著しく不利となる。

しかし、それは本来の目的の前では問題とならず、より完成度を高めた本当の『対インビッド機』としての完成は「シャドウ・システム」を装備したVFA-6X / VFA-6XS / VQ-6X  下位系列からといってよい。

インビッドに対する数の劣勢を少しでも補う為、携行火器の弾数増加(結果として弾数を増加の代償として短射程化)、更にはプロペラント容量減少による航続力の低下を覚悟を忍んで機体を小型化し、構造を(3形態の可変戦闘機としては)簡略化する一方、これまで「スーパーパック」や「FASTパック」の形で補われてきた航続力や攻撃力の強化パーツを、小型化の代償を充分に補う必要から、独立した専用設計の別機種「VFB-9/12S」戦闘爆撃機(トレッド)によって対応させることで、使用後は従来までは廃棄せざるを得なかった追加装備を、分離した独立の機体の攻撃力として活用出来るようになったことは、航空戦略的意義からは、数の劣勢を補い、かつ使い捨てとされていた「FASTパック」の経済性を改善した設計思想として特筆に価する。

結局のところ、VFB-9/12S込みでの生産コストは当初の予定ほどは下がらなかったものの、有効性はそれを補って余りあった。

しかし、インビッド撤退後は、その対インビッドに特化した構造、特に「シャドウ・システム」が、ハイドニット達にとっては格好の標的となり、彼等の用いる干渉波により、自嘲的に「ハイドニッドの七面鳥撃ち」と称される程に討たれ易い機体という欠陥を露呈してしまった。



Toynami Maia-Sterling VFA-6ZX(S)

【VFA-6X(S) シャドウ・ファイター 解説】

その名の通り暗いブルーグレーで塗装された第三次地球奪還軍(E.R.F.= Earth Reclamation Forces)の主力。

プロトカルチャー (資源)の放出を抑える「シャドウ・システム」を装備、インビッドに探知され難くなったステルス機である。

マニュピレーターは三本爪型に簡略化(※)され、インビットの女王の本拠地通称「巣」(Hive)と呼ばれる「レフレックス・ポイント」のシールドを破れるシンクロ・キャノン(Disruptor砲)を搭載する。

深宇宙基地「リバティ」において、マイア達はHAYDONIT(ハイドニット)らの干渉波で自爆するのを防ぐため、「シャドウ・システム」を搭載していない「スーパー・シャドウ・ファイター」(≒FASTパック装備シャドウ・ファイター)の試作機を運用し、植民船 「SDFC アーク・エンジェル」の護衛についた。



※ 但し、この仕様は大量生産の為のデチューン仕様である為、VFA-6XSや6ZXなどの指揮官用 C.A.G.(Commander, Air Group )仕様機等はこれら指揮官の強い要望で、差し戻しで通常の5本指のマニピュレーターを装備した機体も存在する。

また一般機においても現地部隊の判断で VFA-6I(イオタ)を返納時に手首ユニットを取り外して返納し、-6S型に上記手首を現地整備隊の即席改造キットで換装した機体も相当数に及び、この事実からも、この簡易化「カギ爪仕様」は相当に不評であったようである。

製造元に返納された旧型には「手首の無い」機体や「頭部ユニット」の無い首無し機体が多数散見され、受領した現地回収解体工場のスタッフは本社の全部品を回収するようにとの指示を苦笑いしながら無視したとの記録もあり、おそらく現地部隊との間で調整があったものと思われる。


【VFA-6S】(有人機)


【VQ-6S ASAVAN (aka 'Shadowdrone')/ VQ-6X】(無人機)

なお、本項目の本題では無いので詳述しないが、VQ-6X「アサヴァン・シャドウ・ドローン」(VQ-6X ASAVAN SHADOW DRONE)についても言及する。

無人型(頭部・首の無い)レギオスで、自動的に動目標を探知して攻撃する無人兵器。
それまでのQF-3000EのようなVFの補助戦力ではなく、VFA-6のパイロット不足の現況を打破し、同格の主戦力として機能すべく設計された。
そのため、運用上の様々な制限が無くなるため、有人型以上の高性能を追求している。
武装はシンクロ・キャノン(Disruptor砲)の他、左右の胸に24発ずつのミサイルが搭載されている。
当初は敵味方を識別する能力に劣り、自軍の機体や兵員を敵と誤認した上での同士討ちの事故が発生、ジャニス(J.A.N.I.C.E)の「自律思考A.I.」を簡略化したものを搭載することで、ようやく実用化の目処が立ったのが現状である。

【単座型・寸法】

戦闘攻撃機形態 ガゥオークバトロイド
全長10.25m8.0m -
胴体本体厚- - 5.25m
全高   4.60 5.72m8.75m
胴体前後幅-- 5.25m
全幅   -4.84m 4.84m
翼幅   8.20 - -

乾燥重量16.85 t ( A, B ,C 型)

17.05 t (E, F 型)

16.70 t (G, I ,Z 型)

17.15 t (S 型)

【複座型・寸法】

戦闘機形態 ガゥオークバトロイド
全長12.50m10.25m -
胴体本体厚- - 5.50m
全高   4.60 5.72m9.00m
胴体前後幅-- 5.25m
全幅   -4.84m 4.84m
翼幅   8.20 - -

乾燥重量17.60 t (D 型)

18.35 t (G, J 型)

【性能緒元】

A. 戦闘攻撃機型態【6A, -6B, -6E, -6F】
最大速度 1, 890kph(マッハ2.1) →(高度18,000mにて)
海面速度 970kph
ストール(失速)速度 182kph(VTOL効果外)
初期上昇率 毎分20,000m以上
実用上昇限度 26km(26,000m)

【-6C】
最大速度 2,160kph(マッハ2.4)→(高度18,000mにて)
海面速度1,150kph (マッハ1.2)

【-6D, -6G】
最大速度1,845kph(マッハ2.05→(高度18,000mにて)
海面速度920kph

【-6H, -6I, -6S】
最大速度2,070kph(マッハ2.30→(高度18,000mにて)
海面速度1,100kph (マッハ1.05)

【-6J】
最大速度2,025kph(マッハ2.25→(高度18,000mにて)
海面速度1,050kph (マッハ1.00)

【-6Z】
最大速度2,250kph(マッハ2.50→(高度18,000mにて)
海面速度1,200kph (マッハ1.30)

EWAR/ELINT用: VE-6E イージス(Aegis/ギリシャ語:『Αιγίς 』)。 【A型:単座 / B型:複座】

AN/APG-98・探知範囲:650 マイル (1045.85km、宇宙空間ではこの値の3倍)。

・追尾識別限界: 最大550の個別目標。

・通信限界距離: 800 マイル (1287.2km、宇宙空間ではこの値の3倍)。

遠隔測定 限界: 600 マイル(965.4km)。
AN/ALQ-227・妨害範囲: 150 マイル(241.35)。

・妨害効果:センサー探知距離の −50%、探知装備能力妨害の −25%。

・電子欺瞞(Spoofing)範囲: 150マイル(241.35辧法
★イーウォーEWAR:Electronic Warfare ):電子戦
★エリント(ELINT:ELectronic-INTelligence):非通信用(レーダー等)の電磁放射からの情報収集と諜報活動。
★電子欺瞞(Spoofing):「電子偽装」、或いは「(電子的な)成りすまし」と翻訳する資料もある。
VE- 9/12「ストーカー」(Stalker)と、VFA-6J(複座型レギオス)の結合ユニットに比較すれば、
電子処理人員能力(マンアワー)で劣るが、それでも、時代が新しい分だけ、より先進的な電子機器を用いて、処理能力の格差の減少に成功している。


B. ガゥオーク形態:

【-6A, -6B, -6E, -6F】
最大地表速度(高度10m)665kph
ストール(失速)速度 0 (VTOL)
実用上昇限度15,000m

【-6C】
最大地表速度(高度10m)750kph

【-6D, -6G】
最大地表速度(高度10m)650kph

【-6H, -6I, -6S】
最大地表速度(高度10m)680 kph

【-6J】
最大地表速度(高度10m) 670 kph

【-6Z】
最大地表速度(高度10m)775 kph




(VFA-6 H/I 型 までのバトロイド形態操縦パネル)

C. バトロイド形態:

【-6A, -6B, -6E, -6F】
最大走行速度 110kph
最大ジャンプ飛行速度 304 kph(高度10m)
絶対上昇限度 200m

【-6C】
最大走行速度 125kph
最大ジャンプ飛行速度345 kph(高度10m)
絶対上昇限度 300m

【-6D, -6G】
最大走行速度110kph
最大ジャンプ飛行速度300 kph(高度10m)
絶対上昇限度200m

【-6H, -6I, -6S】
最大走行速度 120kph
最大ジャンプ飛行速度 312 kph(高度10m)
絶対上昇限度 200m

【-6J】
最大走行速度 120kph
最大ジャンプ飛行速度 310 kph(高度10m)
絶対上昇限度 200m

【-6Z】
最大走行速度 140kph
最大ジャンプ飛行速度 348 kph(高度10m)
絶対上昇限度 300m

D.その他
戦闘半径(宇宙空間)内部反応プロペラントのみの総デルタ値 -v 1.8 kps。(-6C/-6Zは1.0 kps)。

宇宙空間用に「4.1kpsデルタ-v」のためのプロペラントタンクを装備可能。(F形態からの変形時投棄)
設計許容加速度(G範囲) +11.5G / -5.0G (9.5G /コンピューター・オーバーライド時)
反応剤供給間隔 250時間の運用毎に交換

【エンジン】

(VF-6A, -6B, -6D, -6E, -6F, -6G )
主推進機2基のP&W-JG95A型のインターミックス・可変サイクル融合エンジン。最大出力(各基):118 kN。
副機/補助動力(APU)4基の「ターボ・ユニオン」ATF-401(AUX)ミニチュアライズド・反応プラズマエアー&反作用インターミックス・タービン。

2基は後部上方に置かれ、残り2基は胴体後部に配置。各46.9kNの定格出力。オーバーブースト時で各91.1 kN.(2分)

(VF-6C)
主推進機2基のP&W-JG98型のインターミックス・可変サイクル融合エンジン。最大出力(各基):129 kN。
副機/補助動力(APU)4基の「ターボ・ユニオン」ATF-401(AUX)ミニチュアライズド・反応プラズマエアー&反作用インターミックス・タービン。

2基は後部上方に置かれ、残り2基は胴体後部に配置。各49.8kNの定格出力。オーバーブースト時で各91.1 kN.(2分)

(VF-6H, -6I, -6J, -6S)
主推進機2基のP&W-JG97M型のインターミックス・可変サイクル融合エンジン。最大出力(各基):137kN。
副機/補助動力(APU)4基の「ターボ・ユニオン」ATF-401(AUX)ミニチュアライズド・反応プラズマエアー&反作用インターミックス・タービン。

2基は後部上方に置かれ、残り2基は胴体後部に配置。各46.9kNの定格出力。オーバーブースト時で各91.1 kN.(2分)

(VF-6Z 型)
主推進機2基のP&W-JG99型のインターミックス・可変サイクル融合エンジン。最大出力(各基):153kN。
副機/補助動力(APU)4基の「ターボ・ユニオン」ATF-401(AUX)ミニチュアライズド・反応プラズマエアー&反作用インターミックス・タービン)。

2基は後部上方に置かれ、残り2基は胴体後部に配置。各49.8kNの定格出力。オーバーブースト時で各96.5kN.(2分)

「ターボ・ユニオン社」→ MTU/チュルボメカ/ロールス・ロイス合弁企業体。


【共通】

P&W FE-97A ファースト・ステージ・インテーク・ファン2基。押し込み空気圧を主推進機、補助機関とVTOLエンジンへ供給する。
姿勢安定装備全環境での機動と 高度/姿勢調節および安定用に組み合わせた、小型反応スラスター、及び、姿勢制御ジャイロを装備。

【反応剤&プロペラント】

動力源 2基の「RRL-2P」超小型「プロトカルチャー (資源)電池・エネルガイザー (energizer)」
反応剤搭載数16本の プロトカルチャー (資源)標準キャニスター(小缶)。
武装用反応剤1本のEP-13/EU-13 ガンポッド用のプロトカルチャー (資源)キャニスター(小缶)(適用可能な場合)
プロペラント9.8 リットルの融合エンジン用のD2O(重水)プロペラント。

【電子装備】

レーダー・トラッキングウエスティングハウス社APG-10、X帯域の球状のパルス・ドップラー・中距離レーダー。
光学トラッキングフィリップス社「All-View」多波長・全方向・デジタルカメラ・システム。

中距離全姿勢、全高度の赤外線及び光学イメージ・紫外線帯の探知および追跡(トラッキング)装置。
指示器トムソンLT-5 多波長・レーザー光波測距儀とレーザー目標指示装置(ディジネーター)。

★Xバンド:8GHZ〜12GHZ 軍事通信・気象衛星・地球観測衛星

パルス・ドップラー・レーダー
(Pulse Doppler Radar)
レーダーが受信した信号にパルス連続処理とドップラー処理を加えるもので、ミキサーとバンドパス・フィルターを使用して目標物からの反射以外のものを排除するレーダー。地上や海面のクラッターなどを除去できる。

ドップラー技術を使用することで、目標の接近率を知ることもできる。


【戦術上電子戦システム(TEWS)】

・エレクトロニカ・レーダー警告レシーバー(RWR)
・OlDelft社 の赤外線警告レシーバー(IRWR)
・ウェスチング・ハウス ALQ-242(V) 【機能制限版】アクティブ/パッシブ・ジャマー
・チャフ・ディスペンサー(散布器)
・フレア放出器

特別仕様 VF-6G (偵察/ワイルド・ウィーズルバリエーション)に搭載される。

《ホランド・シグナル・偵察パッケージ:型用》

1: テキサス・インスツルメンツAPG-137合成開口レーダー
2: カール・ツァイス・マルチバンド・オプティカルデジタルカメラ
3: トムソン放射線センサーと運動センサー
4: ヒューレットパッカードオンボードオートマチックデータ解釈システム。

特別仕様:VF-6J(偵察/ワイルド・ウィーズルバリエーション)に搭載される。

《ホランド・シグナル・偵察パッケージ:型用》

1: テキサス・インスツルメンツAPG-139合成開口レーダー
2: カール・ツァイス・マルチバンド・オプティカルデジタルカメラ
3: トムソン放射線センサーと運動センサー
4: ヒューレットパッカードオンボードオートマチックデータ解釈システム。


【典型的な新型(VF-6H+)用追加探知装置スイート】

《レーダー追跡》
ヒューズAPG-111球状・パルス-ドップラー・Xバンド・レーダー。

全高度で目標の長距離探知と追跡。

【VF-6S のみ】
ヒューズAPG-115 UWB パルス-ドップラー・フェーズド・アレイ・レーダー全球・長距離探知&追跡。特別な『ステルス』パッシブ・モード装備。
★ UWB = Ultra Wide Band (超広帯域)

(光学追跡)
フィリップス・「All-View」マルチバンド・デジタルカメラシステム中距離全範囲・全帯域赤外線イメージング、光学&紫外線帯。探知&追跡)
トムソン LT-6 多重周波数レーザー距離測定器 & 目標指示器(デジネーター)

【戦術電子戦システム (TEWS)】

・エレクトロニカ・レーダー・警告レシーバー (RWR)
・オルデルフト(OlDelft)・赤外線警告レシーバー (IRWR)
・ウェスチング・ハウス ALQ-250(V) アクティブ・センサー・ジャマー
・チャフ・ディスペンサー (散布器)
・フレア放出器



(VFA-6 H/I 型 までの操縦パネル)




【「シャドウ・システム」搭載機。画像は「マイア・スターリング」中佐(スカル大隊四代目隊長)機】

電子マスキング(ステルス化)システム【VF-6Sのみ】

RRG Mk.2 シャドウ(Shadow)・電子偽装/掩蔽(クローキング)装置4次元歪曲場ド発生機(generator)。

プロトカルチャー (資源)放射の位相変位隔離(phase shift-down)と減衰能力。
RRG Mk.3 電磁(EM)吸収スキン・カバー(外装遮蔽被覆)平行電磁(EM)放射線、及び紫外線波長帯域の放射・各種重力波を強力に吸収し、或いはこれらの周波帯域で微弱に放射するのみとする。

Electro-Magnetic radiation :平行電磁(EM)放射線


(VF-6S の近代化された計器パネル)


【武装】

《火器》



マーズ・ギャラント(MARS GALLANT)

GU-13

三砲身ガトリング・35mmガンポッド
×1。

ガンポッド及び分離不可能な弾倉自体に格納された毎分2,000発の発射速度でのガトリング型式での一斉射撃が可能。弾丸の総量は600発。

供弾は、タングステン・コーティングされた劣化ウランの装弾筒付徹甲弾(そうだんとうつきてっこうだん)Armor Piercing Spin-Stabilized Discarding Sabot (APSSDS)で、※徹甲榴弾〔High Explosive Armor Piercing (HEAP)〕と曳光弾を一定割合で混合。

この火器はインビッドには効果的だが、それ以外には威力不足で、例えばサザンクロス軍ではあまり使用されなかった。

※徹甲榴弾:HE-AP(又はAPHE)弾の事。
徹甲弾の内部に炸薬を入れたもので、敵の装甲を貫いてから内部で爆発する弾種。着弾から時間差で爆発させるため底部に信管を設けてある。
第二次大戦での艦船の主砲弾で、大口径砲では構造が簡素な割りには高性能だが、小型砲では炸薬の量が少なく、あまり効果的ではないため現在あまり使われない。但し航空用機関砲では未だ現役である。


(選択装備)

マーズ・ギャラント(MARS GALLANT)

EP-13

三砲身ガトリング・80mm粒子ビーム・ガンポッド''
×1。

全自動モード(ガトリング方式)で170発射/分。又は半自動式のモードで1発/秒で同時に全3本の同時発射モードを選択可能。

この火器はそれ自身専用の「プロトカルチャー (資源)電池・蓄電器/コンデンサ(capacitor≒キャパシタ)列が『弾倉』にあり、それぞれのモードで 8.2 MJ のパルスを発生可能。

この武器(GU-13のそれと同一の砲外装に組み入れられるので、外見上の区別が困難)は、遠征艦隊によって2025年に開発されたが、2026年まで広く使用されることは無かった。2031年までに、EP -13は、遠征艦隊の目録の主要な火器として、GU-13に完全代替した。

武器は、ファイター形態で、そして、ガウォーク形態とバトロイド形態では「手」で翼付根下に保持される。



(選択装備)

マーズ・ギャラント(MARS GALLANT)

EU-13

かく乱(destabilizer/ディスタビライザー)砲
×1。

(2043年以後。運用側のパイロット達の通称名は「シンクロ・キャノン」)

インビッドのシェルのシールドを打ち破る為に、特に開発された。3MJの出力による原子核内粒子ビーム銃は、最高30回/分を燃焼することが可能。

ガンポッドはそれ自身の専用の「プロトカルチャー (資源)・キャニスター(小缶)」からのエネルギー供給により駆動するが、機体本体からの出力供給を使用して発火することも可能。

その大きさの為、戦闘攻撃機形態では、上部の副機エンジン/ミサイルパイロン間の回転移動式ポイント【旧型では此処に「追加のミサイルポッド」がオプション設置可能だった】に固定される。

粒子は力場に特定の分裂をさせる効果があり、一定の成功確率で、高次元力場の一時的なローカル機能((局所的な機能)停止を可能とする能力を持つ。

一方、低次元力場ならば、完全にショートさせることが可能である。


《ミサイル》

AIMMS アルファ・インテグラル・マルチ・ミサイル・システム×1基。

60発の内蔵の可変〔弾種換装可能の意味〕弾頭は、短射程(その射程は弾道軌道で8.2 km、直射軌道では僅かに3.5 km)、マッハ 3.0で飛翔する、複合赤外線イメージャー(固体撮像素子)のアクティブ・レーダー・誘導(ホーミング)の190mm x 540mm 「ハマーヘッド」・ミサイルを装備している。

【搭載箇所】

(F = Fighter、G =ガゥオーク、B = バトロイド)
位置      搭載数利用可能な形態
肩(1)/計2基 各8本F,G,B
両腕(2)/計4基各5本G,B
脚外側(2)/計4基各4本 G,B
脚内側(1)/計2基 各4本 F,G,B


【190mm x 540mm 「ハマーヘッド」短射程ミサイル】






(E型 以降の全型、-6Zを除く)

GRL-4×2基。

頭部側面に組み込まれる2本のチューブ型・ロケット発射装置。

各々の発射装置は、合計4本の2つの76mm×180mmの タランテラ(Tarantula) LLLTVとレーダー誘導ミサイルを保持する。

各々の発射筒は、1回/秒で発火可能。

ミサイルはThermite(テルミット)弾頭を使って、 1.1km.のこれらのミサイルの射程が全形態で利用可能。この砲床は土壇場の防御としてしばしば使われる。

★【LLLTV】《 low light level TV 》:低光量テレビ。微細な光にエネルギーを与えて可視まで増幅する装置。銃砲の目標追跡装置などに使う。



(選択装備)

1箇所のハード・ポイント
バトロイド及びガゥオーク形態の左肩、戦闘攻撃機形態で機体上面のエンジンポッド間に装着可能な、全形態で利用できる「SRL-8」8発射筒「ハマーヘッド」発射装置ポッド。

このオプションのランチャーの使用は、EU-13 ディスタビライザー砲(2043年以後。通称「シンクロ・キャノン」)の使用を禁止する。



【190mm x 540mm 「ハマーヘッド」短射程ミサイル】

(選択装備)

アーマー・サイクル

保管ポッド
R, D, G, J 型は機体内部に「アーマー・サイクル」保管容積を持たない。

その空間は以後の型で外部装備になったセンサー類の搭載に充てられている。

この為、必要に応じて、「SRL-8」ミサイルポッドに準じた形状の、幾分小型の「アーマー・サイクル」保管ポッドを装着する。

H/I型以降は、それまでの旧型のセンサー容積であった機内容積がそのまま「アーマー・サイクル」の

格納場所となり、保管ポッドを外部装備する必要が無くなった。

反面、収納式センサー・ポッドの為に、~ただでさえ短い宇宙空間での航続力は更に悪化し、

VFB-9/12トレッドの支援がこれまで以上に必要になった。

【他の任務に関連するポッドを、下記のハード・ポイントに装備可能】
2基のコンフォーマル・ハードポイント(インテーク前方下部)三連「MER」ランチャー(260mm x 1.2m )「ダイアモンド・バック」 MRMs。

【このMER ランチャーは、バトロイド形態時に脚部ユニットと干渉する為、変形に先立って廃棄・排出される必要がある。
単装の(430mm x 2.05m/2.45m )デリンジャー(Derringer) LRM.このデリンジャー・システムを装着中は、その直径の為、ランチャーの発射&投棄までは、本機を戦闘機形態に制限する。(装備中は航空機形態のみ)
爆弾ラック各種通常爆弾、レーザー誘導爆弾を搭載可能。
多種の任務用の追加ポッドEW(電子警戒)又は偵察用センサーポッド 装備可能。

【装甲】
装甲は VQ-6A バンダル (VFA-6レギオスの無人型)以降の全ての地球製機動兵器の規格になった新開発の低用量大規模複合材料チョバム(Chobham)装甲板である。 また、発射体、ミサイル、および他の機動兵器に対して提供された相当な保護に加えて、この装甲もプラズマ球(破壊半径)、レーザー、およびある程度の粒子銃砲に抵抗力がある。装甲がそのような高エネルギー兵器から照射を受ける層で剥離して気化することで耐え得ること、発射された兵器のエネルギーの多くを吸収し、装甲の潜熱や昇華熱に変換する。

装甲は、全ての小火器や歩兵火器、例えば12.7mmの機関銃弾等を止め、および軽機動兵器の標準的な固定火器に耐え、中型の機動兵器装備の標準的な火器への良い抵抗を提供する。重機動兵器に装備されるような、例えば VF-1バルキリー(Valkyrie)のヒューズ・GU-11/55mm三連ロータリー滑腔(smooth-bore)ガンポッドのAPFSDS弾丸、VHTタンク系に装備のラインメタル105mmの無旋条砲弾丸については不十分ながらある程度の抵抗力を有する。

VF-6A,-6B,-6C,-6D 型の装甲は、これより後期VF-6より幾分劣っている。
これはこれらの型に「SWAGエネルギー転換装甲」が全く装備されていないことに一因がある。
上記の初期型は全ての外皮の構造強度を原子物理結合のみに頼っていたが、さすがに無理があり、上記以降の型では向上した出力の余剰分を生かして、脚部関節付近、腕基部付近、センサー部をのぞく頭部(センサー直近はノイズの影響を排除出来なかったので有効化されていない。この辺りにも上記装甲の応用に対する、ヴィッカース&クライスラー、テレダイン・コンチネンタル社の上記技術への経験不足が影響している。

なお、この「SWAGエネルギー転換装甲」の採用の遅れには、旧デストロイド系開発企業の設計故の自負と、VF-1の開発企業の「中島重工業」及び「ベルコム」両者が開発に関わった企業以外への上記技術提供に対し、特許条項に「開発企業への追加費用の支出」を規定しており、この特許が切れるのを待っていた為でもあるが、それ以上に、大気圏内でその空力的洗練の不足意を補う為に、全慣性質量の30%を支える為に、常時駆動させる「慣性制御」装置・「重力制御」装置に出力を取られていることも影響している。

機体は、放射線からの完全な防護、生物もしくは化学戦災害に対して、オーバープレッシャー(過剰圧力)コックピット環境を使用する。これは放射線、そして化学センサーによって起動され、又は生物戦的状況が予想されるとき手動で起動される。内部消耗品供給は最高1日の大気を提供することが出来る。
(値はパイロット生物的活性時のもの:睡眠待機時は左記に加えて多少の余裕あり。)

左より、核兵器・生物兵器・化学兵器(毒)の標識

【本解説】

VFA-6シリーズ戦闘攻撃機は、おそらく既知の宇宙空間を主眼とする汎用機の中では、最も効果的な制空&対艦用軍用機である。

RDF深(外)宇宙遠征艦隊の要求した「高い性能を維持しながらも、インビッドの数に対抗する為に、高効率の生産が可能な量産性を有する」という指示項目から生じた。

設計構想の起源は2011年に開始され、当時の宇宙航空隊の主力機として設計された「VF-4A サイレーン」(Siren)【後に内蔵ミサイルを事実上廃止し、可変構造を再設計した「VF-4 ライトニング 」(Lightning)とは区別される】の思想に多くの影響を受けた。

この思想とは即ち「機体内部に大量の中・長距離ミサイル(これは実際には対インビッド用として短射程となった)を内蔵し、外宇宙での遠征艦隊の多種多様な任務の為に、最前線で主力のマルチロール・ファイアー、多目的戦闘機として就役させることを狙っていた。

2015年3月には前記開発企業は「VX-6」無人型の導入を見た。この非変形航空機は、当初、後のレギオスの為に、空気力学的設計能力を試験することを目的とした。

しかし、その性能に感銘したRDF空軍は、その主な用兵者であるREF遠征艦隊の制式決定前にも関わらず、飛行隊の多くで老朽化していた「QF-3000E ゴースト」全領域迎撃戦闘機を代替する為に、上記の機体に武装化と当時の無人化パッケージを搭載して、700機もの生産を命じた。

VX-6の上記の仕様を整えた型は「VQ-6A/B/C ヴァンダル」と称されて、2016年から2030年までUNAFと遠征艦隊軍【Expeditionary Forces(EF)】に就役した。

一方で「レギオス」の、最初の「完全変形可能」な生産型は、2017年5月まで完成を引き延ばされた。
これらは後に「VF- 6A」と称された。

飛行機は優れた操作性と武装を備え、しかしながらその航空電子工学(アビオニクス)パッケージは、その時代の最新の基準には適合しなかった。

それにも関わらず、初期型は、折りしも「インビッド」のハイヴ(巣)からの大規模な襲撃を受けた、外(深)宇宙艦隊の切迫した要求により、当初は地球圏で、後には近郊殖民惑星や、占領したTirolian達の接触文明人の惑星で、現地民の徴発による生産人員と工場設備の補充を行いながら数千機もの単位で大量産が掛けられ、統合防衛航空軍(UNDF)空軍&宇宙軍と海軍によって、更には、遠征艦隊惑星(治安維持)軍(EF Planetary Forces)と同艦隊の幾つかの宇宙空間での作戦に従事した。

「レギオス」は、とりわけ優れた多目的な「対地攻撃機」兼「制空戦闘機」である。
遠征艦隊惑星(治安維持)軍(EF Planetary Forces)の用兵側によるこれらの役割の為に、遠征艦隊(EF)海軍による対艦宇宙戦闘機としても用いられた。

レギオス(Alpha)/トレッド(Beta)「Legioss」の組合せが、前方固定の重ビーム砲と重対艦ミサイルを備えながらも、「インビッド」の大量の数による波状攻撃と特異な戦術には特に適合していたとは言えず、苦戦していたAF-1「ヴァルター」に代替を始め、艦隊防衛における「レギオス」&「トレッド」は、2030年代中頃までには更新を終了した。

当時の「レギオス」は、その全領域の書類上の項目にも関わらず、未だ真の大気圏での汎用性(trans-atmospheric)を持ち得ていなかった。しかし、機体が一旦宇宙空間戦闘に持ってこられたならば、素晴らしく機能した。

短射程ミサイルと主砲のその印象的な配列から受ける印象の通り、「レギオス」は前世紀の戦闘攻撃機(F/A-18等)による飛行中隊の規模と同等の火力&攻撃力を持っていた。

そして、その多用途性は、それが3形態の可変戦闘攻撃機であるという事実によって更に改善される。

とりわけ「デストロイド」譲りのバトロイド形態は信頼性と堅牢性に優れ、圧倒的多数の異星生命体の身に着ける外殻シェル「イーガー/グラブ/ガーモ/ゴース」(Eager/Grab/Garmo/Gorth)に取り囲まれた場合に於いても打ち勝つ可能性を秘めている。

VF-6A, -6B, -6C,と -6D 、これらは旧型のレギオスで、およそ2026年までには、後の型と完全に交代した。

VF-6A, -6B, -6C, と -6D には、JG95Aが主機 (それはVFH-10オーロランAGACS/AJAXと実質的に同一の)である。

同様に、バトロイド形態と戦闘攻撃機形態のACS【兵装コントロールシステム(Armamemt Control System)/ACS 共通型機上センサー (Aerial Common Sensor)】システムは、レギオスの次世代機より多少不活発だった。

さらに、目標と脅威の検知器は、-6A、-6B、-6Cおよび-6Dモデルでは、それほど強力では無かった。それは、後のレギオスのガゥオークとバトロイド形態での右肩にマウントされる高度なセンサー/ECMポッドを欠いていた。

VF-6Aの導入のすぐ後、新しい試験的な空力整形の洗練されたバトロイド用の頭部(大気圏内での作戦により適合した)が導入され, この型は後にVF-6Cとして知られることになる。

この型は、大気圏内での使用の為に最適化される副機の2基のセットに対応する為に、反応剤の多数の保管空間のかなりの容積を犠牲にした。

残念なことに当時の小型化技術は再設計された頭部に、オリジナルと同一の電子器材の搭載を許さなかった。

そして、問題はJG-96エンジンで生じたので、VF-6Z(ゼータ)の後に復活するまで、この試みはわずか1ダース程の生産をしたのみで断念された。

後に新型センサー/ECMポッドは、VF-6E/-6F/-6Gの各変型の、より改善された装甲を構成するために利用される右肩の襟部分に取り付けられた。更なる改善は、同様に基本的な電子機器・スイート(統合体)になされた。

VFB-9/12 Beta「トレッド」が2018年に開発され、2022年にテストされ、その結合にトレッドを提供することが決定したとき、プロトタイプ「レギオス」戦闘攻撃機に広範囲な修正を実行することが必要になった。

トレッド」が生産に達した時点以降、VF-6H(エータ)/-6I(イオタ)は、これらの結合を前提に開発された。

しかしながら、旧型のA〜E型5つの型は、2040年代に於いても未だEF(遠征艦隊)においてまだ現役だった

VF-6I(イオタ)は標準的な遠征艦隊向け(EF)の型だった。それは最高の戦闘コンピュータの幾つかと、全ての最近の航空宇宙機の射撃管制を持っていた。

さらに性能の向上した、新型JG97エンジンを含んだにも関わらず、新世代の技術で重量を減らせた。
VF-6H型指揮官型・イオタ(-6I)は、より改善された「C-3-I」指揮統制システムを持っている。

C-3-I軍隊の効率的な運用を行うための概念を現す言葉。

「シーキューブドアイ」とも読む。

Command(指揮) Control(統制) Communication(通信) Information(情報)の機能を統合し、軍隊の能力を今まで以上に発揮しようというコンセプトである。

頭部の再設計(以前の古いVF-6Cの概念に基づく)をみて、エンジンのアップグレードを含んだけれども、VF-6Z(ゼータ)は、以前に断念された問題を解決した以外は、過去の-6Cの概念とほとんど同一である。

頭部の電子的構成要素の多くが、2030年代後半までにかなり小型化されることが可能になったので、実験的な頭部を容積確保の為に、空力的洗練の後退を忍んで再設計するという不利は解消した。

古い-6Cの概念の復活、改善された正面の立体的なイメージング(撮像&画像処理)の為に、頭部の修正は頭上後部に更なるデュアル・立体・光学センサーを置いて、それらの間での分離間隔を増やした。

この改善の働きも、主な光学センサーの周辺で、頭部動作と視野を改善した。
さらにまた、-6Z(ゼータ)の頭部は、戦闘攻撃機形態での安定性向上の為に、小さな腹部(ベントラル)垂直安定板で増加された。

これらの全ての改善は、レギオスのこれまでの型に於いて、取り分けパイロット達に不評だった、『大気圏内での飛行性能』を向上させる為に考えられた。

インビッドにおける戦術では、バトロイド形態での見張りと脅威発見(索敵)は各種センサーやレーダーによる探知よりも、より良い光学的な視覚獲得と照準に依存する。それは深宇宙の暗い空間において、より重要であった。

これらの理由から、大部分の-6Z生産は、遠征艦隊惑星(治安維持)軍(EF Planetary Forces)の各飛行隊に割り当てられた。
さらに、戦場の現地整備部隊用の新型「-6Z(ゼータ)型・頭部変換キット」(エンジンは旧型のままで)は、就役中の一般用-6I(イオタ)に-6Zの任務を行わせる為に、早くも2042年に作り上げられた。

しかしながら、この-6I(イオタ)型の改善頭部の全面換装は計画されたが、就役中の圧倒的な数の残りのレギオスの全てに、この頭部換装が2050年代まで行われることが無いのは明らかだった。

これらの-6H/-6I以降の最新モデルのレギオスは、さらに降下作戦で惑星表面に降下又は不時着したパイロットを支援する為に「サイクロン緊急降下車両」(いわゆる「MOSPEADA」: Military Operation Soldier Protect Emergency Aviation Dive AutoMotoslave)の包含を見た。
これ以前の旧型は、緊急車両を収納する為に、収納ポッドを肩のハード・ポイントに装着しなければならなかった。 それは惑星の特殊部隊の作戦に通常制限された。

VF-6D/G/Jモデルは様々な生産世代に関連したEF(遠征艦隊)により用いられた複座の戦闘訓練機だった。
レギオス・シリーズの小柄な機体に関する重量増加に伴う機動性の等価損失を覚悟した上で、これらのモデル遠征艦隊(EF)の戦場近接偵察/ワイルド・ウィーズル(Wild Weasel)任務機としても使われ、広範囲な探知器材も備えている。これらの重量による代償を考慮してもなお、それはまだ十二分に有能な戦闘攻撃機だった。


(VF-6S の近代化された計器パネル)

遠征艦隊(EF) の最新型はVF-6Sと呼ばれるステルス・型であり、「シャドウ・ファイター」(Shadow-fighter)というコードネームを持つ。

この型は、この戦闘攻撃機を非常に近い範囲を除いて、インビッド(Invid)に対して、殆ど目、そして彼らの知覚センサーにとって不可視とする熱署名を抑えるために、その設計と同様にインビッド・センサーからのプロトカルチャー (資源) 放出をクローキング(覆い隠す)シャドウ・テクノロジー(影の技術)を取り入れた、立派な-6I(イオタ)設計のアップデートだった。

また、検知機器の各種電磁波&赤外線ほか各種放出の減少と、検出度増加を両立させる為に、センサーシステムをアップデートした。

目に見える顕著な相違は、以前の型の5指を備えた手首に替わる、(※)3本の鉤爪(カギ爪)、鼠蹊部(そけい部)反動推進エンジンの省略、それまでの真円形のインテーク断面から、切断面を持った楕円形の、メイン・エンジンインテーク(空気取入口)と装備位置にある。

※ 但し、この仕様は大量生産の為のデチューン仕様である為、VFA-6XSや6ZXなどの指揮官用 C.A.G.(Commander, Air Group )仕様機等はこれら指揮官の強い要望で、差し戻しで通常の5本指のマニピュレーターを装備した機体も存在する。

また一般機においても現地部隊の判断で VFA-6I(イオタ)を返納時に手首ユニットを取り外して返納し、-6S型に上記手首を現地整備隊の即席改造キットで換装した機体も相当数に及び、この事実からも、この簡易化「カギ爪仕様」は相当に不評であったようである。

製造元に返納された旧型には「手首の無い」機体や「頭部ユニット」の無い首無し機体が多数散見され、受領した現地回収解体工場のスタッフは本社の全部品を回収するようにとの指示を苦笑いしながら無視したとの記録もあり、おそらく現地部隊との間で調整があったものと思われる。


英語版解説(VFA改称の後期型以降)

【関連項目】

  • トレッド 【 形式番号 Beta VFB-9/12 A/B/S型 】


2010年08月08日(日) 22:24:32 Modified by yui1107

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