とりあえず現段階でのまとめ

84 出し物1 2011/01/15(土) 00:36:09 ID:EZfYFddn
とっても小ネタです。


「では、始めさせていただきます」
爽子は制服のジャケットを脱ぎ、丁寧に畳み一礼をした。
「あ、はい!よろしくお願いします」
風早も姿勢を正して爽子を見つめる。

* * * * *

「風早くんは男子大人数で出し物するんだよね?」
「…んまぁ。ジョーがはりきってるよ…」

当たり前になった二人での下校風景。
最近の話題は、いよいよ日にちがせまった修学旅行についてだ。
2日目の夜にクラス懇親会が開かれ、2-D男子数人でAKBを振りつきで歌うことになっていた。
(あんまし黒沼に見られたいカッコじゃないな…)

「楽しみだなぁ。写真いっぱいとるね!」
風早の気持とは裏腹に、爽子は胸の前で拳をつくり、目をキラキラさせている。
「まぁ俺たちのは置いといて…。黒沼たちは3人で何するの?」
「今回はちづちゃんと2人なの。あやねちゃんは今いろいろ考えることがあるみたいで大変みたい…」
2人は昇降口での出来事を思い浮かべ、納得する。

「吉田と2人でかー。楽しみだな。」
爽子の出し物を想像し、思わず顔がにやける。
が、次の一言でにやけ顔は崩壊した。
「うん。師匠が指導してくれたので!!」

「三浦が!?」
「絶対可愛いよって、お墨付きをいただきました」
一体三浦に何をしてもらったというのか。 焦りから思わず風早は爽子の手首を掴んだ。
「黒沼何するの教えて!!」
「え、それは当日までのお楽しみでないと…」
「お願い!」
85 出し物2 2011/01/15(土) 00:37:10 ID:EZfYFddn
爽子は風早に真っ直ぐに見つめられるのに弱い。
風早にお願いされたら、何を言われても断れないって思う。
「わ、わかった他の人には秘密ね」

「でも、…あのね恥ずかしいからここでは話せないな…」

* * * * *

そして、風早は自分の部屋に爽子を連れてきたのだった。
部屋に着くなり、爽子はジャケットを脱ぎ、出し物の準備をはじめる。

「ドドスコスコスコスコ〜♪」
歌いながら手をあげ、踊り出す。

(楽しんご!?)
まさかのお笑いネタに、はじめはあっけにとられた風早だったが…
(か、可愛い)
一生懸命腕を揺らし、腰を振る爽子に釘づけになる。

極めつけは…

「LOVE注入!」
ハートマークを作った愛しい彼女の決め台詞にノックアウトされてしまい、
思わず倒れ込んでしまった。

「おそまつさまでした。ど、どうだったかな」
「…だめ…」

「え、師匠には女の子がやったら絶対可愛いよって言われたんだけど、やっぱり私じゃだめか…」
言い終える前に、風早はきつく爽子を抱きしめた。
「そんな可愛いこと、俺以外の男の前でやったら絶対だめ!!」

「え、えぇ〜」
真っ赤になった爽子の頬やくちびるに、風早はキスの嵐を降り注ぐ。

「俺も、爽子に愛を注入したいんだけど…いい?」

さらにぼんっと、真っ赤になる 爽子だった。

**おわり**

93 LOVE注入1 2011/02/09(水) 01:21:06 ID:Jw/ywI9k
出し物の続きです。
11月までに、2人は体験済の設定で。



「風早くんも踊れるの?」
言葉の意味が分かっていないらしい爽子は、またきらきらさせた目で俺をみつめる。

「そうじゃなくって…」
強く口付けたままベッドに押し倒した。

「か、風早くん!?」
「爽子違うでしょ。しょーた」
2人っきりのときは名前で呼び合うのは、2人だけの秘密だ。
三浦のヤローにはなんでか感付かれていたっぽいけど…。

「…しょ、しょうたくん、あの…ひゃん!」
その言葉を遮るように耳たぶを軽くかじると、爽子の身体がびくんと跳ねた。
爽子が耳への攻撃に弱いのは、俺だけの秘密。

…そして、もう意味はわかっているはず…
「俺の愛、入れてくれるんでしょう?」
「///」

唇に、首筋に、胸元に何度も口付けをしながら、爽子の服を剥いでゆく。
雪のようにまっ白な爽子の肌が白桃色に染まっていくのを見るのが好きだ。
幾つも咲かせた赤い華は、俺のひとりじめの印。

「…は…あぁっ」
「…爽子…」
口付けの水音と爽子の甘い喘ぎ声だけが部屋に響き渡る。

局部に目をやると、甘い蜜がとろとろと溢れてだし俺を誘っているようにみえる。
もっと、もっと、舌や指で爽子のすべてを愛撫したいけど、
俺の下半身の疼きも限界みたいで、急いで避妊具に手を伸ばす。

「淹れるね」
ずぶずぶと音を立てて爽子の中に入る。
爽子と繋がる、ひとつになれる幸せな瞬間。

「あっ、あぁん…っ…しょうたくんっ」
背中にまわった手に力が入るのが分かる。
ちくっと爪がささる感触があるけど、爽子からもらえるものならば痛みだって愛おしいんだ。

「爽子…すっげぇかわいい」
いつもいつも、可愛い俺の爽子。
さっきの踊りもめちゃくちゃ可愛かったもんな。
LOVE注入ダンスを思い出し、にやけ顔になったのだが
ふっと爽子の言葉を思い出した。
94 LOVE注入2 2011/02/09(水) 01:21:53 ID:Jw/ywI9k
…「うん。師匠が指導してくれたので!!」…
…「絶対可愛いよって、お墨付きをいただきました」…

三浦もあの踊り見たってことだよな?超絶に可愛い爽子の姿を!!
っていうか指導って…もしや、手とり足とりのレッスンとかじゃあ…
爽子と繋がりながら、こんなドロドロした気分にはなりたくないけど…
わがままで独占欲の強い奴だって我ながら思うけど…

「しょうた…くん?」
腰の動きを止めた俺を、爽子が不安そうに見つめる。

「ちょっと、ごめん爽子!」
繋がったまま、爽子を抱きかかえ体位を変える。
「ひゃっ!あぁん」
俺の上に爽子が跨る形で、いわゆる騎乗位ってやつだ。

「しょ、しょうたくん!」
初めての体位に爽子は困惑しているみたいだ。

「さっきみたいにさ。まわってみて」
「え?」
爽子は頭の上にクエスチョンマークを乗せたような顔をして首を傾げてる。
「さっき踊ってくれた時みたいに、腰をまわして欲しいんだ。」
「え、え〜!!は、恥ずかしいよ〜」
予想通りの反応。恥ずかしがって両手で顔を覆ってしまった。

「…爽子」
たしなめるように俺の手で爽子の両手を包む。
指を絡めて繋ぎ合わせ、腰の位置くらいまで手をおろさせた。

「さっきの爽子すっげー可愛かった。
 でも、三浦もそれ見たってのが俺くやしくって…」
かっこわりーけど、素直な気持ちを伝える。

「俺だけの爽子がみたいんだ。ひとりじめしたい…。だめ?」
今日2度目のおねだり攻撃はずるいと思いつつ、この気持ちは止められない。

爽子は赤い顔で俯きながら小さくこくんと頷いてくれた。
いつも俺のわがままをきいてくれる。子供みたいなこと言ってほんとごめんな。

「う、うたもつけたほうがよいかな…?」
「いや、それはなしでお願いします…」

爽子がゆっくり、ゆっくり腰をまわす。
黒く長い髪はさらりと左右に揺れ、可愛い胸がぷるんぷるんと上下する。

「あっ、あぁん…」
「…うっ」
回る度に内壁が擦れるらしく、爽子の中がきゅっと俺のそこを締め付ける。
組んだ指にも力が入る。
そして紅潮する爽子の顔…。
95 LOVE注入3 2011/02/09(水) 01:23:32 ID:Jw/ywI9k
やばい、この体位って視覚的にもすっごくエロい!!
すぐに達してしまうかもしんない!

爽子もそろそろ限界みたいだ
「…ふぁ…しょうたくん…私もう…」
腰の動きがとまり、締め付けがどんどん強くなる。

「ん、俺もだよ。一緒にいこうね」
右手は指をほどき、爽子の腰をぐっと掴む。
左手はぎゅっと握ったまま、腰を揺らして爽子の内部を突き上げた。

「やぁあん、あぁ…」
「爽子っ爽子っ、すきだ!!」
爽子の嬌声と俺の叫びがひとつになって、2人で絶頂をむかえた。


大きく肩で息をしながら爽子が俺の方に倒れこむ。
ぎゅうっと抱き締めると、耳元で幸せな囁きをくれた。
「しょうたくんの愛、いっぱい入ってきたよ」

* * * * *

翌日、俺は三浦の姿を見つけ次第駆け寄った。

「三浦ぁ!黒沼にへんなこと仕込むなよ!あんなの絶対だめだかんな!!」
「HAHAHA、ばれちゃったか…。貞子ちゃんに彼氏には内緒っていっとけばよかったな」
そしてニヤリと笑いながら
「でも可愛かったっしょ?」
「…うっ」
そりゃこいつがいなきゃあんな可愛い爽子みれなかったけど…
昨日の情事を思い出してしまい、顔が火照る。口元がにやける。
思わず口元を手で隠してしまった。

俺が顔を火照らしている間に、三浦は爽子に声をかけていた。
「貞子ちゃん☆LOVE注入はヤキモチ彼氏からダメだしでちゃったみたいだね〜」
「う、うん。ごめんなさい師匠。違う出し物にするね」
爽子の頬も赤く染まった。
同じこと思い出してんだろうなぁ。

「で、師匠としてはもっと可愛いのをレクチャーしてあげるよ。
あやねとか遠藤ちゃんも誘ってKARAダンスなんてどうかな〜」
 
「それもだめ!!(怒)」

**おわり**
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Posted by lhvnnenjfr 2013年11月15日(金) 02:38:55 返信

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