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spaceaero2 さん撮影の急行ニセコ、1986年、14系客車

概要

札幌と函館を小樽経由で結んでいた急行の名前。1986年11月、定期運転廃止、1993年9月、完全廃止
最後の定期運行のSL牽引急行列車であった。
今でも、復活を求める声がある。

沿革

以下ウィキペディア「ニセコライナー」から転載・再構成

「急行ニセコ」誕生までの小樽経由急行

1947年6月29日 旭川と函館を札幌・小樽経由で結ぶ夜間急行列車7・8列車が組まれる。
1948年7月1日、夜行急行7・8列車が、夜行急行1・2列車と名称変更
1949年9月15日、夜行急行1・2列車の運行区間を網走に延長し、函館〜旭川間のみ急行運転を行う
1951年4月 夜行急行1・2列車が夜間急行「大雪」として 旭川と函館を札幌・小樽経由で結ぶ列車が組まれる。 
1953年4月5日 函館と札幌を小樽経由で結ぶ臨時急行「あかしや」が運行される。
1954年5月1日 「あかしや」の運転区間を函館〜旭川間に延長、ただし函館〜小樽間を急行、小樽〜旭川間を準急とする
1955年6月1日 「大雪」の旭川網走駅間を分離し、函館駅〜旭川駅間の運行となる。
1956年11月19日 「あかしや」の表記をカタカナの「アカシヤ」に変更する。また、「大雪」を再び函館駅〜網走駅間の運行とする。ただし、石北本線区間については普通列車とする。
1959年9月29日 「アカシヤ」全区間を急行列車に格上げを行う。また、「大雪」の旭川駅以北乗り入れを廃止。
1961年10月1日 「アカシヤ」廃止する。「大雪」運行区間を函館駅〜札幌駅間とする。
1962年2月1日 岩内線岩内駅・蘭越駅〜札幌駅間(札幌駅発の上り列車は共に岩内駅・目名駅行き)を運行する準急列車として、「ニセコ」・「らいでん」が運行を開始する。なお、両列車とも倶知安駅〜札幌駅駅間が準急列車で、共に気動車が用いられた。
1962年10月6日 胆振線経由で札幌駅→倶知安駅→伊達紋別駅→札幌駅間を運行する臨時準急列車「いぶり」運行開始。
「いぶり」の運行は土日のみで、単独で運行された。
1963年6月1日 「大雪」の名称を石北本線急行列車に譲り、従来の「大雪」の名称を「ライラック」に変更する。
なお、この「ライラック」にはこの運行区間で初めてキハ56系気動車が用いられた。
1963年10月1日 「いぶり」札幌駅→伊達紋別駅→倶知安駅→札幌駅間運行の列車を増発。また、同年12月には札幌駅〜倶知安駅間を「ニセコ」と併結運転を開始する。
1965年10月1日 従来函館駅〜釧路駅間を運行していた「まりも」の札幌駅以東を分離。分離した函館〜札幌駅間を運行する急行列車に「ていね」の愛称を与える。

「急行ニセコ」誕生以降、廃止まで

1966年3月25日 準急行制度の変更に伴い、「いぶり」と併結していた「ニセコ」が急行列車に昇格する。
100km以上運行される「いぶり」を併結していた「ニセコ」が急行列車に昇格したが、同列車を併結しない「らいでん」は準急列車のまま温存された。
1966年10月1日 ダイヤ改正に伴い以下のように変更された。
「いぶり」併結相手を「ニセコ」から「らいでん」に変更。このため「らいでん」は急行列車に昇格する。
「ニセコ」準急列車に降格するも、1往復増発し2往復となる。
1967年3月1日 函館駅〜旭川駅間を小樽駅を経由する初の特急「北海」が新設される。「北海」はその後、夏季には網走まで延長運転されることもあった。
1968年10月1日 「ヨン・サン・トオ」と称されるダイヤ改正により、以下のように変更される。
従来、「ライラック」・「ていね」として運行されていた函館駅直通急行列車の愛称を「ニセコ」に統一する。
なお、このうち上り「ニセコ3号」は根室本線根室駅→函館駅間の運行であった。これは今日に至るまで、気動車急行の運行距離としては最長記録となっている。また、臨時列車として夜行列車1往復を含め4往復が設定されたが、旧「ていね」に相当する「ニセコ(下り)3号・(上り)1号」は客車での運行となった。旧「ていね」には食堂車が連結されていたが、この改正に際して中止となっている。
従来、倶知安駅〜札幌駅間を運行する準急列車であった「ニセコ」を急行列車に昇格し、「らいでん」に愛称を統合する。
1971年7月 臨時夜行列車であった「ニセコ(上り・下り)4号」運行廃止。
1971年9月15日 「ニセコ(下り)3号・(上り)1号」のC62形牽引が終了。同列車が定期列車として国鉄最後のSL牽引急行列車"となる。
1971年9月16日 「ニセコ(下り)3号・(上り)1号」がディーゼル機関車DD51牽引となる。
1972年3月15日 下り「ニセコ3号」の運行区間を釧路駅まで延長する。
1973年10月1日 臨時列車である「ニセコ(上り・下り)2号」を廃止。定期列車2往復のみとなる。また、下りの釧路駅乗り入れを終了する。
1978年10月2日 「ニセコ」全列車函館駅〜札幌駅間の運行となる。
1980年10月1日 ダイヤ改正により、以下の変更が行われる。
「ニセコ」気動車列車が廃止になる、客車列車のみ存続。
「らいでん」岩内線岩内駅乗り入れ廃止。
「いぶり」廃止。
1981年2月7日 「ニセコ」に使用する客車を在来型車両から14系客車に変更。この、「ニセコ」には本州直通の郵便車・荷物車が連結していた。
1981年10月1日 「北海」函館駅〜札幌駅間の運行に短縮するが、従来函館駅〜稚内駅間を運行した急行列車「宗谷」の系統分割により1往復増発。「北海」2往復で運行となる。
1984年2月1日 急行「らいでん」廃止。
1986年11月1日 特急「北海」廃止する。急行「ニセコ」が夏季のみ運転の臨時列車に格下げとなり、「山線」から定期の優等列車が消滅。
1993年夏 臨時急行「ニセコ」が最後の運転を行う

急行ニセコの停車駅

1986年

函館駅 - 大沼駅(上りのみ) - 大沼公園駅 - 森駅 - 八雲駅 - 国縫駅(下りのみ) - 長万部駅 - 黒松内駅 - 蘭越駅 - ニセコ駅 - 倶知安駅 - 小沢駅 - 余市駅 - 小樽駅 - 札幌駅

急行ニセコの運行

Art Rail の管理人の方のご好意に甘え、資料を駆使し、入力する

1969年9月

Rail Art 急行「ニセコ」(73年以前の時刻)より転載再構成

上り

ニセコ1号
札幌 10:05 発 − 小樽 10:39 着 10:45 発− 余市 11:08 − 小沢 11:45 − 倶知安 12:01 着 12:05 発 −
− ニセコ 12:25 − 長万部 13:50 着 13:57 発 − 森 15:08 − 大沼 13:47 − 函館 16:10 着

ニセコ3号
根室 8:00 発 − 厚岸 9:24 − 東釧路 10:11 − 釧路 10:20 着 10:38 発 − 池田 12:19 − 帯広 13:49 −
− 芽室 13:02 − 新得 13:34 − 富良野 14:51 − 滝川 15:47 − 岩見沢 16:22 − 札幌 17:00 着
札幌 17:15 発 − 小樽 17:49 着 17:51 発 − 余市 18:13 − 倶知安 19:05 着 19:07
− ニセコ 19:22 − 黒松内 20:14 − 長万部 20:35 着 20:37 発 − 八雲 21:04 − 森 21:34 − 函館 22:41 着

ニセコ4号
札幌 22:55 発 − 小樽 23:27 着 23:29 発− 余市 23:52 − 倶知安 0:45 着 0:47 発 −
− 長万部 2:24 着 2:27 発 − 八雲 3:07 − 森 3:37 − 大沼公園 4:03 − 函館 4:30 着

下り

ニセコ1号
函館 5:05 発 − 森 5:51 − 八雲 6:21 − 長万部 6:48 着 6:50 発 − 黒松内 7:10 −
− ニセコ 8:03 − 倶知安 8:19 着 8:20 発 − 小沢 8:32 − 余市 9:05 −
− 小樽 9:31 着 9:33 発 − 札幌 10:05

ニセコ3号
函館 14:15 発 − 大沼公園 14:17 − 森 15:16 − 長万部 16:20 着 16:26 発 −
− ニセコ 17:46 − 倶知安 18:03 着 18:07 発 − 小沢 18:23 − 余市 19:01 −
− 小樽 19:26 着 19:31 発 − 札幌 20:08

ニセコ4号
函館 23:24 発 − 森 0:19 − 八雲 0:53 − 長万部 1:19 着 1:21 発 −
− 倶知安 3:22 着 3:47 発 − 小樽 5:02 着 5:04 発 − 札幌 5:40 着

1985年?〜1986年10月30日

急行ニセコ最後の定期列車
Rail Art 急行「ニセコ」(83年以降の時刻)より転載再構成

上り
札幌 8:30 発 − 小樽 9:12 − 余市 9:35 − 小沢 10:13 − 倶知安 10:34 − ニセコ 10:50 − 蘭越 11:10 −
− 黒松内 11:46 − 長万部 12:19 − 八雲 12:46 − 森 13:15 − 大沼 13:47 − 函館 14:15 着

下り    
函館 14:55 発 − 大沼公園 15:23 − 森 15:48 − 八雲 16:17 − 国縫 16:36 − 長万部 16:57 −
− 黒松内 17:18 − 蘭越 17:55 − ニセコ 18:15 − 倶知安 18:36 − 小沢 18:50 − 余市 19:26 −
− 小樽 20:00 − 札幌 20:37

急行ニセコの車両

客車 

スハフ44
スハフ43系の北海道向けで、1952年から1954年にかけて製造された
ウィキペディア「国鉄スハ43系客車」参考のこと 

スロ62
1949年より製造された国鉄60系客車の改良版
ウィキペディア「国鉄60系客車」参照のこと

スハ44
1951年以降に製造された特急用の客車を、急行用に転用
ウィキペディア「国鉄スハ43系客車」

スハ45
1952年から1954年に製造された客車
ウィキペディア「国鉄スハ43系客車」参考

14系
1971年より製造された客車で、当初は特急用であった。
ウィキペディア「国鉄14系客車」 

気動車 

キハ56
1961年より製造された急行型気動車
ウィキペディア「国鉄キハ56系気動車」を参照のこと

キハ27
キハ56の改良型

キハ26
キハ56の改良型

郵便車 

マニ36 マニ60 オユ10

機関車

C62型蒸気機関車

1948年から1949年にかけて製造された蒸気機関車で、製造当時は、特急用であった。
今も、C62型蒸気機関車牽引の急行ニセコの写真に人気がでている。
まお、写真はウィキペディア「国鉄C62形蒸気機関車」より、天然ガスさん提供の、1971年の急行ニセコ牽引のC62型蒸気機関車
ウィキペディア「国鉄C62形蒸気機関車」参照のこと

DD51型ディーゼル機関車
1962年から1978年まで製造されたディーゼル機関車
ウィキペディア「国鉄DD51形ディーゼル機関車」参照のこと 

感謝とお礼

鉄道の詳しい資料があるインターネットサイト「Rail Art」の管理人の方より、資料の転載再構成の許可をいただきました。
管理人の方に、厚く御礼申し上げます。

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