ウィキペディアは、「著作権を侵害しない」、「検証可能性を満たす」、「独自研究は書かない」、「中立的な観点で書く」等の「ウィキペディア」の基本方針に賛同するならば、誰でも、その場で編集できることになっている。編集するのはスタッフでなくて、編集を望む本人である。
ただ、著作権法ばかりでなく、ウィキペディアに採用されている「
GFDL(GNU Free Document License)」の禁止事項に触れないように、執筆・編集することは、ウィキペディア側の作成したマニュアルを熟読しないかぎり不可能に近い。易しく書かれているマニュアルの「
Wikipedia:ガイドブック 著作権に注意」が参考になる。また、「GFDL」も含めたウィキペディアの「著作権の侵害の虞」の排除については、「
Wikipedia:著作権」が参考になる。
「著作権の侵害の虞」など、各種不備の判断は、他の利用者が判断する。執筆・編集している本人が「著作権の侵害の虞」はないと確信していても、他の利用者により不備が発見されれば、「削除依頼」が出され、他の利用者による審議の結果著作権侵害と認められれば、その記述は削除される。そのた各種方針に明らかに違反した行為を繰り返していると「方針や法律を理解していない」として、「管理者」による裁量ブロック(最長1週間)が課される場合がある。より悪質と判断された場合、または管理者独断によるブロックが難しいと考えられる場合には「投稿ブロック依頼」の場において、複数の利用者により、長期ブロックの追認もしくは延長が協議される場合がある。なお、2011年9月現在ウィキペディアには「追放」という概念がなく、あくまで短期・または無期限という形で長期間、物理的に投稿をブロックすることしかできない。