脳全体の機能が、不可逆的に停止した状態。
アメリカ・日本を始め、多くの国で脳死と判定されている。特に、ＣＴまたはＭＲＩ検査、およびＳＰＥＣＴまたはＰＥＴによる脳血流検査を一切しない脳死判定は、脳機能死を脳死としていることとなる。
大抵の場合、脳器質死を待たずして、臓器摘出を行えるということで、脳死移植の判定基準には都合がよい。

・脳全体の機能は調べず、特に視床下部のホルモン分泌などは調べていないのに、脳機能死、そして脳死と判定される。
・原理的機序が解明されず、多くの場合、脳機能死と判定されても、これからの医学の発達により意識回復の可能性が完全に否定されるわけでない。

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