サーバエンジニアの知恵袋 - メールサーバの概念
MUA(Mail Usser Agent)
ユーザがメールを読み書きするためのプログラム。
一般的に「メーラー」と呼ばれるソフトウェア。
代表的なメーラーとして、「Microsoft Outlook」、「Beckey!」、「Thunderbird」などがある。
MSA(Message Submission Agent)
MUA がメールを送信する際に接続するプログラムのこと。
今までは、MTA と MSA は厳密に区別されないことが多かったが、現在では MTA と MSA を分離して考えることが多い。
また 25 番ポートでなく、submission 用に定義された 587 番ポートを用いることも多い。
MTA(Mail Transfer Agent)
メール転送エージェント。
MTA は、MSA や 他の MTA からメールを受け取り、他の MTA にメールを配送したり、ローカル配信のために MDA にメールを渡す。
MDA(Mail Delivery Agent)
メール配送エージェント。
MTA からメールを受け取って、ローカルスプールにメールの書込みを行う。

MDA の実装としては、次のようなものがある。

・mail.local(sendmail に付属)
・Qpopper
・Procmail
・Maildrop
・Dovecot
etc.
MRA(Mail Retrieval Agent)
MUA がメールサーバからメールを受信する際に接続するプログラム。いわゆる「POP サーバ」、「IMAP サーバ」のこと。
メールボックスからメールを取り出し、POPやIMAPなどのプロトコルでMUAにメールを渡す。

■参考
http://www.rbbtoday.com/column/spamadmin/20050221/...