2007.07.10神奈川新聞

相鉄　障害者雇用　一層拡充へ

　相模鉄道（横浜市西区）は9日までに、障害者雇用のための特例子会社の相鉄ウィッシュ（同市旭区）と関連会社の相鉄不動産販売（同市西区）との合計で正愛車の雇用率を合算して適用できる「グループ適用」の認定を横浜公共職業安定所から受けたと発表した。これを機にグループ全体で障害者雇用の一層の充実を図る。

　相鉄は障害者の自立と地域の福祉向上を目的に今年3月に特例子会社として、相鉄関連施設で清掃業務などを請け負う相鉄ウィッシュを設立した。

　5月に相鉄不動産販売が相鉄ウィッシュに清掃業務の発注を行い、「グループ適用」の要件を満たした。今回のグループ適用により3社合わせて障害者雇用率2.1％となり、民間企業の法定雇用率1.8％を上回った。

　県内に路線を持つ私鉄各社も既に障害者雇用を進めるための会社を設立。京急では関連会社8社、東急では関連会社2社がグループ適用の認定を受けている。