二次元ドリームノベルズ、二次元ドリーム文庫、美少女文庫、ほか。

学園の男女から人気を集める可憐なお嬢様・舞扇紗弥加の赤裸々な告白文を拾った晃士郎。だがそれは、紗弥加が自分をヒロインにして密かに書いた官能小説だった! 小説を現実のことと勘違いした少年は、美巨乳令嬢とクールな金髪メイドによるエッチなネタ集めに巻き込まれることに…。お嬢様官能小説家のドMな妄想は止まらない!(公式ページより)
  • 二次元ドリーム文庫237
  • 小説:千夜詠
  • 挿絵:緑木邑
  • 文庫サイズ、252 p
  • 発行:キルタイムコミュニケーション
  • ISBN: 978-4-7992-0309-5
  • 発売日: 2012/09/14
  • 662円(税込み)

属性
  • 舞扇紗弥加(本名)/渡戸笑(ペンネーム)
    • お嬢様官能小説家
    • 属性:学生・令嬢
    • コス:
    • 属性:メイド
    • コス:
  • 木佐晃志郎
    • 主人公・学生
    • 公式サイトや裏表紙のあらすじでは“晃士郎”となっているが、作中では“晃志郎”である
  • Hシーン
--
エンド
ネタバレ注意。反転文字です。

まとめ
  • 挿絵:モノクロ14p、巻頭カラー1p
感想

キルタイム 二次元ドリーム文庫vol.15【ハーレム】

160 名前:みっちり 投稿日:2012/09/18(火) 02:00:53.81 ID:U70GqN3E
「お嬢様官能小説家 渡度笑」
千夜詠/緑木邑

登場人物
−木佐 晃志郎(きさ こうしろう):熱血で真面目な主人公。友人も多い。
−舞扇 紗弥加(まいおうぎ さやか):晃志郎のクラスメイト。
 対外的には大人しいお嬢様であるが、実はかなりのドM妄想癖がある。
−黛(まゆずみ):紗弥加お付きのメイド。金髪で緑目。
 過去の経歴は不明で、二年ほど前からメイドをしている。非処女。

あらすじ
とある日の放課後、晃志郎はクラスメイトが落としたらしいノートを拾う。
そこには脅迫され、輪姦されている少女の物語が綴ってあり、彼はそれを信じ込んでしまう。
一方、そのノートを落としたクラスメイト、紗弥加。実は彼女はドM妄想癖があり、
かつそれを活かしてこっそり官能小説家デビューも果たしていた。
だが実地面が足りないことを、今回の事態を利用して解消できることに気づいてしまう。
かくして、「脅されている悲劇のお嬢様」として晃志郎に(性的な)罠を仕掛けていく紗弥加であったのだが…!

冒頭にカラーイラスト 紗弥加と黛のレズシーン執筆
展開
というわけで、ノートを返しにきた晃志郎をハメようとする紗弥加、
黛に69状態でチンコを取り出される晃志郎(挿絵1)、黛の手コキフェラ(挿絵2)、紗弥加に顔射。


161 名前:みっちり 投稿日:2012/09/18(火) 02:06:41.26 ID:U70GqN3E
精液臭ハンカチとチンコ写真をネタにオナニーする紗弥加(挿絵3)。
後日、晃志郎に嘘の上塗りをしてしまう紗弥加。作戦その2発動。
緊縛、黛からレズ責め、さらにトロロで陵辱後を演出(挿絵4)、
呼び出された晃志郎、脅されて紗弥加の女性器観察、黛に迫られる、
騎乗位挿入童貞喪失、膣内射精同時絶頂(挿絵5)。

紗弥加と交代、キス、フェラ、縛られたままパイズリ(挿絵6)、
朦朧として誘惑してくる紗弥加、後背位挿入処女喪失、淫語、スパンキング、
膣内射精同時絶頂(挿絵7)。

勢いで処女喪失したことと、誠実な晃志郎に悶々とする紗弥加(挿絵8)、
処女だった件を追究されるが、アナルで済ませていたと切り抜ける紗弥加(挿絵9)、
というわけでアナルプレイに、愛撫、アナル舐め、正常位アナル挿入、腸内射精同時絶頂(挿絵10)。

真相がバレて不仲となった晃志郎と紗弥加。
さらに隠し撮り写真で学園長に脅され、まさに小説のような展開となりかけるが…!?

紗弥加の告白キス(挿絵11)、M根性の紗弥加を首かせで拘束、
匂いを嗅がれる紗弥加、くぱぁ、クンニ、おもらし絶頂(挿絵12)、
さらに中腰で乳首とクリトリスを吸引機責め(挿絵13)、
バイブを挿入責め、さらにアナルH! 腸内射精同時絶頂(挿絵14)。

エンディング
紗弥加の一番の読者兼パートナーとなった晃志郎。ちなみに本文指定ページはというと…
END


162 名前:みっちり 投稿日:2012/09/18(火) 02:10:21.79 ID:U70GqN3E
感想
ペンネームのセンスはともかく、とても読みやすく話も面白い一作。相性だろうか。
挿絵は二次元ではベテラン粋の「緑木邑」
絵柄は黒髪パッツンお嬢様に合わせてか多少変わっており、巨乳、ギャグ描写、緊縛アヘ顔などに相性は抜群。
中でも首かせシーンは3枚もあるという力の入れよう。
展開はお嬢様を主人公として性的興味を果たすためにクラスメイトを陥れるという本筋があり、
一方で騙されている晃志郎の方はよくある陵辱小説の主人公のような状態になっている。
この「茶番感(褒め言葉)」が実に心地よく、プレイもアナル多めでハードになっていく。
また物語としても「嘘から産まれた〜」な感じに陵辱展開になりかけるが、残念ここはドリームなのでその路線は無い。
終盤ではラブ寄せで拘束ハードHとなるが…………  な ん で そ こ で ア ナ ル な の ?
まあアナル好きの趣味はわかるし演出としてもアリだとは思うが、一方で前は処女喪失の一回しかないやんけ……
文体も読みやすく展開も捻りがあったのに、最後の最後で評価が減ってしまった。実に惜しい。
あと黛が先に童貞食いしていたり、ちょっとの差でガチ陵辱NTR未遂になりかけてたりと
気になる人には気になる点が少しあるかも。

続きがあるなら妄想性癖ヒロインと鬼畜絶倫主人公の孕ませ道…ってこれじゃツンマゾだな。


166 名前:みっちり 投稿日:2012/09/18(火) 02:43:34.19 ID:U70GqN3E
総評
ベテラン勢が揃った安定したラインナップ。

「お嬢様官能小説家」は黒髪ロングお嬢様妄想癖・メイドアシストによる謀略(笑)もの。物語は面白いが構成にやや難あり。

3ヒロイン、ピンヒロイン、Wヒロインと取り分けてあり、シチュもコマシハーレム、謀略、エロゲシチュと色彩豊か。
挿絵相性も良くて属性があえば家宝級かも。ただそれぞれに欠点がなくもないが、細かいのでそこは個人差だろう。
というわけで好みは人それぞれ、買うも買わないも自由、長文と上から目線はご容赦。参考になれば。

どなたでも編集できます