87 名前:桜花裁き[] 投稿日:2018/12/29(土) 22:48:04.18 ID:gKjLcDYf0 [1/6]
1話 桜花騒乱
エセ江戸な時代劇風の舞台、桜花町に新奉行誕生! 中町奉行・大岡志明! 名奉行を父に持つ期待のホープ!
志明は進撰組(捜査の手伝いしてくれる新撰組っぽい組織)や奉行所の仲間(幼馴染の発明家・平賀理夢、北町奉行の娘・遠山桜)と一緒に早速捜査を始めるぞ!
なんと容疑者を速攻逮捕! ロリ美少女・河合小梅ちゃん! 当然最初に疑われる美少女は犯人じゃないぞ!
近隣住民の目撃情報で容疑者が四人に絞れたぞ! ご都合主義ってやつだな!
凶器が『被害者の懐刀で右利き用』だったから『左利きは犯人じゃない!』『身内には懐刀を出さないから犯人じゃない!』『ロリは非力だから犯人じゃない!』
残ったお前が犯人じゃー! よし自白したな、犯人確定!! 第1話完!!!!!
ところがどっこい、名奉行の父ちゃんに御報告に行ったら誰かに襲われて死んでるー!! どうなってるんやー!!?

2話 膏火自煎
パパ奉行殺しの犯人はまだ捕まってない……。
今度の仕事は火事の調査! 長屋に火を付けたのは一体誰なんだ……。
天麩羅カスの不始末が原因でしたとさ!!!!! バーーーカじゃねえの!!!
でも被害者が焼死じゃなく何者かに殺害された可能性があるんだってさ。
そうだ、火事の現場で被害者と最後に一緒にいた奴が犯人に違いない! いったい誰なんだ!
その答えはリクサバ(陸上で生活するサバ。特に詳しい説明はない)だけが知っている……。
リクサバが火事現場で火傷した→そうか、リクサバが懐いてる人が火事の現場に入ったんだ→犯人はお前じゃー!
自白ゲット! 第2話完!!
ちなみに犯人は幼馴染発明家ちゃんのお師匠だったので、幼馴染発明家ちゃんはめっちゃへこんだ。

88 名前:桜花裁き[] 投稿日:2018/12/29(土) 22:49:06.27 ID:gKjLcDYf0 [2/6]
3話 至誠一貫
え、十六年前に処刑されたはずの鼠小僧がいきなり復活しておまけに超金持ちの両替商を殺害しただって!?
おまけに鼠小僧は両替商の自宅の地下倉庫に十六年間も監禁され続けていただって!?
更には自分が両替商を殺したと自白していてまるで誰かを庇っているかのようだって!?
暴漢に襲われて意識不明になった志明くんの代理奉行になった桜ちゃんがウルトラ無能すぎて偽の証拠を掴まされた挙句に冤罪をでっちあげちゃったって!?
ウルトラ反省した桜ちゃんが仲間に支えられて奉行したら速攻で犯人が自白しちゃったって!?
でも実は犯人が被害者を殺すように嘘の情報を吹き込んでいた黒幕がいてそいつまで見事に捕まえちゃったって!?
ようやく目覚めた志明くんがウルトラ推理で鼠小僧が幕府の裏情報を握ってる事まで察しちゃったって!?
鼠小僧から裏情報を引き出して幕府重鎮の将軍傀儡化の陰謀を暴いて牢獄送りにしちゃうなんて、さすしめ!(さすが志明くんの略)
ちなみに美少女小梅ちゃんの正体は先の将軍の娘で、実質的な将軍後継者ちゃんでした。なんてこったい。
おまけに志明くんを暴漢から庇って進撰組局長の近藤さんが怪我しちまったよ。すっちゃかめっちゃか!

89 名前:桜花裁き[] 投稿日:2018/12/29(土) 22:49:31.64 ID:gKjLcDYf0 [3/6]
4話 狂瀾怒濤

桜花町に激震走る。『進撰組局長・近藤尊、襲撃される――』
進撰組が総力をあげて犯人を追うも手掛かり一つなく、町民達は恐怖に慄いていた。
だがこれは幕府を揺るがす大事件の序章に過ぎなかった。
河合小梅の叔父である現将軍功時が近藤の見舞い帰りを狙われ、重傷を負ったのである。
犯人は進撰組の手練れのみが扱うと言われる平突きを用いる者。
状況が混迷を極めるなか、志明は将軍の護衛殺害に用いられた平突きを手掛かりにアリバイのない剣術の達人に容疑を絞る。
謎の町民、東条藍之助。奉行所の寮母、山南彩花。
志明の厳しい追及に東条はついにその正体を現す。――北町奉行、遠山景虎。
景虎は志明こそが事件の首謀者であると弾劾、志明の身柄を北町奉行所へと移送した。
その夜、牢獄の志明は侵入者により拉致される。侵入者の正体は山南彩花、信頼を寄せる身内のはずであった。
山南は志明に薬を盛り、志明に厳罰による統治の思想を植え付けて洗脳しようとする。
志明には先の将軍の血が流れている。つまり志明は小梅の腹違いの兄であり、自分達の旗頭になるべき人間であると。
志明は頑なな意思で洗脳を跳ね除け、山南の手から逃れることに成功する。

90 名前:桜花裁き[] 投稿日:2018/12/29(土) 22:49:49.33 ID:gKjLcDYf0 [4/6]
だが翌日、山南の死体が発見される。母同然の山南の死に進撰組隊士・沖田は激昂、犯人を血祭りにあげると叫ぶ。
志明は調査を重ね、近藤尊や遠山景虎といった主要な人物を集めて吟味を始める。
二件の襲撃事件の犯人、また山南の裏にいた黒幕の正体。
吟味を進める内、有力容疑者と目されていた景虎のアリバイが発覚、将軍襲撃が近藤か山南以外に不可能だと判明する。
また景虎は山南と敵対関係にあった事も分かり、黒幕の容疑は近藤のみに絞られる。
近藤襲撃事件は近藤が不自然に利き腕を庇った事から「疑いを逸らすための偽装」と判明、
将軍襲撃実行犯も現場に駆け付けた沖田から逃げた事から「沖田を娘同然に想う近藤」と推測された。
言い逃れできなくなった近藤はこの桜花を揺るがせた大事件の動機を語る。
近藤は妻子と幸せに暮らしていた。ある時、強盗を追う役人に誤って妻子を殺害されるまでは。
志明の父、志茂は役人に生きて罪を償うように促し、重罪を課す事を避けた。
激しい怒りを抱えた近藤は身分を問わない公平な裁きを求め、厳しい掟を敷いた自警団・進撰組を設立した。
この間違った世の中を変える。己の都合の良い将軍を傀儡とし、この世の中に何人の罪も許さない鉄の掟を敷く。
近藤は機会を伺い、進撰組局長の立場の裏で暗躍した。将軍傀儡化の障害になるだろう賢明な前将軍と志茂の暗殺。
山南の死はすべての罪を山南が被って仕切り直しを図るための山南・近藤の両者合意の殺人であった。
近藤の言葉を聞き終えた志明は、新たな将軍となる小梅ならば必ず今より良い明日を紡いでくれると答えた。

こうして桜花町を揺るがした大事件は解決した。近藤は進撰組隊士の嘆願により打ち首獄門ではなく切腹となった。
この一連の事件は後に大岡志明の名前と共に”桜花裁き”として語り継がれる事となる。

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