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まとめ1

362 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 00:37:03 ID:oH7kTRcJ0
マジカライド

まず冒頭に注意として、本作はエロゲと言うよりは
「若干のエロシーンもあるアクションゲーム」と言った方が正しい状況であるということを述べておきます。
いくらシナリオパートが気になっていても、アクションがそれなりに上手くないとシナリオを楽しむことができません。
一応、アクションが苦手だ、という人の救済策として無敵モードがありますし、
アクション画面内で随時ヒントを貰えるコマンドもありますが、
それでも基本的なアクションは出来ないといけない、という状態になっています。

攻略ヒロイン
1名(+2名)です。
基本的には1人ですが、非攻略キャラであるにもかかわらずエロシーンがある人物が2人いるので
このような書き方をさせていただきました。

主要な登場人物の名前、関係性等は、長くなりますので公式をご参照いただきたいのですが、
一応誰がそれに当たるかだけを説明しておきますと、
攻略対象ヒロインが巴弥、エロだけのキャラがカナデとコトナとなります。

ゲームの目的
主人公、ラビトン(人間の姿の名前ロック)が、この世界で見つけたパートナー、巴弥とともに、
「ニコニコ空間」と呼ばれる次元世界の不正支配者を倒し、世界の平和を取り戻そう
以上が、このゲームの目的です。
冒頭で説明したアクションパートは、この「ニコニコ空間」内を進んでいくアクション、という事になります。

394 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 10:01:54 ID:SYaJMbHy0
つ【 キャラ参照用 】
http://www.getchu.com/soft.phtml?id=517065

397 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 10:08:33 ID:UITN7fi10
公式でもgetchuでも一部のキャラしか紹介がないから、Wikipediaを参照した方がいいかも。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B8%E3...

363 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 00:37:29 ID:oH7kTRcJ0
ゲームの流れとシステム
この作品は複数のパートに分類分けされており、

前回のあらすじ→プロローグ→アクションパート→エピローグ→次回予告

という流れを繰り返していくこととなります。
そのパート分けは、一応シナリオの節目節目で取られているので分かりやすいものとなっていますので、
シナリオの途中でぶち切られていらいら、という事は少ないかと思われます。

また、本作は先ほどから言っているようにアクションパートを有していますので、
そのアクションパート内各ステージごとにオートセーブがなされています。
従いまして、クリア後、アクションパートのあのステージだけまたやりたいと思った時は、
メニュー画面の「回想モード→ステージセレクト」と選んでいけば、
一度行ったステージであれば任意のステージを選んでプレイすることが出来ます。
シナリオパートについても、各話のプロローグ、エピローグの選択で同様に閲覧可能です。
今回は既プレイなので、この回想モードを利用してシナリオを拾っていきます。

以上でゲームのシステム面の解説を終わります。
以下、各話のシナリオパートの内容解説に移っていきます。

364 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 00:44:46 ID:oH7kTRcJ0
第1話「魔法少女は突然に」

冒頭いきなりバトルシーンでスタート
とある青年が、仲間や弟子とともに何者かと戦っているシーン。青年側がかなり劣勢の状態である。
仲間を逃し逃し戦っていて、ついに残ったのは青年と弟子の女の子だけに。
そんなさなか敵に追いつかれ、絶体絶命のピンチとなり、青年は弟子だけでも助けようととっさに逃す。
いよいよ青年との一騎打ちになったと思いきや、戦いのさなか青年はぬいぐるみへと姿を変えられてしまう。
が、それがかえってチャンスとなり、ぬいぐるみサイズのゲートを開いて青年は脱出に成功する。

その後しばらくは公式のシナリオ紹介ページ通りの流れになって、
その頃巴弥が男子生徒の告白を断るシーン、自己紹介、ぬいぐるみ(青年)との衝撃の出会い、
サブキャラ紹介兼教室でのシーン(香織が巴弥を呼びに来たり、幸司なるクラスメイトキャラの紹介があったり、
担任がぬいぐるみを教室に持ってきたり、屋上に戻った巴弥がぬいぐるみをラビトンと名付けたり、
エロいぬいぐるみだと誤解されて追いかけまわされたりとかまぁ色々あるけど、この辺はサラッと飛ばしてOK

で、ぬいぐるみ(以下ラビトン)の正体は魔法使いだと示そうとした途端に魔法陣が出現。
慌てるラビトンだったが、現れたのはリサと名乗る女の子だった!?
知り合いかとラビトンに尋ねる巴弥だが、答えはNO
それどころか、先ほどまでの奇抜な行動に変人扱いをし続けた結果、ついにブチ切れて
ニコニコ獣と呼ばれるニコニコ門のモンスターを召喚・・・したのだが、制御不能に
コントロール不能となったニコニコ獣
(実はアクションパート1のボス。以下、シナリオパートで現れるニコニコ獣は基本的にその話のボスです)
が無差別攻撃を始めたため、リサと名乗る女の子はとっとと退散してしまう。

365 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 00:46:09 ID:oH7kTRcJ0
が、その中で、本来一般人には見えないはずのニコニコ獣が巴弥には見えていることが判明
それが使えると判断したラビトンは、魔法の説明を一気に行い、協力を要請
最初は拒む巴弥だったが、ラビトンだけでは太刀打ちできていない状態を目の当たりにし、協力を承諾
応戦する2人だったが、突然ニコニコ門が開き、二人はそのなかに飲み込まれてしまった・・・
(プロローグ終了、アクションパートへ)

(アクションパート終了後)
先ほどのニコニコ獣を撃破し、街へ戻ってきた二人
今回の協力に感謝しつつ、ラビトンは巴弥にこれ以上の迷惑がかからぬよう、この街を去ると言う。
当てはあるのかと尋ねる巴弥に、ラビトンは明るくは無いと答える。
魔力の関係で協力が必要不可欠となっている二人、連絡はどうするのかとの問いに明るい答えは見いだせず
ラビトンの心配をする巴弥。ラビトンは気にせず普通の生活に戻れと言うが、巴弥はそれに強く反発
ぬいぐるみの姿では不便も多かろうと、巴弥はラビトンに、自宅に来ないかと提案
ラビトンはそれを有難く受け入れ、こうして2人の同居生活が始まるのだった・・・

373 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 08:26:57 ID:oH7kTRcJ0
第2話「謎の転校生にご用心」

オープニングテーマ「マジカライド」
なお、これ以降毎回「前回のあらすじ」の後にこの曲が流れます。クリックでカット可能です。

冒頭、突然高笑いする3人組と、その横で寡黙を保つ人物が1人
そこに帰ってきたリサこと亜里砂。実は彼女はこの一味の仲間だったのだ。
第1話での敗戦、失敗を4人に報告する亜里砂。
こっぴどく叱られるものの、再度追いかけるべき魔法使いの捕獲を命じられ、退散。

その頃、巴弥とラビトンは、帰路につきながら魔法の杖の話をしていた。
ラビトン曰く、その杖はすっかり巴弥になついているので邪険にはしないで欲しいとのこと。
それを聞いて無くさぬようにと首にかける巴弥。ラビトンは、巴弥の優しい一面を垣間見ることに。

そうこうするうち二人は巴弥のマンションに到着。巴弥は、くれぐれもしゃべらないようにとラビトンに強く命じ、
普段通り帰ることに。
が、この家で働くメイド、美里を見たとたんラビトンは思わずしゃべってしまう。
結局、「しゃべるぬいぐるみを手に入れた」という事でごまかすことに。
とりあえず風呂に入るよう流された巴弥。だが、入浴中にラビトンを放り込まれてしまう。
ひとまずぬいぐるみとしてなすがままにされるラビトンであったが、その最中、人間の姿に戻ってしまう。
あげく、その際の騒動の最中に美里にこの様子を見られてしまい、ラビトンは杖に気絶させられてしまう。

374 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 08:27:52 ID:oH7kTRcJ0
目を覚ました時にはじーっとロック
(人間モードなのでロック。以下、ぬいぐるみ時はラビトン、人間時はロックと掲載します)
を見つめる二人の姿が。こうなってしまってはもはや隠しきれまいと、ロックはすべてを説明することに。
人の姿に戻れたので、明日の朝にはここを引き上げるので1晩だけでも泊めてくれというロックに、
巴弥はどことなく寂しそうな表情をうかべる。
一方、ロックもまた巴弥の下着で悶々とするのであった。
しかし、一しきり悩んだ後変な欲情も消え去ったので入浴をしていると、またもや突然ぬいぐるみの姿に戻ってしまう。
その後、大慌てで救出され、この呪いについての説明をするラビトン。
そうして美里は帰宅。巴弥とラビトンはTVをみながらまったりと過ごしているが、
その中に出てきた超常現象のニュースにひっかかりを覚える。

その後、疲れてリビングで寝てしまった巴弥。
風邪をひいては大変と、ラビトンは布団を取りに行くが、その際広さの割に未使用の部屋が多数あることを気にかける。
そうして二人は眠りに就くのだった。

翌朝、ラビトンは昨夜の経験から移動に空中浮遊を使う事を披露。
かわいい要素が無くなったと残念がる巴弥と美里であったが、これで移動が格段に楽になると納得のラビトンである。
登校途中、バックの中に押し込まれたラビトンだったが、授業中ずっとこのままなのはまずいと、
ラビトンの授業中のあり方を考える必要が生じる。
結局、授業中は屋上で待機することになり、ここで魔法通信のやり方も披露される。

そして登校した巴弥から、怪しげな時期に転校生が来たとの報告が入る。
海外からの帰国子女ということで怪しさは満点だが、ここはグレーゾーンとして様子見をすることに。
そして、その転校生、カナデは巴弥の隣席に座ることに。

昼休み、巴弥とラビトンはカナデについての会話。
ラビトンは、自分が中に浮いている様子を見ても動じなかったことから、怪しさは増したと主張。
巴弥は前日の亜里砂ではないかと想像するが、さすがにそれは考えすぎだろうと言う結論に。
そんな話をしている二人のもとに、当の本人が登場。
ラビトンのことをロボットであるとごまかし、巴弥とカナデは一旦教室に戻ることに。

375 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 08:36:18 ID:oH7kTRcJ0
放課後、再び2人になった巴弥とラビトン。
探知魔法の反応に引っかからなかったことから、ラビトンは、カナデは魔法関係者であることは間違いないと判断。
が、ニコニコ空間の者であるかどうかまでは判断が付かないという。
その後巴弥はカナデと合流。しかし、会話は弾まないうえ、一緒に帰宅しようとすると
「ゴメン」と言い残しカナデは消えてしまった。

慌てて追いかける巴弥だが、そんな折魔力感知が。駆け付ければ、昨日の亜里砂がまたもや出現していた。
相変わらずズタボロだが、このまま放置して帰るのも後味が悪いと、仕方なく戦う事に。
(アクションパートへ)

(アクションパートから)
結局、カナデの正体をつかみきれないまま亜里砂を撃破。
腑に落ちないまま帰宅しようとすると、カナデが昇降口で待っていた。
彼女に対する疑惑はますます深まるばかりだが、信じようと誓う巴弥なのであった。

翌朝、カナデに対する疑惑をぬぐいきれない巴弥だが、ここにまたもや転校生が。
誰あろう、それは件の亜里砂であったのだ・・・

377 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 09:06:32 ID:oH7kTRcJ0
第3話「ホンモノのパートナー」

2度目の失敗を喫した亜里砂。上司の3姉妹から、学校に潜入して様子を探るよう命じられる。
こうして転校生としてやってきた亜里砂は、初日から変人キャラとしての地位を確立するのであった。

帰宅した巴弥とラビトンは、亜里砂の目的を探り始める。
そんな折美里がやってくるが、彼女には無関係な話と壁を作ってしまう。
美里は気にしていないと言うが、やはり寂しいという。

翌日、カナデに続き亜里砂までやってきたことを受け、ラビトンは待機場所を屋上から机の中に変更
巴弥と極力一緒にいて、万一の際迅速に行動できるようにする。
しかし結局この日は特に何も起きないまま帰宅しようとすると、カナデがラビトンを触りたいと申し出る。
これをきっかけにクラス中に広まるが、人間の姿に戻ったときのまずさを考えた巴弥はすぐさま逃げ出す。
案の定、空き教室に到着した直後、ラビトンは人間の姿に戻ってしまう。

そして、この時にメカニズムが判明。興奮すると人間になり、それが収まるとぬいぐるみに戻る、とのことだ。
その対応を巴弥に頼もうとするロック。本当は着替えが欲しいだけだったのだが、勘違いした巴弥は一気に興奮状態となる。
出すものを出したら元に戻るんだろうと主張し、そこまではしなくともというロックの言葉も聞かず、
半ば強引に手コキをすることとなる。

その頃、アパートの一室に居る亜里砂。曰く、ここに本拠地を構えているのはカモフラージュのためだという。
相次ぐ失敗で気落ちするが、これでへこたれてはおれぬと心機一転、巴弥と友達になることで油断させようという作戦を決行することに。

378 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 09:07:22 ID:oH7kTRcJ0

翌日、すっかりクラス公認の存在となったラビトン。バックや机に押し込まれることも無く、一安心である。
そして、なんだかんだでクラスのみんなと交流を持っていた巴弥、今日も香織、カナデとともに昼食を採ることに。
いつものように幸司が乱入していつも通り・・・と思いきや、なんと亜里砂がここで仕掛けてきた!
が、幸司との言い争いが始まってしまい、他のみんなはこの隙に昼食を済ませてしまう事に。
だが、亜里砂は執念深く廊下を追いかけまわしてくる。
「友達になって」との亜里砂の言葉に巴弥は断り続けるが、この様子を担任の先生に見られてしまい、
「カナデの時同様もう仲良くなったか」と関心されてしまう。

帰宅後、ラビトンはパソコンを借り、もといた組織とアポを取る。翌日には魔道書が届くので、それを受け取りに行くことに。
その途中、ふとしたことからラビトンの家族の話になる。
父親が一緒にいたが、数年前に亡くなったというラビトンの言葉に、巴弥は思うところがある。
寂しくないのかと問う巴弥だったが、ラビトンは逆に巴弥の家族について聞き返す。
巴弥は、母親が無くなり、父親も蒸発したと答える。
自分はひとりだと言う巴弥に、ラビトンは美里がいるではないかと答えるが、巴弥は「よくしてくれてるけど彼女は他人」と言ってしまう。
この一言をきっかけに、二人は大喧嘩に発展。
飛び出しては見たものの、ラビトン・巴弥ともに相手の気持ちが分かるだけに、なかなか謝れないところもあるのだ。
ラビトンと分かれ、気持ちのやり場なく河原で怒鳴っていた巴弥を見つけた美里。
彼女にはすべてお見通しだったようで、ラビトンに謝ってくるように言われる。さっそく公園に向かう巴弥
一方、ラビトンもまた行き場のない気持ちを抱えていた。
どうしようかと悶々と悩む彼のもとに、カナデが現れる。そして彼女は、そのままラビトンを持って行ってしまった。

381 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 09:19:47 ID:oH7kTRcJ0
そののち、公園に戻ってきた巴弥だが、すでにラビトンの姿は無い。
さらに、大事なものが置きっぱなしになっていることから、彼女はラビトンは何者かに連れ去られたものだと判断。
必死に探しまわる巴弥。あてもなく途方に暮れているところへ、ラビトンを持ったカナデと対面。
と、その時亜里砂が現れ、驚く一同。
実はここはアパートの前で、そのアパートとはまさに亜里砂が住んでいるアパートだったのだ。
ケンカしていた巴弥とラビトンだったが、この緊急時だけ一時休戦として戦う事に。
(アクションパートへ)

(アクションパートから)
アパートが一つ消え去ったとあって、周りは大騒ぎになっていた。
ニコニコ獣その物は一般人には視認できないから大丈夫というラビトンだが、やはり騒ぎには違いない。
こんなところでは落ち着いて話も出来ぬと、場所を移すことに。
そしてやってきた公園で、二人は同時に謝罪を述べる。
こうして仲直りした二人。と、ふと巴弥が問いかける。「あんたは本当に孤独なのか」と。

少し考えるラビトン。そして、今は巴弥や美里がいるから孤独ではないと答える。
一しきり笑う巴弥だったが、そんな巴弥もまた恐怖心に囚われていた。
「美里や学校の友達と別れるのが怖い、あの笑顔が消えるのが嫌だ」と。
それを聞いたラビトンは、寂しければいつでも自分を呼んでくれと告げる。
だって、ラビトンと巴弥はもうかけがえのないパートナーなのだから・・・

382 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 09:20:55 ID:oH7kTRcJ0
第4話「ごめんね」

冒頭、仲間組織に連絡を取るラビトン。その場で、弟子・コトナが音信不通になっていることを知る。
そこで探知魔法を使おうとするも、ラビトンの姿では如何とも出来ず。
そこで、ロックの姿に戻ろうと巴弥にエロ行為を依頼するが、あっけなく断られる。
が、弟子のために、という説得を続け、なんとかロックの姿に戻る。
ところが、長らく魔法を使っていなかったため、早急に魔法を使用するには杖の補助が必要と判断。
巴弥の杖、アレスタントを借りることにしたが、アレスタントがこれを拒否。
やむを得ず、巴弥に持たせたまま実行することに。

こうしてなんとか通信は取れたものの、巴弥の意識の中に通信が流れ込んできた際、
巴弥はロックの弟子が女性であることに反応、魔法は暴発しロックに大けがを負わせてしまう。
その怪我はたまたま現れたカナデによって治療されるが、彼女はこうなった原因を見抜いており、
巴弥は亜里砂転入で完全に払しょくされたはずのカナデに対する疑念を再び感じることとなる。
また、カナデ退散後、巴弥は先ほどの通信で感じた、ロックが他の女性と親しくしたことに対する抵抗感を痛感する。
そして、その抵抗がロックに怪我をさせたと考え、自虐の念を負うのであったが、
目を覚ましたロックになぜそれを気にするのかと問われたら、過剰に反応する巴弥だった。

翌朝、早朝ランニングをしていた巴弥、美里、ラビトンの3人は、河原で寝ているカナデを見つける。
聞けば件のアパートの住人だったといい、行くあてが無くなったのだという。
実行犯ではないものの間接的にアパート倒壊にかかわっていた巴弥としては、その罪悪感もあり、
カナデに自分のマンションに来るようにと提案。カナデもそれを受け入れ、一同は巴弥のマンションへと向かった。
帰宅後、TVを見ていたラビトンは、アパート消失事件の報道を気にする。これ以上話が大きくなれば情報統制も必要と思うのだった。

384 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 09:32:43 ID:oH7kTRcJ0
登校後、ラビトンは屋上で魔法使いについての考えを巡らせる。
その折、ふと父親のことを思い出す。彼の父親は、悪の道に居た魔法使いに強いられた強制労働がたたり、脱出後数年で他界していたのだ。
一方、巴弥もまた悩みを抱えていた。言うまでも無く、カナデの住まいの件である。
社会的な問題や物理的な問題は無いものの、気持ちの整理がつかないでいたのだ。
が、ここで香織に「友達なら助けてあげないと」と言われ、決心がつき、カナデを招き入れるのであった。

翌日は巴弥の母親の命日であったため、カナデ、ラビトンを含め皆で墓参りに向かう。
が、そこで巴弥はすでに備えられている花と線香を発見。
誰がやったのかが分かる巴弥は、とっさにそれを投げ捨てようとする。
それを見て、慌ててそれを止めるラビトン。事情は分からないが、それは故人への冒涜だとたしなめる。
なおも納得しない巴弥だったが、命日に親子喧嘩をしているようでは母親がどう思うかと諭され、ようやく巴弥はその手を下すのだった。

帰宅後、感情爆発型の巴弥をよく止めたと感心する美里。
と同時に、そのことからラビトンの両親についても察し、思い切って聞いてみることにした。
真実を語るラビトン。それを聞いて美里も思う事があったのか、あまり深追いはしなかった。

深夜、何かの気配に気づいて目覚めたラビトン。
するとそこには、哀しい目をしながら枕を握りしめる巴弥の姿があった。
突然ラビトンを握りしめる巴弥だが、すぐにそれを下ろす。
ただならぬ雰囲気を感じ、ラビトンが何事かと聞けば「眠れない」とのこと。
その寂しさを悟ったラビトン。思い切って、なぜそんなに父親を嫌うのかを聞いてみることに。
それに対する巴弥の答えは以下のものだった。

衣食住の環境を整えたのは単なる偽善である。
父親は、母親の葬儀にすら顔を見せなかった薄情者であり、あまつさえその数年後見知らぬ女性と再婚した。
その際、自分の存在がウザいと思い、住環境を用意したのだろう、と。

だが、わざわざこの日に墓参りをしている以上、どうしてもそうだとは思えないラビトンは、
当たり障りのない程度でより詳しい話を求めて行く。それは、巴弥を楽にするためのことだから、と。
なかなか口を割らない巴弥に、ラビトンは先に自分の話をすることに。

388 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 09:50:41 ID:oH7kTRcJ0
母親は生きているかどうか分からず、父親は、母親に会いたいと言ってこの世を去っていったこと
自分は、その父親の遺志、そして何より自分の意思で、元の世界に帰って両親を一緒にしてやりたいと思っていること

と、この中でラビトンが帰りたがっていることにショックを受ける巴弥だったが、
ちゃんと戻ってくるつもりであることを聞いて安心する。そうして巴弥は、自分の話をするのであった。

両親は駆け落ち同然の学生結婚で、巴弥が学生時代に生まれたため揃って大学を中退、父は労働、母は育児に専念していたこと
そんな生活の中で、父親は生活のためではなく仕事を生きがいとしていたこと
そんな折母親は交通事故にあい、半月ほど生死の境をさまよった挙句そのまま亡くなってしまったこと
その入院生活中、自分は日夜泣きじゃくり、父親に助けを求めていたにもかかわらず、葬儀にすら顔を出さなかったこと
すべてが終わった後、自分にマンションを与え、父親は新しい家庭で暮らし始めたこと

これを聞いたラビトンは、自分と近い境遇にいたことを思いながら、自分にはあった拠り所が巴弥には無かったことを思い知ることになる。
が、父親は完全に巴弥を見放したわけではない、と諭す。マンションの豪華さ、美里の存在、それらがその証拠だと。
そうしたことから、巴弥に一度父親と腹を割って話してみてはというラビトンに、巴弥はまた痛いところを突かれたと反論。
これに対しラビトンは、自身も似た境遇であり、親子としての時間など皆無だったと伝える。
そして、その生活に溜まっていた鬱憤をすべてぶちまけたら、急に態度が急変したといい、
真剣に父親として向き合おうとしてくれたとラビトンは感謝の念を覚えていた。

そして、ラビトンも巴弥も、さまざまな人の助けがあってここまで生きてこれた。
子供がどれだけ意地になっても、それだけは変わらない、と諭す。
それを受けて巴弥は、少しだけ素直になろうと思うのだった。
これまで孤独になっていたのも、仲良くなっても離れるのが怖かったから、美里にだって同じだった、
嫌われることへの不安、別れることへの恐怖、そういう気持ちが、短絡的思考があったんだ、と。

391 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 09:55:54 ID:oH7kTRcJ0
それを考えていた時、突然ラビトンはロックの姿に変わる。
が、それがかえって功を奏し、巴弥は迷うことなくロックの胸に飛び込むのだった。
そうして、まるで親子か恋人かというムードになっているとき、ロックは再びラビトンに戻ってしまう。
そのドタバタのさなか、性的興奮で再びロックに戻ったラビトン。
先ほどまでの互いを思う気持ちもあって、良い雰囲気になるものの、ロックはまだ早いとこれを拒む。
結局、口でという事で話が落ち着くのであった・・・

翌朝から巴弥は変わった。
美里に夕食のリクエストをしたり、掃除の際積極的に指揮を出したりと、自分から話しかけることが多くなったのだ。
この変化に周辺は驚くが、いい変化であるとして深く突っ込むことは無かった。

そのころ、亜里砂はいよいよ困窮極まっていた。
成果が上がらず、住みかも無くなり、田舎に戻ることもできずといよいよ打つ手がなくなり、
巴弥の変身前を狙うという非道な作戦を思いつくのだった。

そしてそれは放課後、巴弥が香織、カナデと話をしているときにおこった。
突然ニコニコ門が召喚され、そこから飛び出してきたのは魔法服姿の亜里砂。
事情を知らない香織が唖然とする中、飛び込んできたラビトンが亜里砂の剣に突き刺さり、あっけなく・・・
と思いきや、実はこの体は代替え品のため特に問題は無かった。

ラビトンの修復はカナデに任せ、教室へと戻ってきた巴弥は、案の定、呆然としているクラスメイトに遭遇。
なんとかごまかし、教室を修復したところで、カナデとラビトンが戻ってきた。
心配をかけたことをわびるラビトン。巴弥も特に気にしてないとし、ひと段落・・・
と思いきや、事件の当事者、亜里砂が謝罪に登場。
が、よく見れば体中ぼろぼろ。その状況から、巴弥は彼女が野宿をしていると判断。
敵とはいえさすがに放置もできず、またカナデの件もあることから、巴弥は亜里砂もまた自宅へ来るように提案。
こうして亜里砂もまた如月家の一員となったのであった。

393 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 09:58:07 ID:oH7kTRcJ0
帰宅後、敵を連れてきてよかったのかと問うラビトンに対し、巴弥は、後悔はしているが放置していてもまた後悔していただろうと答える。
亜里砂は恐縮しきりだが、巴弥は気にすることは無いと、家に置くことを承諾。ラビトンとともに荷物を取りに行くことに。

その頃、亜里砂の上司であった3つの陰の動きが。
地球にあった前線基地が無くなり、亜里砂との情報のやり取りも出来なくなったため、
3人のうちの一人、ヴァージナルと名乗る3姉妹の3女が偵察に行くことに。

こうして、荷物を回収しに来ていた巴弥とラビトンのもとに、ヴァージナルが出現。
散々挑発するつもりが逆に挑発され、勢い余ってニコニコ門を召喚してしまう。
青ざめるラビトン。実は、彼女は魔法使いの中で恐れられる4姉妹の1人だったのだ。
こうしてニコニコ獣を召喚し、戦うしかないかといったその時、次女、カンタービレが駆け付ける。
暴走を食い止めるべくやってきたというが、その際巴弥の姿を見つけ、捕獲すべく巨大ニコニコ門を召喚。
しかし、勢い余ってヴァージナルごと取り込んでしまった。
(アクションパートへ)

(アクションパートから)
なんとかヴァージナルの猛攻をしのいだ巴弥とラビトンだったが、
倒したニコニコ獣はエリアキーパーではなかったため、空間を脱出できないでいた。

そこへ現れたヴァージナル。高笑いだが、二人はいい人質が出来たと気を抜いてしまう。
そこへカンタービレが出現。ヴァージナルを連れ去られては困ると攻撃を加える。
この時ラビトンはカンタービレから尋常じゃない気配を察知し、焦っていた。
おとなしく人質になるように迫るカンタービレ。
が、そのやり方は手ぬるいとヴァージナルが実力行使に出ようと再びニコニコ門をオープン。
その門を使いなんとか監禁エリアを脱した二人だったが、その際用いたアレスタントが完全に壊れてしまう。
代わりの杖もあるというラビトンだったが、巴弥はそれは違うと主張。
二人は、アレスタントを修復することを決めるのだった・・・

399 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 10:14:19 ID:oH7kTRcJ0
第5話「重なる想い、繋がる絆」

冒頭、3姉妹登場。
長女、アンダンテは前回のヴァージナルの敗戦に大層ご立腹の模様。
このままではたまらぬと、カンタービレに出撃を命じるのだった。

一方、勝ったものの意気消沈で帰宅した巴弥。
美里、カナデには心配いらないと告げるも、やはり相当引きずっている様子。
一方、ラビトンもまた強敵の出現に、このまま巴弥を巻き込み続けていいのかと悩む。
それを巴弥に告げるラビトン。だが、巴弥は「私たちはパートナーじゃなかったのか」とラビトンを叱責。
その言葉で巴弥の決心の固さを悟ったラビトンは、これまで通り巴弥とともに戦うことを決心するのだった。

翌日の放課後、巴弥はカナデ、亜里砂を引き連れて帰ろうとするが、亜里砂は「自分は敵だから」と、それを拒む。
だが、どうしても放っておくことのできない巴弥は、亜里砂を説得しともに帰宅するのであった。

さらに数日後、アレスタント補修のため、巴弥とラビトンは買い物に行くことに。
ここで巴弥は、ラビトンではなくロックと行きたいと主張。これにはラビトンも驚きを隠せない。
しかし巴弥はどうしてもというので、やや事故的な雰囲気もありつつロックの姿に。結果オーライである。
衝動が抑えきれなくなる前にと、急ぎ出かける2人であった。

が、その様子を目撃していた人物が。亜里砂である。
彼女は、ぬいぐるみが化けた人間こそが探していた魔法使いであると確信し、報告をしようとする。
が、2人には恩があるため裏切るわけにもいかない。悩んだ亜里砂は、2人についていく選択をするのだった。

買い物を終えたロックと巴弥。ロックはすぐにでも戻ろうとするが、巴弥は今しばらくこのままでいることを選択。
学校の男子生徒の視線を一同に浴びながら、巴弥はロックに抱きついてきた。
しかし、そろそろ性的衝動を抑えるのも限界寸前のロック。
だが、巴弥はロックの気持ちが知りたいと、さらに確信的な質問を続けて行く。
そうこうするうちにいよいよ限界のロック。人気のない場所へ移動することに。

401 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 10:18:52 ID:oH7kTRcJ0
その頃、街にある人物がやってきていた。
師匠を探しているとするその人物は、偶然通りかかった亜里砂にその人物の写真を見せることに。
亜里砂はその写真に見おぼえがあるとするも、すぐに走り去ってしまう。
人探しの人物も慌てて亜里砂を追いかけることに。

そうして、亜里砂は巴弥・ロックと合流。
尾行中なのに発見されたことを嘆く亜里砂の後ろで、先ほどの人物が転び亜里砂のスカートを破ってしまう。
この騒動を聞いていたロック。謎の人物の声に聞きおぼえがあるという。
何者なのか確かめようと声を挙げたその瞬間、謎の人物はロックに飛びついて来た。
そう、実はこの人物こそ、ロックの弟子、コトナだったのである。

だが、この感動の再会も、ロックは今呪いが発動中。
コトナに対して衝動を感じてしまい自虐的になるロックの横で、巴弥は涼しい顔をしてこれを見ているのだった。
なんとかコトナを引き離し、コトナはただの弟子だと弁解するロック。
しかし巴弥は、それなら自分も恋人でも無いただのパートナーなのだから、誰とどうなろうと無関係だと言い切る。
明らかに不機嫌になっている巴弥。しかし、それが本来の自分だと一歩も譲らないのだった。
このままではらちが明かぬとなんとか自分の方を向かせようとするロック。
しかし、これがかえって逆効果となり、巴弥はそのまま雑踏の中へ走り去ってしまった。
ロックはこれを追いかけようとするが、再会したばかりのコトナを放置するわけにもいかず、
亜里砂のスカートを修復したのち、巴弥のマンションへと向かうのだった。
そうして、美里に事情を説明し、コトナの面倒を見てくれるよう頼んだロックは、巴弥に事情を説明しようと探しに向かった。

402 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 10:21:35 ID:oH7kTRcJ0
その頃巴弥は、行く当てなく河原を歩いていた。
なぜ自分が不機嫌になっているのか分からない。コトナとロックが仲良くしているのを見て、
コトナが自分よりロックを知っていると思ったとたん、以前魔法通信をしたときと同じ黒い感情が芽生えていることを自覚していたのだ。
無邪気にロックになつくコトナと、それを当り前のように受け入れるロックの様子が気に食わなかったのだ。
ぽっかりと胸に空いた穴。それを自覚しながら、巴弥は河原で考え込んでしまう。

ロックにとって自分はただの魔力供給タンクだったのか。
自分はロックと一緒にいたいから、あんなに頑張ってきたのに、と。
そして巴弥は考える。なぜ、自分は彼と一緒にいたかったのだろうか、と。
ロックが自分を可愛いと言ってくれたのはウソだったのか、と。
女の子ならだれでもいいのか、と。

その様子を見ていた亜里砂もまた悩んでいた。
アレスタントも無い、ロックもいない、今の巴弥はまさに丸腰だ、と。
巴弥をつけ狙う自分たちにとって、今は願っても無い大チャンスだ、と。
でも、巴弥には恩がある。しかも、そんな様子をつけ狙うのは卑怯だ、と。

だが、悶々と悩んでいるところを、巴弥に気付かれてしまう。
何をしているのかと問われ、いやな事があったから川に向かって叫びに来た、と答えると、
巴弥もその気持ちが分かると共感。迷わず、自分の気持ちを叫ぶ。
それで少しは気持ちが晴れた巴弥。亜里砂に、帰ろうと手を差し伸べるのだった。

その頃の如月家。突然倒れたロックを、カナデが介抱していた。
美里もコトナもいないため、自分が介抱していたのだ、という。
その優しさに心打たれるロックだったが、次の一言に度肝を抜かれることとなる。
なんと、苦しいであろう局部をなんとかしようというのだ。
それに驚くロックだったが、それ以前になぜカナデがそのことを知っているのかという疑問がわく。
カナデにこの姿を見せるのは初めてのはずだし、性衝動の呪いのことは巴弥にしか言っていないはずだ、と。
そのまま流されそうになるロックだったが、ここで流されてしまっては巴弥に合わせる顔が無いと、
なんとかカナデを制止することに成功したのだった。

408 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 10:43:38 ID:oH7kTRcJ0
そうこうするうちに巴弥が帰宅。ロックがラビトンの姿に戻っていることに疑問を覚えるが、
すでに帰ってきていた美里から「巴弥を探しに行こうとして倒れた」と聞き、それまでのもやもやがすべて消え去るのを自覚。
だが、コトナの姿を見たとたん、その暗雲がまた立ち込めてくるのだった。この中のいったい誰がロックの性衝動を解消したのだろう、と。

しかし、コトナはラビトンの目の前で「師匠は?」と問うたことから、どうやらラビトンとロックが同一人物だと知らない様子。
コトナに事情を説明するラビトン。それを聞いてようやくコトナは事情を理解する。

一方巴弥は、これからはコトナがパートナーになるのだろうから自分はお役御免だと問うが、
コトナには魔法素質が無いため、ラビトンは引き続き巴弥にパートナーでいて欲しいと依頼。
それを承諾したのち、巴弥は疲れたから寝ると、部屋に戻ってしまう。
それを受け、この日は解散となった。

その後、美里とラビトンは巴弥について話をしていた。巴弥の誤解は解けていないままだったからだ。
その会話の中で、美里は巴弥はロックに恋をしているのだと指摘。ラビトンは焦るが、状況証拠だと美里は続ける。
また、美里はラビトンに対し、コトナのようなかわいい娘を弟子にしていながら手だししていないのは不自然だと続ける。
それを受け、ラビトンはコトナにそういう気持ちがわかない理由を話す。

424 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 21:20:32 ID:oH7kTRcJ0

コトナは孤児であり、自分と出会って10年ほど。その頃からコトナは一人で、施設に預けられていたこと
出会った頃は、まるで廃人のようで、その様子を放置はできないと魔法を見せてあげたこと
それから少しづつ元気になっていき、ついには魔法を教えて欲しいと懇願されたこと
それでも魔法を教えるようになり、それからは家族同然の関係を続けてきたため、決して恋愛対象になることは無いこと

それを聞いた美里は、では巴弥のことはどう考えてるんだとさらに確信をついてくる。
ラビトンは、かわいいしいい子ではあるが、これ以上この世界の人間を愛することがいいのか迷っていると答える。
異世界人である自分の遺伝子が、この世界でどういう影響があるか分からない上、自分の子孫には魔力の資質や特性が受け継がれてしまう。
魔法が珍しいものであるこの世界では、魔女狩りの再現が起こりうる可能性があるし、力を過信した子孫がこの世界に悪影響を及ぼす可能性もある。
この世界が好きだから故、そういう事は絶対にあってはならないのだ、と・・・

美里は、ラビトンの考え方に共感しつつも、人と人が愛し合う事まで否定することは無いと答える。
美里個人としては、巴弥がこれ以上哀しむのは見たくはない。また自分は巴弥の道にレールを敷きたくはなく、巴弥もそれは望まないだろう。
だから自分は、巴弥が自分で選んだ道なら、それを全力で応援することに決めている、と。
この言葉を重く感じたラビトン。美里は、それはそれだけラビトンが真剣なのだ、と指摘する。
翌朝、ラビトンは巴弥を起こしに行った際、巴弥のある何気ない行動に衝撃を受ける。
ラビトンへ向けて伸ばした手は、ラビトンに触れることなく巴弥の胸に戻った。そしてそれは、二人の距離が近くて、また果てしなく遠いことを意味していた。

425 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 21:22:00 ID:oH7kTRcJ0
登校した巴弥、さっそく前日のロックとのデートについて指摘されるが、巴弥はそれを「幻覚でしょ、バカバカしい」と一蹴してしまう。
一方、ラビトンも巴弥との距離感について悩んでいた。本来はこの世界とはビジネス以上の接触はしたくなかったのに・・・
ロックは、心の底では寂しいという感情を抱いており、人のぬくもりが恋しかった。
そんなときに巴弥と出会い、さらに彼女もまた自分と近い境遇にいた。それゆえ、お互い惹かれあってしまったのだ。
だが、巴弥の本音が分からないラビトンは、思考の袋小路に入って行ってしまう。

そしてそれは巴弥も同じであった。ロックが美里やカナデに手を出したのなら絶対許せない。コトナだったらなおさらだ。
でもなぜ?自分には関係ないじゃないか。自分はロックの何でもないんだから。
こんな思いをするくらいなら、もう魔法とかかわるのを止める?そういう考えすら浮かぶ巴弥であった。

一方、考えの袋小路から脱するため、アレスタントの修復に取り掛かったラビトン。
自分一人では難しいとコトナを呼び出し、修理のついでにとコトナに学園の制服を魔法で与えるのだった。

場面は切り替わって3姉妹。今度こそと、今度はカンタービレが侵攻をかけてきた。
すぐに巴弥が駆け付けその場をしのぐが、ラビトンのパートナーという言葉に引っかかる。
と、その隙に攻撃が。巴弥をかばうため身を呈して守ったはずのラビトンだったが、巴弥は屋上の淵にぶら下がる格好になってしまった。

そこに現れたのは亜里砂。カンタービレは、チャンスを与えると巴弥をたたき落とすように命じる。
ごめんと謝る亜里砂。たたき落とされたと身構える巴弥だったが、亜里砂は手を差し伸べていた。
曰く、自分は悪役を目指してきたが、恩を忘れることは出来ないし、これは卑怯な手段であると、亜里砂はカンタービレに刃向ったのだ。
悪の道を歩んでも、人道だけは外れられない。それは亜里砂のポリシーであった。

426 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 21:22:57 ID:oH7kTRcJ0
これに完全にキレたカンタービレ。亜里砂をお払い箱とし、ニコニコ獣で亜里砂もろとも巴弥を叩き潰そうとする。
巴弥は攻撃を加えようとするが、ラビトンがおらずそれが出来ない。絶体絶命と思われたが、駆け込んできたコトナによってニコニコ獣は投げ飛ばされてしまう。
彼女は、魔力でパワーを最大限引き上げていたのだ。
と、そこへラビトンが戻ってくる。感動の再会だが、ニコニコ獣はもう一体いるのだ。
こうも暗くては探すのも一苦労、ということで、コトナの魔力でラビトンは明かりの魔法を使う。
それによってすぐに発見、対抗しているが、カンタービレは直接対決を希望。
罠だと警戒するラビトンだったが、校舎を人質に取られてしまい、巴弥とラビトンは戦いに赴くことに。
(アクションパートへ)

(アクションパートから)
カンタービレのニコニコ獣をも撃破した二人。カンタービレは、負けを認め自分を殺せと主張するも、巴弥はそれを拒む。
紳士道を馬鹿にするのかと怒るカンタービレだが、もはや体力は残っておらず、巴弥も早く帰るよう促す。
また、巴弥は確かに魔法よりであるが根元の部分では普通の一学生なので、その価値観は受け入れられないと主張
それに怒りが爆発したカンタービレ。全員を巻き込み、エリアを破壊しようとするが、巴弥は命を粗末にするのは大馬鹿だと叱責する。
互いの言い分が完全に平行線をたどり、いい争いを始める二人に、ラビトンは恐怖すら感じていた。
しばらくの後、素直に負けを認め、名前を交換し帰ろうとする一同だったが、カンタービレのミスで自爆スイッチをオンにしてしまう。
その様子を見ていたヴァージナル。巴弥とラビトンをエリアに残し、自分はカンタービレを連れてさっさと帰ってしまう。

428 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 21:29:44 ID:oH7kTRcJ0
大ピンチになった二人。エリアに穴をあける魔法を使ったラビトンだが、失敗。
繰り返し挑もうとするが、杖が壊れては大変と巴弥はそれを阻止する。
ここでラビトンは自分が巴弥を魔法の世界にひきいれた責任を感じるが、巴弥は自分が選んだ道だからとその言葉を止める。
そして、自分はラビトンが、ロックが好きだと告白する。それを受けラビトンも、自分が感じていた気持ちを吐露。巴弥はその気持ちを受け入れる。
その際、先日の誤解も解けたが、もはやエリア崩壊は目前まで迫っており万事休すか。そう思ったその瞬間、コトナが開いたニコニコ門が目の前に。
間一髪で脱出成功。だが、なぜコトナが監禁エリアに入れたのかという疑問が。
聞けば、ラビトンたちが出て行った直後、ヴァージナルがスペアキーを投げつけに来て、そのまますぐに立ち去ったのだという。
ヴァージナルの気持ちを酌み入りながらも、すぐに助けなかったことを怒る巴弥だった。

その夜、ラビトンと巴弥の間には何とも気恥ずかしい空気が流れていた。
二人はつい先ほど想いをぶつけあったばかり。一緒に居るのは自然な事であるが、それがなお恥ずかしさを呼んでいた。
そんななか、続きをして欲しいという巴弥。ロックもそれを受け入れ、その夜、二人は一線を越えた。

429 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 21:31:08 ID:oH7kTRcJ0
第6話「スウィート・トラップ」

冒頭はまたもや3姉妹。連敗を受けもう任せてはおけんと、長女・アンダンテが自ら出撃することになる。

場面は変わって如月家。各々が自分の思い思いに休日を謳歌していると、突然亜里砂が叫びだす。
生粋の悪役だった自分にとって、こうしてただ平和をむさぼっているだけなのは、自身のアイデンティティに関わると言うのだ。
余りに突拍子もない話に呆れる一同。と、美里のダークヒーロー路線を提案に二つ返事で興味があると答えた亜里砂。すると、美里が部屋にDVDを取りに行くという。
実は美里は大の特撮好きで、語り始めると止まらないのだという。そうして、如月家リビングでは特撮戦隊物の観賞会が始まってしまった。

5時間後、さっさと部屋に戻ってしまった巴弥の様子を見に来たラビトン。いいムードになったのだが、リビングが騒がしくその空気はすぐに壊れてしまう。
ただえさえ二人きりになれる時間が少なく、呪いのせいでぬいぐるみ状態で居続けなければならない状態なのだ。
この状態を気にしていたラビトンは、巴弥にある魔法の実験を提案。巴弥もそれを承諾する。

翌朝、巴弥の寝顔を見ていたラビトンは、この人間らしい生活も巴弥のおかげだと感慨深げに考える。
一方起きてきたコトナは、美里にすべての負担をかけていることに申し訳なさを感じており、家事の手伝いを志願。
美里もそれを受け入れるが、何もかもが全自動化されている現代において、その必要は無かった。
そんな折、コトナは亜里砂からお金を貸してほしいと頼まれる。巴弥や美里には、これ以上世話をかけられないというのだ。
その話の中で、バイトをすればいいのではという結論に達する。
こうして、亜里砂は生活のため、コトナは如月家にお金を治めるため、そしてカナデは巴弥へのプレゼントのため、
それぞれ巴弥には内緒でバイトを探しに行くこととなった。

入れ違いにやってきた巴弥は、美里から3人が一緒に出かけたという話を聞いて驚くが、美里はむしろ自分も邪魔だろうからと一旦帰ってしまう。
こうして2人きりになったラビトンと巴弥は、さっそくその実験を始めることに。
成功すれば、ロックでいられる時間が長くなると言うので、二人とも何が何でも成功させようという意気込みである。

430 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 21:32:01 ID:oH7kTRcJ0
一方、バイトを探して放浪する3人はとある喫茶店で悩んでいた。
最初に入ったハンバーガーショップをあっけなく追放されてしまったからである。
次の店を探そうとするコトナと亜里砂に対し、カナデは喫茶店のマスターに、この店で働きたいと志願する。
大切な人へのプレゼントを買うというカナデの気持ちに感銘を受けたマスターはこれを承諾。カナデはこの店で働くことになる。

一方、幾度とない失敗を重ねる巴弥とラビトンの実験。
ラビトン曰く、術式は完成しているとのことで、あとは自身の魔力コントロールの問題だろうとの結論に至る。
これを聞いた巴弥は、ならば自分のアシストがあればどうかと提案。
やってみる価値はあるとするラビトン。そして、それはついに成功するのだった。
こうして人間の姿に戻ったロック。だがもう夕方なので、この日はゆっくりと過ごすことに。
そのうちいいムードになりつつあったが、ことあろうにこのタイミングでみんなが帰宅。慌てる二人であった。
その後全員揃ったのち、巴弥はカナデがバイトを始めることを聞かされる。
コトナと亜里砂がバイト先を探していることも聞き、気持ちはありがたいがくれぐれも無理だけはしないようと告げるのだった。

翌日、早朝に目覚めたラビトンだったが、脱衣所にあったパンツを見て興奮、ロックの姿になってしまう。
さすがにロックの姿で登校するわけにもいかないので、ロックは自宅に残り、学園にはコトナが行くことになった。
しかし登校直後、カナデがすぐに保健室に行ってしまうが、皆心配することは無かった。

433 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 21:38:40 ID:oH7kTRcJ0
一方、自宅に残っていたロックは、人の気配を察知。美里だろうと思って振り向くと、そこに居たのはなんとカナデであった。
ちょうど都合がよいとロックはカナデにいくつか問いかけをするが、巴弥に何をしようとしたとの問いに、カナデは哀しげな顔を見せる。
巴弥は自分にとって大切な人だからどうこうすることは無い、と。
さらにカナデは、ロックが自分から巴弥を奪ったと主張。巴弥の心はすでにロックで大半を占めていると迫る。
まるでお昼のドラマのような刀傷沙汰を想像し、巴弥が哀しむから馬鹿なまねはよせと返すロック。
だが、実はカナデは巴弥と同様、自分もロックに奪って欲しいというのだ。
それはつまりそういうことである。巴弥に操を立てているロックは、もちろんこれを拒否。
が、カナデは束縛魔法を用いてまで、ロックに襲いかかってしまった。
これをきっかけにもちろんロックはラビトンに戻るが、カナデは気に留めることなく学校へ戻る。
教室でカナデをみた巴弥は心配するが、カナデはラビトンを取りに戻っただけだという。
事情を知らない巴弥はなぜラビトンに戻っているのかと問うが、もちろんカナデは答えない。巴弥は後でラビトンから事情を聴くとしてその場はお流れに。

放課後、カナデと亜里砂を見送った巴弥は、さっそくラビトンに事情聴取を行う。
本当のことなどいえないラビトンは、下着で興奮した、という事にしてなんとかごまかす。
だが巴弥は、自分だってずっと我慢していたのにと、寂しそうな表情を見せる。

と、そこに上から声が。何者かと思えば、それはあの3姉妹長女、アンダンテだった。
完全にムードを壊された巴弥は大激怒。徹底的に応戦すると意気込む。事情を理解できないアンダンテは、さっさと始めようと急かすのであった。
(アクションパートへ)

(アクションパートから)
アンダンテを退け学園へ戻ってきた二人。時間はすでに夜である。この時間なら誰もいない、戦闘後の高揚もあり、再びいいムードが出来つつある。
ここでキスをする二人。ラビトンはそれだけでロックに戻ってしまう。そして、二人は今度こそ屋上での情事を楽しむのだった。

事を終え、ゆっくり余韻を楽しむ二人だったが、ここであることを思い出す。そう、図書室へ連れて行っていたコトナをすっかり忘れていたのだった。

435 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 21:42:12 ID:oH7kTRcJ0
第7話「迷えるシークレットガール」

冒頭、コトナからロックと関係について説明を受ける巴弥。
何も無かったことは何も無かったが、コトナは自分はいつでもロックを受け入れる準備があるという。
これには苦笑いするしかない巴弥だった。

その後、巴弥とロックはカナデのバイト先に様子を見に行くことに。
周りが引くほどのバカップルっぷりを見せつけながら到着すると、カナデはすぐに巴弥に気付いて出迎える。
その様子を見ていたマスター、迷うことなくロックに向けて「巴弥さん」と挨拶をする。
曰く、カナデから大切な人と聞いていたので、男性だと思った、とのことだ。
その後、コーヒーを飲みながら様子をうかがうふたりだが、この様子だと心配はいらぬと早々に撤収することに。

喫茶店を後にした二人は、工事現場で働くコトナと亜里砂の様子を見ることに。
魔法効果切れでラビトンに戻っているロックだが、巴弥は気にしていないとのことだった。
さて、工事現場では百人力のコトナに対し、伸びてしまった亜里砂。巴弥とラビトンはやはりというような様子でその場を後にする。

一方、クリフォトの3姉妹。長女、アンダンテが基地を無人にしてしまったらしく、他の2人から怒られていた。
不用心な上、あっけなく負けて帰ってきたことに呆れる二人。アンダンテは出る幕が無く、泣きわめいて誤魔化す。
さて、3姉妹はあっけなく敗れ去ったが、どうやらもう一人戦えるものがいるらしいが、その娘はとにかく読めない人物らしく、今もどこかへ行ってしまってる。
だが、その実力は誰もが認めるもの。末っ子ながら、3人を恐怖に陥れるには十分なものなのだ。
それを考えていると、後ろからある人物の声が。その人物におびえる3人。
3姉妹から「父上」と呼ばれるその人物は実に冷酷で、敗戦を喫した3人をあっけなく処分してしまうのだった・・・

一方の如月家。亜里砂とコトナは、今日の分のバイト代を巴弥に差し出す。
最初は躊躇していた巴弥だったが、折角の気持をむげにするのも悪いと、半分だけ受け取ることに。その気づかいに感謝するコトナと亜里砂だった。

442 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 22:00:39 ID:oH7kTRcJ0
場面変わって喫茶店。マスターから、大切な人は大事にするんだよと諭されるカナデ。
カナデの大切な人の中に家族が含まれていないことに気付いたマスターは、そこで家族との関わり方について悩みがあることを聞かされる。
それについてマスターは、失ってから初めて気づくんだ。そんな後悔はしないようにと告げる。

そして場面が変わってコトナとラビトン。組織との連絡を取り終えた後、コトナから今までの苦労話を延々聞かされる。
これまで苦労をかけたとわびるラビトン。そのお詫びと言っては何だが、2人で出かけることに。
その際、コトナはいつまで巴弥の部屋に居るつもりなのかと問うと、ラビトンは、ごたごたが片付き次第、組織に部屋を用意させる心づもりはあると答える。

その後、コトナは昔のロックの恥ずかしい話を次々と暴露。だんだんと立場が無くなって行くロックだが、
コトナはそれを意にかえさず、ついには性的接触が必要な魔法を自分とやるよう言いだしてしまう。
そうするうちに沈静魔法の効果切れも近づき、限界寸前まで達した二人はマンションに戻ることに。
が、その途中でエレベーターが故障。一向に回復せず、ロックの我慢も限界に達しつつある。
さすがに黙ってられぬとすべてをコトナに説明すると、コトナは自分の体を使っていいという。
むしろ、自分とロックの関係を師弟関係に戻すため、自分の気持ちにけじめをつけるために交わって欲しいというのだ。
巴弥のことを思うと飲めるはずのない要求だが、コトナの意思をむげにも出来ない。
そして、男女としての自分たちの関係と決別するために必要な儀式なんだと。こうしてロックは巴弥への謝罪の念を持ちながらも、コトナと交わるのだった・・・

翌日、巴弥とロックはカナデの買い物に付き合っていた。駅前で美里とも合流。何を買うのかの目星だけでも付けておこうとするがなかなか決まらず。
とりあえずバイト代の半額を使うとこととし、美里おススメの店で買い物を終えたカナデは、父と姉にそれを渡しに行くといい現地で解散となった。

443 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 22:01:26 ID:oH7kTRcJ0
そしてカナデが帰ってきたのは、なんとあのヴィクターの元。
再会を喜んだあと、カナデはプレゼントを渡すが、なんとヴィクターはそれを捨ててしまう。
さらには、姉たるクリフォト3姉妹は何処へ行ったと問うカナデに、ヴィクターはためらうことなく処分したと答える。
泣きじゃくるカナデ。ヴィクターはそんなカナデを取り押さえようとする。
カナデはすぐさま逃げ出したものの、迷惑をかけると巴弥のもとへ戻るわけにもいかず、空間内を延々と逃げ続けるのだった。
そこに入るヴィクターの通信。彼は、なんとカナデの外の世界での記憶をすべて消し去ろうとする。そんなことは絶対に駄目だと、カナデは迷わず逃げ出す。
それを見たヴィクターは、計画が台無しになると意味深な言葉を残し、追跡を続けるのだった

一方、カナデが戻らないことを心配する巴弥たち。
夜間まで探し続けるものの見つからず、あきらめて帰ろうとした時、ビルの屋上に魔力光を発見。そこに居たのはカナデであった。
カナデとの再会に喜ぶ巴弥だが、なんとカナデはその巴弥に向かい攻撃を仕掛けてきた。
なぜだと愕然とする巴弥。そこにヴィクターが出現、巴弥を邪魔だと消そうとする。カナデは、それだけは阻止すべきだと自らを犠牲にすることを決意する。
そこにヴァージナルが出現。カナデはクリフォト3姉妹の妹だと告げる。
巴弥は、カナデと3姉妹が姉妹であったことにショックを受けるが、「親友としての」カナデを最後まで信じろとラビトンに言われ決心を固める。
これを見ていたヴィクターは、自らの手でヴァージナルを葬り去ろうとするが、間一髪で巴弥が助け出し、一旦家に連れ帰ることに。

帰宅後、ヴァージナルによって明かされる真実。

自分たちは、ヴィクターによって作られた人工生命であること
ヴィクターは、ある人物を複製させるため、様々な研究をしていて、自分たちはその副産物であること
その中でも、カナデは特別な存在であり、ニコニコ空間内にある特別な装置を動かす力があること
このことから、カナデはラビトンの呪いを解くことが出来ること
そして、アンダンテとカンタービレは、もしかしたらもう死んでいるかもしれない、こと・・・

444 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 22:01:49 ID:oH7kTRcJ0
さらに話を聞けば、ヴィクターはラビトンの父親をこき使い、死に至らしめていることが分かる。
ラビトンにとってヴィクターは、父の仇に等しい存在なのだ。
これを聞いた一同、ますますカナデを取り戻す理由が増えたと、決心を固めるのだった。

と、善は急げとさっそくヴァージナルにカナデの居場所を尋ねる巴弥
ヴァージナルは、知ってはいるが今のままではヴィクターに勝ち目はない、場合によってはカナデと戦うこともありうると、二人を必死に食い止めようとする。
だが、こんなことで引き下がる巴弥とラビトンではない。美里に3人で帰ってくることを約束し、出撃するのだった。
(アクションパートへ)

(アクションパートから)
操られていたカナデを解放すべく、あえて全力で魔力砲撃を行った二人。
気を失ったカナデに必死に呼びかけ続け、カナデの自我を呼び覚ますことに成功する。
それを見て完全に壊れたヴィクター。まだ終わったわけではないと、この場は引き下がるのだった。
と同時に、カナデにはもう興味がないと、そのまま放置して帰るのであった。

448 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 22:10:44 ID:oH7kTRcJ0
第8話「Magic a ride!」

なかなか戻らない巴弥とラビトンを心配する待機組一同は、敗戦という最悪な事態も脳裏にかすめながら、勝利を信じ続ける。
そんなとき、ニコニコ門が出現。出てきたのは・・・、巴弥たちであった。
思わず飛びつく一同。美里は巴弥に、コトナはラビトンに、ヴァージナルはカナデに、それぞれ飛びつくのだった。
その様子を見ていた亜里砂。思わず、今までの無礼をカナデに詫びるが、カナデは、もう自分は亜里砂の友達のカナデなのだから気にしなくていいと告げる。
と、思い出したようにプレゼントを配るカナデ。巴弥、ラビトン、美里、コトナ、亜里砂と配り終え、ヴァージナルにも渡すが、ヴァージナルはなぜ自分なんかにという。
それに対しカナデは、生まれや生物学上どうであるとかは関係なく、3姉妹は大事な姉なんだからと答える。その答えにてれ臭さを感じながらも受け取るヴァージナルだった。

アンダンテとカンタービレの安否が気にかかるものの、取りあえずカナデが帰ってきたことで一安心。この日はもう休むことに。
が、この時時間はすでに夜明け前。わずかな仮眠をとり、一同は遅刻寸前に登校する羽目になったのだった。

しばらくし、巴弥とカナデが屋上にやってきて、寝ていたラビトンは叩き起こされる。
ちょうどいい機会なので、カナデに呪いや鍵のことを聞こうとする・・・が、カナデはこれを拒否する。
なぜかと問えば、呪いを解けば、ラビトンと巴弥がより親密になり、自分のことなど忘れるだろうというのだ。
さらに、鍵を渡せばロックが帰り、巴弥が哀しむ。それは見たくないという。これにかえす言葉が見つからない巴弥だが、カナデはさらに衝撃的な発言を続ける。
なんと、巴弥より先に自分がロックを気に行っていた、というのである。ロックのことが好き、だと。
これに対しラビトンは、自分は元の世界に戻ることは無いという。父親の遺体だけ埋葬したら戻る、と。
さらに、元の姿に戻れば、巴弥をこれ以上危険にさらすことも無くなり、安全になる、と。
事情を汲んだカナデだったが、それでもなおダメだという。
巴弥は、絶対に一人にしないから意地悪はしないでくれというが、ラビトンは今しばらくは待つという。
これ以上こじれないうちに、穏便に話をまとめるのが先だ、と。

450 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 22:12:08 ID:oH7kTRcJ0
その後再び目を覚ましたラビトンは、あたりがすっかりオレンジに染まっていることに気づく。
巴弥からの通信が無いことに不自然さを感じるが、向こうも爆睡状態だろうという事に気づき一安心、保健室まで迎えに行くことに。
巴弥を起こし、少し話をするラビトン。カナデの件について改めて問われ、もう少し今の状態でもいいと答えるラビトンだった。
と、ここで巴弥から、ここでエッチをしようかという提案が。ラビトンもまんざらでも無く、魔法で防音を施したうえで事を楽しむ二人だった。

場面は変わって、ニコニコ空間のどこかの草原。
ヴァージナルは一人、寂しくたたずんでいた。全域探知をしたものの、2人の姉が発見できなかったからだ。
二人が死んだと思いこみ、今までの思い出を思い出しながら泣きじゃくるヴァージナル。
だが、そこに勝手に殺すなと怒るアンダンテが飛び込んでくる。二人は生きていたのだ。
二人の胸に飛び込んで泣きじゃくるヴァージナル。感動の再会である。が、ここにヴィクターが出現、だが、もはや3人におびえは無かった。
一番威勢のいいヴァージナルを中心に、ヴィクターを挑発し続けるのだった。

一方、ロック・コトナの組織の幹部がニコニコ空間にやってきていた。が、その幹部もまた、不穏な発言を見せる・・・
と、そこへやってきたヴィクター。この城だけは返してもらうと、戦いの姿勢を見せる。何やらスイッチのようなものを操作したヴィクター。その瞬間、空間が地鳴りを起こし始める。

一方、如月家。日常の一コマを過ごしていたはずが、カナデが急に倒れてしまう。
次の瞬間、窓の外にはニコニコ城が。慌てて巴弥とラビトンを呼びに行くが、二人はさっきまで行為にいそしんでいたので、その姿を見られてしまう。
しかしそんなことを言っている場合ではない。事情を知ったラビトンは、カナデ救出で気が緩んでいたと猛省する。
すぐに呪いを解こうと主張するラビトンだったが、使用権限をヴィクターに奪われ、それもかなわなくなってしまう。

451 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 22:14:22 ID:oH7kTRcJ0
さらに、3姉妹がエネルギー供給機になっていることも発覚。非人道的行為に、いよいよ一同の怒りは頂点に達する。
その時、ニコニコ城から怪しい光が発せられ、完全に魔法関係者だけを切り離してしまう。
完全にブチ切れた巴弥。後先考えず非人道行為を繰り返すヴィクターは絶対許せないと、一同は突撃を決意。
アンダンテらを探すチーム、ヴィクターのもとへ向かうチームの2手に分かれ、突撃。
いよいよ最終決戦の火ぶたが切って落とされるのである。
(アクションパートへ)

(アクションパートから)
3姉妹を助け出し、ヴィクターのニコニコ獣をも打ち砕いた一同。
ヴィクターは唖然とするが、ラビトンは「たった一人でなど戦えるはずがない」と指摘。
だが、完全に崩壊したヴィクターは、カナデを捕獲したまま(戦闘中に捕らえられています)
巴弥とラビトンのいるエリアを監禁状態にしてしまう。
3姉妹を助けに行った亜里砂、コトナは一足先に街に戻るが、3姉妹は部屋に入らず、ことの行く末を見届けると言う。
ニコニコ門をつなげようとしたが、エリアロックが城全体にかかっておりどうしようもないのだ。

一方、ヴィクターは完全に壊れ、城、自分をも巻き込み巴弥とラビトンを消そうとする。
と、その時カナデが目を覚ます。しかし、何処となく様子がおかしい。カナデの中に入っていたのは巴弥の母親の魂だったのだ。

実はカナデは、自我はあるものの今は気絶状態にあり、それを受けて押し込まれていた自分が出てきたという。
さらに、ヴィクターも、延々さがしていた「彼女」の魂が具現化したと驚く。
が、巴弥母は、本人ではない魂は定着など出来ず、自分の自我はしばらくすれば消えるだろうという。
さらに、ヴィクターはこの会話の中で頭の中に引っかかりを覚える。その様子に、まだ思い出さぬのかと呆れる巴弥母。
なんと、巴弥母とヴィクターは姉弟の関係にあったのだ。これには巴弥も衝撃を隠せない。
血縁関係こそないものの、れっきとした姉弟だと言いきる巴弥母。そして、それを受け入れられないヴィクター。
ヴィクターは、姉が決して受け入れなかった愛情を持ち続け、人間として壊れてしまったのだ。
愛と憎しみは背中合わせ。自分の愛が受け入れてもらえず、結婚し巴弥を生んだ姉を、ヴィクターは殺害していたのだった・・・

458 名前:マジカライド バイバイさるさんって何・・・?[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 23:03:15 ID:oH7kTRcJ0
その事故が、その後の巴弥の運命をゆがめただけでなく、ヴィクター自身の人生もまたゆがめる結果となってしまった。
そして、その狂ったヴィクターによって、ロックの運命までもが悲劇へと向かってしまった。
さらにこのことが、ヴィクターによって運命をゆがめられたロックと巴弥を、恋人関係にしている・・・
皮肉、などという言葉では片づけきれないこの事実に、ラビトンはこの上ない衝撃を受ける。
どこか一つでも歯車が狂わなければ、決して出会うことすらなかった二人。
しかし、だからと言ってヴィクターを許すことなど、出来はしない・・・

本当は殺すつもりなどなかったというヴィクター。身勝手すぎる話だと怒り心頭の巴弥。
しかし、逆に弟を思い詰めさせてしまったことを詫びる巴弥母。その言葉に、ヴィクターは返す言葉が無い。

今度は巴弥の方を向いた母。ここも自分ももう長くは無いと、脱出を促す。
哀しい事実。だが、死者を生き返らせることは許されない。
だが、二度と会えないと思っていた母親と再会できたのに、残酷すぎるとは巴弥の言葉。
母もまた、成長した巴弥と会えたことが嬉しいというが、やはり死者は死者。カナデに体を返さなくてはならないと、巴弥母はそのまま成仏してしまう。
一方、もういない姉を探し放浪し続けるヴィクター。崩れた床の方へと向かってしまう。
命を粗末にするなと叫ぶラビトンだが、このままでは自分たちも危ない。脱出が先である。
さすがにわがままはいえぬと、ロックの呪いを解除するカナデ。
しかし、依然エリアロックはかかったまま。一体どうするかと思えば、ロックには秘策があるという。
それは、巴弥が突入時に使ったものと同じ魔法である。彼は、あの時に使用法を見抜いていたのだ。
こうして無事に脱出成功。先に戻った一同や美里との再会を果たす。

460 名前:マジカライド バイバイさるさんって何・・・?[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 23:04:36 ID:oH7kTRcJ0
が、ニコニコ城崩壊とともに、ニコニコ空間も消滅する設定が仕掛けられていた。ということは、ロックが元の世界に戻れるチャンスは、今、一度だけということである。
悩むロック、帰るのは嫌だと叫ぶ巴弥。帰らないという約束は破ることになってしまう、申し訳ないとロックは言う。
父親の遺骸をどうしても向こうに葬らねばならず、そのためには帰らざるを得ないというのだ。もちろん、巴弥は拒み続ける。人の姿でやりたいことはたくさんあったのに、と。
ならば自分が付いていくと言う巴弥だが、これもロックは拒否。
この世界を離れる自分が言えた義理ではないが、巴弥を愛していると言い、熱いキスをする。皆との別れも済ませ、ロックは自分の世界に戻ってしまったのだ・・・
(スタッフロール)

(エピローグ・基本的には美里の語りで進みます)
ロックがいなくなった後も、基本的には変わらぬ生活を続けている如月家。しかし、巴弥が父親のことを毛嫌いすることが無くなったなど、変化が無いわけではない。
3姉妹はTVで「美人セレブ3姉妹」として売り込みをかけており、すっかり有名になってしまった。
自分だけ阻害されたようで寂しがるカナデだが、元気な姿が見れるだけいいのではないか。
一連の騒動も、人々の記憶からほぼ消え去り、この街にも平穏が戻った。
巴弥の胸に大きな傷が残ったことを除けば・・・

ロックがいなくなってしばらくは一人で塞ぎこむこともあったが、時間の経過とともに明るさも取り戻しつつある。
美里はそれが空元気だと気付いているが、あえて指摘することはしない。
亜里砂とコトナも家を出て行って、ロックのいた組織の日本支部に所属し、そこで活動をしているという。

学校でも努めて明るくふるまう巴弥だが、巴弥の想い人を見たことが無いという香織の発言には、「好きに取ればいいよ」としか答えようがないのだった。

そして、屋上へとやってきた巴弥。一人溜息をついている。香織の一言でロックのことを思い出し、寂しさが溢れかえってしまったのだ。
なんでもするから戻ってきてくれという巴弥。もちろん、かなうことのない願い・・・
そのはずだったが、ここで奇跡が起きる。

463 名前:マジカライド バイバイさるさんって何・・・?[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 23:08:03 ID:oH7kTRcJ0
その瞬間、上空から何やら聞き覚えある声が。巴弥はそれを幻聴だと思い込むが、またその声が聞こえてくる。
ぬいぐるみの時の声が聞こえるはずが無いと思いなおすが、三度その声が聞こえ驚く巴弥。
降ってきたのは、やはりまごうことなくラビトンその人であったのだ。
ニコニコ空間に新たな敵が出現したというラビトン。ヴィクターの遺産を発掘し悪事を始めたという。
そんな重要な空間の管理の甘さに呆れる巴弥。また、ラビトンも例の装置でまたこの姿になってしまったという。
あの時の約束を今度こそ守って欲しいという巴弥に驚くラビトンだが、それは巴弥の戦いの承諾の意思だった。
その前に、再会の挨拶を交わす二人だった。それはそれは最上級の笑顔で・・・

場面が変わって如月家。
巴弥はこれまでを振り返り、楽しい思い出ばかりだったと回想する。
出会いの奇跡に感謝するラビトン。余計な土産は持ってくるなとあきれ顔の巴弥。
そしてカナデが会話に加わり、彼女もまた巴弥の心からの笑顔が戻ってきたので、ラビトンが戻ってきてよかったという。
さらにコトナ。師匠との再会を泣いて喜ぶ。これには苦笑いのラビトン。
みんなに助けられたから今があるのだという巴弥。
美里のラビトン用コスプレ服が増えていたりもしたが、騒がしくも楽しい、明るい毎日が戻ってきたことに皆心から喜ぶのだった・・・

(おしまい)

ということで「マジカライド」は以上で終了です。
魔法少女、戦闘ものだったので6・7・8話とやや重い話が続きましたが、
最後はロックも如月家に戻り、一応のハッピーエンドと言えるでしょう。

405 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 10:30:16 ID:AMYOf82U0
>>402
>なんとかカナデを制止する
選択肢、無しかよ ('A`)

407 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 10:36:51 ID:UITN7fi10
>>405
このゲーム、選択肢が全く無い一本道です。

471 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/07/09(金) 23:41:19 ID:1l2Nuy1z0
文章力云々より「ゲーム内容知らない人間の視点」が無さ過ぎてつらい
未プレイの俺には理解できない点が多すぎる
「杖(=アレスタントって呼ぶのか?)」ってのは重要アイテムなの?
ただの物じゃなくて意志とか相性とか精神的要素が宿ってるのか?
で、それに関する話は省略する訳にはいかない重要要素なのか?上記の文を読む限り、丸々削れそうな気もするが。

475 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう[sage] 投稿日:2010/07/10(土) 10:45:16 ID:GtFGVD0F0
この文章読むと、ロックの出身地がニコニコ空間だと誤解されそうな気もするが、
予備知識無しに読んだ人はどう思ったのだろうか。

>>471
魔法の杖は軽い意志のようなものを持っていて、使い手を選ぶ。
「アレスタント」はロックが巴弥に渡した杖の名前。元はコトナの予備用。
ちなみにロックの杖は「トリストラム」、コトナの杖は「エクター・ド・マリス」という名前。
…という設定はあるが、特に気にしなくてもいいと思う。

巴弥がアレスタントに愛着を持ち、壊れても修理しようとするエピソードは、
削るかどうかはちょっと悩むところだと思うけど。

515 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう[sage] 投稿日:2010/07/11(日) 21:16:30 ID:rwEQDYq70
>>475
471だけどフォロー感謝。

>この文章読むと、ロックの出身地がニコニコ空間だと誤解されそうな気もするが、
>予備知識無しに読んだ人はどう思ったのだろうか。

誤解どころか「そうとしか解釈できない」レベルでそうだと思い込んだんだが違うのか…

517 名前:名無しさん@そうだ選挙に行こう[sage] 投稿日:2010/07/11(日) 21:32:03 ID:Y5ljdbfT0
>>515
ニコニコ空間は幾つもの世界に繋がっていて、
ヴィクターによってロックとその父親は魔法世界からニコニコ空間に連れてこられた。
ロックの目的は、ニコニコ空間から自分の故郷に繋がるゲートを探し、父親の遺体を故郷に埋葬すること。
一方、コトナの出身地とかロックが属している組織とか物語の舞台とかは全部地球にある。
(ロックが「世界最高の魔法使い」を自称しているのはそういう理由。実際、地球では一番。)

あと裏設定として、ロックの故郷の世界は「プリンセス小夜曲」の舞台となっている世界と同一、らしい。

まとめ2

544 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/14(水) 23:50:04 ID:2MLDmKKo0
公式:http://www.studio-ryokucha.com/magic/

全8話。アドベンチャーとして話が進み、各話の途中でアクション部分が挟まる。
ストーリーは分岐も選択肢も存在しない完全一本道。
ゲームとしてみた場合、アクションゲームとしてのウェイトの方が重い。

○主要登場人物
・ロック - 主人公。この世界最高を自称する魔法使い。
・ラビトン - ロックが敵の魔法でぬいぐるみ化している時の名前。命名は巴弥。
・如月巴弥 - メインヒロイン。文武両道で才能はあるが無気力。
・コトナ - ロックの弟子。魔法の素質は低い。
・カナデ - 巴弥のクラスに来る転校生。無口無感情。巴弥に懐く。
・葛原亜里砂 - 敵の諜報員。失敗が多くどこか憎めない。二代目キングオブ馬鹿。
・アンダンテ - 敵幹部クリフォト姉妹の長女。高笑いがトレードマーク。
・カンタービレ - クリフォト姉妹の次女。空気読めないのでミスばかり。
・ヴァージナル - クリフォト姉妹の三女。子供っぽく高飛車だが寂しがり屋。
・ヴィクター - 姉妹の「父親」。外見は根暗な青年。本性はマッドサイエンティスト。

○用語
・ニコニコ空間
 異空間。他の各世界と繋がっている。中は無数のエリアに分かれており、
 各エリアにはそのエリアの管理権を握る「管理者」がいる。
・地球
 本作の基本舞台となる世界の名称。ロックはこことは別の世界出身。
・ニコニコ門
 各世界からニコニコ空間に繋がる、もしくはニコニコ空間内のエリア同士をつなぐゲート。
・ニコニコ獣
 ニコニコ空間に生息する生物。姿形は色々。管理者であるものもいる。

545 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/14(水) 23:53:04 ID:2MLDmKKo0
○第1話「魔法少女は突然に」
ロックは、所属する組織の仲間と共に、ニコニコ空間の中枢へ総攻撃を仕掛けていた。
幹部の不在を狙っての作戦だったが、一人残っていた幹部に返り討ちに遭う。
ロックが殿を務めて仲間を逃がしていき、最後に弟子のコトナも逃がすが、
自身は魔力不足で逃げられなくなってしまう。
だが、何故か追っ手がロックをぬいぐるみ化したため、隙を突いて逃走に成功した。

一方、地球のとある学園。屋上で告白してきた男子を振った巴弥は、
落下してきた妙なぬいぐるみ(ロック)と衝突してキス状態になってしまう。
喋るぬいぐるみを怪しみつつも、外見からラビトンと命名する。

その時、リサ様と自称する馬鹿っぽい女(亜里砂)が高飛車に登場。
巴弥達に馬鹿にされて激昂し、ニコニコ門を出してニコニコ獣を召喚するが、
コントロール不能となって逃げ出してしまう。
ラビトンは、ぬいぐるみ化で魔力が大幅に落ちたこと、巴弥に魔法の素質があること、
先ほどのキスで二人が魔力的に繋がったことに気付き、
自分が異世界出身の魔法使いであると明かして協力を頼むが、巴弥は拒否。
だが、決死の覚悟で単独ニコニコ獣に向かおうとするラビトンを見て協力を決め、
魔法の杖を借りて魔法少女に変身。
ニコニコ獣によってニコニコ空間に連れ込まれるも、撃破して脱出する。

本当は今後も巴弥の協力が欲しいが、迷惑をかけないよう去ろうとするラビトン。
しかし巴弥は自らラビトンへの協力を決め、二人は一緒に暮らすことになる。

546 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/14(水) 23:56:03 ID:2MLDmKKo0
○第2話「謎の転校生にご用心」
ニコニコ空間内。4人の幹部(クリフォト姉妹)に対し、
亜里砂が敵対する魔法使い(ロック)の探索失敗を報告。
怒られながらも、ロックの潜伏先らしき学園へ向かうよう命じられる。

場面変わって地球。
巴弥の家は高級マンションで独り暮らし。メイドの美里が通いで世話に来ている。
帰宅後、ラビトンは巴弥と共に(ぬいぐるみ扱いで)入浴することになるが、
その最中に突然ロックの姿に戻ってしまい、巴弥に気絶させられる。
事情を美里に改めて説明したあと、体が元に戻ったために去ろうとするが、
再度ラビトンの姿に変化してしまい、結局そのまま共同生活を続けることになる。

翌日、ラビトンは簡易浮遊魔法を編み出して自力で移動できるようにし、
巴弥の授業中は学園の屋上で待機。魔法通信で随時巴弥とコンタクトを取る。
すると、巴弥のクラスに帰国子女の転入生、カナデがやってくる。
あまりのタイミングに「もしかして昨日の奴?」と思う二人。
宙に浮くラビトンを見て驚かないなど、怪しい点はあるが確信はできない。
巴弥はカナデに懐かれたようだが、一緒に帰宅しようとしたらどこかに行ってしまう。

と、そこで再び亜里砂登場。相変わらずダメダメな彼女を仕方なく相手し、
ニコニコ空間&ニコニコ獣も突破、彼女はまた逃げ出していく。
そのまま帰宅しようとすると、夜になっているにも関わらず
昇降口でカナデが待っていて、一緒に帰ることになるのであった。

カナデが怪しいと思いつつもその正体が判然としないままその翌日、
巴弥のクラスに続けて転校生がやってきた。
それは、明らかに襲ってきたのと同一人物であるお馬鹿少女、亜里砂であった。

547 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/14(水) 23:59:03 ID:2MLDmKKo0
○第3話「ホンモノのパートナー」
少し前、クリフォト姉妹3人は亜里砂を叱責したのち、
ロックの関係者と思しき巴弥を探るべく学園への潜入を命じた。
貧乏アパートで健気に暮らしながら、学園では巴弥の友達になろうと
ちょっぴりずれた努力を重ねる亜里砂。

一方、ラビトンは警戒を強めて待機場所を巴弥の机内に変更するが、
カナデに見つかってしまい、そのままクラスの皆に存在がばれてしまう。
最終的にロボットと誤魔化して、マスコットとして堂々と教室に置かれることになる。
(この前後、ぬいぐるみ化は性的に興奮している間だけ解除されると判明する)

ラビトンは組織に連絡してロックの倉庫(として使っているニコニコ空間)の鍵を手配。
巴弥と一緒に取りに行った先で、互いの両親の話となる。
数年前に父親を亡くしたラビトンと、母親を亡くし父親とは疎遠な巴弥。
巴弥は「自分は独り、美里は他人」という言葉をラビトンに反論され、激昂し走り去る。
美里に諭され謝ろうと思った巴弥は、最後に別れた公園でラビトンを探すものの、
ラビトンは倉庫の道具を置いたまま行方不明になっていた。

一方、ラビトンはカナデに拾われ、ロボットのふりで身動きできないでいた。
探し回った巴弥はカナデ&ラビトンを発見。だがそこは亜里砂のアパート前。
巴弥&ラビトンを発見した亜里砂は攻撃を仕掛け、仕方なく二人は応戦。
ニコニコ空間&ニコニコ獣を突破するが、代わりにアパートが大破する。

その後、落ち着いた巴弥とラビトンはお互いに言い過ぎたと謝罪して和解。
「両親がいなくとも、多くの人に囲まれて孤独ではない」というラビトンに
「私も同じだが、それをまた失ってしまうのが怖い」と告げる巴弥。
そんな巴弥にラビトンは「寂しければいつでも俺を呼んでくれ」
「俺らはパートナーなんだから」と告げるのであった。

548 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/15(木) 00:02:06 ID:2MLDmKKo0
○第4話「ごめんね」
倉庫の道具で魔法使い組織に連絡して、弟子のコトナが音信不通だと知るラビトン。
探査魔法を使うため(巴弥の協力で)ロックに戻ったあと、、
杖が巴弥に懐いていてロックを拒否したため、巴弥を媒介に杖にアクセス。
だが、通信途中でコトナが女性と知った巴弥の拒否反応で魔法が暴走し、
それによりロックが大怪我をしたことから、巴弥は自己嫌悪に陥る。
ロックは偶然現れたカナデに魔法としか思えない治療を受けて回復し、
二人は亜里砂の登場で払拭していたカナデへの疑念を改めて感じる。

翌朝、河原で寝るカナデを発見。カナデの住居はあの壊れたアパートであった。
要注意人物ではあるものの、巴弥は結局友人として自分のマンションに住まわせる。
昼には学園屋上でラビトンが呪いを解くための思索にふけり、
「父親は、俺を人質にしてニコニコ空間へと拉致され、魔法研究をさせられた。」
「地球の組織に救出されたが、妻との再会を願いながら数年で父親は死んでしまった。」
ことを思い出していた。

翌日は巴弥の母親の命日。
同居人全員と墓参りに行くが、墓前には既に供えられている花と線香が。
父親が供えたと悟り投げ捨てようとする巴弥と、「母親の前だ」と止めるラビトン。

帰宅後の深夜、寂しそうな雰囲気の巴弥がラビトンの所にやってきた。
巴弥は父親を「母の葬式に顔を見せず、数年後に再婚した薄情者」と言う。
だが、妻の命日に墓参りしている者が薄情な人物とは思えないラビトン。
巴弥が詳しい話をする気になるように、まず自分のことについて
「俺は元の世界へ戻り、父親の遺体を故郷にいる母親に会わるのが目的」と打ち明ける。
巴弥はその話に驚くが、「そのあとは帰ってくる」と言われてひとまず安心する。

そして巴弥は自分の父親について話し始める。
「両親は学生結婚。あたしが産まれた後も、父親は仕事に専念していた。」
「母親が交通事故に遭い、半月後に死亡。父親は全く顔を見せなかった。」
「葬儀後、父親はあたしにマンションを与え、自分は新しい家庭で暮らし始めた。」

549 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/15(木) 00:05:05 ID:2MLDmKKo0
だが、ラビトンは巴弥の寂しさを理解しつつも、
「豪華な部屋や美里を雇ったことを考えると、巴弥を完全に見放したとは思えない。」
「一度腹を割って直に話し合った方がいいのではないか。」
「自分もかつてそうやって親子の仲を改善した経験がある」とアドバイス。
さらに「子供がどれだけ意地になっても独りでは生きられない」と言うと、
巴弥は、いずれ来る別れに怯えて人と距離をとっていた自分を変え、
もっと他人に素直になろうと心を決める。

話変わって、亜里砂は度重なる敗北と生活の困窮で進退窮まっていた。
そこで変身前の巴弥に攻撃を仕掛けるが、ラビトンのおかげで無事で済む。
その後、罪悪感から亜里砂は謝罪。巴弥はそれを赦し、
さらに彼女が生活に困っていると知って自分のマンションに住まわせる。

すると、諜報員の亜里砂が音信不通になったことでクリフォト姉妹が動き始める。
三女のヴァージナルが巴弥を偵察しに行くことになり、
巴弥とラビトンの前に現れるが、挑発されたためニコニコ獣を召喚。
その名と魔力の大きさから、彼女が噂に聞く四姉妹と気付いて青ざめるラビトン。
その時、ヴァージナルの暴走を次女のカンタービレが止めに現れる。
しかし巴弥を見たカンタービレは、全く空気を読むことなくうっかりと、
巨大ニコニコ門で自分以外全員(ヴァージナル含む)を捕獲してしまうのであった。

空間内でのヴァージナルの猛攻をしのいだ巴弥とラビトン。
だが倒したニコニコ獣はエリア管理者でないため、空間から出られない。
ヴァージナルを人質にしようとするも、カンタービレが現れて逆に捕まりそうになる。
(ロックに匹敵する使い手として連れてくつもり。彼女らはラビトンがロックだと知らない。)
隙を突き、ヴァージナルが開けたニコニコ門を通って脱出&逃走に成功するが、
その際に攻撃を防御した負荷で杖が壊れてしまう。
杖に愛着のある巴弥は、杖を修理したいと希望するのであった。

550 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/15(木) 00:08:04 ID:cu5Zdxjx0
○第5話「重なる想い、繋がる絆」
ヴァージナルの敗北を知ったアンダンテは、カンタービレに出撃を命じる。
一方、超強敵の出現に警戒するラビトン。そして巴弥を遠ざけようとも考えるが、
結局は二人で挫けることなく戦っていくこと決意する。

翌日、杖の修理のための買い物に出る巴弥と(元の姿に戻った)ロック。
その様子を見てラビトン=ロックと気付き、姉妹に報告するか悩む亜里砂。
一方その頃、街にはコトナが先日の断片的な通信を頼りにやってきていた。
偶然にもロックを見つけて思わず飛びついてしまうが、
巴弥はその様子を見てショックを受け、泣きながら走り去ってしまう。
コトナをマンションの美里に預け、巴弥を追うロック。

巴弥は自分がショックを受けた理由を理解できないでいた。
だがロックがコトナと仲良くしているのを想像すると胸が痛い。
同時に、亜里砂も悩んでいた。巴弥を倒す絶好のチャンスだが、巴弥には恩があるからだ。
そして、ロックは性衝動を抑え続けていたせいで倒れ、カナデに介抱されていた。
性衝動の件をカナデも何故か知っていたが、その処置を拒否。
そのまま意識を失い、巴弥が帰宅した頃にはロックはラビトンに戻っていた。

巴弥は自宅にいるコトナを見て再度不機嫌になり、先に寝てしまう。
美里はラビトンに対し、巴弥がロックに恋していると指摘。
ロックがコトナに手出ししていない理由を尋ねると、
ロックは「コトナは孤児。10年前に弟子にして以来、親子同然の関係。」と答える。
次に、ロックが巴弥のことをどう思っているのか訊ねると、
ロックは「魅力的だが、異世界人同士の交わりで問題が出ないか迷う」と答えるが、
美里は真剣に考えていることを評価しつつも
「愛し合うことを止める必要はないのでは」とアドバイスする。

551 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/15(木) 00:11:05 ID:cu5Zdxjx0
翌朝になっても巴弥の態度はラビトンを避けるものであった。
巴弥もラビトンもお互いの関係と距離感について悩んでいる。
結局、杖の修理はラビトンがコトナの補助で完了させた。

そんな状況で、出撃が遅れていたカンタービレがやってくる。
やはり二人のの息が合わず、ラビトンはふっ飛ばされ、巴弥が屋上から落ちかける。
そんな巴弥に手を差し伸べたのは亜里砂であった。
「悪であっても人道は外れない」とポリシーを語る亜里砂を裏切りとみなし、
カンタービレがニコニコ獣で攻撃を仕掛けるが、
やってきたコトナが魔法で殴り飛ばして危機を脱出。
ラビトンも戻ってきて、巴弥と共にカンタービレのニコニコ空間に向かっていく。

対決後、敗北して死を望むカンタービレを二人で説得し、それを撤回させるが、
カンタービレがうっかり今いるエリアの自爆スイッチを押してしまう。
ヴァージナルがカンタービレだけ連れて行き、取り残される二人。
脱出のための努力も実を結ばず、ラビトンは巻き込んだことを巴弥に謝ろうとするが、
巴弥は自分が選んだことだからとその謝罪を拒否する。
そして二人は互いを愛していると告白、二人とも相手の思いを受け止める。

覚悟も決め最後の時かという時に、コトナがニコニコ門を開いて救出に現れた。
実は、ラビトン達がニコニコ空間に向かったあと、
ヴァージナルがやって来てコトナにスペアキーを投げつけていったのだという。
何にせよ助かった巴弥とラビトンは、その夜、恋人同士として愛し合ったのだった。


※ちょっと余談
コトナは魔法の素質が低いため、自力で魔法が使えない。
緊急時には、ロックがコトナの杖にストックさせた「筋力を上げる魔法」を使う。
…とコトナは思っているのだが、実はコトナの杖に入っているのは
「コトナに普段かかっている『筋力を下げる魔法』を一時解除する術式」。
コトナは純粋に自分のパワーで敵を殴り飛ばしていたのでした。

553 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/15(木) 00:14:04 ID:cu5Zdxjx0
○第6話「スウィート・トラップ」
妹たちの連敗に業を煮やした長女のアンダンテが自らの出撃を決める。

巴弥の家。騒がしい面々に、ラビトンと巴弥は甘い時間を過ごすこともできない。
そんな中居候3人は、亜里砂は自分の生活のため、コトナは美里に生活費を渡すため、
カナデは巴弥にプレゼントをするため、アルバイト探しを開始。
失敗を続けながらも、カナデは喫茶店のマスターにその気持ちを認められ採用され、
家に帰って巴弥たちにも応援される。

翌日、ロックになってしまったため家にいると、学園に行ったカナデが一人戻ってきた。
カナデは「巴弥は私の大切な人」「でもあなたは私から巴弥を奪った」と言ってくる。
そして「自分も巴弥と同じように奪って欲しい」とロックに頼み、
ロックが拒否すると束縛魔法を使って強引に事を済ませ、学園に戻っていく。

ロックがラビトンに戻っていたことを巴弥には追究されるが、
下着で興奮して自慰したと誤魔化すと、巴弥は「私も我慢してたのに」といい雰囲気に。
と、そこでアンダンテ登場。ムードを壊された巴弥は怒り心頭。
そのままアンダンテのニコニコ獣を倒すと、二人はゆっくりと事を済ませるのであった。

554 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/15(木) 00:17:04 ID:cu5Zdxjx0
○第7話「迷えるシークレットガール」
3人が敗北した姉妹たち。だが姉妹の中で最強の末っ子がまだいると奮起する。
そこに姉妹達のマスター、ヴィクターが登場。末っ子を出すという提案にヴィクターが
「私の可愛い彼女に、貴様ら3人が負けた相手の所へ行けというのか?」
と言い、失敗作として3人の処分を決めると、3人は即座に逃げ始める。
途中、追っ手が振り切れず、ヴァージナルだけ別に逃がして姉二人が囮となる。

その頃、カナデは給料をもらっていた。家族について悩むカナデに喫茶店のマスターは
「大切なものは失って初めて分かる、頑張った方がいい」とアドバイス。
そこでカナデは父と姉たちへのプレゼントも購入し、
ニコニコ空間内の先ほどまで3姉妹がいた、そして今はヴィクターがいる場所に向かう。
ヴィクターはカナデのプレゼントを無視し、姉を捜すカナデに「処分した」と告げ、
それを聞き泣きじゃくるカナデの記憶を「余計な知識」として消そうとする。
カナデは抵抗して逃げ出すが、ヴィクターは追跡する。

一方、カナデの帰りが遅いことを心配して探し回る巴弥たち。
魔力光を見つけて行ってみると、そこにカナデとヴィクターがいた。
さらにヴァージナルが現れ姉妹の助命を求めるが、ヴィクターは耳を貸さず攻撃。
巴弥はカナデが姉妹の一人と知り驚きつつも、ヴァージナルを救い、一旦逃げる。

帰宅後、ヴァージナルから情報収集。
クリフォト四姉妹は人工生命であり、ヴィクターがある人物を複製する研究での副産物。
中でもカナデは特別扱いで、ニコニコ空間内の特殊な装置とリンクしている。
ロックをラビトンにしたのもその装置であり、カナデならロックの呪いを解けるという。
(カナデはダサいぬいぐるみが好みで、当初ラビトンを趣味に加えようとしていた。)
(ラビトンを追ってきたら巴弥に会い、そちらに興味が移った。)
さらに、ロックの父を拉致して強制労働させたのはヴィクターだと明かされる。

闘志を燃やす二人はカナデの救出に向かい、洗脳されたカナデの自我を取り戻させる。
全エリアの管理権を持つカナデを前に、ヴィクターは一旦引き下がるのであった。

555 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/15(木) 00:21:08 ID:cu5Zdxjx0
○第8話「Magic a ride!」
皆が心配する中、無事に戻った巴弥たち。
カナデはヴァージナルにプレゼントを渡し、姉妹仲も修復される。
だが、カナデはラビトンの呪いを解くこともゲートの鍵を渡すこともを拒否する。
ロックが故郷に帰り巴弥が悲しむのを見たくない。そして何より、自分もロックが好き。
カナデの気持ちを聞いた巴弥とラビトンは、一旦時間をおいてみることに決める。

その頃、ヴァージナルはニコニコ空間で姉二人の安否を気にしていた。
絶望的だと思い諦めかけていたが、そこにアンダンテとカンタービレが登場。
喜んだのも束の間、追ってヴィクターが現れ、3人はヴィクターとの対決を開始する。

その少しあと、ニコニコ空間の中枢エリアにヴィクターが現れスイッチを作動させる。
その瞬間、地球に宙に浮く巨大な城、ニコニコ城がその姿を現す。
ロックは緊急事態としてカナデに呪い解除を頼むが、
既にカナデはニコニコ城と装置の権限をヴィクターに奪われていた。
カナデの権限を唯一上回る方法、それは他の姉妹3人の権限を同時に行使することである。
既に姉妹3人がヴィクターの手に落ちたと知り、一同はニコニコ城への突撃を決める。

そしてニコニコ城に突入、巴弥とラビトンで姉妹3人を救出し、
ヴィクターが繰り出してきた巨大ニコニコ獣「ニコニコくん」も撃破するものの、
カナデがヴィクターに拘束されてしまう。
ヴィクターは完全に精神が壊れ、城も自分も含め巴弥とラビトンを消そうとするが、
崩壊していく中、気絶したカナデの中に眠っていた別の魂の意識が覚醒する。

実はヴィクターの目的は、故人の女性を復活させることにあり、
カナデはその魂を納めていたため特別視されていた。
その女性こそ巴弥の母親、そしてヴィクターの義理の姉であった。
かつてヴィクターは姉を愛してしまい、そのを受け入れられなかったことで壊れてしまう。
そして巴弥を産んだ姉を殺害し、さらに姉のことを全部忘れてしまっていた。

556 名前:マジカライド[sage] 投稿日:2010/07/15(木) 00:24:04 ID:cu5Zdxjx0
その後、忘れたのに記憶に残るその女性の素性を知るため、ヴィクターは蘇生の研究を開始。
発見したニコニコ空間を利用して各世界から技術者を拉致して強制労働させ、
それによりロックとその父親の人生も狂わされることとなった。

全てを思い出し、「殺すつもりはなかった」と弁解を始めるヴィクターに対し、
思い詰めていたのに気がつかなかったことを詫びる巴弥の母親。
さらに巴弥との再会を喜ぶが、限界を迎え、最後に別れを告げて成仏していく。

消えてしまった姉を呆然と捜し始め、崩壊に巻き込まれ死亡するヴィクター。
一方3人は、カナデが代理エリアマスターとしてヴィクターからの権限委譲を行い、
それで呪いを解除してもらったロックによって崩れゆく城からの脱出に成功する。
だが、ニコニコ空間は城と共に滅びる設定となっており、
ロックが故郷の世界に戻れるチャンスはこれが最後。
巴弥は「一緒に行く」と言うが、ロックは巴弥にキスし、一人去っていくのだった。


ロックが去った地球。皆は平和な日常を送っていた。
巴弥は心に傷を負ったものの、だんだんと明るさを取り戻している。
だがそれでも完全に心は晴れない。寂しさと悲しさで学園の屋上でため息をついている。

すると、そこに突然ぬいぐるみ姿のラビトンが現れる。
ヴィクターの遺産を発掘して悪事を働くものが現れ、装置でまたその姿になったという。
巴弥は再び共に戦うことを告げると共に、ラビトンに笑顔で再会の挨拶をする。
他の皆とも再開を喜び合い、明るい毎日が戻ってきたのであった。

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