最終更新: insect2000 2010年10月22日(金) 00:25:44履歴
372 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:36:01 ID:i8fHjAsf0
http://www.getchu.com/soft.phtml?id=663909
362 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:10:48 ID:MN6bEthv0
【共通設定】
ヒロインらと主人公は同じ部活に所属している同級生。
主人公は妹と二人暮らし。
「現実世界」と表記する場合はファンタジー無しのごく普通の世界。
【ジゼル編】ヒロイン:ジゼル・オリンピアダ
異世界バルシュテールの住人。
「千人姫」と呼ばれる、デュランダル(ロボ)「バルトロメオ」のパイロット。
(バシュテール:「海神リヴァイアサン」という海面管制システムが統括し
人々は海を汚さぬよう空中都市で生活しているという世界。)
主人公・鋼正義は、ひょんなことからジゼルが「バルトロメオ」で
戦っている姿を目撃し、千人姫を守る「聖騎士」になれる素質が
あるかもしれないとのことで異世界「バルシュテール」へ誘われる。
最強のデュランダル「グリゼルディス」とそのAI「アーデルハイド」に
認められ、聖騎士となった正義は、敵国との戦いやジゼルの旧友である
騎士「アルフレッド」とのライバル争い、そして正義の危機を幾度となく
救う「黒騎士」なる謎の存在との邂逅といった激動の日々を送る。
そのうちアルとの間には友情が芽生え、かつて彼がジゼルから
送られた「ジゼルのカード」を贈られ(千人姫の信頼を得た
特別な友人だけに与えられる証)ジゼルにも認められるなど
正義は騎士としても人間としても成長していく。
363 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:11:37 ID:MN6bEthv0
そんなある日、敵国の襲撃によって王座が陥落する。
王の正体はバルシュテールの生態系を維持する管理装置だった。
この世界では純粋な生物は存在せず、みな何らかの意図によって
王(の設計者の思惑通り)に作られた存在だったのだ。
(姫であるジゼルもまた、生成ユニットによって数多く生み出された
「バルトロメオ操縦者」候補の中から選ばれた存在である。
他の候補者は敵国の襲撃によって虐殺されてしまっている)
自分は人間では無いと意気消沈するジゼルを正義が激励。
二人は両思いになる。
しかしイチャつく間もなく情勢は急転する。
敵国が「海神」を掌握しようとして失敗し、暴走させてしまうのだ。
世界規模の天変地異が発生し、バルシュテールは滅亡の危機に。
人々は神の決断には逆らえないと項垂れる。
世界を救うため、正義たちは「神殺し」を決断する。
決死の突入の後、何故か止めに入る黒騎士を尻目に神殺しに成功。
世界は平穏を取り戻す。
意気消沈する黒騎士に案内されるまま、釈然としない面持ちで
神の塔を脱出する正義。多くの歓声に迎えられ、めでたしめでたし。
――と思いきや、突如天から降り注いだ正体不明の高エネルギー体によって
アルやジゼルもろともミスト城は崩壊。
続く第二波、第三波を受けてグリゼルディスは行動不能になり
正義の意識は暗転。失意と絶望のうちに物語は幕を下ろすのだった。
ジゼル編END
(ゲルダ編に続く)
364 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:17:22 ID:MN6bEthv0
【ゲルダ編】ヒロイン:ゲルダ・ゼセブラント
ジゼル同様バルシュテールの住人。
時の番人たる「精霊族」の「巫女」と呼ばれる存在。
正義を決して名前で呼ばない。
「巫女」の使命に飽いて正義の世界へと逃げ出してきていた。
現実世界に帰還した正義は、ジゼルカードの存在や
グリゼルディスとの会話からあの出来事が現実だったと知る。
慌ててジゼル宅へと向かうが、そこには大破した「バルトロメオ」と
空のコクピットがあるだけだった。ジゼルの死を確信し、悲嘆にくれる正義。
そこへゲルダが現われ、破滅の原因は海神の破壊にあり、
巫女たる自分の力を使って時間を逆行すれば
海神の破壊を阻止し、ジゼルを救い出すことが出来ると正義を諭す。
現実世界へと現われた謎の存在「暗殺者」
(全身を鋭利な触手で構成したカマキリのような生物。不死身)を
やり過ごし、正義は時間逆行に成功する。
しかし、時空制御がゲルダに莫大な負荷をかけることや、
幾度となく襲い来る「暗殺者」との戦い、さらには
時空の修正力やタイムパラドックス予防などの制約を受け、
思うように動けない忍耐の日々が続く。
そんなある日、ついに倒れてしまったゲルダを治療するため
彼女の故郷である「センチネルコア」を訪れる。
精霊族の女王「ティアマット」の力を借りて回復するゲルダ。
その夜、正義はゲルダとティアマットの密談を盗み聞きしてしまう。
365 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:22:57 ID:MN6bEthv0
ゲルダは正義に好意を抱いているが、巫女としての呪いに縛られ
その思いは決して伝えられない(名前で呼べない)こと。その上
他の女のために戦う正義を応援する姿は余りに痛々しいと嘆くティアマット。
さらに時間逆行は強力すぎるあまり、ゲルダの生命そのものを蝕んでいる。
このまま使い続ければいずれゲルダは死んでしまうという。
保険として代行デバイスを差し出すが、やはり巫女以外が使えば命を落とす。
さらにその資格を有するのはゲルダ以外には正義とジゼルの2人だけだという。
その言葉を聞き、苦悩するゲルダと正義を三度「暗殺者」が襲撃する。
激戦の中で正義はこれ以上時間逆行に頼らないこと、誰の命も諦めないことを
固く決意し、「暗殺者」を撃退する。
その後も復活しては食らいつく「暗殺者」にてこずるが
黒騎士(なぜか正義が未来から来た事を知っている)の助力により退け、
なんとか神の元にたどり着く正義。
しかし時すでに遅く、過去の正義が海神を殺してしまう。
ゲルダの命はもはや限界であり、時間逆行にはデバイスを使わざるを得ない。
正義は決断を迫られる。しかし、そんな懊悩をゲルダが
「ゲルダがジゼルの命を使ってデバイスを使うのでは」と疑われていると
勘違いし、諦めの言葉とともに自らの命を賭して逆行デバイスを起動してしまう。
366 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:26:45 ID:MN6bEthv0
崩れ落ちるゲルダを見て大きなショックを受け、自分を責める正義。
だが、アーデルハイドに諭されて立ち直ると
海神の尖兵と勘違いして襲ってきた過去の自分を撃退。
状況を説明し、パラドックスを回避するため融合することに。
正式にこの時間軸の存在となった正義は
海神にデバイスを差込み、体内時間そのものを逆行させて
海神の暴走状態を巻き戻すことで海神を正気に返す。
天変地異も収まり、どうにか滅亡を回避することに成功。
ジゼルの命は救ったものの、代わりにゲルダを失ってしまったという
悲しみに打ちひしがれる正義。
だが、海神によるとゲルダは「精神的に死んでいる状態」であり
心を呼び覚ませば蘇る可能性はあるという。
海神とアーデルハイドの力を借りてゲルダの精神にダイブした正義は、
いつしか芽生えていた本音――ジゼルと同じくらいゲルダが好きだ、と打ち明ける。
その言葉にゲルダは活力を取り戻し、生還する。
ついでに呪いを解いて貰うなどサービスを受け、二人でミスト城へ凱旋。
正義に駆け寄るジゼルを押し留めると、ゲルダは
正義の腕に抱きついて堂々と宣戦布告をする。
そして正義にだけ聞こえるような小さな声で「正義」と初めて名を呼ぶのだった。
ゲルダ編END
(アネット編へ続く)
367 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:29:54 ID:MN6bEthv0
【アネット編】ヒロイン:アネット・ガブリエル
32世紀からやってきた未来少女。
その身体には地球の生命体に関わる重大な秘密が隠されている。
ジゼル・ゲルダ両名を救うことに成功した正義だったが
ようやく戻った平穏に安堵する間もなく、今度はアネットによって
「32世紀」の未来へと招待されることに。
科学の発達した光景に驚く正義だが、同時に
人間を取り込み異形の怪物に変貌する宇宙生物
「融合生命体」による惨劇を目の当たりにする。
未来の地球は高度に発達した人工知能によって栄華を極めていたが
同時にその人工知能を自在に乗っ取る融合生命体の脅威に晒されていた。
主人公を迎えたアネットの保護者「ゼーゼマン」もアネットの兄「ヨハン」も
そしてアネット自身も、肉体と人権を持った高度な人工知能なのだという。
彼らはオーバーテクノロジーの塊であるグリゼルディスを解析することで
銀河系防衛ユニットを完成させ、銀河系中心移民計画を急ぐべく
「メインフレーム」の指示によりグリゼルディスの持ち主である正義に接触したのだった。
グリゼルディスの解析によって急ピッチに防衛ユニットの開発が進む中
融合生命体の襲撃により窮地に陥ったアネットは突如身体を殲滅兵器に変形させ
融合生命体を撃退、すぐさま昏倒してしまう。
371 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:35:08 ID:MN6bEthv0
アネットには他のAIにはない物体生成能力が組み込まれており
今回は人間の記憶・思い出などを使って無限のエネルギーを生成する
「思考エンジン」なる存在を無理やり生成したために
代償として記憶回路がズタズタになり、機能停止に陥ったったのだという。
何故アネットがそれほど凄まじい力を持っているのかと問う正義に
ヨハンが重たげに口を開く。
銀河系に移民した人類がいつかまた地球で暮らすためには
その生態系を維持するともに、多種多様の生命体を生み出すことで
地球の環境を安定させる必要がある。アネットは移民には加わらず
生態系維持システムとなるゼーゼマンやヨハンらと共に
ただ一人の「生命体」として地球に残り、その生成能力によって
新たな生態系を作り上げるために生まれてきたのだ。
堪らず激昂するが、ヨハンやAIたちの苦悩を聞き
やるせない気持ちに囚われる正義。
と、そこへ再び融合生命体が襲撃をしかける。
ゼーゼマンがすかさず完成した防衛ユニット「アースシールド」を起動するも
メインフレームそのものが乗っ取られ、アースシールドはあえなく停止する。
敵は20年以上前からひそかにメインフレームに侵入し、
アースシールドを無力化する機会を伺っていたのだ。
さらに折悪しく治療のためにメインフレームに接続されていたアネットが
敵に侵食されてしまう。
アネットを救うため、正義は危険を顧みず生体脳からの直接アクセスによって
電子空間にダイブする。
373 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:42:42 ID:MN6bEthv0
メインフレームに到達する正義。
そこにはアネットを縛り付ける融合生命体(黒アネット)が佇んでいた。
黒アネットは兼ねてからアースシールドを排除する計画を練っており、
そのただひとつの障害として何故かグリゼルディスを恐れていた。
そのため、メインフレームからアネットの行動をひそかに操って
正義の時代へと送り込み、正義の抹殺を試みたのだという。
しかし、アネットが正義への想いから必死に命令を拒んだため
抹殺計画は破綻。既に未来に現われてしまったグリゼルディスと、
無限の進化を促成し生命体を生み出し続けるアネットの二つの脅威が
そろってしまった。そのため、黒アネットはなりふり構わず実力行使に打って出る。
アーデルハイドの介入と、アネットの抵抗により、一旦は退けられたかに
見えた黒アネットだったが、宇宙戦艦ザムザデルタのメインフレームに
侵食して復活。アネットを捕獲し、グリゼルディスをも侵食して逃亡してしまう。
全軍を挙げての救出作戦により、敵本体メインフレームへと到達した正義。
敵メインフレームに取り込まれていたアネットを救い出し、自分も
アネットが好きだと告げる。が、またしてもグリゼルディスが侵食され、
制御不能に陥ってしまう。黒アネットの悪あがきにより
ザムザデルタは地球へと降下を始める。
しかし、超知性体として成熟したアネットが、32世紀に連なる全ての記憶を
元に再び思考エンジンを生成。ザムザデルタそのものを一本の巨大な
「樹」に変換させる荒業によって黒アネットは沈黙し、正義たちは無事帰還する。
アースシールドの完成により、過去での役目は終わったと悲しむアネット。
そこへゼーゼマンが、今回の襲撃で移民計画が遅延したため、
その間少しでも多くの文化に触れてきて欲しいとアネットを過去へ送り出す。
喜ぶアネットをしっかりと抱き締め、正義は過去へと帰還するのだった。
アネット編END (麻奈編に続く)
375 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:51:16 ID:MN6bEthv0
ゲーム的にはここから本編とでもいうようなノリになります。
【麻奈編】ヒロイン:鋼・麻奈
正義の実の妹。
兄と二人暮らし。世話焼きの兄を疎ましく思っている。
異世界・未来の異変には絡んでこなかった。かに思われていた。
数々の苦難に阻まれながらも3人のヒロインを救出した正義。
しみじみと平和をかみ締めていたが、同時に麻奈の体調が悪いことや
何故かアーデルハイドとリンクできないことなどに言い知れぬ不安を抱えていた。
その夜、正義は謎の怪物による攻撃を受ける。リンクが切れ、絶対絶命の窮地に。
だが、近所の巫女や体育教師、同級生やらアニメショップの店員やら顔見知りが
次々に現われ、いずれもが怪物と互角に渡り合う。
果てはあの黒騎士までもが現われ、正義に逃走を促す。
だが、正義は麻奈のことが気がかりとなり、単独行動をとる。
あまりの状況に混乱しながらも、どうにか麻奈の元へと駆けつける正義だったが
麻奈の自室は異様な空間へと変貌を遂げていた。
体育館以上の広大な空間、その中央には何故かグリゼルディスの姿があり
そしてその足元に、麻奈がぐったりと倒れこんでいる。
何かを知っているらしいクラスメートの京子を問い詰める正義。
その口から信じられないような事実が次々と明かされていく。
京子たちの正体は特務機関ARKSのエージェントであり
その目的は宇宙の崩壊を防ぐことだった。
376 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:55:45 ID:MN6bEthv0
この宇宙は、「時空リング」という円環状の時空が無数に集まって
できており、ほころび一つで宇宙すべてが崩壊するのだという。
そして2007年に起動された時空破壊兵器「コルドラ」により、
1986年9月4日(正義たちの時代)を起点として時空リングが欠損し
やがて宇宙は崩壊するはずであった。
しかし、何者かが1986年の欠損を覆うように「架空世界」を作り出し
修復を始めたことで、時空リングはどうにか保たれている状態に落ち着いた。
その「架空世界」こそが、今まで現実と思っていた世界であった。
ARKSのエージェントはその世界を監視するためにやってきていたのだ。
時空を修復するための架空世界だったが、今まではある二つの
「大特異点」によって修復力が不足していたため時空を修復できず
その作用により昨日までは只管同じ一日を繰り返していたのだ。
しかし今日になってループが解け、修復が開始されたという。
正義がバルシュテールと32世紀、すなわち大特異点を救ったためである。
そこで正義は疑問を口にする。
何故ループ世界にいるはずの正義が記憶を維持したまま、複数日に渡って
行動し二つの世界を救うことができたのか。
それは、「麻奈」と「正義」こそが架空世界の創造者だからだった。
379 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:00:17 ID:MN6bEthv0
まったく見に覚えの無い指摘だったが、他ならぬ
麻奈がそれを事実だと認めてしまい混乱する正義。
と、いよいよ世界の崩壊が激しさを増す。
ひとまず架空世界を脱出することにした一同だったが
それを阻むように、かつてバルシュテールを滅ぼした
高エネルギー体が多数飛来する。
黒騎士やジゼルたち、ARKSが必死に迎撃するが
圧倒的な物量に押し切られそうになる。
よもやこれまでとなったその時、麻奈がグリゼルディスを起動する。
アーデルハイドの正体は麻奈だった。
かりそめの世界でも、兄を幸せにしてやりたかった麻奈は
その力をグリゼルディスという形に変えて正義をサポートしていたのだ。
必死に静止する正義を振り切り、麻奈は最後の力を振り絞って
2兆8000億体の高エネルギー体らと壮絶な相討ちを遂げる。
麻奈という大きな犠牲を払いながら、一同はどうにか脱出に成功した。
妹を失い半ば自暴自棄に陥る正義だったが、ジゼル達の叱咤によって
どうにか立ち直る。
そして、麻奈が最後に残した情報により、全ての始まりが明らかになる。
麻奈たちは元々ひとつの存在であり、その正体は人間の普遍的無意識よりも
更に深い層にある、全時空に直結した「思惟対流層」から生まれた
12体の「人の精神の大規模集合体」=「思考連続体」の一つだった。
それは言うなれば、意志を持った「思考エンジン」そのものであるという。
380 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:10:49 ID:MN6bEthv0
そして、架空世界を襲った真の敵の正体もまた
思考連続体の一つ――「絶望」を司る「黒の一者」であった。
バルシュテールでの「海神」の暴走や、融合生命体による未来世界の侵略も
すべては「黒の一者」による攻撃だったのだ。
(人間の破滅願望によって動く「黒の一者」は、絶望を強めることで
思惟対流層を滅びのベクトルへ傾け、宇宙を崩壊させることを目的としていた)
そもそもの発端は、麻奈=「白の一者」が架空世界を生み出したことにある。
思考連続体たちは、コルドラによって生み出された時空崩壊も
また運命であるとしてあくまで静観しようとしていたのだが
「希望」を司る「白の一者」はそれを良しとせず、独断で
「架空世界」を構築して時空の修復を試みたのである。
(この時、白の一者の半身が世界を観測する「基準点」となるため
また人間の可能性を見届けるために力を放棄し、「正義」という人間になった)
その後「黒の一者」が起こしたバルシュタール滅亡への干渉に対して
正義が割って入ってきたことにより、「黒の一者」は、自らの分身を次々に送り込んで
正義を抹殺しようと試みる。(「暗殺者」や「黒アネット」のこと)。
だがそれさえも退けられたことで、ついに麻奈そのものを排除すべく攻撃をしかけ
架空世界を崩壊させてしまったのである。
382 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:18:23 ID:MN6bEthv0
架空世界が失われたことで、時空リングは再び崩壊し始めている。
もう一度修復を行わないと、今度こそ宇宙が崩壊してしまうという。
修復を行うには、まず思考エンジン=麻奈を復活させなければならない。
正義たちは思考エンジンのコアを精製すべく行動を開始する。
コアを生成するためには1億年ほどの時間が必要と言われ慌てる正義だが
そこでバルシュテールは異世界ではなく32世紀から1億年後の地球だったという
意外な事実が判明する。正義たちは32世紀へ移動し、ゼーゼマンにコアの原型を預けると
バルシュテールへと向かった。
そこで彼らを待っていたのは、完成したコアと「海神」だった。
「海神」の正体は、1億年の果てに身も心も変わり果てたゼーゼマンだった。
アネットとの再会を喜びながら、限界を迎えたゼーゼマンはその機能を停止する。
完成したコアを持って現代に帰還する正義たちだったが、そこもすでに
「黒の一者」による攻撃に晒されており、絶対絶命の危機に瀕していた。
さらに進行する時空崩壊の影響によってARKSメンバーやアネットたちが消えゆく中、
正義はコアをグリゼルディスに搭載することに成功する。
だが、グリゼルディスの思考エンジンは復活したものの、麻奈は帰ってこなかった。
正義はグリゼルディスに記録されていた麻奈の最後のメッセージ
(思考エンジンとしての力の譲渡)を受け取り、自ら「黒の一者」を討つことを決意する。
383 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:21:01 ID:MN6bEthv0
「黒の一者」の力は強大だったが、思考連続体として
同等の力を振るう正義の攻撃が幾度となく「黒の一者」を打ちのめし、
ついに物質化を保てなくなった「黒の一者」は撃破される。
残された全ての力を使って架空世界の復活を強く願い、
思考連続体としてのコントロールを手放すと、正義の意識は暗転した。
消えたはずの京子に揺り起こされる正義。
どうやら架空世界が復活したことで時空が修復され始めたらしい。
だが、麻奈の姿はやはりどこにもなかった。
悲しみにくれる正義だったが、翌朝目覚めるとそこには麻奈の姿があった。
「黒の一者」との戦いの中で麻奈の復活を強く願ったことで
思惟対流層がその願いをかなえたのであった。
麻奈編END
(ファイナルに続く)
385 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:34:21 ID:MN6bEthv0
【ファイナル】ヒロイン:黒の一者
人間の「絶望」から生まれた思考連続体。
自らと相反する存在「白の一者」に強く惹かれている。
時は流れ、世界の修復は完了した。それは同時に、架空世界が
本来の世界に統合され、正義と麻奈がこの世界から消滅することを意味する。
折り悪しくその日は正義の卒業式だったが、正義はそれも
「らしい」と笑って、心の中で親友たちに別れを告げる。
架空世界から弾き出された正義と麻奈は、ある時空の
均衡点にワープしていた。続々と集結する、全時空リングの総力を結集した軍勢。
彼らは「黒の一者」との最終決戦に臨む戦士たちであった。
思考連続体である「黒の一者」は、基本的には不滅の存在である。
それでも、莫大なエネルギーを消費した「黒の一者」は
少なくとも数百億年は休眠しているだろうと見込まれていた。
しかし、何故か急速に再生をはじめ、たった1年半で完全復活を遂げたのだった。
全宇宙の危機に決着を付けるべく、たとえ成功しても損耗率は8割を超える
絶望的な戦いに身を投じる全時空の戦士たちとグリゼルディス。
そんな正義の前に奇妙な老人が現れ、ジゼルのプレートを大切にしろと呟く。
その言葉はなぜか正義の心に強く刻まれるものだったが、訝しむ間もなく
「黒の一者」が待つ時空回廊への総攻撃が始まった。
人類の総力を結集した大軍勢であったが、思惟対流層の莫大なエネルギーを糧に
無限に再生し、防御できない因果律操作攻撃を繰り出す「黒の一者」の尖兵たちに
苦戦を余儀なくされる。限界を悟った仲間たちは、 最後の切り札である
時空破壊攻撃によって突破口を開き、正義と麻奈を「黒の一者」の元へと送り出した。
387 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:44:56 ID:MN6bEthv0
ついに「黒の一者」の元へとたどり着いた正義たち。
麻奈――「白の一者」の到着を、「黒の一者」は狂ったように喜ぶ。
その姿はグリゼルディスに酷似した人型に変貌していた。
次の瞬間、突然グリゼルディスの思考エンジンが停止する。
驚愕する正義と麻奈の眼前で、「黒の一者」の体内から
10基の思考エンジンが現われる。
――1年半前。
正義に敗れた「黒の一者」は、「白の一者」の影響を受けたことで
思考連続体としてのバランスが崩れ、自力での再生が不可能だった。
死にたくないと足掻く「黒の一者」を嘲笑う、十体の思考連続体。
だが、その足掻きが「白の一者」が持つものと同じ「不屈の心」であると
悟った「黒の一者」は、「白の一者」に近づいたことに歓喜し、更に
多様性を得ることでより近しい存在になるべく、自分以外の
思考連続体たちを貪り食い、その身体に取り込んだのであった。
世界に12体しかいない同族が残らず食い殺されたことにショックを受ける麻奈。
そして11基もの思考エンジンの膨大な出力によって
思考エンジンを無力化されたグリゼルディスでは全く歯が立たず
圧倒的な力の前に正義はなすすべなく打ちのめされる。
そこへ、突如としてセンチネルコアが現われる。更には
イルダーナ、エドゥーアルド(ゲルダのデュランダル)、バルトロメウスの姿が。
ジゼルのカードから座標を探知して転移したのだと語るティアマット。
ARKSメンバーからひそかに譲り受けていた擬似思考エンジンの力で
どうにか「黒の一者」を足止めする三機。その隙に回復した正義たちは
思考エンジンをフル稼働させ、全身を光子化して「黒の一者」のコアに特攻する。
388 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:51:15 ID:MN6bEthv0
不滅の存在である「黒の一者」との決着を付ける唯一の方法。
それは、同じ思考連続体であり相反する存在の「白の一者」の力をもって
「黒の一者」もろとも対消滅することだった。
コントロールコアをリセットし、お互いに新たな思考連続体として生まれ変わって
もう一度全てをやり直す。それが、麻奈と正義が出した結論だった
麻奈は一緒に生まれ変わろうと微笑み「黒の一者」に手を差し伸べる。
「黒の一者」が巻き起こした一連の事象はすでに時空リングに記録されているため、
また同じことが繰り返される可能性を示唆されるが、オレに任せろと請け負う正義に
麻奈は「お兄ちゃんの妹で良かった」と笑顔を浮かべ、「黒の一者」と共に
思惟対流層へと還っていった。
そして麻奈の消滅とともに、正義の体も消滅をはじめる。
狼狽するジゼルたちに、これも約束していたことだからと苦笑する正義。
時空リングが一巡して、また「黒の一者」の暴走が起きた場合に備えるため
正義は過去の世界に移動して、鋼正義ではないまったくの別人となって
今回と同じ結果を導けるよう保険を施しておかなければならないのだ。
この時空リングを守り続けること、それが麻奈と交わした約束であった。
ゲルダ、アネット、ジゼルに別れを告げる正義。
ジゼルは絶対に諦めない、時の果てでもめぐり合って、何度でも恋に落ちると誓う。
消えていく意識の中で、正義もまた、自分もそうしよう、と誓うのだった。
389 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:54:51 ID:MN6bEthv0
戦闘が終結した時空回廊で、正義に接触した奇妙な老人
――DAKT司令官・出雲総吉郎が安堵のため息をついていた。
(DAKT;ARKSと同様の組織。今回協力関係にあった)
彼は、この戦いによって過去へと飛ばされた鋼正義その人である。
この戦いの結末を予め知っていた彼は、その結果を導くために
過去の自分に接触し、カードによる援護が得られるよう釘を刺しておいたのだった。
やっと終わったと息を吐く部下に、これからが始まりだと嘯く出雲。
32世紀にアネットを導くAI『ゼーゼマン』の開発。そして数億年後の未来で
ゲルダを生み、バルシュタールを導くセンチネルコアの建造。するべき事は山積みである。
過去の地球。正義のいた時代からさらに数十年前のロシアの地に飛ばされた正義。
さてどうしたものかと途方に暮れる正義の前に、正義を知っているという女性が現われる。
その女性「出雲栞」に、どこかジゼルに似た雰囲気を感じ取り、別れ際の約束を思い出す正義。
そこへ、ARKSのあるメンバー(近所の巫女だった者)が現われる。
人間ではない存在の彼女は、あらゆる時代に同一の存在がいるため
未来の情報と同期して正義のための準備を進めていたのだという。
まずはDAKT設立に一役買ってもらうと語る女性。
これからこの世界に訪れる困難と、それを乗り越える苦難。そして遥か遠い未来に
思いを馳せ、「正義」だった男は栞の手を取って歩き出すのであった。
スタッフロール後。
どこかの時代、どこかの世界で、どこかでみたような部室に
一人の入部希望者が訪れる。その声は麻奈に良く似ていた。
やがて正義やジゼル達に良く似た声が近づき――
ファイナル END
391 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/10/04(月) 00:02:56 ID:MN6bEthv0
ルーンロオドは以上です。
まだ「デート編」と「ミッシングリンク編」というシナリオがあるのですが
デート編は
・ジゼル:告白してセックス⇒デート先でパブリックセックス⇒体育館でプレ結婚式セックス
・ゲルダ:告白して青姦⇒自宅デートで台所セックス⇒お泊りで風呂セックス⇒ベッドで挿れっぱなし添い寝
・アネット:告白して教室セックス⇒セックス⇒またセックス
こんな感じです。
また、ミッシングリンク編は同メーカの旧作「ジオグラマトン」「ツヴァイヴォルター」と
本作の関連を明らかにするシナリオのため、どちらも未プレイの筆者では
内容をきちんと書くことは出来ないと思いますのですみませんが割愛します。
(ARKSやDAKTや出雲総吉郎は旧作のキャラクターだそうです)
細かい設定の誤解などありましたらご容赦願います。お目汚し失礼しました。
http://www.getchu.com/soft.phtml?id=663909
362 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:10:48 ID:MN6bEthv0
【共通設定】
ヒロインらと主人公は同じ部活に所属している同級生。
主人公は妹と二人暮らし。
「現実世界」と表記する場合はファンタジー無しのごく普通の世界。
【ジゼル編】ヒロイン:ジゼル・オリンピアダ
異世界バルシュテールの住人。
「千人姫」と呼ばれる、デュランダル(ロボ)「バルトロメオ」のパイロット。
(バシュテール:「海神リヴァイアサン」という海面管制システムが統括し
人々は海を汚さぬよう空中都市で生活しているという世界。)
主人公・鋼正義は、ひょんなことからジゼルが「バルトロメオ」で
戦っている姿を目撃し、千人姫を守る「聖騎士」になれる素質が
あるかもしれないとのことで異世界「バルシュテール」へ誘われる。
最強のデュランダル「グリゼルディス」とそのAI「アーデルハイド」に
認められ、聖騎士となった正義は、敵国との戦いやジゼルの旧友である
騎士「アルフレッド」とのライバル争い、そして正義の危機を幾度となく
救う「黒騎士」なる謎の存在との邂逅といった激動の日々を送る。
そのうちアルとの間には友情が芽生え、かつて彼がジゼルから
送られた「ジゼルのカード」を贈られ(千人姫の信頼を得た
特別な友人だけに与えられる証)ジゼルにも認められるなど
正義は騎士としても人間としても成長していく。
363 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:11:37 ID:MN6bEthv0
そんなある日、敵国の襲撃によって王座が陥落する。
王の正体はバルシュテールの生態系を維持する管理装置だった。
この世界では純粋な生物は存在せず、みな何らかの意図によって
王(の設計者の思惑通り)に作られた存在だったのだ。
(姫であるジゼルもまた、生成ユニットによって数多く生み出された
「バルトロメオ操縦者」候補の中から選ばれた存在である。
他の候補者は敵国の襲撃によって虐殺されてしまっている)
自分は人間では無いと意気消沈するジゼルを正義が激励。
二人は両思いになる。
しかしイチャつく間もなく情勢は急転する。
敵国が「海神」を掌握しようとして失敗し、暴走させてしまうのだ。
世界規模の天変地異が発生し、バルシュテールは滅亡の危機に。
人々は神の決断には逆らえないと項垂れる。
世界を救うため、正義たちは「神殺し」を決断する。
決死の突入の後、何故か止めに入る黒騎士を尻目に神殺しに成功。
世界は平穏を取り戻す。
意気消沈する黒騎士に案内されるまま、釈然としない面持ちで
神の塔を脱出する正義。多くの歓声に迎えられ、めでたしめでたし。
――と思いきや、突如天から降り注いだ正体不明の高エネルギー体によって
アルやジゼルもろともミスト城は崩壊。
続く第二波、第三波を受けてグリゼルディスは行動不能になり
正義の意識は暗転。失意と絶望のうちに物語は幕を下ろすのだった。
ジゼル編END
(ゲルダ編に続く)
364 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:17:22 ID:MN6bEthv0
【ゲルダ編】ヒロイン:ゲルダ・ゼセブラント
ジゼル同様バルシュテールの住人。
時の番人たる「精霊族」の「巫女」と呼ばれる存在。
正義を決して名前で呼ばない。
「巫女」の使命に飽いて正義の世界へと逃げ出してきていた。
現実世界に帰還した正義は、ジゼルカードの存在や
グリゼルディスとの会話からあの出来事が現実だったと知る。
慌ててジゼル宅へと向かうが、そこには大破した「バルトロメオ」と
空のコクピットがあるだけだった。ジゼルの死を確信し、悲嘆にくれる正義。
そこへゲルダが現われ、破滅の原因は海神の破壊にあり、
巫女たる自分の力を使って時間を逆行すれば
海神の破壊を阻止し、ジゼルを救い出すことが出来ると正義を諭す。
現実世界へと現われた謎の存在「暗殺者」
(全身を鋭利な触手で構成したカマキリのような生物。不死身)を
やり過ごし、正義は時間逆行に成功する。
しかし、時空制御がゲルダに莫大な負荷をかけることや、
幾度となく襲い来る「暗殺者」との戦い、さらには
時空の修正力やタイムパラドックス予防などの制約を受け、
思うように動けない忍耐の日々が続く。
そんなある日、ついに倒れてしまったゲルダを治療するため
彼女の故郷である「センチネルコア」を訪れる。
精霊族の女王「ティアマット」の力を借りて回復するゲルダ。
その夜、正義はゲルダとティアマットの密談を盗み聞きしてしまう。
365 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:22:57 ID:MN6bEthv0
ゲルダは正義に好意を抱いているが、巫女としての呪いに縛られ
その思いは決して伝えられない(名前で呼べない)こと。その上
他の女のために戦う正義を応援する姿は余りに痛々しいと嘆くティアマット。
さらに時間逆行は強力すぎるあまり、ゲルダの生命そのものを蝕んでいる。
このまま使い続ければいずれゲルダは死んでしまうという。
保険として代行デバイスを差し出すが、やはり巫女以外が使えば命を落とす。
さらにその資格を有するのはゲルダ以外には正義とジゼルの2人だけだという。
その言葉を聞き、苦悩するゲルダと正義を三度「暗殺者」が襲撃する。
激戦の中で正義はこれ以上時間逆行に頼らないこと、誰の命も諦めないことを
固く決意し、「暗殺者」を撃退する。
その後も復活しては食らいつく「暗殺者」にてこずるが
黒騎士(なぜか正義が未来から来た事を知っている)の助力により退け、
なんとか神の元にたどり着く正義。
しかし時すでに遅く、過去の正義が海神を殺してしまう。
ゲルダの命はもはや限界であり、時間逆行にはデバイスを使わざるを得ない。
正義は決断を迫られる。しかし、そんな懊悩をゲルダが
「ゲルダがジゼルの命を使ってデバイスを使うのでは」と疑われていると
勘違いし、諦めの言葉とともに自らの命を賭して逆行デバイスを起動してしまう。
366 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:26:45 ID:MN6bEthv0
崩れ落ちるゲルダを見て大きなショックを受け、自分を責める正義。
だが、アーデルハイドに諭されて立ち直ると
海神の尖兵と勘違いして襲ってきた過去の自分を撃退。
状況を説明し、パラドックスを回避するため融合することに。
正式にこの時間軸の存在となった正義は
海神にデバイスを差込み、体内時間そのものを逆行させて
海神の暴走状態を巻き戻すことで海神を正気に返す。
天変地異も収まり、どうにか滅亡を回避することに成功。
ジゼルの命は救ったものの、代わりにゲルダを失ってしまったという
悲しみに打ちひしがれる正義。
だが、海神によるとゲルダは「精神的に死んでいる状態」であり
心を呼び覚ませば蘇る可能性はあるという。
海神とアーデルハイドの力を借りてゲルダの精神にダイブした正義は、
いつしか芽生えていた本音――ジゼルと同じくらいゲルダが好きだ、と打ち明ける。
その言葉にゲルダは活力を取り戻し、生還する。
ついでに呪いを解いて貰うなどサービスを受け、二人でミスト城へ凱旋。
正義に駆け寄るジゼルを押し留めると、ゲルダは
正義の腕に抱きついて堂々と宣戦布告をする。
そして正義にだけ聞こえるような小さな声で「正義」と初めて名を呼ぶのだった。
ゲルダ編END
(アネット編へ続く)
367 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:29:54 ID:MN6bEthv0
【アネット編】ヒロイン:アネット・ガブリエル
32世紀からやってきた未来少女。
その身体には地球の生命体に関わる重大な秘密が隠されている。
ジゼル・ゲルダ両名を救うことに成功した正義だったが
ようやく戻った平穏に安堵する間もなく、今度はアネットによって
「32世紀」の未来へと招待されることに。
科学の発達した光景に驚く正義だが、同時に
人間を取り込み異形の怪物に変貌する宇宙生物
「融合生命体」による惨劇を目の当たりにする。
未来の地球は高度に発達した人工知能によって栄華を極めていたが
同時にその人工知能を自在に乗っ取る融合生命体の脅威に晒されていた。
主人公を迎えたアネットの保護者「ゼーゼマン」もアネットの兄「ヨハン」も
そしてアネット自身も、肉体と人権を持った高度な人工知能なのだという。
彼らはオーバーテクノロジーの塊であるグリゼルディスを解析することで
銀河系防衛ユニットを完成させ、銀河系中心移民計画を急ぐべく
「メインフレーム」の指示によりグリゼルディスの持ち主である正義に接触したのだった。
グリゼルディスの解析によって急ピッチに防衛ユニットの開発が進む中
融合生命体の襲撃により窮地に陥ったアネットは突如身体を殲滅兵器に変形させ
融合生命体を撃退、すぐさま昏倒してしまう。
371 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:35:08 ID:MN6bEthv0
アネットには他のAIにはない物体生成能力が組み込まれており
今回は人間の記憶・思い出などを使って無限のエネルギーを生成する
「思考エンジン」なる存在を無理やり生成したために
代償として記憶回路がズタズタになり、機能停止に陥ったったのだという。
何故アネットがそれほど凄まじい力を持っているのかと問う正義に
ヨハンが重たげに口を開く。
銀河系に移民した人類がいつかまた地球で暮らすためには
その生態系を維持するともに、多種多様の生命体を生み出すことで
地球の環境を安定させる必要がある。アネットは移民には加わらず
生態系維持システムとなるゼーゼマンやヨハンらと共に
ただ一人の「生命体」として地球に残り、その生成能力によって
新たな生態系を作り上げるために生まれてきたのだ。
堪らず激昂するが、ヨハンやAIたちの苦悩を聞き
やるせない気持ちに囚われる正義。
と、そこへ再び融合生命体が襲撃をしかける。
ゼーゼマンがすかさず完成した防衛ユニット「アースシールド」を起動するも
メインフレームそのものが乗っ取られ、アースシールドはあえなく停止する。
敵は20年以上前からひそかにメインフレームに侵入し、
アースシールドを無力化する機会を伺っていたのだ。
さらに折悪しく治療のためにメインフレームに接続されていたアネットが
敵に侵食されてしまう。
アネットを救うため、正義は危険を顧みず生体脳からの直接アクセスによって
電子空間にダイブする。
373 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:42:42 ID:MN6bEthv0
メインフレームに到達する正義。
そこにはアネットを縛り付ける融合生命体(黒アネット)が佇んでいた。
黒アネットは兼ねてからアースシールドを排除する計画を練っており、
そのただひとつの障害として何故かグリゼルディスを恐れていた。
そのため、メインフレームからアネットの行動をひそかに操って
正義の時代へと送り込み、正義の抹殺を試みたのだという。
しかし、アネットが正義への想いから必死に命令を拒んだため
抹殺計画は破綻。既に未来に現われてしまったグリゼルディスと、
無限の進化を促成し生命体を生み出し続けるアネットの二つの脅威が
そろってしまった。そのため、黒アネットはなりふり構わず実力行使に打って出る。
アーデルハイドの介入と、アネットの抵抗により、一旦は退けられたかに
見えた黒アネットだったが、宇宙戦艦ザムザデルタのメインフレームに
侵食して復活。アネットを捕獲し、グリゼルディスをも侵食して逃亡してしまう。
全軍を挙げての救出作戦により、敵本体メインフレームへと到達した正義。
敵メインフレームに取り込まれていたアネットを救い出し、自分も
アネットが好きだと告げる。が、またしてもグリゼルディスが侵食され、
制御不能に陥ってしまう。黒アネットの悪あがきにより
ザムザデルタは地球へと降下を始める。
しかし、超知性体として成熟したアネットが、32世紀に連なる全ての記憶を
元に再び思考エンジンを生成。ザムザデルタそのものを一本の巨大な
「樹」に変換させる荒業によって黒アネットは沈黙し、正義たちは無事帰還する。
アースシールドの完成により、過去での役目は終わったと悲しむアネット。
そこへゼーゼマンが、今回の襲撃で移民計画が遅延したため、
その間少しでも多くの文化に触れてきて欲しいとアネットを過去へ送り出す。
喜ぶアネットをしっかりと抱き締め、正義は過去へと帰還するのだった。
アネット編END (麻奈編に続く)
375 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:51:16 ID:MN6bEthv0
ゲーム的にはここから本編とでもいうようなノリになります。
【麻奈編】ヒロイン:鋼・麻奈
正義の実の妹。
兄と二人暮らし。世話焼きの兄を疎ましく思っている。
異世界・未来の異変には絡んでこなかった。かに思われていた。
数々の苦難に阻まれながらも3人のヒロインを救出した正義。
しみじみと平和をかみ締めていたが、同時に麻奈の体調が悪いことや
何故かアーデルハイドとリンクできないことなどに言い知れぬ不安を抱えていた。
その夜、正義は謎の怪物による攻撃を受ける。リンクが切れ、絶対絶命の窮地に。
だが、近所の巫女や体育教師、同級生やらアニメショップの店員やら顔見知りが
次々に現われ、いずれもが怪物と互角に渡り合う。
果てはあの黒騎士までもが現われ、正義に逃走を促す。
だが、正義は麻奈のことが気がかりとなり、単独行動をとる。
あまりの状況に混乱しながらも、どうにか麻奈の元へと駆けつける正義だったが
麻奈の自室は異様な空間へと変貌を遂げていた。
体育館以上の広大な空間、その中央には何故かグリゼルディスの姿があり
そしてその足元に、麻奈がぐったりと倒れこんでいる。
何かを知っているらしいクラスメートの京子を問い詰める正義。
その口から信じられないような事実が次々と明かされていく。
京子たちの正体は特務機関ARKSのエージェントであり
その目的は宇宙の崩壊を防ぐことだった。
376 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 13:55:45 ID:MN6bEthv0
この宇宙は、「時空リング」という円環状の時空が無数に集まって
できており、ほころび一つで宇宙すべてが崩壊するのだという。
そして2007年に起動された時空破壊兵器「コルドラ」により、
1986年9月4日(正義たちの時代)を起点として時空リングが欠損し
やがて宇宙は崩壊するはずであった。
しかし、何者かが1986年の欠損を覆うように「架空世界」を作り出し
修復を始めたことで、時空リングはどうにか保たれている状態に落ち着いた。
その「架空世界」こそが、今まで現実と思っていた世界であった。
ARKSのエージェントはその世界を監視するためにやってきていたのだ。
時空を修復するための架空世界だったが、今まではある二つの
「大特異点」によって修復力が不足していたため時空を修復できず
その作用により昨日までは只管同じ一日を繰り返していたのだ。
しかし今日になってループが解け、修復が開始されたという。
正義がバルシュテールと32世紀、すなわち大特異点を救ったためである。
そこで正義は疑問を口にする。
何故ループ世界にいるはずの正義が記憶を維持したまま、複数日に渡って
行動し二つの世界を救うことができたのか。
それは、「麻奈」と「正義」こそが架空世界の創造者だからだった。
379 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:00:17 ID:MN6bEthv0
まったく見に覚えの無い指摘だったが、他ならぬ
麻奈がそれを事実だと認めてしまい混乱する正義。
と、いよいよ世界の崩壊が激しさを増す。
ひとまず架空世界を脱出することにした一同だったが
それを阻むように、かつてバルシュテールを滅ぼした
高エネルギー体が多数飛来する。
黒騎士やジゼルたち、ARKSが必死に迎撃するが
圧倒的な物量に押し切られそうになる。
よもやこれまでとなったその時、麻奈がグリゼルディスを起動する。
アーデルハイドの正体は麻奈だった。
かりそめの世界でも、兄を幸せにしてやりたかった麻奈は
その力をグリゼルディスという形に変えて正義をサポートしていたのだ。
必死に静止する正義を振り切り、麻奈は最後の力を振り絞って
2兆8000億体の高エネルギー体らと壮絶な相討ちを遂げる。
麻奈という大きな犠牲を払いながら、一同はどうにか脱出に成功した。
妹を失い半ば自暴自棄に陥る正義だったが、ジゼル達の叱咤によって
どうにか立ち直る。
そして、麻奈が最後に残した情報により、全ての始まりが明らかになる。
麻奈たちは元々ひとつの存在であり、その正体は人間の普遍的無意識よりも
更に深い層にある、全時空に直結した「思惟対流層」から生まれた
12体の「人の精神の大規模集合体」=「思考連続体」の一つだった。
それは言うなれば、意志を持った「思考エンジン」そのものであるという。
380 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:10:49 ID:MN6bEthv0
そして、架空世界を襲った真の敵の正体もまた
思考連続体の一つ――「絶望」を司る「黒の一者」であった。
バルシュテールでの「海神」の暴走や、融合生命体による未来世界の侵略も
すべては「黒の一者」による攻撃だったのだ。
(人間の破滅願望によって動く「黒の一者」は、絶望を強めることで
思惟対流層を滅びのベクトルへ傾け、宇宙を崩壊させることを目的としていた)
そもそもの発端は、麻奈=「白の一者」が架空世界を生み出したことにある。
思考連続体たちは、コルドラによって生み出された時空崩壊も
また運命であるとしてあくまで静観しようとしていたのだが
「希望」を司る「白の一者」はそれを良しとせず、独断で
「架空世界」を構築して時空の修復を試みたのである。
(この時、白の一者の半身が世界を観測する「基準点」となるため
また人間の可能性を見届けるために力を放棄し、「正義」という人間になった)
その後「黒の一者」が起こしたバルシュタール滅亡への干渉に対して
正義が割って入ってきたことにより、「黒の一者」は、自らの分身を次々に送り込んで
正義を抹殺しようと試みる。(「暗殺者」や「黒アネット」のこと)。
だがそれさえも退けられたことで、ついに麻奈そのものを排除すべく攻撃をしかけ
架空世界を崩壊させてしまったのである。
382 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:18:23 ID:MN6bEthv0
架空世界が失われたことで、時空リングは再び崩壊し始めている。
もう一度修復を行わないと、今度こそ宇宙が崩壊してしまうという。
修復を行うには、まず思考エンジン=麻奈を復活させなければならない。
正義たちは思考エンジンのコアを精製すべく行動を開始する。
コアを生成するためには1億年ほどの時間が必要と言われ慌てる正義だが
そこでバルシュテールは異世界ではなく32世紀から1億年後の地球だったという
意外な事実が判明する。正義たちは32世紀へ移動し、ゼーゼマンにコアの原型を預けると
バルシュテールへと向かった。
そこで彼らを待っていたのは、完成したコアと「海神」だった。
「海神」の正体は、1億年の果てに身も心も変わり果てたゼーゼマンだった。
アネットとの再会を喜びながら、限界を迎えたゼーゼマンはその機能を停止する。
完成したコアを持って現代に帰還する正義たちだったが、そこもすでに
「黒の一者」による攻撃に晒されており、絶対絶命の危機に瀕していた。
さらに進行する時空崩壊の影響によってARKSメンバーやアネットたちが消えゆく中、
正義はコアをグリゼルディスに搭載することに成功する。
だが、グリゼルディスの思考エンジンは復活したものの、麻奈は帰ってこなかった。
正義はグリゼルディスに記録されていた麻奈の最後のメッセージ
(思考エンジンとしての力の譲渡)を受け取り、自ら「黒の一者」を討つことを決意する。
383 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:21:01 ID:MN6bEthv0
「黒の一者」の力は強大だったが、思考連続体として
同等の力を振るう正義の攻撃が幾度となく「黒の一者」を打ちのめし、
ついに物質化を保てなくなった「黒の一者」は撃破される。
残された全ての力を使って架空世界の復活を強く願い、
思考連続体としてのコントロールを手放すと、正義の意識は暗転した。
消えたはずの京子に揺り起こされる正義。
どうやら架空世界が復活したことで時空が修復され始めたらしい。
だが、麻奈の姿はやはりどこにもなかった。
悲しみにくれる正義だったが、翌朝目覚めるとそこには麻奈の姿があった。
「黒の一者」との戦いの中で麻奈の復活を強く願ったことで
思惟対流層がその願いをかなえたのであった。
麻奈編END
(ファイナルに続く)
385 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:34:21 ID:MN6bEthv0
【ファイナル】ヒロイン:黒の一者
人間の「絶望」から生まれた思考連続体。
自らと相反する存在「白の一者」に強く惹かれている。
時は流れ、世界の修復は完了した。それは同時に、架空世界が
本来の世界に統合され、正義と麻奈がこの世界から消滅することを意味する。
折り悪しくその日は正義の卒業式だったが、正義はそれも
「らしい」と笑って、心の中で親友たちに別れを告げる。
架空世界から弾き出された正義と麻奈は、ある時空の
均衡点にワープしていた。続々と集結する、全時空リングの総力を結集した軍勢。
彼らは「黒の一者」との最終決戦に臨む戦士たちであった。
思考連続体である「黒の一者」は、基本的には不滅の存在である。
それでも、莫大なエネルギーを消費した「黒の一者」は
少なくとも数百億年は休眠しているだろうと見込まれていた。
しかし、何故か急速に再生をはじめ、たった1年半で完全復活を遂げたのだった。
全宇宙の危機に決着を付けるべく、たとえ成功しても損耗率は8割を超える
絶望的な戦いに身を投じる全時空の戦士たちとグリゼルディス。
そんな正義の前に奇妙な老人が現れ、ジゼルのプレートを大切にしろと呟く。
その言葉はなぜか正義の心に強く刻まれるものだったが、訝しむ間もなく
「黒の一者」が待つ時空回廊への総攻撃が始まった。
人類の総力を結集した大軍勢であったが、思惟対流層の莫大なエネルギーを糧に
無限に再生し、防御できない因果律操作攻撃を繰り出す「黒の一者」の尖兵たちに
苦戦を余儀なくされる。限界を悟った仲間たちは、 最後の切り札である
時空破壊攻撃によって突破口を開き、正義と麻奈を「黒の一者」の元へと送り出した。
387 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:44:56 ID:MN6bEthv0
ついに「黒の一者」の元へとたどり着いた正義たち。
麻奈――「白の一者」の到着を、「黒の一者」は狂ったように喜ぶ。
その姿はグリゼルディスに酷似した人型に変貌していた。
次の瞬間、突然グリゼルディスの思考エンジンが停止する。
驚愕する正義と麻奈の眼前で、「黒の一者」の体内から
10基の思考エンジンが現われる。
――1年半前。
正義に敗れた「黒の一者」は、「白の一者」の影響を受けたことで
思考連続体としてのバランスが崩れ、自力での再生が不可能だった。
死にたくないと足掻く「黒の一者」を嘲笑う、十体の思考連続体。
だが、その足掻きが「白の一者」が持つものと同じ「不屈の心」であると
悟った「黒の一者」は、「白の一者」に近づいたことに歓喜し、更に
多様性を得ることでより近しい存在になるべく、自分以外の
思考連続体たちを貪り食い、その身体に取り込んだのであった。
世界に12体しかいない同族が残らず食い殺されたことにショックを受ける麻奈。
そして11基もの思考エンジンの膨大な出力によって
思考エンジンを無力化されたグリゼルディスでは全く歯が立たず
圧倒的な力の前に正義はなすすべなく打ちのめされる。
そこへ、突如としてセンチネルコアが現われる。更には
イルダーナ、エドゥーアルド(ゲルダのデュランダル)、バルトロメウスの姿が。
ジゼルのカードから座標を探知して転移したのだと語るティアマット。
ARKSメンバーからひそかに譲り受けていた擬似思考エンジンの力で
どうにか「黒の一者」を足止めする三機。その隙に回復した正義たちは
思考エンジンをフル稼働させ、全身を光子化して「黒の一者」のコアに特攻する。
388 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:51:15 ID:MN6bEthv0
不滅の存在である「黒の一者」との決着を付ける唯一の方法。
それは、同じ思考連続体であり相反する存在の「白の一者」の力をもって
「黒の一者」もろとも対消滅することだった。
コントロールコアをリセットし、お互いに新たな思考連続体として生まれ変わって
もう一度全てをやり直す。それが、麻奈と正義が出した結論だった
麻奈は一緒に生まれ変わろうと微笑み「黒の一者」に手を差し伸べる。
「黒の一者」が巻き起こした一連の事象はすでに時空リングに記録されているため、
また同じことが繰り返される可能性を示唆されるが、オレに任せろと請け負う正義に
麻奈は「お兄ちゃんの妹で良かった」と笑顔を浮かべ、「黒の一者」と共に
思惟対流層へと還っていった。
そして麻奈の消滅とともに、正義の体も消滅をはじめる。
狼狽するジゼルたちに、これも約束していたことだからと苦笑する正義。
時空リングが一巡して、また「黒の一者」の暴走が起きた場合に備えるため
正義は過去の世界に移動して、鋼正義ではないまったくの別人となって
今回と同じ結果を導けるよう保険を施しておかなければならないのだ。
この時空リングを守り続けること、それが麻奈と交わした約束であった。
ゲルダ、アネット、ジゼルに別れを告げる正義。
ジゼルは絶対に諦めない、時の果てでもめぐり合って、何度でも恋に落ちると誓う。
消えていく意識の中で、正義もまた、自分もそうしよう、と誓うのだった。
389 名前:ルーンロオド[sage] 投稿日:2010/10/03(日) 23:54:51 ID:MN6bEthv0
戦闘が終結した時空回廊で、正義に接触した奇妙な老人
――DAKT司令官・出雲総吉郎が安堵のため息をついていた。
(DAKT;ARKSと同様の組織。今回協力関係にあった)
彼は、この戦いによって過去へと飛ばされた鋼正義その人である。
この戦いの結末を予め知っていた彼は、その結果を導くために
過去の自分に接触し、カードによる援護が得られるよう釘を刺しておいたのだった。
やっと終わったと息を吐く部下に、これからが始まりだと嘯く出雲。
32世紀にアネットを導くAI『ゼーゼマン』の開発。そして数億年後の未来で
ゲルダを生み、バルシュタールを導くセンチネルコアの建造。するべき事は山積みである。
過去の地球。正義のいた時代からさらに数十年前のロシアの地に飛ばされた正義。
さてどうしたものかと途方に暮れる正義の前に、正義を知っているという女性が現われる。
その女性「出雲栞」に、どこかジゼルに似た雰囲気を感じ取り、別れ際の約束を思い出す正義。
そこへ、ARKSのあるメンバー(近所の巫女だった者)が現われる。
人間ではない存在の彼女は、あらゆる時代に同一の存在がいるため
未来の情報と同期して正義のための準備を進めていたのだという。
まずはDAKT設立に一役買ってもらうと語る女性。
これからこの世界に訪れる困難と、それを乗り越える苦難。そして遥か遠い未来に
思いを馳せ、「正義」だった男は栞の手を取って歩き出すのであった。
スタッフロール後。
どこかの時代、どこかの世界で、どこかでみたような部室に
一人の入部希望者が訪れる。その声は麻奈に良く似ていた。
やがて正義やジゼル達に良く似た声が近づき――
ファイナル END
391 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2010/10/04(月) 00:02:56 ID:MN6bEthv0
ルーンロオドは以上です。
まだ「デート編」と「ミッシングリンク編」というシナリオがあるのですが
デート編は
・ジゼル:告白してセックス⇒デート先でパブリックセックス⇒体育館でプレ結婚式セックス
・ゲルダ:告白して青姦⇒自宅デートで台所セックス⇒お泊りで風呂セックス⇒ベッドで挿れっぱなし添い寝
・アネット:告白して教室セックス⇒セックス⇒またセックス
こんな感じです。
また、ミッシングリンク編は同メーカの旧作「ジオグラマトン」「ツヴァイヴォルター」と
本作の関連を明らかにするシナリオのため、どちらも未プレイの筆者では
内容をきちんと書くことは出来ないと思いますのですみませんが割愛します。
(ARKSやDAKTや出雲総吉郎は旧作のキャラクターだそうです)
細かい設定の誤解などありましたらご容赦願います。お目汚し失礼しました。
コメントをかく