233 月に寄りそう乙女の作法 ◆l1l6Ur354A [sage] 2012/11/27(火) 01:02:00.94 ID:ByrbSqS/0 Be:

主人公、大蔵遊星は名門大蔵家に生まれ多くの才能に恵まれながらも愛人の子として虐げられ人生を諦めていた少年。
しかし彼は新進気鋭の服飾デザイナー、ジャンとの出会いにより強く楽しく生きることに目覚め
ジャンのようにデザイナーとして成功することを夢見るようになる。
だがその夢は腹違いの兄である天才デザイナー大蔵衣遠の「お前には才能がない」の一言によって無残にも打ち砕かれた。
諦めきれない遊星は異母兄妹である大蔵りそなの協力のもと身分と性別を偽り
ジャンが創設したデザイナー学校「フィリア女学院」に入学するお嬢様、桜小路ルナのメイド小倉朝日として学院に通うことに。
だが入学式で驚愕の事実が明らかになる。フィリア女学院の学院長となるのは多忙なジャンではなく兄である衣遠だったのだ。
正体が発覚すれば大問題になるのは確実。遊星の危険な二重生活が今始まろうとしていた。

ユーシェルート

スイスの名門貴族の生まれであるユーシェはルナに強いライバル心を抱く女の子。
天才を自称する彼女だがその正体は天才であるルナに対抗するために影で何倍もの努力を重ねる秀才だった。
努力によって才能の壁を打ち破ろうとするユーシェに心を打たれた遊星は彼女のパートナーとして協力するが
二人が懸命に編み出した作品は常にルナの作り出す傑作に敗北し次点止まりとなってしまう。
どれだけ力を尽くしてもルナに勝つことは出来ない現実に心が折れかけるユーシェ。
彼女の葛藤を察したルナは遊星をダシにユーシェを挑発することで闘争心を取り戻させ
12月に行われるフィリアコレクションで雌雄を決しようと提案する。
限界ギリギリのスケジュールや遊星の正体を知った衣遠による妨害に苦しみながらも
遊星とユーシェは無事作品を完成させユーシェのデザインの最大の弱点であった「スイスと日本の文化の壁」を
日本でも馴染み深いスイスの国花エーデルワイスをあしらうことで克服し見事ルナを破り最優秀賞を獲得した。

234 月に寄りそう乙女の作法 ◆l1l6Ur354A [sage] 2012/11/27(火) 01:02:58.14 ID:ByrbSqS/0 Be:

湊ルート

柳ヶ瀬湊は遊星の正体が男性であることを知る幼馴染。
彼女は初恋の人である遊星と同じデザイナーとなるべくフィリア女学院に進学してきたが
新興企業の令嬢であることから同級生から嫌がらせを受け遂にはそれが原因で父親の会社を倒産させられてしまう。
ルナ達は湊に援助を申し出るが湊は友達に甘えることは出来ないと断り学園を去ることを決意。
既に湊のことを愛し始めていた遊星もまた彼女を守りたいという気持ちから
慣れ親しみ始めた屋敷での生活を捨て、湊と苦楽を共にする道を選んだ。
2人は抜群の容姿を生かしてメイド喫茶の仕事をこなしながらデザイナーとしての夢を諦めず追い続ける。

瑞穂ルート

花之宮瑞穂は男性恐怖症を患う大和撫子。
瑞穂は一目見た時から遊星を気に入りメイドではなく自分の親友として付き合うことを求めてくる。
遊星は楽しい日々の中で彼女のことを異性として好意を抱くが
瑞穂が愛しているのは野蛮な男ではない「朝日」だと自分を戒め恋心を押し殺したまま友人で在り続けようとする。
だが遊星の正体に気付いた衣遠はその事実を最悪のタイミングでバラし二人の関係を破綻させる。
ショックを受けた瑞穂は満足に食事も取れない状態に。
遊星はルナ達に謝罪し屋敷を去ろうとするが仲間達は性別を偽っていたことを許し
もう一度瑞穂と仲直りが出来るようにと協力してくれる。
遊星は瑞穂と二人で行っていた衣装制作を再開することで自分の想いを届けようと懸命に努力し
瑞穂もまたその想いに応え手紙を通して制作を手伝い、その過程で遊星が男性だと分かってもなお自分が彼を愛していることに気付く。
フィリアコレクション発表当日。
遊星の完成させたドレスに身にまとった瑞穂は最優秀賞を獲得。
受賞の席で瑞穂は満面の笑顔で自分の「親友」に感謝を告げる。
わだかまりの解けた二人は再び友人として、そして婚約者として学園生活を謳歌するのだった。

235 月に寄りそう乙女の作法 ◆l1l6Ur354A [sage] 2012/11/27(火) 01:04:53.96 ID:ByrbSqS/0 Be:

ルナルート

桜小路ルナは名家に生まれながらアルビノであることを理由に家族から疎まれたお嬢様。
彼女は幼年期の孤独な生活と乳母の裏切りによって人を信じることに臆病になっていた。
しかし遊星との出会いがルナを変え二人は主従関係を超えた感情をお互いに持ち始める。
だが遊星の容姿が父の溺愛した母親に似てきたことに気付いた衣遠は自身の駒として利用するべく行動を開始。
遊星の正体を仲間達にバラすと同時に大蔵家と学院長としての力で圧力をかけ遊星を従わせようとする。
自分が従わなければルナ達に多大な迷惑がかかる。遊星は一度はその策略に膝を屈しそうになるが
共に人生を生きようと叱咤するルナの言葉で勇気を奮い起こし最後まで諦めないことを誓う。
絶大な権力を持ち肉親の情すらも解さない衣遠だがたった1つだけ弱点があった。
それは「誰であろうとも優れた才能を示した者は認める」という公平性。
一度は見限られた才能。だが今の自分は一人ではない。仲間たちと過ごしてきた1年は決して無駄なんかではなかった。
フィリアコレクションまでの僅かな期間、遊星は孤立無援の状態でひたすらに衣装を作り続ける。
発表当日。ルナがデザインし遊星がパタンナーを務めた作品は圧倒的な支持を得て最優秀賞を獲得。
創設者であるジャンと何より衣遠自身がその服飾の才能を認めたことで
遊星は来季から新設されるフィリア女学院男子クラスの生徒として通うことを許される。
学校では恋人として、屋敷ではメイドとして遊星はルナと共に歩き続ける。
いつの日か自分達二人のブランドを立ち上げることを夢見ながら。

以上です。

このページへのコメント

湊ルートがあんまり良いエンドに思えない…

0
Posted by なるんるん 2015年08月24日(月) 02:35:47 返信

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