124 名前:僕だけの保健室[sage] 投稿日:2017/02/16(木) 18:31:28.52 ID:zssARPCb0 [4/11]
 舞台はとある学園。成績毎にA〜Eランクに格付けされた生徒達はそれぞれ別の寮に住んでいる。
 卒業条件はBランク。しかし主人公の悠は校内唯一のEランク、おまけに実家が貧しく留年=退学。
 悠の成績低迷の原因は極度のお人よし。すぐに雑用や面倒事を引き受けてしまう。
 悠にも理解者はいる。ちょっとエッチな雰囲気の担任・倫子先生、1年生にしてAランクの後輩・郁実ちゃん。
 でも退学を目前にして、悠は自分はこのままでいいのか悩んでいた。

 そんなある日、悠は新任の保険の先生・柊真那に出会う。
 悠と真那は似た者同士のお人好しですぐに仲良くなり、真那は悩んでいる悠に「一生懸命な人には必ず幸せが訪れます」と励ます。
 男子生徒達も美人保険医の赴任に湧くが、学園長代理・宝条元徳が真那は自分の婚約者だと公言すると、保健室も閑散としてしまう。
 なぜか真那の周囲から人を遠ざけようとする宝丞の意思に逆らい、悠は寂しげな真那に「友達になれたのに離れたくない」と訴え、
 保健室に通うようになり、真那もそれを嬉しがる。
  
 一方宝丞には様々な思惑があった。隣町の学園長の一人娘である真那、そして跡継ぎを産んだ候補者を後継者とするという先代の遺言。
 真那を孕ませれば二つの学園が手に入るのである。だが他の候補者には苦手な従姉の倫子先生がいる。
 子飼いのAランク生徒、桐原と郁実に弱味を探らせてはいるものの収穫はない。宝丞は焦っていた。
 更に宝丞には大きな計画がある。優秀な遺伝子を掛け合わせた子供達を量産することである。真那も未来の母体候補である。
 真那の性に対する認識を確かめるため、宝丞は真那を適当な生徒に襲わせるよう桐原に命令するが、
 動きを察知した倫子先生が悠を保健室に誘導して乱入させたため、計画は失敗に終わる。
 事情を何も知らないまま乱入した悠は、真那から着替えを覗こうとした覗き犯だと誤解され、叱られてしまう。
 だが、真那は悠の性欲が暴走して過ちを犯さないようにと、自分の生着替えを悠に見せる事にする。
 更にパンパンに膨れ上がった悠の股間に気付き、そのまま自慰をするよう促し、ぶっかけられてしまう。
 エッチな教育的指導は二人の関係を進展させ、誤解も倫子先生が仲裁する事で無事に解ける。

125 名前:僕だけの保健室[sage] 投稿日:2017/02/16(木) 18:31:54.52 ID:zssARPCb0 [5/11]
 宝丞の孕ませ計画も進行する。計画の要は裏ルートで仕入れた赤青黄色の三本の薬である。
 赤色は主従契約の薬。飲ませた相手は発情し、更に血を飲ませれば好意が増幅されて言いなりになってしまう。
 黄色は記憶喪失の薬。飲ませた相手の記憶を消す効果があるが、実は効果がかなり部分的なので当てにならない。
 青色は精力増強の薬。飲むと精力と体力を強化する効果があるが、怪我をしていると過剰に作用して危険である。
 宝丞は紅茶に混ぜた赤色の薬を真那に飲ませる事に成功し、十分に発情し切る翌日まで様子を見る事にするが、
 真那は指を切った悠の治療に傷を舐めてしまい、人知れず契約は成立。真那の発情も収まってしまう。

 同日、宝丞は悠に偽の依頼をする。自分と真那の結婚式のために祝福の花を摘んで来て欲しいと。
 場所は山中の奥深く、手駒の桐原に命令して悠を襲わせるには絶好のロケーションである。
 同じく宝丞の手駒であり、それが罠だと知っている郁実は悠を止めようとするが、結局見送ってしまう。
 悠は崖に生えた祝福の花をボロボロになりながらも手に入れるが、桐原に殴り倒されて薬を飲まされてしまう。
 山中で倒れているところを郁実と倫子に救助され、悠は意識を失ったまま保健室に担ぎ込まれる。

 郁実は、これが邪魔者の悠を排除するための宝丞の陰謀であることを、倫子と真那に話す。
 真那は婚約者の冷酷な振る舞いにショックを受けるが、それ以上に、自分を祝福しようと傷だらけになった悠に愛おしさを感じる。
 倫子先生は、悠の口元に残っていた薬が「精力増強の薬」であると気付き、このままでは過剰作用で悠が不能になってしまうと言う。
 本来桐原は「記憶喪失の薬」を飲ませるはずだったのだが、うっかり薬を取り違えてしまっていたのである。
 おまけに過剰作用を収めるには、性器に女性の体液(唾や愛液)を塗った状態で射精させなければいけないのだと倫子は言う。
 責任感か罪悪感か、或いは悠への好意か。真那は悠を射精させる役目を引き受けた。理性のタガが緩くなる赤色の薬の影響もある。
 お互いに理性が決壊寸前の二人はどうにかギリギリのところで踏み止まり、本番をしないまま射精を終わらせる。
 一方その頃、宝丞は桐原の取り残した黄色の薬を誤って飲んでしまい、一人ぶっ倒れていた。

126 名前:僕だけの保健室[sage] 投稿日:2017/02/16(木) 18:32:39.27 ID:zssARPCb0 [6/11]
 大変な一日が終わり、寮に帰る道すがら。悠は待ち伏せしていた郁実から真実を聞かされる。
 郁実が悠に近づいたのは宝丞の命令であり、生徒の悠を通じて倫子先生の情報を聞き出すのが狙いだったのだと。
 悠は、それでも郁実が今まで自分にしてくれた事に変わりはないし、郁実は友達だと言う。それを聞き、郁実は泣いてしまう。
 優しくて、いつも誰かのために一生懸命な悠。郁実はそんな悠に惹かれてしまっていた。

 数日後、郁実は学長室の宝丞を訪ねる。もう後ろ暗い工作活動には関わりたくないと告げるために。
 記憶喪失薬が妙な具合に作用し、倫子への苦手意識が消えた宝丞は上機嫌であり、郁実の足抜けを条件付きで認める。
 条件。それは悠を誘惑し退学に追い込むことだった。
 郁実は拒絶し、次に突きつけられた『赤い薬を飲み、淫乱化して肉便器になるか誰か一人の肉奴隷になるかを選ぶ』という
 絶望的な条件を受け入れる。
 薬の効果で発情する身体を抱え、郁実は人気のない山中へと逃げるが、追手の桐原に組み伏せられて犯されそうになる。
 そこに悠が駆け付け、どうにか桐原を撃退する。郁実は切れた唇から血を流す悠にキスをし、悠の所有物になる事を決める。

 翌日、契約主の精液を求めて郁実の身体は発情していた。倫子は様子のおかしい郁実に声を掛けて事情を聞き、悠を呼び出す。
 フェラで精液を摂取する事で郁実の発情は収まった。
 倫子は、薬がどれほど快楽を増幅するか分からず互いに依存する危険があるのでセックスしてはいけないと郁実に警告するが、
 既に悠と一生を添い遂げる覚悟を決めていた郁実は逆にそれを喜ぶ。

 悠の身体に起きている過剰作用の効果がしばらく続く事が分かり、定期的に誰かが射精の手伝いをする必要があると判明する。
 経験豊富な倫子先生は生徒のためならと悠の射精を手伝ってくれるが、真那もまた悠のためならと射精を手伝ってくれる。
 更に、以前悠が真那に「女性と話すのが苦手」という相談をした事から、二人きりで秘密の授業をするようになる。
 授業内容は「女性のことを教える」というものであり、薬の効果で理性のタガが外れている真那の想いはどんどん暴走し、
 最後にはコンドームをしているとはいえセックスにまで行き着いてしまう。

127 名前:僕だけの保健室[sage] 投稿日:2017/02/16(木) 18:35:17.81 ID:zssARPCb0 [7/11]
 倫子先生は真那の暴走を止めるため、悠を誘惑して生セックスをして真那が覗くように仕向ける。
 悠のような濃い子種の持ち主とセックスするのは跡継ぎを産んで後継者になる事にも繋がる。
 射精したい悠と子種が欲しい倫子先生の利害は一致しており、治療の観点からも愛液を直接性器触れさせる生セックスの方がいい。
 婚約者のいる真那ではなくフリーの自分がするべき事だと倫子先生は真那を説得するが、
 想いが暴走している真那は悠と倫子先生がセックスをするのが嫌だと言い張り、自分が悠と生でセックスをすると言う。
 どういうつもりなのかと倫子先生に問われ、真那は自分自身の気持ちが分からないと泣いてしまう。

 二人とは違い、悠の精液を摂取する機会のない郁実は、発情する身体を持て余して悠に抱いて欲しいとお願いする。
 薬のせいだけではない。悠の事をずっと思っていた。そう告白する郁実を悠は抱き、毎朝部屋に来る郁実は悠に奉仕するようになる。
 真那もまた自分の気持ちを確かめるため、悠の部屋に押しかけて生セックスをする。
 真那は自分の心が分かるまで悠の側にいようと決め、寮を改装して悠の隣の部屋に住む事にする。
 倫子先生も子作りと解毒のために悠とのセックスを重ねるが、悠は倫子先生ともキチンと愛のあるセックスがしたいと思い、
 あくまで必要な作業と割り切ろうとする倫子先生の身体を責め立て、二人で気持ち良くなろうとする。

 三人の女性とセックスを重ねる悠だったが、ついに宝丞に真那との関係がバレてしまう。
 悠は宝丞に痛めつけられながらも必死に口を噤み続ける。その現場を目撃した真那は悠を庇い、宝丞を怒鳴り付ける。
 温厚な真那が自分のために怒ってくれている事を嬉しく思う悠。真那も、悠がもう自分のかけがえのない存在になっていると理解する。
 そこに倫子先生が現れ、先代学園長から託された「学園長代理を交代させる権利を譲渡する委任状」を見せ、宝丞を追い返す。
 事が収まり、気絶してしまう悠。真那は保健室のベッドで眠る悠にキスをし、少女のように高鳴る胸に悠への想いを認める。
 その晩を境に真那は悠への想いを隠さなくなり、二人は避妊を考えずに子作りセックスをするようになる。
 その後も悠と三人は何度も生セックスを重ね、悠の成績も順調に良くなりついに卒業式の日を迎える。

128 名前:僕だけの保健室[sage] 投稿日:2017/02/16(木) 18:35:37.60 ID:zssARPCb0 [8/11]
<真那>
 婚約者を奪われた宝丞は悠を待ち伏せ、卒業試験と言い張り喧嘩を吹っかける。
 勝てなければ卒業は取り消しと脅され、男同士の拳の戦いが始まるが悠はどうにか勝利する。
 しかし負けた宝丞は卒業を認めないと言い、駆け付けた真那にも今までの分も子作りをさせると言う。
 だが、現れた倫子に既に手遅れだと告げられる。
 実は真那も後継者に含まれる血縁の一人であり、既に真那のお腹には悠の子供がいた。
 そこで宝丞は気付く。真那に飲ませたはずが、なぜか効果を発揮しなかった秘薬。その契約主が悠なのだと。
 真那の気持ちが偽りの愛情に過ぎないと宝丞は言い、自分の用意した解毒薬を今すぐ飲むよう要求する。
 戸惑う真那に、倫子は解毒薬を飲むべきだと薦める。消えるのはあくまで偽りの愛情に過ぎないのだからと。
 決心し、解毒薬を飲んだ真那。しかしそれはただの解毒薬ではなく、悠を忘れさせるための記憶喪失薬が混合されていた。
 が、真那が忘れたのは宝丞の存在であった。消えた偽りの愛情とはつまり……。
 悠と真那は無事結婚、悠は学園長に就任し、周囲に支えもありどうにか仕事をこなしている。
 二人の愛の巣はEランク寮、毎晩二人が子作りに励んだ真那の部屋。今日も愛する妻に見送られて悠は学園に行く。

<倫子>
 卒業式の夜、宝丞と倫子はこれまでを振り返って話をする。学園の後継者争い、その決着は倫子の妊娠で既に付いていた。
 記憶喪失役の作用もようやく消え、倫子に対する苦手意識を失っていた事に宝丞も気付いていた。
 宝丞にとって倫子は劣等感と尊敬の入り混じる、越えるべき壁のような大切な人だった。
 子供の父親が誰であるかも察しており、倫子が父親に何も告げないまま子供を産もうとしている事も宝丞は分かっていた。
 宝丞は悠に倫子を愛しているかと尋ね、妊娠の事実を暴露する。
 悠に迫られ、倫子は必死に気持ちを誤魔化そうとするが、悠の愛の告白にようやく素直になり、自分も愛していると答える。
 二人の成り行きを見届けると、宝丞はどこかへ去っていった。その後二人は無事結婚、悠は学園長に就任。
 性に奔放だった倫子先生は一途に悠を愛するようになり、全力な倫子先生を受け止める悠は精力が追い付かない日々を送っている。

129 名前:僕だけの保健室[sage] 投稿日:2017/02/16(木) 18:35:47.61 ID:zssARPCb0 [9/11]
<郁実>
 宝丞は悠と郁実に絡み、悠が卒業できたのは不正をしたからだろうと中傷する。
 悠への侮辱に怒った郁実は宝丞の頬を叩く。宝丞は恩を仇で返すのかと激怒して郁実を罵倒する。
 実は宝丞は両親を亡くした郁実を引き取り、学園に入れるよう援助をしていた。
 郁実が宝丞の歪んだ野望を手伝っていたのも、自分を助けてくれた恩義のためだった。
 宝丞の怒りは収まらず、更に二人を恫喝して暴力を振るうが、駆け付けた倫子先生により宝丞は学園長代理をクビになる。
 実は卒業式までに学園長が正式に決まらない場合、倫子先生が就任するという取り決めがあったのだ。
 郁実が妊娠していた事もあり、学園長権限で特別試験を実施。晴れて郁実は卒業、二人は結婚式を挙げる。
 宝丞は今では倫子先生の専属運転手としてこき使われ、悠も学園で働き、結婚した二人は幸せな日々を過ごしている。

<ハーレム>
 倫子と宝丞の二人が争っていたはずの学園の後継者の座。
 しかし宝丞の婚約者の真那も後継者候補の倫子も、悠を愛している。
 もはや後継者争いは御破算、その責任を取って悠が学園長になるようにと勘太郎に告げられる。
 勘太郎、本名は宝丞勘太郎。ある時は雑貨屋の店主、ある時は購買のお爺さん、ある時は倫子の相談役。
 悠も何度もお世話になった彼こそが先代の学園長その人であった。
 郁実も含めた三人全員を孕ませるのがこれからの悠の仕事だと告げられ、悠は卒業式の晩から子作りに励む。
 数ヶ月後。悠は三人の妊婦に囲まれて日常を過ごしていた。学園長の仕事も周囲の支えでなんとか上手くいっている。
 より多くの跡継ぎを望む勘太郎は既に第二子をせっついている。悠と愛する女性達の子作りライフは続いていく。

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