524 名前:遙かに仰ぎ、麗しの ◆l1l6Ur354A [sage] 投稿日:2006/12/23(土) 09:58:42 ID:f6xphMeE0
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【あらすじ】
主人公の滝沢司は新任の教師として凰華女学院分校にやって来る。
だがそこは、上流階級の息女が通う超お嬢様学校だった。
初めは戸惑う司だったが、次第に女学院に通う女生徒達と親しくなっていく。
そして、凰華女学院分校がただのお嬢様学校ではないことが分かってくる。
半島の山奥にひっそりと存在する凰華女学院分校は正に陸の孤島そのもの。
なぜならこの学院は、良家の子女として生まれながらも跡継ぎとして問題のある
少女達が放り込まれる、少女達にとっての監獄だったからだ。
女学院の実態を知った司は、家の都合で閉じこめられている少女達を救おうと動き始めるが――。


525 名前:遙かに仰ぎ、麗しの ◆l1l6Ur354A [sage] 投稿日:2006/12/23(土) 10:00:13 ID:f6xphMeE0
【風祭 みやび】
学院を創設した大財閥風祭の一族で、学院の生徒でありながら理事長代理も務めている女の子。
しかし、みやびの評判は教師や生徒の間でとても悪いものだった。みやびは我が侭で傲慢な性格をしていたからだ。
司も初めはみやびを生意気な小娘だと思うが、彼女と接していく内に本当は素直で優しい子だということが分かってくる。
そんなみやびが無理をしてまで理事長代理をしているのは彼女の家族と関係があった。
優秀な兄姉がいるせいで両親から全く期待されていないみやびは、両親から任された理事長代理の仕事を
何としても成功させようと意固地になっていたのだ。
それに気付いた司は、みやびを助けようと彼女の秘書を買って出る。
司がみやびと人々の間に立つことで意思の疎通がうまくいくようになり、次第に理事長としてみんなに認められ始めるみやび。
みやびの姉のような存在でもある、彼女の専属メイドのリーダさんにも司は認められ、司とみやびの仲は急速に近づく。
しかし、ある日みやびの婚約者として大財閥志藤の息子が現れると、司は何故かそのまま身を引いてしまう。
それにショックを受けるみやび。そのことが納得いかないリーダは司を問いつめる。
そして司が抱えていたトラウマが明らかになる。
幼い頃両親に捨てられた経験がある司は、それ以来人を愛することも、人から愛されることにも恐怖するようになっていたのだ。
だけどリーダに、私とお嬢様は決して貴方を見捨てません、と言われ目が覚める司。
すぐにみやびの元に行き自分の想いを打ち明けて、二人は漸く結ばれる。

それから――。
みやびと司とリーダの三人で、少女達の監獄であった凰華女学院分校の改革に乗り出す。
近いうち、ここはもう監獄ではなくなり、みんなに笑顔が戻るだろう。終わり。

526 名前:遙かに仰ぎ、麗しの ◆l1l6Ur354A [sage] 投稿日:2006/12/23(土) 10:01:31 ID:f6xphMeE0
【鷹月 殿子】
いつもフラフラと学院を歩き回り、不思議な雰囲気をまとった少女。
何故かほとんど講義に出ようとしない彼女と接していく内に、殿子が抱えている問題が判明する。
何百年も続いてきた鷹月家の後継者として育てられた殿子は、自分を一族の血を絶やさないための
道具としか見てくれない両親に反発し、そのため学院に閉じこめられているのだという。
親子の情に飢えていた殿子は司とまるで本当の父子のように仲良くなる。
ある日、殿子が偶然学院の裏山で見つけた旧陸軍の秘密基地に案内される司。
そこには戦争で使われなかった戦闘機が何機も眠っていた。
飛行機大好きの司は殿子と一緒にそこで、みんなに内緒で戦闘機作りを開始する。
いつか飛行機で空を飛ぶことが夢だったからだ。
戦闘機作りを通して父子のような関係から恋人にまで二人の仲は発展する。
そして、多くの仲間を引き摺りこんで半年後、遂に戦闘機は完成する。
しかし、殿子は素人が作った戦闘機なんか飛ばないだろうと諦観していた。
また、それと同じように自分と司の仲もいつか鷹月の家に引き裂かれるだろうと。
殿子の懸念通りに、司を乗せた戦闘機は少し宙に浮いたがすぐに海に墜落してしまう。
ああやっぱり私はここから羽ばたいていけないんだ、と落ち込む殿子。
しかしそんな殿子に司は笑って告げる。
一機目が飛ばなくても、また作ればいい。飛べるようになるまで何機でも作ればいいと。
底抜けに明るく前向きな司の言葉を聞いて、殿子も未来を諦めず前に進もうと決意するのだった。

それから――。
何年間も司と一緒に鷹月の家と戦った結果、漸く二人の仲は認められる。
そして結婚した司と殿子。しかし、未だに戦闘機を飛ばすことには成功していなかった。
子供が先か空を飛ぶのが先か、どっちだろう。二人はそう言って笑い合うのだった。終わり。

527 名前:遙かに仰ぎ、麗しの ◆l1l6Ur354A [sage] 投稿日:2006/12/23(土) 10:05:30 ID:f6xphMeE0
【八乙女 梓乃】
小さい頃クラスメイトに苛められた経験のある梓乃は対人恐怖症を抱えていた。
彼女が怯えずに接することができるのは幼い頃からの親友の殿子だけだった。
そんな殿子が司と次第に親しくなり、殿子が司に心を開き始めることに梓乃は焦燥を覚える。
たった一人の味方である殿子が司に取られれば自分は独りぼっちになってしまう。
こうして司を学院から追い出そうと梓乃は司に対して数々の悪戯を仕掛けるが全て失敗する。
挙げ句の果てに、学院に侵入した変質者に襲われているところを司に助けられてしまう。
そのことが切っ掛けで梓乃は司がずっと自分のことを気に掛けていてくれたことに気付く。
そしてまた、司に悪戯を仕掛けている内に、少しずつ対人恐怖症が緩和されてきていることにも。
それに気付いた梓乃は、感情が反転して司のことが好きになっていた。
対人恐怖症故に司になかなかアプローチできないが、それでも必死に司と触れ合おうとする梓乃。
そんな健気な梓乃の様子を見て司も次第に惹かれていき、二人は恋仲になる。
しかし、今度は逆に司のほうが梓乃のことを何故か避け始める。
そのことを訝しんだ梓乃は司を問いつめる。
司は自分が両親に捨てられたトラウマで人を愛することも愛されることもできないことを語る。
そんな司を梓乃は優しく受け入れる。梓乃はもう半年前までの人と触れ合うことに恐怖しているような少女ではなくなっていた。
司と触れ合うことで強く成長していたのだ。
こうして互いの弱さを受け入れ合った二人は本当の意味で結ばれることに。

それから――。
梓乃の家族に二人の仲を報告すると、あっさりと認められる。
反対されるどころか逆に話がどんどん進み、司は梓乃の夫として財閥八乙女グループの総帥にされそうになり
嬉しい反面戸惑うのであった。終わり。

528 名前:遙かに仰ぎ、麗しの ◆l1l6Ur354A [sage] 投稿日:2006/12/23(土) 10:06:27 ID:f6xphMeE0
【仁礼 栖香】
栖香は真面目で優秀な優等生なので、学院のみんなから委員長と呼ばれていた。
そんな彼女が、何故か同じ学院の相沢美綺にだけは感情的になって反応するのを不思議に思う司。
栖香と親しくなる内にその理由が分かる。栖香と美綺は異母姉妹だった。
しかも、愛人の子である美綺が貰われていったのは仁礼家にとって不倶戴天の怨敵である相沢家。
相沢グループによって財産のほとんどを失っていた仁礼家の長女として、栖香は美綺と仲良くする訳にはいかなかったのだ。
そんな二人の仲を司が取り持つ内に、次第に栖香と仲良くなり遂に恋人となる。
そんなある日、栖香に外国の大金持ちとの縁談が持ち込まれる。
相沢グループによって全てを失おうとしている仁礼家にとって、この縁談を受けることは起死回生の手段となる。
仁礼家を救うため栖香は縁談を受ける決意をし、司に別れを告げて去っていく。
それが納得いかない司は栖香の実家を訪れて両親に事情を聞く。
すると、栖香の両親も娘に家のために望まない結婚をして欲しくないと思っていることを知り、司は両親と共に栖香を説得。
家のことは気にせず幸せになりなさいと両親に諭され、栖香は司と共に生きることを決意する。

それから――。
結局仁礼家に残されたのは先祖代々暮らしてきた「桜屋敷」のみだった。
それでも、栖香は隣にいる司に幸せそうに微笑むのだった。終わり。

529 名前:遙かに仰ぎ、麗しの ◆l1l6Ur354A [sage] 投稿日:2006/12/23(土) 10:11:34 ID:f6xphMeE0
【相沢 美綺】
好奇心旺盛でいつも学院を走り回っている元気一杯で天真爛漫な女の子。
そんな美綺と馬があった司はいつしか彼女の相棒として一緒に色々悪巧みをするハメに。
彼女の腹違いの妹である栖香との仲を取り持つ内に二人の仲は縮まり、そして恋人に。
ある日、二人は学院の裏山に様々な謎の廃墟があることに気付く。
好奇心の塊である美綺に連れられ、二人はその施設を調べることに。
いつしか仲間も増えて、「凰華半島要塞調査団」が結成される。
調査の結果、この半島には旧陸軍の施設が多く残っていることが分かる。
そして、地下にも広がる広大なこの施設が、実は大財閥風祭が戦争時に避難するためのシェルターだったことが判明する。
それを隠すため風祭グループは半島ごと買取り、その土地に女学院を設立していた。
それが世間にバレると都合が悪い風祭グループから圧力がかかり、調査資料は全て没収され、施設は全面立ち入り禁止になる。
それでも懲りずに地下に侵入した美綺と司だったが、施設の入り口を爆破されその衝撃で地下に生き埋めになる。
暗闇の中、かつて両親に捨てられた記憶が蘇りトラウマを発動させる司。
美綺はそんな司を優しく受け入れ、自分を取り戻した司は美綺と一緒に何とか地下から脱出した。

それから――。
春になり、調査団の仲間の多くは卒院していった。
美綺も学院を卒院することになり、司も学院を辞めることを決意する。
二人は、最高の友達で、相棒で、恋人だから、いつまでも一緒だ。終わり。

530 名前:遙かに仰ぎ、麗しの ◆l1l6Ur354A [sage] 投稿日:2006/12/23(土) 10:17:42 ID:f6xphMeE0
【榛葉 邑那1】
上品で物静かな女の子で、いつも学院の隅にある温室で花の世話をしている。
温室を訪れる生徒達に微笑みながら紅茶を振る舞うので、生徒達からの人望も厚い。
そんな彼女が何故か学院の教師の間ではタブーのように扱われていることに不審を抱く司。
事実、邑那がほとんど講義に出ていなくても誰も気にとめようとはしない。
さらに、風祭と双璧をなす大財閥陽道グループの幹部である李燕玲という女性が面会日に何故か毎回邑那の元を訪れている。
邑那のことが気になりだした司は彼女のことを調べ始める。そして、邑那が陽道グループ総帥の孫娘であることが分かる。
また、邑那の兄である渉と偶然知り合った司は、彼から邑那が学院に閉じこめられている理由を知らされる。
邑那の祖父である源八郎は妻をとても愛しており、彼女が若くして死んでから少しずつおかしくなっていった。
そして、年々祖母に似てくる邑那を死んだ妻と混同し、遂には邑那を無理矢理自らの愛人にしてしまった。
陽道の総帥である祖父に誰も逆らえず、兄である渉も邑那を助けることができなかったと語る。
そんな邑那を救ったのが燕玲だった。燕玲は邑那を祖父の手が届かないように学院に閉じこめたのだという。
そして、十年近く邑那は学院に閉じこめられていて、実は司より年上だということも判明する。
しかし、燕玲が邑那を救ったのは邑那に取り入って、自らが陽道のトップになるためだと渉は言う。
事実、燕玲は合法ギリギリの悪辣な手でこれまで多くの企業を破滅に追いやってきた血も涙もない女性だった。
何もできなかった自分の代わりに祖父や燕玲から妹を救って欲しいと語る渉に、司は邑那を救おうと決意する。
司が全ての事情を知ったと気付き、邑那は司から離れようとするが、司は邑那を受け入れ、二人は結ばれる。

続く

531 名前:遙かに仰ぎ、麗しの ◆l1l6Ur354A [sage] 投稿日:2006/12/23(土) 10:19:19 ID:f6xphMeE0
【榛葉 邑那2】
暫くは平和な日々が続くが、ある日祖父源八郎の病状が悪化し余命幾ばくもないという知らせが入る。
これで邑那は自由になれるのではと司は思うが、そんな司に邑那は全ての真実を告げ始める。
実は、邑那に取り入って陽道のトップを狙っているのは燕玲ではなく兄の渉なのだと。
そして、燕玲がこれまでしてきたとされる様々な悪辣な業績は、実は邑那がやってきたことでもあると。
燕玲と邑那は長年親友として、あるいは戦友として陽道グループの頂点に立つために裏で色々画策してきていた。
表向きは祖父に囲われていた可哀想な孫を演じ、裏で燕玲に協力してきていたのだ。
祖父の容態が急変した今、私達の長年の計画が成就する時が来たと語る邑那に
司はそれでも邑那が好きだと告げ、共に生きることを誓う。
全ての決着を付けるために二人は祖父がいるホテルへと向かう。
途中、渉の妨害が入るも仲間達の支援を受けどうにか祖父の前へ辿り着く邑那と司。
死に行く祖父から邑那は遂に陽道の全権を手に入れることに成功する。
しかし、誰も邑那を邑那として扱おうとしないこの場の茶番に我慢できなくなった司は源八郎に想いのたけをぶつける。
今目の前にいるのは貴方の死んだ妻ではなく貴方の孫である邑那だと。
その言葉を聞き最後に正気を取り戻した源八郎は、二人の仲を認めたあと静かに死んでいった。

それから――。
陽道のトップに立った邑那は、補佐である燕玲や秘書となった司とともに内部から陽道グループを改革していった。
陽道の一族支配は終止符を打たれ、三人は久しぶりに学院を訪れるのだった。終わり。

532 名前:遙かに仰ぎ、麗しの ◆l1l6Ur354A [sage] 投稿日:2006/12/23(土) 10:24:33 ID:f6xphMeE0
【エピローグ】
(全キャラクリアするとタイトル画面から入れる)
数年後――。
凰華学院分校に一人の新任教師がやって来る。
だけど、学院はもう以前のような少女達にとっての監獄ではなくなっていた。
講堂から始業式の演説をする風祭みやびの声が聞こえてくる。
そして、生徒達は高らかに校歌を歌い始める。
そのタイトルは「遙かに仰ぎ、麗しの」……。
おしまい。

※補足※
前半3人の本校ルートと後半3人の分校ルートとではライターが違うため主人公の性格や設定が大分違ってる。
なので、本校ルートと分校ルートは初期設定が同じな別のゲームとして考えた方が吉。

533 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2006/12/23(土) 10:40:57 ID:CWGOK3CR0
おつかれ
最近、エロゲとしてどうなのよってゲームが増えたな

534 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2006/12/23(土) 10:47:05 ID:6RlG5TK50
戦闘機で海に墜落しても無傷ってのは、人間としてもどうなのよ、と思うな。

535 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2006/12/23(土) 10:57:13 ID:f6xphMeE0
戦闘機自体はほんのちょっとしか宙に浮かなかったので
墜落というよりは低空飛行したまま海に不時着したって感じ
まぁ、それでなくても殿子ルートの戦闘機作りってどうなんだという気はするが

536 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2006/12/23(土) 11:08:04 ID:dL4mWeiV0
単発プロペラ機だと100kくらいかな
今の技術でもアブナイね

537 名前:名無しさん@初回限定[sage] 投稿日:2006/12/23(土) 12:30:57 ID:Ae437c7k0
栖香ルートもぶっ飛んでたけどな
学園で栖香を見初めたという情報だけで、金持ちをものすごい悪人扱い
仁礼の名前目当てに違いないと決め付けてる
無理矢理犯されるに違いない、どうすんの?→舌を噛んで死にます!、からの流れは電波っぷりがひどい
当て馬ってレベルじゃねーぞ!

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