260 名前:プリズムリズム[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:37:43 ID:6N4iQMbt0
登場人物、用語解説については公式参照でお願いします
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(プロローグ)
災害や戦争で一度は滅びかけた地球を救ったという伝説のある「スプリングスノー」の木
この木の開花に合わせて行われる「アルガロ・デ・モンド祭」にやってきていた主人公、土岐遠一騎は、
祖父から聞いた「スプリングスノーの泉には妖精がいる」という言葉を受け、森の中に入ってきていた。

泉まで到着すると、キャロラインという女性と出会う。小さいころからの遊び場だったこの泉に一人やってきたのだという。
一騎はキャロラインに、妖精を信じるか?と問う。するとキャロラインは、自分も信じている。心を澄ませ、樹や水を感じればきっと見れるからと返す。
微妙にはぐらかされた答えに腑に落ちない様子の一騎だったが、ここでキャロラインが用事のため時間切れ。
一騎も、一緒に祭りを回るはずだった従姉を待たせてはマズいと街に戻ることに。

従姉を探す一騎は、途中銀という女の子と出会い、ようやくカスミと合流。
いなくなったことや立ち入り禁止の森に入ったことを咎められるも、メインイベントには間に合ったと一安心。
その途中、リアという女の子と出会い、祭りや伝説、踊り子「ベルティナ」のことを聞く。
待ち人がいるからという彼女と別れ、カスミや銀とともにメインイベントの会場に着くと、出てきたのはキャロラインであった。
キャロラインはベルティナの中でも最高位に当たる「エルディス」という踊り手で、一騎は彼女の舞に感銘を受ける。
この舞を見て俄然森に興味を持った一樹は、「聖ベルティナ学院」への編入を決めるのであった。

共通パート)
あれから半年後、一騎は、超難関である聖ベルティナ学院への編入試験をなんとかパスし、今日はその入寮日である。
待ちあわせの途中、一騎はキャロラインの妹であるエルステリアと出会う。一騎は、待ち合わせ場所までエルスに案内してもらうことに。
カスミと合流した一騎は無事に寮に案内してもらい、隣室の京司への挨拶も交わし、一騎の学院生活が始まるのだった。
数日後にはバビィが部屋に転がり込んでくるも、平穏な学園生活をおくるのであった。



261 名前:プリズムリズム[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:39:05 ID:6N4iQMbt0
ある休日、一騎はバビィのお使いも兼ねて街へ行き、偶然出会ったエルスとともに買い物も済ませる。
この後特に用のない二人はそのまま一緒に行動することに。まるでデートのようだと思いながらも、結局夕方まで街での散策をするのであった。

月末、生活費がピンチとなった一騎は、リアの紹介で一緒にアルバイトをすることに。この古書店は店長が不在のことも多く二人きりで作業をすることも。
1週間のバイトはあっという間に終了し、名残惜しいながらもこれでひとまずは区切りとなった。

それから数日が経ち、美術の授業で屋外写生の場所を探していた一騎は、仕事帰りにたまたまいたカスミの案内で丘の上の草原に連れていかれる。
絵心のない一騎ではこの素晴らしさは残念ながら表現しきれなかったが、一騎はカスミとの距離が縮まったと感じるのだった。

それから数日後、あの絵に書いてあった丘は、自分とカスミだけの場所だったのだと銀から聞かされる。
そんな場所に踏み込んだことをわびる一騎に、銀は「カスミが教えたのであれば」と、これを認める。
そのまま一緒に昼食に行った二人。話の中で一騎は、銀という名前が本名ではない事を知る。
カスミに憧れるあまり日本名を名乗るようになった銀。一騎は、銀のカスミへの思いの深さを知るのであった。

ある日の放課後、一騎はキャロラインと出会い、真剣な表情でこう言われる。
「エルスがベルティナを目指す上で、必ずぶつかる大きな障害がある。そんなとき、一騎がとなりで支えてやってほしい。」と。
エルスのぶつかる壁、の中身ははっきりしないものの、一騎は「大事な友達だから」と、これを受け入れることに。

ミルレイス・スノー祭が近付いてきたある日、根詰めで練習しようと一同は合宿を行うことに。
たまたま被っていたステッチの誕生日に何が出来るか考えた結果、女性陣は舞を披露、一騎は街に出てケーキとプレゼントを買ってくることに。
そのプレゼントとは舞の時に使う祭具のレプリカ。舞に対して強い憧れを持つステッチにはぴったりのプレゼントだった。
終了後、寮の外に住んでいるエルス、リア、ステッチの送迎を終え、一騎が寮に戻ってくると、散歩中のカスミと出会う。
そこで一騎は、みんなが夢に向かってまい進している中自分だけ何も見つかっていない、と考えていたことを吐露する。



262 名前:プリズムリズム[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:39:52 ID:6N4iQMbt0
カスミは、夢は押し付けるものじゃないから、ゆっくり考えればいいと答える。
半年前の祭りをきっかけに聖職に憧れを持って入ってきた学園。そこで過ごした日々。
さまざまな転機を見てきたけど、今日という日もきっと転機になるのだろう。一騎のそんな気持ちを胸に、3日間の合宿は幕を閉じる。
そんな合宿から数日後、一騎、エルス、カスミ、リア、銀の5人は、スプリングスノーの森の見学機会を得るのだった。
(なお、エルスに関しては当日体調を崩し、森の中には入りません)

(銀ルート)
いまいち銀と仲良くなれない一騎は、音楽の話やカスミの話をきっかけに少しづつ共通の話題を作り、少しづつ話をする仲になる。
またある日には妖精の話をきっかけに森の中を探索することに。と、二人はここで美しい花畑を見つける。
子供のようにはしゃいだ二人。妖精は見つからなかったが、こんなにいい場所を見つけたと大満足の二人であった。

それからしばらくの後、一騎は気落ちした銀の姿を発見する。話を聞けば、両親の仕事の関係で引っ越すことになるかもしれないというのだ。
銀は、両親についていきたい、けどこの街を離れたくない、という、絶対に両立できない二つの感情の間で悩んでいたのだ。
このことを皆に報告しに行くと、皆一様に「銀が引っ越してしまうのは寂しい」という。
ここで銀は「舞をやめたくない、ここに残りたい」との決断を下す。皆の気持ちは一つだったのだ。
このことを両親に報告しに行くと、学園の寮なら大丈夫と一人ぐらしを許してもらえることに。

それから数日、両親の引っ越しの日。船着き場に向かった一騎は、まだ銀が来ていない事を知らされる。
一体どこへ行ったのか。そう考えた一騎が思い当たったのは、あの森の中の花畑。一騎は、予想通りそこで銀の姿を発見する。
なぜ見送りに行かないのか。そう問いただした一騎に、銀は「私が行くと泣いてしまう。それでは両親が安心できない」と答える。
しかし、一騎はそれを強く叱責する。両親は絶対に待っているはずだから行かなくてはダメだ。そう言って、銀を船着き場まで連れていくことに。
船着き場に付くと両親はもう出発寸前。まさに間一髪で合った。やはり涙の別れになったが、互いに手紙を書きあうことを約束し、両親は街を離れて行った。



263 名前:プリズムリズム[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:49:49 ID:6N4iQMbt0
両親の引っ越しから数日、銀と一騎は、互いに恋愛感情を自覚したものの、それを伝えることが出来ないでいた。
ある日の夜、銀はカスミに状況を相談。気持ちを落ち着かせた銀は、一騎の部屋に行き告白をする。
二人は恋人同士として歩み始めることとなった。そして、この日から毎日のように銀は一騎の部屋に泊りに来ることとなる。

しかし、この生活を初めて数日。日に日に一騎はやつれていく。沸き立つ欲求を理性で封じ込めるのも限界に達していたのだ。
だが、一騎はそういう関係にはまだ早いと考えている。さりとて、銀に一人で寝ろともいえない。その状況に板挟みになっていた。
そして銀は、この状態をみんなに相談。一騎の気持ちを知った上で一騎と一緒に寝ることを選ぶ。
一騎に無理はさせたくない。恋人同士ならいつかそうなる。その気持ちを胸に、銀は関係を持つことを選んだのだった。

銀と一騎の交際が始まってしばらくした後、次のアルガロ・デ・モンド祭で、銀が舞踊を披露することになったというニュースが届く。
舞踊の練習とデートの両立で忙しい日々を送るも、その生活は充実していた。
そして迎えた祭り当日。街中の人が見学に来る仲、銀は今までで最高の舞を披露するのであった。(エンディングテーマ)
それから1年、この年のアルガロ・デ・モンド祭の舞も銀が担当することになった。
昨年は見に来れなかった両親も今年は来ている。銀は、両親の前で最高の舞踊を披露するである・・・  end

(リアルート)
ある日、二人で古書店のバイトにいそしむリアと一騎。と、リアが「ミルレイス・スノー祭」でのイベント参加のお知らせを持ってきた。
賑やかなことが好きなリアが食いつかないはずがなく、リアは参加を表明。皆に話すと、ステージでの舞踊の披露という形で参加することが決定する。
この形なら誰が学院代表に選ばれても問題ないからだ。詳細が決定し、俄然闘志を燃やすリアであった。

イベントの下見に出かけた一騎とリアは、そこでユナハ先生と出会う。そこで彼女は、リアの舞踊から本気が感じられないという指摘をする。
リアはベルティナを目指しているわけではないのか。それが引っかかる一騎であった。

264 名前:プリズムリズム[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:50:26 ID:6N4iQMbt0
翌日、リアに正式に学院代表の話が行くも、リアはそれを断ってしまう。「イベントの進行のほうが楽しいから」という理由で。
さらに数日後、リアは一般参加の形でも舞踊を踊ることは止めると宣言。一騎の前で踊って見せるも、精彩を欠いているのが自覚できる程だったからだ。
一騎は、リアの舞踊が見られなくなるのは残念だと言いながらも、リアがそれで納得したなら仕方ないと受け入れることに。

その後、リアは何かが吹っ切れたように元気になるものの、それが空元気であることを一騎は見抜いていた。
そして祭前日、リアと一騎はねぎらいの言葉を掛け合っていた。
ところが、突然リアは涙を見せる。彼女が失ったものの大きさに気付いたためだ。そしてリアは気持ちを吐露する。
「元々舞踊に対して本気ではなかったけど、一騎が好きと言ってくれたから目標が出来た。でも、迷っていた。
学院代表を断ったのも怖くなったから。どっちつかずになるのは嫌だから、それならばと諦めたはずだった。
でも、今になってみれば、明日ステージで舞う銀のことが羨ましい」と。
その言葉を聞いて、一騎は銀にステージをリアに譲るよう頼み込み、薄々リアの気持ちに気付いていた銀もこれを快諾する。
それを聞いたリアは焦るも、二人の真摯な気持ちをぶつけられ、舞うことを決断。リアらしい見事な舞踊を披露する。
ここで舞わなければ舞踊を完全に諦めてしまっていたであろうリアにとって、まさにギリギリのタイミングであった。
そして翌日、互いの気持ちに気付いた二人は想いを通じ合わせ、二人は恋人として付き合い始める。

そうして付き合い始めた二人。リアは先の祭での舞で吹っ切れたのか、元の元気あふれる舞をするようになっていた。
と、ある日のバイト中、ユナハ先生が訪ねてくる。その場で一騎は、リアの体にまつわる話を聞くこととなる。
それ以降、一騎はリアがまともに見れなくなり、上の空に。浮気を疑ったリアは一騎を追求し、一騎はすべてを自白。
話を聞いたリアは、「もう覚悟は出来てるから言ってくれればいいのに」と、一線を越えることに。

その後も、デートで行ったところが全部思い出の場所と言ってみたり、舞踊の居残り練習でいちゃつき始めたりと、
バカップル度を加速させる二人は、舞踊の個別練習を始める。


265 名前:プリズムリズム[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 00:50:49 ID:6N4iQMbt0
と、そこに「アルガロ・デ・モンド祭」で学院から1人代表して舞踊を披露するというニュースが入り、リアはその代表枠を目指してより一層奮闘することに。
エルス、銀と3人で互いにライバル心を持ちながら練習を続け、直前には再び強化合宿を行うことに。
その夜、みんなで散歩をしていると、ユナハ先生が学院代表が決まったとの報告に来る。
その代表とはリアであった。歓喜に沸く一同。エルスや銀も、選ばれた人を応援しようと決めていたため笑顔であった。(エンディングテーマ)
それから2年、その年のアルガロ・デ・モンド祭は、学院を卒業したばかりのエルス、銀も舞うことになっていた。もちろん、ベルティナになったリアも。
一騎との愛情も更に深まり、リアは2人の後、最終舞踊を立派に務めあげるのであった・・・ end

(カスミルート)
美術の課題で人物画を描くことになった一騎は、カスミの舞踊練習の風景を描くことに。
カスミの舞踊の美しさに心奪われ、無意識のうちに筆が動いていた一騎。描き上がった絵は、以前とは比べ物にならない素晴らしいものであった。
それをみんなに言うと、カスミを意識しているからだと言われた一騎は、そんなことはないと昔話を始める。
昔の男勝りで誰より強気であったカスミは今のカスミからは想像できず、リアはカスミの本性を暴こうと数々の策を練る。
その中で、バレーボールをすることになったが、カスミは誤って池に転落。風邪をひいてしまう。
お見舞いに行く一同。最後に一騎だけが残ったが、カスミはネグリジェの姿でおでこを合わせるなど、一騎を挑発するような行為を取る。
真っ赤になった一騎は大慌てで自室に戻るのだった。

その後も、ことある事にカスミを意識してしまう一騎。一方でカスミも、一騎のことを考えるようになっていた。
と、ある日カスミは一騎をスプリングスノーの森見学に誘う。一騎はついていくことにしたが、もう一人同伴者がいた。
その同伴者とはキャロライン。カスミは、一騎がキャロラインのことを好きなのだと思い、誘ったのである。
が、泉に付くとキャロラインはカスミと一騎を二人にしようとする。堪らず逃げ出すカスミ。
一騎が追いつくと、カスミは更に逃げ出そうとする。だがカスミは足を痛めており、一騎に背負われて森を出ることに。その時、カスミの目には涙が浮かんでいた。

266 名前:プリズムリズム[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 01:01:18 ID:6N4iQMbt0
結局、この怪我が響いて、内定間違いなしだったミルレイス・スノー祭での舞踊は辞退となる。
落ち込んでいるカスミを気遣い、一騎が一人カスミの部屋を訪ねると、昔話を始める。
幼少期にあったボートでの漂流事件。あの事件が、二人が「姉と弟」になったきっかけである。
そして昨日の涙。あれも、「お姉ちゃんでいられなかったから」のものであった。そして、この日をきっかけに、二人の気持ちは大きく動き始める。

迎えたミルレイス・スノー祭当日。二人は、水路下りを楽しむことに。そしてカスミは、その船上である告白をする。
本当は、船に対するトラウマなど無い。船に乗りたくなかったのは、あの時プライドも何もかも捨てて号泣してしまったことを思い出すからだと。
そして、あのときからずーっと一騎のことを男性として意識していたと、愛の告白をする。
一騎もこれを受け入れ、この日から二人の関係は「従姉弟」でも「幼馴染」でもなく「恋人」となった。
そして、これを機に一騎は、呼び方を「カスミ姉」から「カスミ」と呼び捨てに変える。

その後も、カスミの忙しいスケジュールの合間を縫ってデートをしたり、朝起こしにいったりと、多忙な中で恋愛を満喫する二人。
この日も、放課後、この日から再開した舞踊の練習の後に夕食デートをする二人だったが、たまたま散歩中だったキャロラインにつかまり、
エルスに二人の交際を聞いたと散々からかわれることに。これで感傷的になった二人は、寮に戻った後、一線を越える。

休日、一日がかりのデートにでかけた二人は、広場で女の子と出会う。
カスミのファンだというこの子は、将来カスミのような踊り子になりたいという。カスミは、夢を持つのはいいことと激励する。
またこのときカスミはステージで舞の練習を何本か行い、周囲の人々の足を止める。一騎は、あらためてカスミの舞のすごさを実感するのだった。
こんなカスミの様子に感化された一騎は、ついに自分の夢を見つける。カスミは、一騎もついに夢を見つけたのかと喜ぶのだった。
そして一騎は、それに合わせてカリキュラムの組み直しを検討する。やりたいことが見つかり、いよいよそれに向かって歩き出すのだ。


267 名前:プリズムリズム[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 01:01:39 ID:6N4iQMbt0
数ヵ月後、アルガロ・デ・モンド祭の舞踊を勤め上げたカスミ。一騎はこのカスミの姿に感動を覚える。
そして翌日、スプリングスノーの開花を見ながら、二人は笑いあうのだった。
数年後、二人は、一騎の卒業を待ってティーナの街に帰ることになった。ティーナに舞踊や文化を広めるのが一騎の夢だからだ。
しかし、カスミには大変な苦労を強いることになる。ウィスカのほうが、指導者もライバルも多いからだ。
一時は遠距離恋愛も考えた一騎。しかしカスミは、「一騎の夢をそばで見たいから」と、ついていくことを志願。
このカスミの気持ちを潰さないよう、一騎はより一層の活躍を決心するのだった・・・ end

(エルスルート)
森見学の日、集合してみるとエルスが体調を崩し、エルスと一騎だけ残して他のメンバーが入ることに。
庭園に戻って休んでいると、エルスは昔話を始める。彼女は、昔姉のキャロラインとともに森で遊んでいたのだ。
しかし、「もう一緒には遊べない」と悲しそうな表情を見せる。一騎はこれが気にかかった。

数日後、ミルレイス・スノー祭の学院代表にエルスが選ばれ、放課後は個別練習をすることが増える。
必死に努力して迎えた当日であったが、エルスの舞踊を見に来たキャロラインの表情は冴えない。
あれだけ上手に出来ているのになぜなのだと、一騎は疑問に思うのだった。
翌日、一騎とエルスは二人で祭りを回ることに。と、その途中一騎はエルスに「妖精を信じるか?」と質問をする。
その刹那、エルスの表情はみるみる青ざめ、「妖精はいる」とはっきりそう答える。だが、それ以上を語ることはなかった。
祭り明けの登校日、エルスとともに帰宅した一騎は、初めて出会ったときのキャルラインの言葉をエルスに告げる。
その言葉を聞いて黙り込んでしまったエルス。もう何も聞ける雰囲気ではなかった。
数日後、今度はキャロラインが一騎を訪ねてくる。一騎がエルスの力になりたい意思を持っていることを確認したキャロラインは、
自分たち姉妹が昔森で遊んでいたことを話すことに。そして改めて、エルスの力になるよう依頼するのだった。
その夜、エルスは昔の思い出の品を眺めていた。かつて森で遊んでいた「妖精ごっこ」の時の品々である。
そこにキャロラインが入ってくる。エルスは、思わずキャロラインの胸に飛びつき、号泣するのだった

268 名前:プリズムリズム[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 01:02:39 ID:6N4iQMbt0
後日、エルスと一騎は森の中にいた。エルスに対して約束していた「妖精を見せてやるよ」の言葉を実行するためである。
そしてたどり着いたのはスプリングスノーの泉。そこでエルスは昔の思い出を回想する。
その時、スプリングスノーの木に異変が起こる。開花時期でもないのに、一斉に花を開かせ始めたのである。それも、祭りの時とは違う雰囲気で。
この幻想的な雰囲気に、一騎は思わず「妖精」という言葉を口にする。それを見たエルスは、一騎に感謝の言葉を口にすると、思わずキスをする。
まるで恋人同士のようにしっかりと手をつなぎながら、二人はいつまでもこの開花を見ているのであった。
キャロラインが見ていた妖精は別の物かもしれない。けれど、私にとってはあれが妖精。エルスはそう考えた。
そしてその気持ちを持ったまま、二人は告白し恋人同士となる。

付き合い始めて数日後、キャロラインが家を留守にするということでエルスは一騎を家に招くことに。
初日は、夕食だけをごちそうになり帰った一騎であったが、翌日は二人揃って想いが爆発。
帰りたくない、帰ってほしくない。それが意味することを承知で同じ気持ちを持った二人は、この夜一線を越える。

数日後、二人は休日を使ってデートをすることに。行き先は、エルスが幼少時代に遊んでいた森の中の花畑である。
あのときからほとんど変わっていない光景にエルスは感動し、さらに持ってきたベルティナ衣装に着替え、数十年ぶりに「妖精ごっこ」を楽しむ。
残念ながら再びあの「妖精」に出会うことはなかったが、充実したデートをした二人だった。

半年後、学期末試験の日。エルスは、ユナハ先生監督のもとベルティナ舞踊を披露する。
このときのエルスの舞は、スプリングスノーの開花をイメージしているもの。
実は二人が見たあの「妖精」と呼んでいた開花現象は、一般的には知られていない、森の中だけで見られる2つめの開花だったのだ。
そしてユナハ先生は、「アルガロ・デ・モンド祭」で舞ってみないかと声をかける。エルスはこれを受けることに。

269 名前:プリズムリズム[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 01:20:13 ID:6N4iQMbt0
エルスは、本番前にキャロラインに自分の舞踊を見てもらおうと、一騎とともに森へと向かう。
相変わらず美しいエルスの舞。しかし、キャロラインはそれでは不満だという。諦めかけるエルスだが、一騎はもう少し頑張ろうと声をかける。
そうして舞った2度目の舞踊に、キャロラインは満足げにうなづく。エルスの舞踊に足りないものとは、トラウマからの脱却だったのだ。
そして当日、見事に最終舞踊を舞いきったエルスに、キャロラインは満足げな笑みを浮かべるのだった・・・ end

270 名前:プリズムリズム[sage] 投稿日:2011/02/18(金) 01:21:21 ID:6N4iQMbt0
プリズムリズムはこれで終了となります。
本当はあとエクストラがあるのですが、なんかあまりにもgdgdな展開らしいのでやっていません。
一応各ヒロインのルートだけの投下ということで、これで終了と致します。

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