410 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 12:19:35 ID:HTRBroW0
神ルドラサウムのつくりし大陸の北部に位置する約6300万人もの人口を抱える軍事大国ヘルマン。
大陸東北部に位置するリーザス王国。険しいバラオ山脈を境に隣接する二つの国家は、互いの存亡を賭け、
数百年もの長きに渡り抗争を繰り広げていた。
鉱物資源が豊富だが、寒冷な気候の上土地も痩せており食糧事情が悪い。加えて、
西からの魔物の侵入に晒され続け、少なからぬ労力・資源を振り向けねばならない状態にあるヘルマン共和国は、
事態の転進を図るため、隣接する豊かなリーザス王国に対し度々侵攻を試みていたが、高い山脈と
リーザスの抵抗に遮られ、未だ果たせないでいた。しかし、LP0002年四月、ヘルマンの第一王子パットン率いる
第三軍は、魔人と呼ばれる上位種族の力を借りて山脈を踏破せずに越えるという前代未聞の奇襲を仕掛けることに成功する。
リーザス全土を防衛する六軍団は、魔人の転移魔法陣による奇襲に加え、集団催眠によって指揮系統を狂わせられ崩壊。
王女リアは陥落寸前の王宮から配下のクノイチ見当かなみを脱出させ、南部の自由都市アイスに住む
婚約者である（と王女は思っている）冒険者ランスに助けを求めた。
こうして、数多の人間魔物魔人を不幸に導くランスの大侵攻の幕が開ける。
411 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 12:34:22 ID:HTRBroW0
這々の体でアイスのランスの家に辿り着いたかなみ。救援を求めるランスはかなみの処女を要求する。
こうして、かなみは、性修行を拒んだことで上忍中忍達から半人前と蔑まれながらも守り抜いた処女を、
好きでもない男のために無惨に散らすこととなったのである。
一方、陥落した王都では浮かれるパットン王子を後目に、ヘルマン軍を勝利に導いた立役者魔人ノス、魔人
アイゼルの両者が密談にふけっていた。彼らの目的はリーザス城の地下に封印された前代の魔王ジルを
この世に再び解放し、することだったのだ。リーザス城地下の、魔王ジルを封印してある部屋。
そこへの扉はリーザス王家の正当なる後継者と、聖武具を持つ剣士が一緒に台座に乗った時開かれる。
正当なる後継者は地下に監禁されたが、彼らにとっても意外なことに聖武具は城中には存在しなかったのだ。
聖武具は婚約の証として既にランスに贈られていた後だった。
彼らは聖武具回収に向けて、同胞サテラをランスのいる南部の自由都市群に派遣する。
かなみの処女を奪いご機嫌のランスは、聖武具を要求するかなみにむけて、聖武具は金に困って町の武器屋に
売ったと信じられない発言をするのだった。
412 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 12:58:11 ID:HTRBroW0
三途の川も金次第。買い戻すには金が必要だ。折しも、インダス書房の会長ジンゲル・剛・インダズ氏が、
娘のローラがリスの洞窟に誘拐されたため、２３００Ｇｏｌｄの報酬を出してキースのところへ救出を依頼していた。
「美男美女のスーパーヒーロー」ラーク&ノアのパーティーが先行しているという話だったが、
ランスは先にやったもん勝ちを主張してリスの洞窟へ。洞窟で遭遇したら、美男子を倒して美女を犯し、
仕事も奪う腹なのだ。相変わらず、恐ろしい男だ。
こうして、リスの洞窟へむかったランス、かなみ、シィルの三名。一方、先にローラ救出のために洞窟に
入っていたラークとノアの二人は、聖武具強奪に派遣されていたサテラにランスとシィルのペアと勘違い
されて魔人の襲撃を受けていた。魔人であるサテラに彼らの攻撃は通じず、ノアは負傷して倒れたラークの前で、
サテラの連れたイシスと呼ばれるガーディアンに犯されていた。
そこに颯爽と現れるランス。人違いをしたうえにランスの傲慢な態度にうんざりしたサテラは、目の前に本人が
いるとも知らずその場から去ってしまう。こうして、ラークとノアは助かったが、己の修行不足を恥じたラークは
旅立ち、ノアは病院で入院している間に担当の看護婦との間にレズボス関係に陥るのだが、これは本編に直接
関係しないどうでもいい話である。
413 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 13:04:08 ID:HTRBroW0
洞窟の奥でローラをさらった魔物リスと遭遇したランス。実は、魔物のリスと
恋仲に陥ったローラが駆け落ちして洞窟に引きこもったというのが事の真相なのであった。
しかし、報酬が入ればどうでもいいランスは問答無用でリスをぶったおした。悔し涙を流すリスに向けてランスは
「ローラと恋仲になりたければ人間になってこい」と宣言して、ローラを犯すのだった。リスは失踪した。
こうして、ほくほく顔で凱旋するランスだったが、リスの失踪と処女を奪われたことを根に持つローラが、
武器屋から聖武具を盗んで逃走するとはついぞ思わないのであった。そして、ローラも、武器を盗まれたことで、
武器屋のおやじがランスとかなみに斬殺されるなどついぞ考えないのであった。以後、アイスの街では、【ランス１】
でランスに犯された上に騙された挙げ句、父親まで殺されたことで人格に異常をきたした武器屋の娘レンチが
店のカウンターに立つことになる。（もち、元ネタはDBのランチさん）
自業自得。ローラに奪われた聖武具を追いかけて自由都市を北上することになるランス達。
おりしも、北部ではリーザス全土を手中に納めたヘルマン軍の侵攻が始まっていた。
414 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 19:54:03 ID:HTRBroW0
ヘルマンの侵攻により風雲急を告げる自由都市北部。ランスIIの舞台となった自由都市カスタムは最強戦力を
誇るヘルマン軍相手に善戦していたが、他の自由都市は青息吐息。さらには、魔人によって操られた
リーザス正規軍までもが攻め寄せてきているらしい。途中立ち寄ったカンラの街で足止めを食う一行。
ヘルマン軍の侵攻により、街道が閉鎖されて手詰まりになってしまったのだ。
さすがのランスも大軍相手に閉鎖された街道を行くことはできない。しかし、強運に愛され続けるのがランスの特徴。
カンラの街の宿屋の二階で、ランスはカスタムの神官ロゼと再会する。真っ先にカスタムから逃げ出したと言うが、
彼女は包囲されたカスタムの街からどうやって逃げ出すことが出来たのか？ 答えは彼女のボーイフレンドにあった。
ロゼは召喚した悪魔とのSEXが三度の飯より好きという超破壊僧。カレの力で悪魔の洞窟をつかって逃げ出してきたのだ。
人間何が幸いするのか分からないものだ。ともあれ、ランスは悪魔の洞窟へ向かった。洞窟の前には以前ランスに
騙されたことのある悪魔の女性がいたが、ロゼの恋人である悪魔の方が階級が上だったため、悪魔の女性は
ランスに自分の名を知られてしまうのだった。悪魔は名前を知られた人間に絶対服従しなければならない。
洞窟のなかで待ちかまえるリターンデーモンにはかなみを犯すことを条件にして、通り抜け、
出口で光の神のプレートを踏めと言われれば遠慮なく踏む。数多の人間、悪魔、神、を踏みつけランスは征く。
誰も彼を止められない。誰も彼を止めはしない。
415 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 20:12:40 ID:HTRBroW0
洞窟を抜けてカスタムに入り、懐かしい面々と合流を果たしたランス一行。
多勢に無勢。不利な戦局を打開すべく、ランスの悪の頭脳が冴え渡る。
防衛指揮を執るマリアを囮にして自由都市ラジールを占拠したヘルマン軍を追い払うというランスの策に
反論するだけの余力はすでにカスタムにはなかった。ヘルマン兵に変装したランスは、マリアを引き立ててラジール
のヘルマン軍司令部へ。そこの責任者ヘンダーソンはメガネフェチだった。疑いもせずほいほいとランスを館に引き入れる。
こうして害虫を招き入れたラジールのヘルマン軍はあっという間に食い散らされてしまった。
解放したラジールの街の酒場でローラをついに見つけたランス一行。しかし、ローラは聖武具を決して返そうとは
しない。仕方がないのでそのままレッドの街へ向かうが、レッドの街はすでにヘルマン軍に占領されていた。
戻る途中、ランス達はマリアたちがヘルマン軍に敗れたと聞く。
ラジールの工場でチューリップ３号という戦車をつくっていたマリアは、「これが量産した暁にはヘルマン軍なんて」
というが、肝心のヒララ鉱石が足りないため前回の戦闘で使えなかったらしい。ヒララ鉱石をとりにいったミリの
救援を頼まれたランスは、志津香を抱かせることと、指揮権の譲渡を要求。親友に悪いと思いつつもそれを了承する
マリアだった。
416 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 20:22:25 ID:HTRBroW0
ヒララ鉱石の採取可能な烈火鉱山でモンスターちゃそばを蹴散らして帰還したランス。
完成した戦車は一台しかないが、それでも圧倒的だった。ヘルマン軍の重装甲兵を砲火の下になぎちらし、
レッドの街まであっという間に攻め上ってしまった。
レッドの街の高名な女性神官セルの助力もあって、レッドの街からヘルマン軍の勢力は一掃された。
迎え撃つヘルマン軍の防衛司令、かつて人類ナンバーワンと呼ばれた格闘家フレッチャー・モーデル。
しかし、彼は寄る年波と慢心に勝てず肥満して弱体化した身体をさらすだけの弱兵と成り果てていた。
フレッチャーと彼の直弟子ボウとリョクを倒したランスは、操られていたリーザス軍の指揮官レイラを倒して
捕虜にした。
こうして、カスタム近辺からヘルマン軍の勢力は追い払われたのだった。凄いぞランス。がんばれランス。
417 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 21:27:17 ID:HTRBroW0
洗脳されたままの親衛隊隊長レイラの治癒のためユニコーンの蜜を取りに行くことになったランス一行。
ユニコーンのいる森に来たはいいが、ランスのせいでユニコーンの好きな処女がいない。
仕方なくレッドの街まで戻って神官セルに助力を請う。セルのおかげでレイラの洗脳状態は解けたが、
司令部に襲撃をかけたサテラにシィルが誘拐される。聖武具と命の交換を要求される。
サテラに指定されたハイパービルを登る途中で人間になったリスと再会。彼を連れてラジールに戻ると、
ローラは何故かアレを一目でリスと見抜き、リーザス聖剣と聖鎧を返してくれる。
こうして、人質交換の条件は整えたが、もちろん人間様が魔人様との取引に誠実に対応するわけにもいかない。
ましてやランスだもの。どうやってサテラの裏をかくか考えるなか、ハイパービルのコンピューターがビル内に巣くう
バグライダーを倒してくれたらエレベーターが起動できるというので、かなり強いバグを掃討してエレベーターを動かして、
サテラの待つ200階ではなく２０１階へ向かう。サテラの暴力には暴力の達人であるランスも敵わないので、
セルさんの力で魔人を封印することになる。ランスの挑発に頭の弱いサテラはあっさり引っかかり、罠が仕掛けてある
とも知らずに飛び込んでくる。魔人であるメンタリティを除けば、ランスよりも弱いサテラはセルの力であっさり封印されそうになる。
封印されるのが嫌というサテラに、なんとなく哀れみを感じたランスは封印を止めさせてサテラを解放。わざと逃がすのだった。
418 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 21:44:54 ID:HTRBroW0
聖武具全て揃えたランス一行。その後、ジオの街での戦いで戦車を破壊され、志津香の行方を見失うが、
オク、ノース、サウスと破竹の進軍は続く。一方、ジオの街での戦いでランス達とはぐれた志津香は、
魔人アイゼルに介抱されていた。アイゼルのランスと違う紳士的な
対応に、相手を魔人と知りつつもまんざらでもない感じの志津香だったが、とりあえず、友人のことが心配なので
マリア達のいるオクの街へアイゼルに黙って帰っていく。
こうして、メンバー一丸となってリーザス城へ攻め込むランス達だったが、相手の防備が完璧なので、
どうすることもできない。困ったランスは、街道筋で倒したゴールデンハニーの中をくりぬいて兵士を入れ、献上品と
いつわってリーザス城へ潜入することを提案する。半信半疑で実行するリーザスとカスタムの同盟軍だったが、
ヘルマン軍を指揮する立場にあるパットン王子は、側近ハンティの諫言を聞かずにあっさり信じ込んでしまった。
トロイのハニワ作戦は成功した。
リーザス軍の侵入を許して劣勢に陥ったヘルマン軍。パットンは起死回生を狙ってノスに命令を下すが、
ノスはついに本性を露わにしてパットンから離反。ハンティの使う封印魔法と火炎流石弾をことなげに弾くと、
その毒牙をパットン達に向ける。打つ手を無くしたハンティはパットンを背負ってアドミラル空間に跳ぶという
決死の強硬手段を取った。（あんまり、詳しく突っ込まないで。俺、アドミラル空間って何なのかさっぱり知らないの。）
419 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 21:59:12 ID:HTRBroW0
死闘 リーザス城
魔剣カオス…
リーザスの地下で魔王ジルを封印していた伝説の魔剣。その来歴はweb上のあちこちに転がっているので、
ここでは詳しく語らない。一度はノスの手で刀身を四分の三近く折られるが、彼の好みの美女セルを愛撫して
得たエクスタシーパワーで刀身を蘇らせる。普通の人間が握れば、彼のエロイ心に引きずられて自らも
えろい人になってしまうのだが、ランスは元がエロい人なので、魔剣に操られてしまうことはない。
見えない手を伸ばして女性を愛撫する以外に、魔王や魔人を切り裂くことに快楽を見出す。
トーマ…
ヘルマン第三軍の総司令官であり、王宮内で王子の才能を認めていた数少ないパットン派。
味方の少ないパットンを親身になって支えていたが、リーザス王宮前の攻防でランス一行の前に敗れる。
オフィシャル設定ではランスとの一騎打ちの末敗れたとなっている。人類最強の戦士だった。
サテラ…
ホーネットと呼ばれる魔人の派閥に属していたが、ノスに騙されてジル復活の片棒を担がされる。
リーザス王宮東の塔でランスを待ちかまえていたが、媚薬をくらって戦わずして愛撫だけで何度もイカされた
結果、戦闘不能になって逃げ出す。
アイゼル…
サテラと同じくホーネット呼ばれる魔人に従っていたが、彼もまたノスに騙されてジル復活の片棒を担がされていた。
行方不明になった志津香が突然目の前に全裸で姿を現した途端、自らを制することができず、
心配して駆け寄った瞬間ランスに魔剣でずぶりと刺されて重傷を負ってしまう。そのままなし崩しで殺される。
魔人故に志津香に選ばれなかった可哀想な男。
420 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 22:11:29 ID:HTRBroW0
魔人ノス…
大敵に遭えば益々盛ん。戦えば戦うほど強くなる地竜の魔人。最強の魔人ケイブリスと、魔王の娘ホーネットの
間で魔物の世界が揺らぐ中、ホーネットに与したと見せかけ前代の魔人ジルを蘇らそうとした悪辣な魔人。
彼が唯一忠誠を誓っていたのは、ジルだけだったらしい。彼の策謀は成功して、ジルは蘇り、後は邪魔な
ランスを倒して魔剣を壊せば良かったのだが、最後の最後で画龍点睛を欠きランスの前に敗れる。
前代の魔王ジル…
その残虐非道な心から、人間は愚か魔人からも恐れられた先代魔王。凄まじいまでの力を誇ったが、
ランスと魔剣カオスの前に敗れる。最後は、ランスに犯されながらも残る魔力を使い一人では寂しいからと
ランスを道連れにして次元の狭間に逃亡。封印されるくらいならと自ら逃げ道を断ったのだった。
こうして、次元の狭間に閉じこめられたランス。唯一ランスを心から愛するシィルが助けにきたものの、
彼女の力では、ランスを引き上げることができず、ともに次元の狭間に閉じこめられてしまったのだった。
このまま死ぬかとおもわれたランスだったが、そこに思わぬ救いの手が差し伸べられる。
ランスに自分のプレートを踏まれた光の神が怒って姿を現したのである。光の神はランスを空の彼方へ
飛ばしてしまう。二度と戻れぬところへ飛ばしてやるとご満悦だったが、光の神はランスを助けてしまったことを
分かっているのだろうが？ ともあれ、
「本当の戦いは、まだ終わっていないのだ。 選ばれし勇者よ、天空へ飛べ」
ランスIII リーザス陥落 （完） ランスIVへ続く。
神ルドラサウムのつくりし大陸の北部に位置する約6300万人もの人口を抱える軍事大国ヘルマン。
大陸東北部に位置するリーザス王国。険しいバラオ山脈を境に隣接する二つの国家は、互いの存亡を賭け、
数百年もの長きに渡り抗争を繰り広げていた。
鉱物資源が豊富だが、寒冷な気候の上土地も痩せており食糧事情が悪い。加えて、
西からの魔物の侵入に晒され続け、少なからぬ労力・資源を振り向けねばならない状態にあるヘルマン共和国は、
事態の転進を図るため、隣接する豊かなリーザス王国に対し度々侵攻を試みていたが、高い山脈と
リーザスの抵抗に遮られ、未だ果たせないでいた。しかし、LP0002年四月、ヘルマンの第一王子パットン率いる
第三軍は、魔人と呼ばれる上位種族の力を借りて山脈を踏破せずに越えるという前代未聞の奇襲を仕掛けることに成功する。
リーザス全土を防衛する六軍団は、魔人の転移魔法陣による奇襲に加え、集団催眠によって指揮系統を狂わせられ崩壊。
王女リアは陥落寸前の王宮から配下のクノイチ見当かなみを脱出させ、南部の自由都市アイスに住む
婚約者である（と王女は思っている）冒険者ランスに助けを求めた。
こうして、数多の人間魔物魔人を不幸に導くランスの大侵攻の幕が開ける。
411 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 12:34:22 ID:HTRBroW0
這々の体でアイスのランスの家に辿り着いたかなみ。救援を求めるランスはかなみの処女を要求する。
こうして、かなみは、性修行を拒んだことで上忍中忍達から半人前と蔑まれながらも守り抜いた処女を、
好きでもない男のために無惨に散らすこととなったのである。
一方、陥落した王都では浮かれるパットン王子を後目に、ヘルマン軍を勝利に導いた立役者魔人ノス、魔人
アイゼルの両者が密談にふけっていた。彼らの目的はリーザス城の地下に封印された前代の魔王ジルを
この世に再び解放し、することだったのだ。リーザス城地下の、魔王ジルを封印してある部屋。
そこへの扉はリーザス王家の正当なる後継者と、聖武具を持つ剣士が一緒に台座に乗った時開かれる。
正当なる後継者は地下に監禁されたが、彼らにとっても意外なことに聖武具は城中には存在しなかったのだ。
聖武具は婚約の証として既にランスに贈られていた後だった。
彼らは聖武具回収に向けて、同胞サテラをランスのいる南部の自由都市群に派遣する。
かなみの処女を奪いご機嫌のランスは、聖武具を要求するかなみにむけて、聖武具は金に困って町の武器屋に
売ったと信じられない発言をするのだった。
412 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 12:58:11 ID:HTRBroW0
三途の川も金次第。買い戻すには金が必要だ。折しも、インダス書房の会長ジンゲル・剛・インダズ氏が、
娘のローラがリスの洞窟に誘拐されたため、２３００Ｇｏｌｄの報酬を出してキースのところへ救出を依頼していた。
「美男美女のスーパーヒーロー」ラーク&ノアのパーティーが先行しているという話だったが、
ランスは先にやったもん勝ちを主張してリスの洞窟へ。洞窟で遭遇したら、美男子を倒して美女を犯し、
仕事も奪う腹なのだ。相変わらず、恐ろしい男だ。
こうして、リスの洞窟へむかったランス、かなみ、シィルの三名。一方、先にローラ救出のために洞窟に
入っていたラークとノアの二人は、聖武具強奪に派遣されていたサテラにランスとシィルのペアと勘違い
されて魔人の襲撃を受けていた。魔人であるサテラに彼らの攻撃は通じず、ノアは負傷して倒れたラークの前で、
サテラの連れたイシスと呼ばれるガーディアンに犯されていた。
そこに颯爽と現れるランス。人違いをしたうえにランスの傲慢な態度にうんざりしたサテラは、目の前に本人が
いるとも知らずその場から去ってしまう。こうして、ラークとノアは助かったが、己の修行不足を恥じたラークは
旅立ち、ノアは病院で入院している間に担当の看護婦との間にレズボス関係に陥るのだが、これは本編に直接
関係しないどうでもいい話である。
413 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 13:04:08 ID:HTRBroW0
洞窟の奥でローラをさらった魔物リスと遭遇したランス。実は、魔物のリスと
恋仲に陥ったローラが駆け落ちして洞窟に引きこもったというのが事の真相なのであった。
しかし、報酬が入ればどうでもいいランスは問答無用でリスをぶったおした。悔し涙を流すリスに向けてランスは
「ローラと恋仲になりたければ人間になってこい」と宣言して、ローラを犯すのだった。リスは失踪した。
こうして、ほくほく顔で凱旋するランスだったが、リスの失踪と処女を奪われたことを根に持つローラが、
武器屋から聖武具を盗んで逃走するとはついぞ思わないのであった。そして、ローラも、武器を盗まれたことで、
武器屋のおやじがランスとかなみに斬殺されるなどついぞ考えないのであった。以後、アイスの街では、【ランス１】
でランスに犯された上に騙された挙げ句、父親まで殺されたことで人格に異常をきたした武器屋の娘レンチが
店のカウンターに立つことになる。（もち、元ネタはDBのランチさん）
自業自得。ローラに奪われた聖武具を追いかけて自由都市を北上することになるランス達。
おりしも、北部ではリーザス全土を手中に納めたヘルマン軍の侵攻が始まっていた。
414 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 19:54:03 ID:HTRBroW0
ヘルマンの侵攻により風雲急を告げる自由都市北部。ランスIIの舞台となった自由都市カスタムは最強戦力を
誇るヘルマン軍相手に善戦していたが、他の自由都市は青息吐息。さらには、魔人によって操られた
リーザス正規軍までもが攻め寄せてきているらしい。途中立ち寄ったカンラの街で足止めを食う一行。
ヘルマン軍の侵攻により、街道が閉鎖されて手詰まりになってしまったのだ。
さすがのランスも大軍相手に閉鎖された街道を行くことはできない。しかし、強運に愛され続けるのがランスの特徴。
カンラの街の宿屋の二階で、ランスはカスタムの神官ロゼと再会する。真っ先にカスタムから逃げ出したと言うが、
彼女は包囲されたカスタムの街からどうやって逃げ出すことが出来たのか？ 答えは彼女のボーイフレンドにあった。
ロゼは召喚した悪魔とのSEXが三度の飯より好きという超破壊僧。カレの力で悪魔の洞窟をつかって逃げ出してきたのだ。
人間何が幸いするのか分からないものだ。ともあれ、ランスは悪魔の洞窟へ向かった。洞窟の前には以前ランスに
騙されたことのある悪魔の女性がいたが、ロゼの恋人である悪魔の方が階級が上だったため、悪魔の女性は
ランスに自分の名を知られてしまうのだった。悪魔は名前を知られた人間に絶対服従しなければならない。
洞窟のなかで待ちかまえるリターンデーモンにはかなみを犯すことを条件にして、通り抜け、
出口で光の神のプレートを踏めと言われれば遠慮なく踏む。数多の人間、悪魔、神、を踏みつけランスは征く。
誰も彼を止められない。誰も彼を止めはしない。
415 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 20:12:40 ID:HTRBroW0
洞窟を抜けてカスタムに入り、懐かしい面々と合流を果たしたランス一行。
多勢に無勢。不利な戦局を打開すべく、ランスの悪の頭脳が冴え渡る。
防衛指揮を執るマリアを囮にして自由都市ラジールを占拠したヘルマン軍を追い払うというランスの策に
反論するだけの余力はすでにカスタムにはなかった。ヘルマン兵に変装したランスは、マリアを引き立ててラジール
のヘルマン軍司令部へ。そこの責任者ヘンダーソンはメガネフェチだった。疑いもせずほいほいとランスを館に引き入れる。
こうして害虫を招き入れたラジールのヘルマン軍はあっという間に食い散らされてしまった。
解放したラジールの街の酒場でローラをついに見つけたランス一行。しかし、ローラは聖武具を決して返そうとは
しない。仕方がないのでそのままレッドの街へ向かうが、レッドの街はすでにヘルマン軍に占領されていた。
戻る途中、ランス達はマリアたちがヘルマン軍に敗れたと聞く。
ラジールの工場でチューリップ３号という戦車をつくっていたマリアは、「これが量産した暁にはヘルマン軍なんて」
というが、肝心のヒララ鉱石が足りないため前回の戦闘で使えなかったらしい。ヒララ鉱石をとりにいったミリの
救援を頼まれたランスは、志津香を抱かせることと、指揮権の譲渡を要求。親友に悪いと思いつつもそれを了承する
マリアだった。
416 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 20:22:25 ID:HTRBroW0
ヒララ鉱石の採取可能な烈火鉱山でモンスターちゃそばを蹴散らして帰還したランス。
完成した戦車は一台しかないが、それでも圧倒的だった。ヘルマン軍の重装甲兵を砲火の下になぎちらし、
レッドの街まであっという間に攻め上ってしまった。
レッドの街の高名な女性神官セルの助力もあって、レッドの街からヘルマン軍の勢力は一掃された。
迎え撃つヘルマン軍の防衛司令、かつて人類ナンバーワンと呼ばれた格闘家フレッチャー・モーデル。
しかし、彼は寄る年波と慢心に勝てず肥満して弱体化した身体をさらすだけの弱兵と成り果てていた。
フレッチャーと彼の直弟子ボウとリョクを倒したランスは、操られていたリーザス軍の指揮官レイラを倒して
捕虜にした。
こうして、カスタム近辺からヘルマン軍の勢力は追い払われたのだった。凄いぞランス。がんばれランス。
417 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 21:27:17 ID:HTRBroW0
洗脳されたままの親衛隊隊長レイラの治癒のためユニコーンの蜜を取りに行くことになったランス一行。
ユニコーンのいる森に来たはいいが、ランスのせいでユニコーンの好きな処女がいない。
仕方なくレッドの街まで戻って神官セルに助力を請う。セルのおかげでレイラの洗脳状態は解けたが、
司令部に襲撃をかけたサテラにシィルが誘拐される。聖武具と命の交換を要求される。
サテラに指定されたハイパービルを登る途中で人間になったリスと再会。彼を連れてラジールに戻ると、
ローラは何故かアレを一目でリスと見抜き、リーザス聖剣と聖鎧を返してくれる。
こうして、人質交換の条件は整えたが、もちろん人間様が魔人様との取引に誠実に対応するわけにもいかない。
ましてやランスだもの。どうやってサテラの裏をかくか考えるなか、ハイパービルのコンピューターがビル内に巣くう
バグライダーを倒してくれたらエレベーターが起動できるというので、かなり強いバグを掃討してエレベーターを動かして、
サテラの待つ200階ではなく２０１階へ向かう。サテラの暴力には暴力の達人であるランスも敵わないので、
セルさんの力で魔人を封印することになる。ランスの挑発に頭の弱いサテラはあっさり引っかかり、罠が仕掛けてある
とも知らずに飛び込んでくる。魔人であるメンタリティを除けば、ランスよりも弱いサテラはセルの力であっさり封印されそうになる。
封印されるのが嫌というサテラに、なんとなく哀れみを感じたランスは封印を止めさせてサテラを解放。わざと逃がすのだった。
418 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 21:44:54 ID:HTRBroW0
聖武具全て揃えたランス一行。その後、ジオの街での戦いで戦車を破壊され、志津香の行方を見失うが、
オク、ノース、サウスと破竹の進軍は続く。一方、ジオの街での戦いでランス達とはぐれた志津香は、
魔人アイゼルに介抱されていた。アイゼルのランスと違う紳士的な
対応に、相手を魔人と知りつつもまんざらでもない感じの志津香だったが、とりあえず、友人のことが心配なので
マリア達のいるオクの街へアイゼルに黙って帰っていく。
こうして、メンバー一丸となってリーザス城へ攻め込むランス達だったが、相手の防備が完璧なので、
どうすることもできない。困ったランスは、街道筋で倒したゴールデンハニーの中をくりぬいて兵士を入れ、献上品と
いつわってリーザス城へ潜入することを提案する。半信半疑で実行するリーザスとカスタムの同盟軍だったが、
ヘルマン軍を指揮する立場にあるパットン王子は、側近ハンティの諫言を聞かずにあっさり信じ込んでしまった。
トロイのハニワ作戦は成功した。
リーザス軍の侵入を許して劣勢に陥ったヘルマン軍。パットンは起死回生を狙ってノスに命令を下すが、
ノスはついに本性を露わにしてパットンから離反。ハンティの使う封印魔法と火炎流石弾をことなげに弾くと、
その毒牙をパットン達に向ける。打つ手を無くしたハンティはパットンを背負ってアドミラル空間に跳ぶという
決死の強硬手段を取った。（あんまり、詳しく突っ込まないで。俺、アドミラル空間って何なのかさっぱり知らないの。）
419 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 21:59:12 ID:HTRBroW0
死闘 リーザス城
魔剣カオス…
リーザスの地下で魔王ジルを封印していた伝説の魔剣。その来歴はweb上のあちこちに転がっているので、
ここでは詳しく語らない。一度はノスの手で刀身を四分の三近く折られるが、彼の好みの美女セルを愛撫して
得たエクスタシーパワーで刀身を蘇らせる。普通の人間が握れば、彼のエロイ心に引きずられて自らも
えろい人になってしまうのだが、ランスは元がエロい人なので、魔剣に操られてしまうことはない。
見えない手を伸ばして女性を愛撫する以外に、魔王や魔人を切り裂くことに快楽を見出す。
トーマ…
ヘルマン第三軍の総司令官であり、王宮内で王子の才能を認めていた数少ないパットン派。
味方の少ないパットンを親身になって支えていたが、リーザス王宮前の攻防でランス一行の前に敗れる。
オフィシャル設定ではランスとの一騎打ちの末敗れたとなっている。人類最強の戦士だった。
サテラ…
ホーネットと呼ばれる魔人の派閥に属していたが、ノスに騙されてジル復活の片棒を担がされる。
リーザス王宮東の塔でランスを待ちかまえていたが、媚薬をくらって戦わずして愛撫だけで何度もイカされた
結果、戦闘不能になって逃げ出す。
アイゼル…
サテラと同じくホーネット呼ばれる魔人に従っていたが、彼もまたノスに騙されてジル復活の片棒を担がされていた。
行方不明になった志津香が突然目の前に全裸で姿を現した途端、自らを制することができず、
心配して駆け寄った瞬間ランスに魔剣でずぶりと刺されて重傷を負ってしまう。そのままなし崩しで殺される。
魔人故に志津香に選ばれなかった可哀想な男。
420 ：ランスIII リーザス陥落 ：2005/06/19(日) 22:11:29 ID:HTRBroW0
魔人ノス…
大敵に遭えば益々盛ん。戦えば戦うほど強くなる地竜の魔人。最強の魔人ケイブリスと、魔王の娘ホーネットの
間で魔物の世界が揺らぐ中、ホーネットに与したと見せかけ前代の魔人ジルを蘇らそうとした悪辣な魔人。
彼が唯一忠誠を誓っていたのは、ジルだけだったらしい。彼の策謀は成功して、ジルは蘇り、後は邪魔な
ランスを倒して魔剣を壊せば良かったのだが、最後の最後で画龍点睛を欠きランスの前に敗れる。
前代の魔王ジル…
その残虐非道な心から、人間は愚か魔人からも恐れられた先代魔王。凄まじいまでの力を誇ったが、
ランスと魔剣カオスの前に敗れる。最後は、ランスに犯されながらも残る魔力を使い一人では寂しいからと
ランスを道連れにして次元の狭間に逃亡。封印されるくらいならと自ら逃げ道を断ったのだった。
こうして、次元の狭間に閉じこめられたランス。唯一ランスを心から愛するシィルが助けにきたものの、
彼女の力では、ランスを引き上げることができず、ともに次元の狭間に閉じこめられてしまったのだった。
このまま死ぬかとおもわれたランスだったが、そこに思わぬ救いの手が差し伸べられる。
ランスに自分のプレートを踏まれた光の神が怒って姿を現したのである。光の神はランスを空の彼方へ
飛ばしてしまう。二度と戻れぬところへ飛ばしてやるとご満悦だったが、光の神はランスを助けてしまったことを
分かっているのだろうが？ ともあれ、
「本当の戦いは、まだ終わっていないのだ。 選ばれし勇者よ、天空へ飛べ」
ランスIII リーザス陥落 （完） ランスIVへ続く。
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