206 名前:your diary[sage] 投稿日:2016/06/21(火) 19:49:50.47 ID:dxUKy+nv0 [1/6]
CUBEから発売された「your diary」(2011)のあらすじ。
※逆移植版の「your diary +H」(2014)ではありません。


■共通パート
主人公・長峰智希は喫茶店「夕顔亭」に居候している。
智希の両親は仕事で海外に赴任する際に、旧知の仲である夕顔亭のマスターに智希の世話を頼んだのである。
智希は今の学園に入学したころ、先輩の綾瀬紗雪(さゆき)に心惹かれたが、告白するチャンスを逸していた。
その後2年生に進級し、幼馴染たちと仲良くやっていた。

ある日、智希は古本屋「風鈴堂」で「your diary」という日記帳を見つけた。開いてみると小さな女の子が飛び出してきた。
少女の名は「ゆあ」。この日記帳は選ばれた者にしか開けないらしく、
そしてゆあは「幸せの神様」として彼の幸せ探しを一緒に手伝わなければならないのだという。
彼は固辞しようとしたが、店主・美鈴(みすず)に押し切られてしまう。結局ゆあは夕顔亭に居候することになった。
(ちなみに彼が日記帳を開けたのは、不幸な境遇の人間に寄り添って幸せにできる能力があるから、らしい。)

207 名前:your diary[sage] 投稿日:2016/06/21(火) 19:50:24.73 ID:dxUKy+nv0 [2/6]
■夕陽編
夕陽(ゆうひ)と智希は幼馴染。
子供のころ、彼女は母の指輪を勝手に持ち出し、彼の目前で小箱に入れて鍵をかけた。箱の鍵は2つあって、彼女はその片方を彼に渡した。
そしてもしも自分たちが交際するに至ったなら一緒に箱を開けよう、と約束した。
その後母は死亡する。
一方彼は鍵を大切に預かっていたのだが、両親の引っ越しの際に鍵も手違いで向こうに送られてしまった。

話を現代に戻す。夕陽は中々智希に想いを伝えられないでいたのだが、やがて彼から告白され、交際を始めた。

夕陽は母を亡くして以来、知人との別離を恐れていて、智希もいつか自分の下を去るのではないかと密かに心配していた。
彼女の心配は現実のものとなった。
彼は進学と同時に夕顔亭を出て、居候状態から脱却して自立した男性になってみせたいと言い出したのだ。
彼女は落ち込んでしまった。

一方、智希は鍵の存在を思い出し、海外の両親を訪ねて鍵を取り戻した。また誓いの意を込めて、夕陽の為に指輪を買った。
友人たちはふたりの為にサプライズパーティーを催した。彼はそこで指輪を手渡し、変わらぬ愛を誓った。
夜になって、ふたりは小箱を開いた。中にはもちろん、亡母の指輪が入っていた。

エピローグでは幸せそうなふたりが描かれる。夕陽は亡母と智希の指輪を同じ指にはめていた。

208 名前:your diary[sage] 投稿日:2016/06/21(火) 19:50:54.38 ID:dxUKy+nv0
■かなで編
かなでには響という兄がいた。幼い頃は、ふたりは仲の良い兄妹だったのだ。
しかし響は妹との仲を揶揄されてからというもの、彼女に素っ気なく接するようになった。
彼女は寂しさのあまり、智希を兄のように慕ってきた。

かなでと智希は幼い頃から接近し過ぎていたのか、恋愛関係にまでは踏み出せずにいた。
かなでの友人・奈月(なつき)は、臆病なふたりのために一芝居打つことにした――
クラスメイトの男子がかなでに告白した、と智希にウソをついたのである。
智希は真に受けて焦り、かなでに思い切って告白した。

奈月はふたりの恋路に遠慮して、距離を置くようになった。恋愛と友情の両立はできない、と極端に考えてしまったのだ。
かなでは奈月の不器用さを悲しみ、アレコレと手を引っ張ってみたのだが、翻意させられずにいた。
ある日かなでは友人を招いてパーティーを開くことにした。奈月は迷いながらも会場に姿を現した。
これにて一件落着。

あとはイチャイチャして終わり。エピローグでは、かなでは絵本を完成させる。
(彼女は絵画を趣味にしていて、絵本を密かに作っていた。)絵本の中で彼女は恋愛と友情の重要性を説く。

209 名前:your diary[sage] 投稿日:2016/06/21(火) 19:51:29.53 ID:dxUKy+nv0
■紗雪編
かつてゆあは、紗雪の神様役を務めていた。
紗雪は人見知りが激しく、ロクに友達を作れずにいたものだから、ゆあにベッタリと依存してしまっていた。
ゆあは紗雪の願いが友人作りであることを見抜き、断腸の思いで紗雪と距離を置くことにし、
紗雪が友人を作れるようにと陰から手助けをして回っていた。
しかし一連の行動はゆあに多大な負担を強いていた。ゆあは体力を失い、神様として活動できなくなってしまった。
美鈴はゆあの苦境を見かねて、彼女の記憶を消した。
一方紗雪はゆあに見捨てられたと解釈してしまった。そして誰かが自分にかかわると不幸になる、とまで曲解してしまった。

さて智希は思い切って紗雪に告白した。しかし紗雪は誰かと親交を深めることに恐れていたから、告白を断った。
智希はしつこく食い下がったし、友人たちは紗雪を煽り立てて智希と交際するように勧めたのだが、頑固な紗雪を動かせなかった。
智希は放送室を乗っ取って、思いの丈を放送に乗せて熱っぽく語った。紗雪はようやく智希を受け入れた。

ゆあは智希の会話を立ち聞きして、かつての紗雪との因縁を知ってしまう。
旧友との再会を喜ぶゆあであったが、しかし何時までも夕顔亭に居続けることはできなかった。
彼を幸福に導いた今、次の誰かの神様として働かなければならないからだ。
ふたりに見送られながら、ゆあは去っていった。

エピローグ。智希と紗雪はアパートを借りて同棲している。紗雪のお腹には子供が宿っていた。
女の子が生まれたら「結愛(ゆあ)」と名づけるつもりでいる。
ふたりの幸せな姿を、ゆあはこっそり見守っていた。どうやら今は別の人間を担当しているようだ。

210 名前:your diary[sage] 投稿日:2016/06/21(火) 19:51:50.93 ID:dxUKy+nv0
■ゆあ編
実はこの世界には神々が居て、人間を見守りながらも不介入を貫いていた。
美鈴もまた女神の一人であったのだが、人間の幸せをアシストしてしまったので、人間界に追放された。
神様の寿命は長いものだから、美鈴は孤独を感じていた。そこで美鈴はゆあを作り出し、自分の従者とした。
そしてゆあに命じて人間の幸せの(特に恋の)手助けをさせていた。

ゆあの存在は微妙さを孕んでいた――手助けを担いながら、介入し過ぎてはいけない。
ゆあは全く神通力を有していなかったので、手助けは極々「補助的」な役割であるとして天界からお目こぼしを受けていたのだが、
しかしもしゆあが人間と深い関係に陥るようであれば、もはや手助けは「補助」の範疇を越えてしまう。
だから美鈴はゆあを、恋愛に疎い幼女として創造し、任期に期限を設けたのである。

加えて、美鈴はゆあの孤独をも心配していた。
ゆあは主(美鈴)が死ぬまで生き続けるような、いわば美鈴同様に不死の存在である。
ゆあがもし人間と深い関わりを持ったならば、やがて来る別れを堪えなければならない。
出会いと別れが何百年も繰り返されるとしたら、どれほどの苦痛であろうか。
美鈴はゆあを必要以上に人間と接触させないために、各任務の間に休眠期間を設け、彼女を本の中で眠らせていた。

美鈴の思惑をよそに、ゆあは智希に惹かれていく。しかし幼さゆえに自分の気持ちを整理できずにいた。
紗雪に教えを受けながら、ゆあは恋愛感情に気づき、やがて彼と交際し始める。
しかし智希が幸せになればなるほど、日記のページは埋まっていき、ゆあの残り任期は短くなっていく。
とうとうゆあは消滅してしまった。美鈴は今回の一件を機に、ゆあを封印した。

エピローグでは一年後の様子が描かれる。
智希は風鈴堂に通い詰めた末に日記を見つけたのだが、封印されていて開けなかったので美鈴に詰め寄った。
美鈴は反対したものの、最終的には彼の熱情に折れた。こうしてふたりは再会できた。

※補足
・ゆあの主は変更できる。智希が主となった場合、彼の死と同時に彼女も消滅する。
・天界との問題については美鈴が何とかしてくれるらしい。(詳細不明)
・一年前とは違って、今回の日記のページは決して埋まらないらしい。(詳細不明)

あらすじは以上です。

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