エロゲのストーリーを教えてもらうスレまとめwiki Ver.2.0 - いな☆こい! 〜お稲荷さまとモテモテのたたり〜
625 名前:いな☆こい! 1/9[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 22:53:15 ID:toJzX7EI0
Whirlpool「いな☆こい! 〜お稲荷さまとモテモテのたたり〜」
公式:ttp://www.whirlpool.co.jp/inakoi/inakoi_top.htm

全七章で構成されている。第四章までが共通ルートで、第五章から分岐。

○登場人物
・荒木卓也(あらき たくや)
 主人公。幼少時、病気の母の回復を神社でお祈りしたのに叶わなかった経験から、
 神頼みを嫌うようになり、人の力以外を信じないようになっていた。
・神代睦月(かみしろ むつき)
 天真爛漫な狐神。神界の貴族。神通力の素養が高い。
・三堂千尋(みどう ちひろ)
 ツンデレ系うるさ型幼馴染み。実家は神社。だんごが好物。
・九条緋伊奈(くじょう ひいな)
 癒し系先輩。財閥の一人娘。的中率100%近い占いが特技。
 (余談だがMagusTaleヒロインの一人、九条優花とは従姉妹同士)
・春日更紗(はるひ さらさ)
 気弱な狗神。睦月の知り合い。荒事や神通力は苦手だが家事万能。
・八神喜重郎(やがみ きじゅうろう)
 細かく気の利く睦月の侍従。卓也の良き友人となる。やや苦労人。
・魁羅(かいら)
 豪快でパワフルな更紗の父親。神界の狗神筆頭。
・葛葉(くずは)
 豪快で策士な睦月の母親。神界の狐神筆頭で、睦月を超える術者。
・九皇(くおう)
 終盤に登場する狐神の男性。

※神界の人に苗字はないが、人間界に来た時用の苗字が一族で決められている。
※以下で「いつもの面々」等は基本的に卓也・睦月・千尋・緋伊奈・更紗・喜重郎の6人。

626 名前:いな☆こい! 2/9[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 22:54:24 ID:toJzX7EI0
○共通
・第一章「押しかけ彼女はお稲荷様!?」
 卓也はある日、気紛れに社で彼女を所望。すると翌朝、睦月が来て告白される。
 寝起きの頭で夢と判断して安請け合いするものの、それは現実であった。
 侍従の喜重郎もやってきて、睦月と共に卓也のクラスに転入。
 その後、卓也に周囲の女性を発情状態にするタタリがかかっていることが判明する。
 神族にまで及んでしまう強力なもので、睦月でも解除は困難。
 それが学校で発動し、睦月は喜重郎の力も借りて解除を試みるが力が足りず、
 対象が卓也と親しい女性に限定された状態で残ってしまう。
 睦月は神界を出た罰と考え帰ろうとするが、皆に引き留められ留まることにした。

・第二章「狗神更紗と素敵な花束」
 数日前。神界で酒を飲む葛葉と魁羅に、睦月が神界を出たとの報告があった。
 葛葉は勢いで卓也に女難の祟りをかけ、さらに調査&護衛として喜重郎を派遣。
 そして現在、卓也に見込みを感じた魁羅は娘の更紗を預けることにした。
 その後、何故か睦月が度々淫らに迫ってきて、千尋の機嫌が悪くなっていく。
 なんとか千尋と仲直りしかけるものの、睦月が状況を掻き回して修羅場状態に。
 そこで更紗が勇気を出し、その睦月は偽物で、口止めされていたことを証言する。
 逃げた偽物が本物の睦月と出会ってしまうが、卓也が偽物を見破って無事解決。
 卓也は千尋と、色々と手伝ってくれた更紗に花束をプレゼントしたのだった。
 ちなみに卓也は知る由もないが、偽睦月は葛葉が符で作ったものであった。

・第三章「団子部キャンプDEサバイバル!?」
 山へキャンプに来たいつもの面々。
 だが地震で帰り道が土砂に埋まり、しかも一帯で神通力が封印されている。
 卓也は体力の残る緋伊奈と探索を開始し、途中で緋伊奈のブレスレットの話題になる。
 九条家に伝わる家宝だという。それを見せて貰っているうちに、卓也は縦穴に転落。
 緋伊奈に一人で下山させるが、卓也は「緋伊奈が道に迷い倒れる」未来を垣間見る。
 そこに喜重郎が助けに現れ、術符で喜重郎の肉体を借り、卓也は緋伊奈を救い下山する。
 喜重郎のフリをして助けたのだが、緋伊奈はそれが卓也だと気付いているようだった。
 ちなみに地震や対神通力結界は葛葉が(ry

627 名前:いな☆こい! 3/9[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 22:55:39 ID:toJzX7EI0
○共通の続き
・第四章「ミスコンと卓也のホントの気持ち」
 過激になるタタリに翻弄されるのでなく、ちゃんと女の子と付き合おうと考える卓也。
 いつもの面々で女性に関する勉強を始めるが、千尋が落ち込んで帰ってしまう。
 自分に女性としての魅力が無いと思っているようだが、その理由が判然としない。
 皆と相談して化粧道具をプレゼントしてみるが、千尋はどこかに隠してしまう。
 そこで自信を付けるために学園のミスコンに出場するよう仕向けた。
 千尋を特訓する傍ら、卓也は最も好きな相手を一人(好感度次第)選ぶ。
 ミスコン当日、千尋は一番人気で決勝に残るが、校舎の小火を見て部室へと走り出す。
 部室の化粧道具を取りに行ったと気付いた卓也は、代わりにそれを持ち出す。
 そして途中放棄したのに優勝した千尋は、女性らしさへの自信を付けたのだった。
 ちなみに小火は葛葉が(ry


 ここから各個別ルートに分岐。
 最終章はどのルートも神界の九皇と対決。共通する部分をここで解説。

 ・九皇は神通力を制御・管理する役職で、神通力の使用を簡便にする役を持つ。
 ・神通力に依存し人心が荒廃した神界を、合理主義により安定させようとしている。
  そこで素直で有能な睦月に管理を委譲し傀儡として、自身は政治への介入を目論む。
  しかし睦月が人間に感化され「神通力に頼らない意識改革が必要」との考えを持ち、
  九皇は睦月の記憶消去や洗脳をするつもり。
 ・睦月を神界に呼び戻すため、九皇はタタリを乗っ取った。
  「神族と人間との接触はタブー」という掟に反した件の証拠保全として。
 ・神通力の根源は意志の力。自身の行動に確信を持つほどに強くなる。
  逆に自身の行動に疑問を持つほどに弱くなる。
 ・最終章の選択を誤るとバッドエンドになるが、代わりに3Pイベントが見られる。

629 名前:いな☆こい! 4/9[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 23:04:10 ID:toJzX7EI0
○千尋
・第五章「素直になれない巫女さん千尋」
 葛葉は用の無くなったタタリを解除しようとするが、制御不能であることに気付く。
 一方、卓也は千尋と恋人同士になったが、関係が変わって距離感を計りかねていた。
 考えているうち、昔から千尋を好きだったこと、それを忘れていたことに気付く。
 改めて、お互い相手が好きということ、幼馴染み以前に恋人であることを確認する。

・第六章「あの日の約束、この日の想い」
 葛葉がやってきて全て自分が仕掛けたものだと明かし、さらに睦月に何事かを告げる。
 翌日卓也は千尋とデートをするが、その晩、睦月が危ないとの連絡を受け駆けつける。
 結局大した問題はなかったが、デートの中断と嫉妬で感情的になる千尋。
 卓也が「女の子らしい思いやりが足りない」と指摘すると、千尋は泣いて去ってしまう。
 家に帰ると千尋のいた場所に神通力解除の効果を持つ符が落ちていた。
 思い返すと最近、10年以上前に千尋が使ったという符を見かけていけた。
 それが記憶封印の符だと悟った卓也は、見つけた符で封印を解除する。
  強い千尋に憧れ告白したが「自分に頼っては弱いまま」といって断られたこと、
  千尋を好きな気持ちを封印し、強くなり再び好きになった時に結婚する約束をしたこと、
  それまで千尋は乱暴者と思われようとも卓也を守ると約束したこと。
 全てを思い出した卓也は千尋の10年間の想いと苦しみを理解し、
 謝るために千尋を探し始めるが、事態は思いもかけない方向に進み始めていた。

630 名前:いな☆こい! 5/9[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 23:05:13 ID:toJzX7EI0
○千尋の続き
・最終章「繋がる時」
 少し前、言い過ぎて落ち込む千尋は葛葉に出会った。睦月が神界に帰ると聞き、
 睦月と卓也が一緒にいられるように九皇に話をつけることを決意。
 そして現在、卓也は千尋が偽葛葉に騙されて神界に行ってしまったことを知る。
 本物の葛葉と魁羅を発見し、詳しい話を聞いて九皇との直接対決を決意。
 皆の協力で睦月と共に神界の神託の間へと向かう。
 九皇と共にいた千尋は、利己的な偽善者となるように意識を誘導されていた。
 千尋と話しつつ九皇の策や話術を退けていくと、千尋は短剣で睦月を人質に取る。
 卓也は対峙したまま動かず、それは嫉妬による失敗の繰り返しでしかないと指摘。
 これにより千尋は意識を取り戻し、同時に力を失った九皇の敗北が確定する。
 そして人間界に戻った卓也と千尋は平和に暮らしたのだった。

○緋伊奈
・第五章「阻止せよ、決死のお見合い大作戦!」
 緋伊奈を意識している卓也だったが、周囲を気にして踏ん切りが付かない様子。
 緋伊奈にお見合いの話が来て動揺する卓也を他一同がけしかける。
 当日、お見合い相手を見るとそれは喜重郎。嫉妬に燃えつつ妨害を続けが、失敗続き。
 そこで直接告白して恋人同士になり、卓也は緋伊奈と共に歩むことを決意する。
 ちなみにこの件は他の面々が仕組んだもので、本来の相手を襲撃して入れ替わっていた。

631 名前:いな☆こい! 6/9[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 23:06:41 ID:toJzX7EI0
○緋伊奈の続き
・第六章「天眼石と緋伊奈の秘密」
 葛葉は用の無くなったタタリを解除しようとするが、制御不能であることに気付く。
 卓也は緋伊奈と初デート。お互い相手好みの時計を選んでみると、ピッタリ一致していた。
 その件含め睦月に占いについて話してみるが、単なる洞察力ではないかと推測。
 一方緋伊奈は何故か落ち込んでいる様子で未来予知に関する本を読み漁っていた。
 そして、緋伊奈が喜重郎から神通力に関する本を借りていったのち、
 緋伊奈は卓也を避け始め、強引に会ってみると泣きながら「別れよう」と告げてくる。
 卓也は、緋伊奈のブレスレットに予知の力があり、危険な未来を知ったためと判断。
 睦月の調査によると、天眼石(てんげんせき)という神族が人間に贈った物だという。
 事情を知った卓也は緋伊奈を説得し、逃げずに共に未来と戦うことを決意する。

・最終章「二人の明ける日」
 それから数日後、天界により街が空間的に封鎖された。
 長期戦は無理と考え、状況を好転させるために睦月を一人で神界に帰還させる。
 翌朝、葛葉と魁羅を交えて情報交換。卓也と緋伊奈は二人で神界に乗り込む。
 捕らえられた睦月を前に天眼石を要求する九皇と、それに賛成する緋伊奈。
 卓也は緋伊奈が天眼石を操作され意志を支配されていることに気付き、要求を拒否。
 さらに九皇の過去を聞き、復讐が筋違いであると指摘すると、九皇は怒りで本気に。
 卓也と睦月の前に、不幸な未来への恐怖に囚われる緋伊奈が刀を持って立ち塞がるが、
 卓也が未来から逃げずそのさらに先を信じること、予知に依存しないことを訴えると、
 緋伊奈は正気を取り戻し、同時に力を失った九皇の敗北が確定する。
 そして緋伊奈は天眼石を手放し、卓也と平和に暮らしたのだった。

633 名前:いな☆こい! 7/9[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 23:13:10 ID:toJzX7EI0
○更紗
・第五章「戦場のチョコは恋の味」
 葛葉は用の無くなったタタリを解除しようとするが、制御不能であることに気付く。
 射撃大会をすることになったいつもの面々。卓也のチームメイトは千尋と更紗。
 更紗と特訓する卓也に、魁羅からも更紗を鍛えるよう要請される。
 魁羅が昔、将来的に軍・警察の役を負う狗神の筆頭になる更紗を仕事に連れ出した際、
 目の前で犯人が負傷してトラウマになり、更紗は争いが苦手になっていたのだ。
 当日、千尋が脱落してピンチとなったため、卓也は更紗にチョコをプレゼント。
 更紗の気迫と卓也の策で勝利することに成功した。

・第六章「君と、強く在るために」
 魁羅に更紗との結婚を認めてもらい、睦月は千尋の家に移って、卓也は更紗と同居生活。
 しかし魁羅に、更紗が狗神筆頭を継ぎ、卓也がその補佐に入るよう申し付けられる。
 卓也は更紗の事情と向き合うことを決意。同時に魁羅が焦っているようにも感じた。
 それから連日特訓と勉強が続き、卓也は更紗が耐えられないと判断。
 自分が筆頭を継ぐことと引き替えに更紗の特訓を止めるよう、魁羅に提案する。
 魁羅は、仮想空間の戦闘で自分に勝つことにより特訓を止めると約束。
 卓也は仮想空間の街に入り、同じく連れてこられたという更紗と会う。
 魁羅との対決で手も足も出ない卓也は、それを見ても戦う意志を見せない更紗が、
 自分たちが望んだ「優しいだけの、弱くて逃げる更紗」を体現した偽物と判断。
 それを否定し倒すことでテストが終了した。
 無理な特訓や勉強も含め、全ては今後のために魁羅が計画してやっていたことだった。
 魁羅に今後不吉なことがあることを示唆され、卓也は更紗を守ることを決意する。

634 名前:いな☆こい! 8/9[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 23:14:51 ID:toJzX7EI0
○更紗の続き
・最終章「共に立つ強さ」
 睦月が神界に帰ったが、あまりに急な帰還に卓也は疑問を抱いていた。
 後日、突然街全体の空間が封鎖され、そこに葛葉と魁羅がやってくる。
 事情を聞き、タブーを侵した卓也と更紗が処刑させられる危険性が高いと知る。
 卓也は更紗のために戦うことを決意し、怯える更紗を置いて一人で九皇の元に向かう。
 安定のため神族と人間の恋愛を認めない九皇に対し、恋愛は唯一の幸せではないが
 しかし捨てることが正しいわけではないと主張し、安易な解決策を非難する。
 さらに卓也は人の可能性を主張するが、更紗が逃げたことを指摘され窮地に陥る。
 九皇は更紗と狗神の国のいずれかを差し出すよう迫るが、卓也はそれに屈せず、
 それに勇気づけられた更紗が卓也のもとに行くことで形勢逆転。
 九皇に勝利して事態が解決し、二人は平和に暮らしたのだった。

○睦月
・第五章「運命のWデート、卓也の愛は誰のもの?」
 睦月が好きだと明言しないため、睦月と千尋が不安になる。
 それぞれとデートして気持ちを伝えることにしたが、手違いでそれが同日に。
 3人でデートすることになり修羅場状態となるが、途中で千尋が帰宅。
 その後睦月は、卓也が母を失っても強く生きてきた姿に惚れたのだと告げる。
 そして自分が卓也の母を助けられなかったことが心残りであると後悔するが、
 卓也は、今に繋がる過去をやり直したいとは思わないと答える。
 後日千尋の希望でデートをやり直すが、卓也はやはり睦月を選んだのであった。

636 名前:いな☆こい! 9/9[sage] 投稿日:2009/02/13(金) 23:17:29 ID:toJzX7EI0
○睦月の続き
・第六章「天の川を渡る絆」
 葛葉は用の無くなったタタリを解除しようとするが、制御不能であることに気付く。
 睦月は少々だらけ気味ではあったが、卓也と幸せな日々を送っていた。
 しかし卓也は、睦月が人間界で暮らすことが神界にとって不都合であることに気付き、
 睦月がいつかは神界に連れ戻されることを知る。
 その辺の事情を睦月から聞くため、旧暦の七夕イベントを開催することに。
 それとなく睦月から聞き出すのには失敗するが、七夕の話も教訓に、
 常に一緒にいることに固執し他を疎かにしてはいけないと気付く。
 別れが不可避でも想いが通じ合うようにと、睦月にペアリングを送ったのだった。

・最終章「世界を描く恋」
 睦月の行動が神界で問題視され帰還を要請される。
 卓也の反論も葛葉に全て潰され睦月は神界に帰ってしまう。
 翌日、喜重郎の証言でその葛葉が偽物であると判明し、卓也は単身神界へ。
 九皇と共にいたのは、既に意識を砕かれ、それでも精神支配に抵抗する睦月であった。
 卓也が敗れる様を見せ睦月の抵抗を無力化しようとする九皇だったが、
 諦めない卓也の意志が奇跡的に睦月の意識を呼び戻し、二人の力で九皇を破る。
 これにてハッピーエンド

 …と思いきや、睦月が九皇に止めを刺そうとし、それを葛葉と魁羅が止める。
 睦月は心が壊れた際に「時空を操り世界を自在に改変できる力」に覚醒していた。
 九皇の力を奪って力を完全にするため、九皇を操り奇跡を演出していたのだった。
 壊れた心で神の力を使い、神界と人間界から全ての不幸と過ちを消そうとする睦月。
 過去と現在を無かったことにしようとする睦月に反対する卓也に対し、
 睦月は卓也の大切な人々を消し、睦月の力で救済される世界を作る必要性を説く。
 しかしその世界には卓也の最も大切なもの、以前のままの睦月が存在していない。
 それを指摘された睦月は過ちに気付き、正気を取り戻すと同時に力を失う。
 卓也は睦月を許すが、睦月には壊した世界や消した人を修復する力も残っていない。
 そこで卓也の想いと睦月の願いによる意志の力で一度だけ力を行使し、世界を再構築。
 そして睦月と卓也は「普通の世界」で幸せになるのであった。