「ナミ先輩!お疲れ様でした!」元気な若い声が、道場に木霊した。「は〜ぃ、ご苦労様♪私が居なくなっても頑張ってね!」みな一礼をして、道場から出て行った。
私は、週に一度この中学の弱小柔道部のコーチをしていた。
格闘大会での元優勝者という事でお呼びが掛かった。
だけど、この事は、生徒達には伏せていてもらった。
そして、今日がその最後のコーチの日だったのだ。
「さぁて、私も帰ろっかなぁ〜」と更衣室に入ると、「うわっ!」突然驚いた声をあげられて私も驚いた。
そこには、いかにも不良少年という感じの子がタバコを吹かしていた。
道場は校舎から独立している。
更衣室は道場の横にプレハブ小屋のように立っており、道場からそのまま入れる様になっているが、
プレハブ小屋にもドアが付いているため、鍵さえあれば誰でも入れてしまうのだ。

「なにしてるの?こんなところで。」と威圧感を込めながら言った。
「う、、、うるせーよ!」彼は外見は不良少年だが中身はそうでもなさそうだ。
少し、声が震えてる。かわぃぃ、、、私は良い事を思いついた。
このボーャをボコボコにして私専用のサンドバックにしょぅ♪
どうせ、最後なんだし。柔道部の子じゃないし♪

私は練習中の乱取りなどに参加し指導をしていたんだけど、
投げを中心に教えなくちゃいけなくて、不満だった。
高校にいったら、こういうのもあるんだよ。
という感じで三角締めなども教えていた。
さすがに、落とすのはまずいのでセーブしていたけど、最後に十分に発散させてもらう事にした。
「ねぇ、タバコは先生とかにも言わないから安心して?私ちょっと着替えたいんだけど。」
と口調を優しくいった。
「あ、、あぁ。」と少年は呆気にとられた感じであった。
多分、威圧感とのギャップのせいだろう。
「さぁ、さぁ、出た出た♪」彼の肩を押して無理矢理外に出した。
当然、道場側の出口の方にだ。
柔道場はもう全て閉まっているから、出口はこの更衣室に付いてるドアしかない。
更衣室の鍵を閉め、柔道着を脱いだ。
「ぃっつもぉぃておぃて良かったぁ♪」と
私は総合格闘技用のホットパンツと胸元が空いたシャツにオープンフィンガーグローブをスポーツバッグから取り出した。
<何か>のためにと思って置いておいたのが正解だった。
このホットパンツには、私が普段付けている香水のミラクがたっぷりつけてある。
こういう日の時のために。

「おわったょ〜☆」私は気分が高揚していて、ちょっと顔に赤みを帯びているのが自分でも解る。
こっちを振り返った少年が目を真ん丸にするのが解った。
少年は目を逸らしながら、「じゃぁ、俺は、、」と私の横をすり抜けようとしたが、そうはいかない。
私は彼の進路を塞いだ。
まだ体が完全に出来上がってなく、身長も私と大差はない、じゃっかん彼が高いぐらいだった。
「な、、、なんだよ!」そう彼が言った瞬間に私は彼に飛びついた。
正面から、太股で胴を拘束して、首に腕をかけフロントネックロックを完成させた。
ググググっ!! 彼が必死に起ち、持ちこたえてるのが解る。
フフッ、本当に男の子って面白い☆無駄なアガキなのに!!! 
私はさらに、太股に力を入れると、彼はゆっくりと膝をその場についた。

「は、、、なせ!!なに、、すんだ!」彼がかすれた声で言った。
私は、彼の言う通り技から解放してあげた。彼は膝をついたまま肩で息をしている。

(興奮してきちゃった、、、もっと絞めたい、、、でも♪)

私は彼の髪の毛を引っ張り無理矢理立たせた。
「ねぇ〜 きもちぃのぉ?」と彼の鼻の周りを舐め回した。
彼は「ゃ、、、やめろ!!!」とひと際大きな声をあげた。
「ねぇ、何処で絞められたぃの?私のハリのぁる太股?それとも腕?特別に胸でも落としてぁげるょ♪」
彼は、目を白黒させて「突然なんだよ!タバコ吸ったのは悪いけど、こんなことされる筋合いないぞ!」
と言った。
「ぉねさんとタィマンはろ?勝ったら好きな事させたぁげるょ☆もし私に参ったさせたらね♪」 
「ちっ、、、」彼は嫌そうに構えたが、それは本音を隠す為のテレである事は容易にわかった。

彼は私に飛びかかって、大振りのパンチを繰り出して来た。
私はその腕を軽く受け流し、彼をワキの下へと誘いフロントネックロックを再度完成させた「ちきしょぅ!」彼はじたばたと私のワキの下で暴れている。
(ムッチムチの太股で壊してあげる。) 
私は自分の太股を、がら空きになった彼の脇腹と腹に膝蹴りを何発も叩き込んだ。
 ドンっ! ドンっ! 「んふっ♪ ピチピチの太股のお味はどぅ?」
ドスっ!ドスっ!
(せっかく、オープンフィンガーグローブなんだし、そろそろパンチも入れようかなぁ)
フロントネックロックを外し、両手で彼の頭を囲うと、
「それっ!」最後に飛び切りの膝蹴りを顔面に叩き込んだ。
彼は弧を描く様に、後ろに倒れた。「フフフ、、、、」私は彼の上に跨がった。
マウントポジションだ。素人であれば、この体制を取られたら逃げ出す事は出来ない。
「君の惨めな顔がょ〜く見ぇるょ♪もっともっと、体力を奪って、地獄をみせてぁげる♪」
バコン!バコン!彼は必死に逃げようとしているみたいだけど、まだまだ中学生。
私のパンチは思った場所に思った通りに決まって行く。「そろそろかなぁ、、、、」 
私は立ち上がって彼を見下ろした。




「ょぃしょっと」という言葉が朦朧とする意識の中で聞こえたかと思うと、自分の周りに、もの凄く甘い匂いが漂うのが解った。
次の瞬間

「、、、うっ!!!!」と強烈な圧迫感が自分の首周りを襲った。
「ぇへへ、、つかまぇた♪」見上げると、さっき会ったばかりの綺麗な女の人の顔が見えた。
「この技ゎねぇ、首4の字固めってぃぅんだょ〜☆」ぎゅうううううううう!!
俺は、彼女の太股が俺の首を絞め上げているという事を今になって認識した。

「は、、、はな、、、せ」と言い終わる前に、俺の視界は天井を向いていたものから、一気に柔道の畳を見ていた。

「ほらぁ、柔道の畳にキスしてぁやまるの。ょわすぎてごめんなさぃって☆さぁ!」
ぎゅうううううう!!!俺も、1、2回は喧嘩ぐらいした事がある。
だが、こんなに戦略的に玩具の様に、しかも女性にボコボコにされた事はなかった。
彼女の付けている香水の香りが、<俺は女にボコられている>という現実を突きつけて来る。

全身の関節や脇腹が痛い。
窒息しそうで、もう俺は耐えられない。
そう自分の中で納得したのか、俺の体が自動的に判断したのかは解らないが俺は畳を必死に舐めながら
「弱くてごめんなさい!弱くてごめんなさい!」と必死に懺悔していた。

ぎゅううう!とまた力が入ったかと思うと、ゆっくりとうつ伏せの体勢から仰向けにさせられた。
当然、ムッチリとハリがあり、締め上げると筋肉質な太股からは開放されていない。
そればかりか、さっきよりも暴れたためか首に纏わりついている感じがする。

「君、ちゃんと謝れるじゃん♪口ぁけて?」俺は何をされるかがすぐに解った。
今日、会ったばかりだが、俺の体は彼女に打たれ、絞められる事で、
<身体的に彼女を理解していたのだ。>俺は口を開けなかった。

「ぁ・け・て?」ぎゅうううううううう!!!!彼女は太股をピン!っとはり、上体を起こした。
俺は、プロレスで首4の字固めをテレビなどで知っていたので、自分がどのように掛けられているのか想像がついた。

だが、こんなに苦しいものだとは知らなかった。
彼女の首4の字固めは、太股の一部一部に精度の高いセンサーがついてるように、
俺が少しでも動くと締め付け、俺が逃げようとすると退路を断たれる。
それは、彼女が判断しているというより、彼女の太股自体がそれを体験として覚えているような動きだった。

俺はいやいや口を開けた。 つぅーーー、、、と長いつばが落とされた。しかし、口ではなく、鼻にだった。
「んふふ、、私の唾なんかぁげなぃょ?なに期待してんの?笑」と言いながら、俺の鼻についた唾をゆっくりと手で、
俺の鼻の穴の周りに満遍なく塗り付けた。「な、、、なんだ、、、」 
「んふっ♪」彼女はそうまた笑うと、彼女は俺の口を両手で多い、一気に太股で絞め上げた!ぎゅうううううう!!

「、、、、、!!!!!!!」彼女の香水の匂いと、彼女の唾の渇いた匂いが全身に入っていくのが解った。
もの凄い臭いと、苦しさの中、俺は意識を失った。

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