1999年にネット上で始まり現在は連載中止中の、人気ゲームFFシリーズの1〜8をmixさせた二次創作作品FINALFANTASYν(FFν)、さらにニコニコ動画にアップされている非公式の続編その後のFFνの設定や登場人物をまとめたwikiです。http://www.nicovideo.jp/mylist/4209405

・管制塔エントランスルーム
ティナが異形の姿となってヴェルヌと対峙し、バッツはその様子を見守っている。
ガラフはバイオで動けず、セシル、ローザは意識はあるものの戦闘不能状態。

ティナ
「…………」
ヴェルヌ
「確率はゼロではなかったが、まさかな……」
ローザ
「あれは……ティナちゃん?」
バッツ
「ティナなのか……?」
ティナ
「…………!!!」

ティナから強力な魔力が迸る。

バッツ
「何が……起こるんだ……?」


FINAL FANTASYν
第111話「覚醒」


・火力船・王族用船室
レナ、ウォルス王、カルナック女王が報告を待っている。

レナ
「エドガーさん達、大丈夫でしょうか……」
カルナック女王
「レナ姫。今は、みんなを信じるしかない」
ウォルス王
「そうだ。彼らは、きっとやってくれるだろう」
レナ
「そうですね……!」
「…………!」
カルナック女王
「どうした、レナ姫?」
レナ
「少し、待ってください……」
ウォルス王
「あ、ああ……」

場面暗転。レナの意識の中。

レナ
「アクアさん、どうしたんですか?」
アクア
『レナさん、お願いがあります』
レナ
「もしかしてジャンクション、ですか?」
アクア
『そうです。今こちらに、敵の大群が迫っています。フレイがあちらに向かいましたが、フレイだけでは撃退できません』
レナ
「フレイさんが!? ということは……」
アクア
『ええ。ファリスさんにジャンクションしてもらうつもりです。でも、それだけでは足りません』
レナ
「足りない……?」
アクア
『ファリスさんにクリスタルの力を一つ解いてもらいます。
ですが、彼女はクリスタルの欠片を持っていません。ですから、レナさんの力を貸してもらいたいのです』
レナ
「わかりました。そういえば、アクアさん……」
アクア
『なんでしょう?』
レナ
「……フレイさんは、ファリスさんが女性だと知っていて、選んだんですか?」
アクア
『……そうです。この話はまた今度、じっくりしましょう』
レナ
「……わかりました」
アクア
『私がレナさんにジャンクションできる時間は短いです。ですから、途中までレナさんの足で、ファリスさんの所へ向かってもらえませんか?』
レナ
「わかりました!」

場面戻り、レナが外へ向かう。

カルナック女王
「どこへ行くのだ? レナ姫?」
レナ
「今から、ファリスさん達を助けに行きます!」

レナ、外へ飛び出す。

ウォルス王
「お、おい! 外は危な……行ってしまったか」
カルナック女王
「……レナ姫もクリスタルに選ばれし戦士。きっと、何か理由があるのでしょう」
ウォルス王
「そうだといいんじゃが……」


・皇帝車両
皇帝に化けていたモンスター・ナムタルウトクと対峙するロックとセリス、スコール、ゼル、セルフィ、リノア。

ロック
「セリス!!」

ロックがナムタルウトクの攻撃からセリスをかばい、膝を突く。

ロック
「ぐああああ!」
セリス
「ロック!」
ナムタルウトク
「オトコ……ジャマスルナ!」
ロック
「……約束したんだ」
ナムタルウトク
「ナンダ?」
ロック
「俺は、彼女を……、セリスを守ると……約束した!」
セリス
「…………!」
ナムタルウトク
「ソウカ……ナラバ、ソノママシネ!」

「ワン!」

突然現れた犬がナムタルウトクを攻撃する。

ナムタルウトク
「イヌダトッ!」
リノア
「アンジェロ!」

アンジェロと呼ばれた犬がナムタルウトクに飛びつく。

ナムタルウトク
「ノケェッ! マエガミエン!」

隙を突いて飛び出したゼルが攻撃を仕掛ける。

ナムタルウトク
「グォッ!」
ゼル
「スコール! 俺が抑えているうちに!」
スコール
「…………!
ラフディバイド!!」

スコールがラフディバイドを放ち、ナムタルウトクを倒す。

スコール
「……ふぅ」

皆がロックの周りに集まる。

セルフィ
「ロックさん、大丈夫ですか? ケアル〜!」

ロックにケアルをかけるセルフィ。

ロック
「少し楽になったよ。ありがとう、セルフィ」
セルフィ
「いえいえ〜。でも、ロックさん、めっちゃ格好良かったですよ!」
ロック
《立ち上がって》
「そ、そうかな……?」
ゼル
「いや、もうこれ以上ないくらい、ナイスタイミングでしたよ!」
セリス
「ロック」
ロック
「お、おう、セリス。大丈夫か? らしくなかったぞ。急に油断するなんて」
セリス
「私は怪我一つないし、少し魔が差しただけだ。……それより」
ロック
「…………?」
セリス
《うつむきながら》
「……あ、ありがとう」
ロック
「……おう」
ゼル
「にしても、犬もタイミングがよかったなぁ」
セルフィ
「あれ〜、その犬ってリノアの犬なの?」
リノア
「うん。アンジェロっていうの」
ゼル
「ご主人様の危機に登場なんて、飼い主思いの犬なんだな」
リノア
「アンジェロは寂しがりやだけど、いざっていう時には勇敢なの。私が危ない時には、いつでも助けてくれる」
スコール
「……その犬は、任務中もずっと付いて来ていたのか」
リノア
「みたい……ね。私も驚いたわ。まさか、こんな所にまで付いて来てくれるなんて」
セルフィ
「すごいね〜」
ロック
「……さて、これからどうするかな」
リノア
「列車はナルシェのふもとまで止まりません。とりあえず、このまま駅に着くまで、待つしかありません」
セリス
「そうだな……」
スコール
(化け物は退治した……でも、これでは任務は失敗だ。他の場所は大丈夫なのか?)


・ティンバー港、前線
ファリスの身体が光り、その様子に戸惑っているゴウ。
エドガーは状況を察している。

ゴウ
「おい、大丈夫か?」
エドガー
「いや、ゴウ殿。これは……」

 ファリスの髪の色が赤に変わる。

ゴウ
「髪が……赤くなった……!」
エドガー
(やはり……)
フレイ
「じゃんじゃじゃーん! またまた登場! すーぱー美少女! フレイちゃんでえす!!」

 一瞬、間が空く。

ゴウ
「…………」
エドガー
「…………」
フレイ
「ちょっとちょっと! どうしたのよみんな! 大大大ピンチにせっかく来てあげたのにさ!」

 場面暗転。フレイの意識の中。

ファリス
『おい……!!』
フレイ
「なによ! ファリス。こっちは登場シーンでビシッ! っときめたところなのに〜!」
ファリス
『人の体で好き勝手やんじゃねぇ! とっとと帝国の奴らをどうにかして引っ込みやがれ!』
フレイ
「ぶ〜! わかったよ〜。確かに、大ピンチだしね〜」
ファリス
(本当にこいつに任せて大丈夫なのか……?)

 場面戻り、ティンバー港。

フレイ
「みんな〜! 聞いて〜!
 今から、私が魔法使ってこっちに来ている奴らをめっためたの、ぎったぎたにしてあげるわ!」
ゴウ
「お、おい、海賊のあんちゃん。無理な事は言わない方が……」
フレイ
「んもう! おっさんは黙ってて! 最後まで美少女フレイちゃんの、ありがたいお話を聞いてなさい!」
ゴウ
「……お、おう」
フレイ
「でも、いくらなんでも数が多すぎるから、全部やっつける事はできないの! 私も残念ながら長い時間いられないしね!
 けど、とっっっておきの策があるのよ!」
エドガー
「本当か!?」
フレイ
「うん! だから、私の指示に従ってね、色男のお兄さん!」
エドガー
「あ、ああ……」
(女性の光の戦士がファリスにジャンクションしたと聞いてはいたが……近くで見ると、違和感はあまりないな。
 ファリスは男だが、まるで、本当の女性になったような……。
 いや、ファリスは、本当に男なのか? この姿を見るとどうも……)
フレイ
「私のミラクルな魔法でも生き残っちゃった敵を、全て海の近くまで誘導してほしいの!」
ゴウ
「馬鹿ヤロウ! そんなことやっちまうと、王様方の乗っている船が危険に晒されるぞ!」
フレイ
「そこは、大・丈・夫! そこから先は姉さまと、このファリスに任せておけば事態は解決へまっしぐら! なの!」
エドガー
「ゴウ。信じられないかもしれないが……確かに『今の』ファリスは、とてつもない力を持っている
 この状況を打開するには、危険ではあるがこの策に従うしかないだろう」
ゴウ
「……わかったぜ。こっちは藁にもすがる思いだしな。起死回生の策に賭けてやるぜ!」
フレイ
「よ〜し! じゃあ、誘導の方はそっちに任せたわ!」

 フレイ、テレポを使って港前へ向かう。

ゴウ
《フレイを見送って》
「……急に性格が変わっちまったみたいだが」
エドガー
「ゴウ、詳しい事は全てが終わってから話そう。今は、誘導に専念するんだ。
 それに、キスティスやシュウにも伝令だ! 彼女らには港内の敵残存兵を掃討するよう伝えてくれ!」
ゴウ
「わかりやした! いくぜ! みんな!」


・ティンバー港前
ケフカが相変わらず大量の魔導アーマーを率いて馬鹿笑いしている。

ケフカ
「さぁ〜ガンガンいっちゃいますよぉ!」
帝国兵A
「ケフカ将軍! 前方から高速で何かが接近してくるようです!」
ケフカ
「この数の前では、そんなものたいしたことないでしょ! チャッチャと片付けちゃいなさ〜い!」

 ケフカ達の前に現れるフレイ。

フレイ
「よ〜し! 久しぶりの出番だし、思いっきりやっちゃうぞ〜!
 地の底に眠る星の火よ、古の眠り覚まし裁きの手をかざせ! ファイガ!」

 フレイのファイガが魔導アーマー隊に炸裂する。

ケフカ
「なんですか〜! これは〜!」
フレイ
「もういっちょ、ファイガ!」

 再び、ファイガが炸裂。

帝国兵B
「ぐあああ!」
帝国兵C
「魔導バリアで防ぎきれないぞ!」
帝国兵D
「く……制御不能!」
フレイ
「まだまだ! ファイガ!」

 三度、ファイガ炸裂。

フレイ
「今日は大サービスしちゃうよ!」

 さらにもう一撃、ファイガが炸裂。

フレイ
「あ〜そろそろジャンクションも時間的に限界かも! 退散〜っと!」

 フレイ、テレポで離脱する。

ケフカ
「く〜! コケにしやがって! あいつを追いかけなさい〜!」


・ティンバー港、後方
 エドガー、ゴウ達が誘導に成功し、帝国軍が港に集まってくる。フレイも戻っている。

フレイ
「よ〜し! みんな協力ありがとう!」
ゴウ
「でもよ、こんな所だとこっちの方が危険なんじゃねぇのか?」
フレイ
「大丈夫だよ〜! 背水の陣って言葉があるじゃない! 人間、水が後ろにあるほうが、力を発揮できるんだよ!」
エドガー
「そういう意味の言葉ではないのだが……」
ケフカ
《港に入りエドガーに気づく》
「何と! フィガロ王もいるじゃないですか! 船はほっといて、まずぼくチンをこけにした奴らとまとめて始末してあげますよ〜!」

 レナにジャンクションしたアクアが現れる。

アクア
「フレイ!」
フレイ
「やっと来たわね、姉さま! じゃあ、あとは任せたよ〜!」

 ファリスの身体が光り、ジャンクションが解ける。

ファリス
「くっ……!
 ……で、俺はどうしたらいいんだ? あの小娘、何も説明してくれていないぞ……!」
エドガー
「ファリスに戻った……のか。そして、今度はレナ姫がジャンクションをしているのか……」
アクア
「ファリスさん、時間がありません!」
ファリス
「…………」
アクア
「今から、ファリスさんにクリスタルの力を与えます。その力と私の力で、敵を一掃します」
ファリス
「……ああ!」
(こうなったら、やけくそだ!)

レナとファリスの身体が光る。

ファリス
(……! 何か入ってくる!?)
アクア
「レナさんの中にあるクリスタルの欠片をあなたにも与えました。目を閉じて、集中してください。今なら、フレイの力を借りて封印を一つ解けます」
ファリス
「……わかった」
(……不思議だな。この姫様が近くにいると、変に気持ちが落ち着く。……っと、今は集中しないとな)

 ファリスの身体が輝く。

 クリスタルに選ばれし戦士よ
 あなたに、力を与えます
 Geomancer
 風水士の力を……

ファリス
「で、どうすればいいんだ?」
アクア
「風水士は自然の力を操る力を持っています。ここは海ですから、海の自然の力を引き出す事ができるでしょう。
 それに、あなたは海賊。ですから、海の恐ろしさを知っているはずです。それを、イメージしてください。自然が、あなたの思考にダイレクトに反応します」
ファリス
「……イメージ」
アクア
「はい。最初は難しいかもしれませんが、慣れれば、どんな場所でも風水士は自然の力を発揮できます。
 私が手助けとして、今から水の魔法を唱えます。それと海の水を操れば……」
ファリス
「なるほどな。……わかった。やってみる」
ケフカ
《攻撃準備を終える》
「よぉ〜し! 準備は整いましたぁ! それでは、一斉攻撃!」

 魔導アーマー隊が一斉攻撃をかける。

アクア
「リバイア!」

 アクアのリバイアが魔導アーマー隊に炸裂する。

ケフカ
「キョーキョキョ! 強力な魔法でぇすが! ガーディアンの前では……!」
ファリス
「どんなにでかく、頑丈な船だったとしても……津波という悪魔の前では……なす術がない!」
ケフカ
「キョキョッ!? 水の魔法の効果が消えていないじゃないですか! どぉ〜いうことですか!」
アクア
「ファリスさん! 今です! リバイアの水と海の水で!」
ファリス
「ああ! 全部海の中に沈めてやる!」

 ファリスの風水士の力が発動、リバイアの水と津波で魔導アーマー隊が押し流される。

ケフカ
「シンジラレナ〜イ!!」
ファリス
「フン、ほざいてろ!」
ゴウ
「これで形勢逆転だぜ!」
ケフカ
「ムムム〜!! これではこちらに勝ち目が無いじゃないですか〜! なぁんということですか〜!
 ……ですが! あなた達はガーディアンの真の恐ろしさを知りませぇん! 機体が壊れてしまっても、プログラム記憶装置はこちらが持っているので大丈夫!
 一応、改良のためのデータは手に入りました……ヴェルヌに肩入れする義理もないですし、ここはいったん引いてあげますよ!」

 ケフカ、テレポストーンで離脱する。

ファリス
「……逃げやがったか。データがどうたらとか抜かしてたが」

 レナの身体が光り、ジャンクションが解ける。

レナ
「ファリスさん……」
ファリス
「元に戻ったのか」
レナ
「はい……」
ゴウ
「すげぇ、魔法だったな」
レナ
「私達の力では無いんですけどね。それに、短時間しか力を発揮できませんし……」
エドガー
「今回は、運にも恵まれていた。一つは、ケフカが戦力を集中させていた事。だからこそ、光の戦士の力で一掃することができた」
レナ
「そうですね。もし、戦力が分散されていたら……」
エドガー
「そして、もう一つ。ファリスがクリスタルから得たと思われる力を、最大限に発揮できる場所にいたことだ」
ファリス
「……そうだな」
ゴウ
《前に出ながら》
「とりあえず、ここは一件落着だ! 他の所を助けに……ン?」
ファリス
「どうしたんだ?」
ゴウ
「なんか、変な石みてぇなもんが落ちてるぞ」
レナ
「……それって、もしかしてテレポストーンじゃないでしょうか?」
エドガー
「フム……確かに、ウォルスの塔でダークナイトという将軍が離脱に使っていた石と似ているようだが」
レナ
「でも、本当にそうかどうかわからないですし。後で、セリスさんに確認してもらうしか……」
エドガー
「そうだな。……これは、戦利品として頂いておくか。
 とりあえず、他の部隊と連絡をとろう。港の敵の残存兵はキスティスとシュウ達が片付けてくれているはずだ」
レナ
「他の部隊の人達、無事でいてくれるといいんですけど……」
エドガー
「ああ……」


 第112話へ続く

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