1999年にネット上で始まり現在は連載中止中の、人気ゲームFFシリーズの1〜8をmixさせた二次創作作品FINALFANTASYν(FFν)、さらにニコニコ動画にアップされている非公式の続編その後のFFνの設定や登場人物をまとめたwikiです。http://www.nicovideo.jp/mylist/4209405

・ガストラ帝国本城、皇帝の間
 レオ、ガーランド、ダークナイト、ヘルズハーレーの4人の将軍が、ガストラにナルシェ侵攻作戦の結果を報告。

ガストラ
「……報告は以上か?」
レオ
「……はい」
ガストラ
「その報告では氷漬けの幻獣の奪還は不可能ではなかったが撤退したということになるが」
レオ
「……その通りでございます」
ガストラ
「どうして氷漬けの幻獣の奪還を優先しなかった?」
レオ
「……陛下。この場を借りて進言させていただきます」
ガストラ
「何だ?」
レオ
「私には氷漬けの幻獣というものが多くの将兵を失ってまで必要なものとは思えません。
この発言は、将軍という立場を解かれる覚悟の上でのものです」
ガストラ
「……レオよ。お主の忠告、しかと受け止めよう。私の判断も正しくなかった。もちろんヴェルヌもだ。しかし……。
負けは負け、だ。総指揮を執ったお前も責任は負わねば納得しない人間もでてくるのだ。実際に戦闘に参加した将軍から不満がでることはないだろうが……」
ガーランド
(ケフカと同じ謹慎か。あくまで形だけのものになるだろうけどよ)
ダークナイト
(形だけのものといっても、レオ将軍が責任を負うことによって動揺する兵もでてくるだろう……)
レオ
「……承知しました」
ヴェルヌ
「その必要はないでしょう」
ガストラ
《足を引きずりながら入室するヴェルヌを見て》
「ヴェルヌか。足の具合はどうだ?」
ヴェルヌ
「経過は順調です。それより……。
レオ将軍が責任をとる必要はありません。全ての責任は作戦を立案した私にあります」
レオ
「ヴェルヌ将軍!」
ガーランド
(……気味が悪いな)
ヴェルヌ
「当然の事でしょう。レオ将軍の判断は適切だったと私は考えます。ナルシェ侵攻作戦は強行する必要は無かった。それを決めたのは私の判断です。
……だから、私が責任をとります。軍師の地位を返上いたします」
レオ
「…………!!」
ガストラ
「わかった。今回の戦争の責任については……そうするとしよう。しばらく療養の期間をヴェルヌに与える。その間の処置としよう」


・ガストラ帝国本城、廊下
 皇帝の間を退室したレオとヘルズハーレー。

レオ
「……意外でした。まさかヴェルヌ将軍が全て責任を負うとおっしゃるとは」
ヘルズハーレー
「……この戦い。納得できない部分は確かにあった。奴も将軍。それなりに自覚はあるようだ」

 歩き出すレオをヘルズハーレーが追い越す。

レオ
「将軍、どこへ?」
ヘルズハーレー
「……シドの所だ」
レオ
「!!」
ヘルズハーレー
「もう一度、自分の力を見極めるつもりだ」
レオ
「まさか……」
ヘルズハーレー
「魔導技術。私にも必要かもしれんな……」
レオ
「将軍……」

 歩き去るヘルズハーレー。


FINAL FANTASY ν
第120話「一時の休息に勝利の祝杯を」


ナルシェで行われたサミットは
ティンバーから赴いた森のフクロウの首領の説得もあり
ナルシェの長老は
リターナーに協力することを約束した。

サミットではフィガロを中心に他の国々に
リターナーの参加を促すよう活動することも決定した。
これで、対ガストラ・バロンの各国の対策が一通りまと
まったのである。

サミットが終わった後、バッツ達はナルシェで
一時の休息を過ごすこととなった。


・ナルシェ、街路
 セシルからラグナの事を聞いたバッツ。

バッツ
「えっ、ラグナさんもう帰っちゃったのか?」
セシル
「うん、バッツ達が幻獣の所へ行っている間にね。なにか急に連絡が入ったようだったけど」
バッツ
「出版社からの連絡なのか?」
セシル
「そのことについてラグナさんから伝言を頼まれてるんだ」
バッツ
「なんだ?」
セシル
「帰る時に是非ティンバーマニアックス編集部を訪ねてくれって」
バッツ
「訪ねてくれって、どうしてわざわざ?」
セシル
「何か見せたいものがあるんだって。ほら、前に会った時に見せてくれた紙があっただろう? あれと似たような紙がまた見つかったらしいよ」
バッツ
「本当か!?」
セシル
「具体的なことを聞く前に帰っちゃったからよくわからないけど……。そういうことらしいよ」


・ナルシェの宿
 キスティスらから今後の事を聞かされるスコール達。

セルフィ
「え〜!! もう帰っちゃうんですか!?」
キスティス
「学園長からの命令よ」
シュウ
「一通りの任務はこなしたんだし、王様方が急いで本国へ帰還する以上その護衛もしないといけないわ」
ゼル
「俺達、役に立てたんですかね?」
キスティス
「あなた達はよくやったわ。上出来よ」
セルフィ
「えっと。リノア達にはお別れの挨拶しなくていいんですか〜?」
キスティス
「手紙には必要ないって書いてるわ。……必要ないっていうのも変な話だけど」
シュウ
「嫌な予感がするわね。それ」
スコール
「……先生」
キスティス
「どうしたの? スコール?」
スコール
「……セリスという女性についてなんですが」
ゼル
「どうした、スコール? まさかあの人に惚れたのか!?」
スコール
「…………(こいつは……)」
キスティス
「……そのことについても、森のフクロウについても帰ってじっくり学園長と話し合いましょう」


・ナルシェの宿、ティナの部屋
レナにジャンクションしたアクアにティナのことを話しているバッツと、疲れて眠っているティナ。

アクア
「そうだったんですか。ティナさんは幻獣と人間の……」
バッツ
「それがわかっただけでもよかったです。アクアさんの時代にはティナみたいな人はいなかったんですか?」
アクア
「いえ……。私達人間とは違う種族ですし人間界に残った幻獣は人から崇められる存在でした。人と恋に落ちるという話は聞いた事がなかったです」
バッツ
「そうですか……。あと、エイクからの反応があの後からないんですけど……」
アクア
「力を一気に使ったので、休んでいるんだと思います。心配しなくても大丈夫ですよ」
バッツ
「そうだったのか。安心しました」
アクア
「それでは、そろそろ……」
バッツ
「はい。それじゃあ、また」

アクアのジャンクションが解け、レナに戻る。

レナ
「……ふう」

 バナンが部屋に入ってくる。

レナ
「バナンさん」
バナン
「ティナは……寝ておるのか」
バッツ
「ええ。やっぱりかなり疲れていたようです」
バナン
「そうか。寝ておるのなら仕方ない。直接渡したかったのだが……」
バッツ
「あの、バナンさん」
バナン
「なんじゃ?」
バッツ
「本当にありがとうございました。バナンさんのおかげでティナは……」
バナン
「わしの力なんかではないぞ。ティナが元に戻ったのはお主の頑張りがあったからこそじゃ。
わしは今から世界中を廻らねばならん。君達に次会える日がいつになるかわからんから、これを渡しておくよ」
レナ
「これは……イヤリング?」
バナン
「このイヤリングに使われている石には魔力を増幅させる作用があるらしいんじゃ。高価なもので滅多に市場に出回る事はない代物なんじゃが……。
たまたま入手した原石を、旅の途中に細工して作ったのがこれじゃよ」
レナ
「このイヤリング、バナンさんが作ったんですか!?」
バナン
「意外かな? レナ姫?」
レナ
「あ! えっ、いや……」
バナン
「ハッハッハ! いいんじゃよ。読書好きの趣味が高じて、こういったものを作るための専門書なんかも昔は読んだものじゃ。小さい頃のエドガーに初歩的な工作のノウハウを教えたのもわしじゃよ」
バッツ
「へぇ。エドガーの機械の製作技術ってバナンさんが教えたものでもあったのか」
バナン
「まぁ機械に関してはとっくの昔に追い抜かれてしまったがの。これはティナに渡してほしい。わしからのささやかなプレゼントじゃよ。お守りみたいなものじゃな」
バッツ
「わかりました」
バナン
「わしが君達の為にできることは出来る限り協力するつもりじゃ。君達の旅の無事を祈っているよ」


・ナルシェの宿、エドガーの部屋
 今後の事を話し合うエドガー、ロック、セリス。

セリス
「帝国は今回の負けでまた軍備を再編しなければならないわ。しばらくは大規模な遠征は控えるでしょう」
エドガー
「そうだな。今回のような遠征を繰り返せるほどの国力はさすがに帝国も持ち合わせていない。対バロン・ガストラのために動くなら今の内だな」
セリス
「そういうことになるわね」
エドガー
「あと……一つ聞きたいことがあるのだが」
セリス
《エドガーが出したものを見て》
「!!」
ロック
「エドガー、なんだよそれ?」
セリス
「……テレポストーン」
ロック
「テレポストーン!?」
エドガー
「やはり……」
セリス
「何故あなたが持っているの?」
エドガー
「ティンバーの戦いからケフカが撤退する時にこの2個を落としていったんだよ」
ロック
「なるほど……」
エドガー
「テレポストーンとわかればいいんだ。場合によっては使える場面もでてくるだろう」
セリス
「……それを手に入れたのはかなり大きいわ」
ロック
「どうしてだよ、セリス?」
セリス
「……テレポストーンは単純にテレポの力を増幅させる力も持っているわ。聞いた所によると、ファリスという海賊にジャンクションした光の戦士はカルナックからの脱出の際にテレポを使ったらしいわね」
ロック
「そういえば、そういう話だったな」
セリス
「その時は大人数だったのでバラバラの場所に飛ばされたらしい。けど、テレポストーンがあれば印の場所に正確に飛べるわ。その娘のテレポと印を上手く使えば一気に大人数を目的地まで運ぶことも可能よ」
ロック
「例えば俺が単身ガストラの本拠に潜入成功して印さえつければ、大人数でいきなり中心部に突入できるってことか」
セリス
「大袈裟だけど、そういうこと。でも人数に限界はあるわ。あくまで力を増幅させるだけだから」
エドガー
「今後の戦いで使う場面もでてくるかもしれないな……」


・ナルシェの宿、レナの部屋
 ファリスがレナの部屋を訪れている。

ファリス
「べ、別にお前の話を信じたわけじゃないぞ」
レナ
「……ファリス」
ファリス
「誰だっていきなり自分が実は王女様でした、なんて聞いたら動揺するだろ?」
レナ
「……そうですよね。私、少し焦り過ぎていたのかもしれません」
ファリス
「あの時は、いや、今もそうなんだけど何度考えてもわからないんだよ。どうして自分がこのペンダントを持っているのかさ」
レナ
「…………」
ファリス
「……だから。
……俺も、お前達に、バッツ達についていこうと思う」
レナ
「!」
ファリス
「お前達と旅をすれば、それがわかる気がする。あの小娘がわざわざ俺を選んだ理由ってやつもな」
レナ
「…………」
ファリス
「海賊稼業はしばらくスイープに任せておくことにするよ。あいつはああ見えてもしっかりしてるからな。それと……。
王女様が俺のことをどう思おうと自由だ。ただ、姉さんって呼ぶことだけは勘弁してくれよ。女だってばれちまうからな。俺のことはファリスって呼んでくれ」
レナ
「わかりました。けど、その代わりに……」
ファリス
「何だよ?」
レナ
「私のことは、レナって呼んでください。一緒に旅をするわけですし。それに、この呼び方って別に姉妹だとか関係ないですし……」
ファリス
「……そうだな。これからよろしくな。レナ」
レナ
「ええ、こちらこそ。ファリス」


・ガストラ帝国本城、ヴェルヌの部屋
 ヴェルヌに語りかけるザンデ。

ザンデ
『無様だな……。その姿は』
ヴェルヌ
「今あの男とぶつかる事は得策ではないだろう?」
ザンデ
『確かにそうだな。万が一お前が殺されれば困るのは私だ』
ヴェルヌ
「……そんなことより、土のクリスタルはどうなった?」
ザンデ
『それについて報告がある……』
ヴェルヌ
「何だ?」
ザンデ
『相変わらず土のクリスタルの正確な位置は掴めん。だから、私は一つの仮説を立てた』
ヴェルヌ
「…………」
ザンデ
『……土のクリスタルは移動しているのではないか?』
ヴェルヌ
「なんだと!?」
ザンデ
『何もクリスタル本体が移動しているわけではない。内部のエネルギーが別の所に移されているのだ。だから、私では本体の位置を感知できない』
ヴェルヌ
「…………」
ザンデ
『だが、心配する必要はない。神羅が持っているのは確かだ。私の部下にミッドガルへテレポで移動するための印をつけさせておく。
土のクリスタルに異変が起こるとすれば、それは恐らく奴……エクスデス復活の予兆。そのエネルギーを感知すれば土のクリスタルの位置も把握できよう』
ヴェルヌ
「奴……か」
ザンデ
『奴の復活は望ましい事ではない。だが、お前の野望も私の野望もそれで潰える事はない。まだまだ別の策はある』
ヴェルヌ
「わかった。それまで英気を養っておくとしようか」
ザンデ
『そうしておけ。場所が場所だ。何が起こるか私にも見当がつかん』


・ナルシェの宿、エドガーの部屋
 エドガーが一人でいるところに、扉がノックされる。

マッシュ
「兄貴、いるか?」
エドガー
「ああ」

 マッシュが入ってきて、エドガーの向かい側に座る。

エドガー
「どうしたんだ?」
マッシュ
「兄貴。酒でも飲まないか?」
エドガー
「酒か?」
マッシュ
「ああ。今日くらいは飲んでもバチは当たらないだろうよ」
エドガー
「……そうだな。いただくとするか」
マッシュ
「リターナーのジュンって人に貰ったんだよ」
エドガー
「ジュンか……」
マッシュ
「……ここからが大変だぜ。兄貴」
エドガー
「ああ。多くの国々の協力を求めるために動かねばならない。だがそうしなければこの戦いは終わらせることはできない」
マッシュ
「戦いは、これからだな」
エドガー
「ああ。私達の本当の戦いはこれからだ」
マッシュ
「次、こうやってゆっくり酒が飲めるのはいつになるんだろうな」
エドガー
「……わからない。しかし、いつか味わいたいものだ。本当の勝利の美酒を」
マッシュ
「できるさ、きっと」
エドガー
「ああ。そうだな……」


 第121話へ続く

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Posted by pnotjli 2013年11月15日(金) 00:38:12 返信

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