1999年にネット上で始まり現在は連載中止中の、人気ゲームFFシリーズの1〜8をmixさせた二次創作作品FINALFANTASYν(FFν)、さらにニコニコ動画にアップされている非公式の続編その後のFFνの設定や登場人物をまとめたwikiです。http://www.nicovideo.jp/mylist/4209405

・ダムシアン城、城門前
 ミシディアへ行くセシル達を見送るバッツ達。

セシル
「それじゃあ、みんな。行ってくるよ」
バッツ
「ああ! 頼んだぜ!」
ガラフ
「おぬしなら必ずやり遂げられる。しっかりやるんじゃぞい」
セシル
「ありがとうございます。それでは」
テラ
「ギルバート王子。……アンナを頼んだぞ」
ギルバート
「はい。テラさんもお元気で」
テラ
「ウム。……では、いこうかの」

 去って行くセシル達。

バッツ
《皆を振り返り》
「よし。じゃあ俺達もそろそろ行くか」
アンナ
「みなさんには本当にお世話になりました」
ギルバート
「ダムシアンはリターナーに協力します。我々にできることは限られているかもしれないけれど、出来る限りの協力は惜しみません」
レナ
「ありがとうございます。ギルバート王子」
リディア
「もう逃げちゃダメだよ。お兄ちゃん!」
ギルバート
「うん。弱虫って言われないよう、頑張るよ」
リディア
「約束だよ!」
ギルバート
「ああ!」


FINAL FANTASYν
第124話「古代図書館」


・古代図書館、入り口
 古代図書館に着き、学者の一人に迎えられるバッツ達。

ボルタ
「はじめまして。古代図書館の案内役を勤めておりますボルタと申します。以後お見知りおきを。
皆様のお役に立ちそうな本は、既にこちらで取り揃えております。早速ご案内致しましょう。いやあ、最近来客の方が多い多い」
バッツ
「あ、ちょっとその前に……いいですか?」
ボルタ
「何でしょうか?」
バッツ
「この図書館にはイフリートが封印されているって、テラさんから聞いたんですけど……」
ボルタ
「ええ。確かにその通りですが……。それが、何か?」
リディア
「イフリートさんの力を借りたいの!」
ボルタ
「は?」
レナ
「この子は召喚士なんです。炎の幻獣であるイフリートと契約を交わしたいのですが……」
ボルタ
「なるほど。契約を交わすこと自体に問題は無いと思います。ですが……」
レナ
「どうかしたんですか?」
ボルタ
「実は、このところイフリートが姿を現さないのです」
バッツ
「姿を現さないって……何かあったんですか?」
ボルタ
「数日前から突然消息が掴めなくなりました。イフリートはこの図書館の地下書庫にいるのですが、あそこは危険なのです。悪霊の類が出現しますので。
普段はイフリートが退治してくれているので問題はないのですが……。
そのイフリートが姿を見せないため、悪霊たちが書庫をうろつくようになってしまっているのです」
エアリス
「……なんでそんな物騒な所を書庫にしたわけ?」
ボルタ
「悪霊の方が書物に備わっている魔法の力に呼び寄せられてしまうのですよ。だから、場所を変えたとしてもけっきょく意味は無いのです。
だからこの図書館は、設立と同時にイフリートと契約を交わし、番人とした、というわけです」
ファリス
「イフリートがいた場所には、誰か行ってみたのか?」
ボルタ
「いえ……。ただ、この図書館には子供の身体なら通れるくらいの隠し通路がありまして、そこから地下の書庫へ出入りしている少年はいます」
マッシュ
「そんな危険な所に子どもを出入りさせて大丈夫なのかよ!?」
ボルタ
「何かあればすぐに戻ってこれますし、それに、私どもも止めはしたのですがどうしてもと聞かなくて……」
エリア
「よくそんな危険な所に行こうって思えますね〜。私なら絶対無理です。その子、凄いです!」
ボルタ
「その少年、名前はミドというのですが、彼はシド博士のために無理をしているのです」
バッツ
「ミド……?」
レナ
「それにシドって……。もしかして、カルナックのシド博士のことですか?」
ボルタ
「彼をご存知なのですか?」
バッツ
「俺達はカルナック海戦に参加していました。その時にシド博士にはお世話になりました」
ボルタ
「なるほど……。シド博士は、この図書館で発見した理論を元に火力船を開発したのですが、その火力船が駄目になってしまって落ち込んでいるそうなのです」
バッツ
「ええ。それは俺達も知っています」
レナ
「あの落ち込みよう……。見ていられませんでした」
ボルタ
「ミドはシド博士を励ますために、文献を探しているのです。火力船とは別の手段で、火力船のように船を動かすことのできる理論が、この図書館のどこかに眠っているはずだと」
エアリス
「お爺ちゃん思いなのね。そのミドって子」

 突然、バッツ、レナ、ファリスの身体が光る。

レナ
「うっ!」
ファリス
「なんだっ!」
バッツ
「クリスタルが反応している!?」
ファリス
「……ここで何か起こっているのか?」

 奥から学者が一人走って来る。

学者
「大変だ!
ミドと連絡が取れない! とっくに戻っているはずの時間だぞ!」
ボルタ
「なんと! 今まではちゃんと時間通りに帰ってきていたのに……」
レナ
「さっきのクリスタルの反応……。嫌な予感がする」
クラウド
(……それだけじゃない。この薄気味悪さは、何だ? 感じているのは、俺だけか?)
エアリス
「バッツ、私たちが探しに行きましょう!」
レナ
「そうしましょう! クリスタルも反応したし、ここに何かあるのかもしれない!」
ボルタ
「でしたら、イフリートの様子も見に行って頂けませんか。本来なら後日ここに派遣されてくる方々に頼む手はずになっていたのですが……私たちも、どうにも嫌な予感がしてきました」
バッツ
「わかりました!
《皆を振り返る》
二手に分かれよう!」
エリア
「イフリートさんと会ったら、そのままサモンディメンションっていうのに入るかもしれません! そうなったら、イフリートさんと戦わないといけません、バッツさん!」
バッツ
「そうか、なら……俺とファリスとマッシュでミドを探す! あとの皆はイフリートを探してくれ!」
エアリス
「なるほど。イフリートはいかにも炎属性って感じだから、レナちゃんやエリアはそっち向きかもね」
バッツ
「イフリートの方はクラウドに任せる。悪いけど、頼めるか? クラウド?」
クラウド
「……わかった」
バッツ
「よし! じゃあ急ごう!」


・???

アクア
『エイク……エイク……』
エイク
『……何?』
アクア
『良かった。もう大丈夫?』
エイク
『大丈夫。結構休んだから』
フレイ
『それよりさ、エイク! 土のクリスタルの場所、まだわかんないの?』
エイク
『……わからない』
フレイ
『ぶ〜! エイクがわからないんじゃ、こっちもわかんないんだよ! しっかりしてよね!』
エイク
『……あなたよりはしっかりしているつもり』
フレイ
『何ですとぉ〜!』
アクア
『落ち着きなさい、フレイ。エイクもよ。今は時間が無いわ。時は一刻を争っているのよ。急がないと、エクスデスが復活してしまう』
フレイ
『でもでも、クリスタルを見つけたからって、あいつの復活を止める事ができるのかな〜?』
アクア
『わからないわ。でも、私たちが諦めたらそこで終わりよ』
フレイ
『そうだね。ウィンの奴の分まで頑張らないとっ!』
エイク
『……一つ気になることはある』
フレイ
『本当!? エイク!?』
エイク
『……エクスデスだけじゃない。誰かが、土のクリスタルを狙っている』
アクア
『狙っているって……ザンデじゃないの?』
エイク
『違う。ザンデではない。でも、そいつはクリスタルを……憎んでいる』
アクア
『クリスタルを……憎む?』
フレイ
『え〜! ザンデやエクスデス以外に恨まれるような事した覚え、私には無いよ〜!』
アクア
『……私達が1000年前にも、30年前にも接触しなかった敵がいるかもしれないってことね』
エイク
『……そうかもしれない』
アクア
『そいつが土のクリスタルの前に姿を現すかもしれないわね……』
フレイ
『むむ〜! なんかヤバそうだね、それって! 早く土のクリスタルを見つけないと!』
アクア
『そうね。とりあえず動けるならエイク、あなたも協力してちょうだいね。クリスタルの場所探しと……、あとは牙の在り処も、確認できるならしておきましょう! フレイもよ!』
フレイ
『ラジャ〜!』
エイク
『……わかったわ』


・古代図書館、通路
 ボルタの案内でミドを探す、バッツ、ファリス、マッシュ。

バッツ
「……しっかし、凄い量の本だな」
ボルタ
「蔵書の量なら世界一ですよ。古代文献も唸るほど保管されています。我々が日夜解読作業に没頭しておりますが、完遂されるのは果たしていつになるやら……」
ファリス
「これだけの文献の中から、よく火力船の動力の理論が書かれた本を見つけ出せたな。気が遠くなるぜ」
ボルタ
「あの本自体は、かなり以前から発見されていたものなのですよ。ただ、シド博士が現れるまで誰も実現させることができなかった、というだけなのです」
マッシュ
「へぇ〜。やっぱ凄いんだな、あのじいさん」
ボルタ
「他にもまだ解読中の本は幾つもあります。とりわけ今我々がもっとも苦心しているのは……『半分しかない本』、ですかね」
バッツ
「半分しかない本?」
ボルタ
「ええ……。後半部分がすっぽりと抜けていて、何について書かれているのかさえ全く見当もつかないのですよ。何十年も前に発見されているにも関わらず、未だに解読作業がほとんど進んでおりません」
バッツ
「不思議な本もあるもんだな……!」

 突如、本が三冊飛んできて中から悪霊が現れる。

ファリス
「何だ!?」
マッシュ
「本が浮いてるぞ!」
ボルタ
「あれは悪霊にとりつかれた本です!」
バッツ
「! ボルタさんは下がっていてください!」

 ボルタを下がらせ、悪霊を迎え撃つバッツ達。
 悪霊の一体が魔法を放つ。

バッツ
「! エアロラかよ!」
マッシュ
《ボルタに向かって》
「おい! この本、攻撃していいのか!?」
ボルタ
「具現化している悪霊を狙えば本は無事ですが……このフロアにある本はそれほど重要なものはないので本については気にして頂かなくても結構です!
やつらの弱点は、炎です!! だから、イフリートという天敵がいるここにはあまり現れないはずなんです!」
マッシュ
「わかったぜ! 一気にやってやる!
オーラキャノン!」

 マッシュのオーラキャノンが直撃し、本が一冊バラバラになる。

バッツ
「おいおいマッシュ、本当に遠慮ナシかよ……」
マッシュ
「ありゃ、これでも一応手加減はしたんだが……」
ファリス
「……たいしたレベルの敵じゃないようだな。風水士の力の練習には、丁度よさそうだ」
(こういう屋内の場合は、ダムシアンの時みたいに……)

 ファリスの風水士の力で炎が発生、本の一冊についた悪霊を燃やす。

ファリス
「やっぱりこれか」
ボルタ
「あれは……鬼火?」
ファリス
「鬼火?」
ボルタ
「え、ええ……。本で読んだ事があります。科学的要因で発生する自然発火現象のことを、昔はそう呼んでいたと……」
ファリス
「……鬼火か」
バッツ
「俺も、ちょっと腕試しをやってみるか」
(……剣を使って、悪霊だけを!)
「魔法剣! ファイア!」

 バッツがファイア剣を使って悪霊だけを斬る。
 悪霊を全て撃退し、本に近づくマッシュ。

マッシュ
「あちゃ〜。この本はもう駄目だな。すまねぇ、ボルタさん」
ボルタ
「お気になさらず。先ほど言った通り、このフロアにはそれほど重要な本は置かれておりませんので」
マッシュ
「……ほっ」
ファリス
「残った二冊は……『さよならププルン』と、ヘイストの本か」
マッシュ
「何だよ、その『さよならププルン』ってのは。悪霊にとりつかれるような本なのか?」
ファリス
「お、俺にそんなこと聞くなよ!」
ボルタ
「ププルンシリーズの第一巻ですね。ちょっと前に流行っていた本です」
バッツ
「そんなことより、ヘイストの本って……。ヘイストって時魔法じゃないのか?」
ファリス
「そうだけど……それがどうかしたのか?」
バッツ
「ボルタさん、その本だけど、ちょっと貸しておいてもらえませんか?」
マッシュ
「何だよバッツ。お前時魔法でも覚える気なのか?」
バッツ
「俺じゃない。レナだよ」
マッシュ
「あ! そういえばレナって時魔法が使えるんだったよなぁ。すっかり忘れていたぜ」
ボルタ
「構いませんよ。それより、急いだ方が良いかもしれません。今までは悪霊にとりつかれた本が一度に三体も現れる事は滅多にありませんでしたから」
バッツ
「わかりました。早くミドって子を探しに行きましょう!」


・古代図書館、地下書庫
 イフリートがいるという書庫に着いたリディア、レナ、ガラフ、エアリス、エリア、クラウド、ティファ。

リディア
「この部屋から不思議な感じがするよー!」
エアリス
「ん……あの本が怪しいわね」

 落ちている本の一冊に近づいていく一同。
 不意にクラウドが立ち止まり、それに気づいたティファも足を止めクラウドを振り返る。

クラウド
(……地下に入ってから薄気味悪さがより強まった。モンスターだけじゃない。……何かいるのか?)

アイツ ガ イル――

クラウド
「うっ!」
ティファ
「大丈夫? クラウド?」
クラウド
「……大丈夫だ。ちょっと眩暈がした」

 クラウドも本に近づく。

ティファ
「…………」
リディア
「イフリートさん! いるなら返事をして!」

…………

リディア
「イフリートさん!」
エリア
「おかしいです……。シヴァさんの時は、向こうから声をかけてきてくれたんですけど……」
エアリス
「寝てるのかしら」
ガラフ
「……イフリートに何かあったようじゃ。この部屋、よく見ると少し荒れておる」
レナ
「本当ですね。床とか本棚とか、何か剣みたいなもので切られた痕がありますし……」
イフリート
『…………!!』
リディア
「気がついた!? イフリートさん!」
イフリート
『……我は……どうなっていたのだ……?』
リディア
「何があったの? イフリートさん?」
イフリート
『思い出したぞ……! 赤い鎧の男にやられたのだ!』
エアリス
「赤い鎧の……」
エリア
「男!? ってことは……」
ガラフ
「……あのギルガメッシュという輩かもしれんのう」
イフリート
『……あの男にやられ、しばらく動けなかったのだ。我が眠っている間に、何かしたのかもしれん』
エアリス
「……レナちゃんの中のクリスタルが反応したり、ギルガメッシュがここに来ていたり……。本当に怪しくなってきたわね」
レナ
「バッツ達にも、急いで知らせた方がいいかもしれません」
リディア
「イフリートさん! お願いがあるんだけど!」
イフリート
『お主は召喚士……なのか。微かにシヴァの気を感じる。シヴァを従えているのか?』
リディア
「うん! シヴァさんとはもう契約を済ませたよ! だから、今度はイフリートさんの番!」
イフリート
『よかろう。幼き召喚士よ。まずはお主の名前を聞かせてもらおうか』
リディア
「私の名前は、リディア=ファーレン!」
イフリート
『わかった。リディアよ。我は力あるものに従う。後ろの者共も彼女に力を貸すが良い。我の力を欲するならば、力で我を従えるのだ』

 赤い閃光が辺りを一瞬染める。

リディア
「みんな! 始まるよ!」
クラウド
(なんだ……? さっきよりも……)

 セフィロスが現れる。

クラウド
「…………! セフィロス!!」
ティファ
「何ですって!」
クラウド
《剣を抜きながら》
「おい! 今すぐそのサモンディメンションとかいうやつを止めろ!!」
リディア
「駄目だよ! もう止められない!」
クラウド
「なんだと……くそっ!!」
セフィロス
「…………」
クラウド
「……え?」
セフィロス
「……ガル」
クラウド
(…………!!)

 サモンディメンションに入る。


 第125話へ続く

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

×

この広告は60日間更新がないwikiに表示されております。

Wiki内検索

メンバーのみ編集できます