1999年にネット上で始まり現在は連載中止中の、人気ゲームFFシリーズの1〜8をmixさせた二次創作作品FINALFANTASYν(FFν)、さらにニコニコ動画にアップされている非公式の続編その後のFFνの設定や登場人物をまとめたwikiです。http://www.nicovideo.jp/mylist/4209405

・試練の山、登山口
 ゴルベーザの命令で試練の山へ来たスカルミリョーネ。

スカルミリョーネ
「フシュルルル……」
(ここが試練の山か……。ゴルベーザ様がおっしゃっていたパラディンの伝説とやらの発祥の地らしいが……。
セシル=ハーヴィは敵の……はず。わざわざ敵に塩を送るような事をするとは、ゴルベーザ様は何を考えておられるのだろうか?
……しかしおそらくそれが我々にとって最も利となるのだろう。俺はそのために、ゴルベーザ様の手駒となり、歯車のように働くだけだ)
「うごっ……!?」
???
『……我……ハ……』
スカルミリョーネ
「フシュルルル……!! 一体何なのだ、これは!」
???
『復讐ノ為ニ……貴様ヲ……利用サセテモラウゾ……!』
スカルミリョーネ
「フシュルルル……! 体が……!!」

 スカルミリョーネの体を黒い光が包む。

ゼムス
『我ノ名ハ……ゼム……ス……』


FINAL FANTASYν
第130話「土のスカルミリョーネ」


・試練の山、頂上
 頂上へ辿り着いたセシル達。

テラ
「ここが……聖騎士を目指す試練の場所と言われておる所じゃ」
セシル
「ここが……ですか」
ユフィ
「でも、でっけー岩があるだけで何もねーじゃん」
テラ
「ここで何を成せばパラディンに到れるかはわかっておらん。とりあえず……瞑想から始めるのが良いかもしれんのう」
ヤン
「そうですな。何も修練を積み、技を磨く事だけが修行ではござらん。己を見つめ、心を鍛える事もまた修行であると言えるでしょう」
パロム
「瞑想は面倒くせーんだよな。じっとしてるだけだし、だんだん動きたくなってムズムズしてくんだよ」
ポロム
「パロムはもっと落ち着くべきですわ。いつも途中で我慢できなくなるなんてみっともない」
パロム
「つまんねーんだもん。しょうがないって」
テラ
「ここはどうやら神聖な結界で守られておるようじゃから、魔物が現れる事はなさそうじゃな。
ここからは、お主一人の戦い。お主はここに残り、瞑想を行う。わしらは一旦山を降り、明日またここに帰ってくる」
セシル
「一日中瞑想、ですか」
テラ
「本には、五日間ずっと瞑想したという逸話も書かれておったしな。何をすれば良いのかわからん現状、これしかなかろう。
時間がないからといって、焦りは禁物じゃ。精神を研ぎ澄まし、集中するのじゃ」
セシル
「わかりました。やってみます」

 巨岩の前に座るセシル。

テラ
「わしらは邪魔にならんよう一旦下山するぞ。ヤン殿、途中までご同行願えますかな?」
ヤン
「いえ、ミシディアまで同行致しましょう。一旦戻ろうと考えていた所ですし、丁度いいタイミングですから」
テラ
「それはありがたい。子供と老人だけでは道中いささか不安じゃからのう」
ユフィ
「ま、そーだな。おっさんがいれば、アタシも少し楽できるし」
テラ
「……では、行くとするか」


・試練の山、つり橋
 下山するテラ達の前に、スカルミリョーネが現れる。

スカルミリョーネ
「フシュルルル……」
ユフィ
「何だ、アイツ?」
テラ
「ヤン殿……」
ヤン
「……私がこの山で修行している最中に、あんな怪しい奴を見かける事はありませんでした。ご注意を」
スカルミリョーネ
「嬉しい……嬉しいぞ……。お前達を葬り去る事ができて……」
ユフィ
「!」
ヤン
「お前、何者だ!」
スカルミリョーネ
「私は……死の水先案内人……ゴルベーザ様四天王土のスカルミリョーネ。私の可愛いアンデッド達の……餌の時間だ……!」

 スカルミリョーネがグールを三体呼び出し、挟み撃ちにする。

ヤン
「ゾンビを操るのか!」
テラ
「ゴルベーザじゃと……! セシルが言っておった今のバロンを掌握しておる男の名前ではないか!」
ユフィ
「って事は、ダムシアンにいたあの二人組の仲間って事かよ!」
パロム
「へっ、でもこんな雑魚ばっかじゃオイラの魔法の相手にはならないぜ!」
ユフィ
「アンタがやるまでもないよ! アタシの忍術でやってやる!」
テラ
「いきますぞ、ヤン殿!」
ヤン
「承知!」
ユフィ
「火遁!」

 ユフィが火遁を放ってグールの一体を倒す。

テラ
「ファイア!」
ヤン
「てやっ!」

 テラのファイア、ヤンの攻撃で残ったグールを倒す。

ユフィ
「今度はてめぇの番だぜ!」
パロム
「オイラも負けてらんないぜ!
 岩砕き骸崩す地に潜む者達、集いて赤き炎となれ! ファイア!」

 スカルミリョーネにファイアを放つパロム。

スカルミリョーネ
「フシュルルル……」
テラ
「気味の悪い奴じゃのう……」
ヤン
「いくぞっ!」
スカルミリョーネ
「まばゆき光彩を刃となして……地を引き裂かん。サンダー」

 攻撃に出ようとしたヤンだが、逆にスカルミリョーネのサンダーをくらう。

ヤン
「うごっ!」
ポロム
「ヤンさん!
 清らかなる生命の風よ失いし力とならん! ケアル!」

 ヤンにケアルをかけるポロム。

ヤン
「かたじけない……!」
パロム
「おっさんに、ねーちゃん、それにテラ様! オイラはここで頑張るから、帰りは頼んだぜ!
 地の砂に眠りし火の力目覚め緑なめる赤き舌となれ! ファイラ!」

 ファイラを放つパロム。

テラ
「ファイラも使いこなすか……!」
パロム
「もう一発!」

 さらにファイラを放つパロム。

ユフィ
「アタシも負けてらんない! 火遁!」

 続けて火遁を放つユフィ。

スカルミリョーネ
「フシュルルル……!」
ヤン
「とどめだ!」

 とどめの攻撃を繰り出すヤン。

スカルミリョーネ
「…………」
パロム
「ハァ……ハァ……、倒したのかよ、おっさん!」
ヤン
「手ごたえはあったが……」
スカルミリョーネ
「フシュルルル……よくぞ私を殺してくれた。死して尚、恐ろしい土のスカルミリョーネの強さ……ゆっくり味わいながら、死ね!」
テラ
「……奴の魔力が高まっておるぞ!」
ポロム
「姿が変化していっていますわ!」
ヤン
「奴はまだ死んでおらん!」

 スカルミリョーネがアンデッドとしての真の姿になる。

ユフィ
「な、なんだよ、こりゃ……!」
パロム
「さっきより、でかくなってるぜ!」
スカルミリョーネ
「これがこの俺の、土のスカルミリョーネの真の姿だ! 毒のガスを吸って、生ける屍となるがいい!」

 毒のガスを放つスカルミリョーネ。

ユフィ
「うわぁっ!」
ヤン
「……毒……か」
ポロム
「大丈夫ですか、皆さん!」
パロム
「オイラ達以外、みんなあれを吸っちまったのか……」
ポロム
「でしたら、ポイゾナ!」

 テラ、ヤン、ユフィにポイゾナをかけるポロム。

スカルミリョーネ
「無駄だ……!」

 再び毒のガスを放つスカルミリョーネ。

パロム
「うおおっ!」
ポロム
「パロム! ポイゾナ!」

 パロムにポイゾナをかけるポロム。

ヤン
「毒がまわろうと……関係ない! 貴様を倒せばそれで終わりだ!」

 攻撃を仕掛けようと前に出るヤン。

スカルミリョーネ
「フシュルルル……!」

 スカルミリョーネの攻撃をくらうヤンとテラ。

テラ
「うがっ!」
ヤン
「駄目だ……この橋の上では体の大きくリーチの長い奴の方が有利……ゴホッゴホッ!」
テラ
「その上……ゴホッ……この毒、いくら治してもらってもきりがない……ゴホッ」

 さらに毒のガスを放つスカルミリョーネ。

ユフィ
「ゴホッ……火遁……!!」

 火遁を放つユフィ。

スカルミリョーネ
「何だ……この弱々しい炎は?」
ポロム
「ユフィさん、ポイゾナ!」

 ポロムがユフィにポイゾナをかけるが、スカルミリョーネがまた毒のガスを放つ。

ユフィ
「ゴホッゴホッ……」
スカルミリョーネ
「無駄だ……! お前達は、俺の毒によってじわじわと迫り来る死の恐怖に怯えながら、死んでゆくのだ……!」
ポロム
「ゴホッ……駄目ですわ……、私まで毒に……」
パロム
「オイラももう……さっきのでファイア一発分くらいしか魔力が残ってないぜ……ゴホッ……」
テラ
「……仕方あるまい」
ヤン
「テラ殿……?」
テラ
「……セシルを呼ぶのじゃ」
ユフィ
「ゴホッ……いいのかよ、じーさん! アイツはあそこで瞑想中なんだろ!?」
テラ
「だが、このままでは……全滅じゃ。パロム、ポロム。お主達が呼びに行くのじゃ。その間、わしらはここであいつを食い止める」
パロム
「でもよ……ゴホッ!」
テラ
「どちらにせよパロム、戦えぬお前が呼びに行くべきなのじゃ。それにわしらが倒れても、回復魔法が使えるポロムとセシルの二人なら勝てるかもしれん……」
ヤン
「我らがどこまで奴を弱らせる事ができるかどうか……それにかかってはおりますが、全滅を防ぐにはそれしかないでしょう……!」
ユフィ
「それに、もしかしたら……もうパラディンになってるって事も……あるかも……。それは……都合良すぎか……ゴホッ」
パロム
「でもよ、ポロムがいなくなったら!」
ポロム
「回復魔法を使えるのはテラ様だけですわ! それでは毒の回復が追いつきません!」
テラ
「時間を稼ぎ、態勢を整える術はある」
ユフィ
「……アレか!」
パロム
「アレって何だよ!」
ユフィ
「アンタのコレクションに……ゴホッ……あっただろ」
パロム
「銅の砂時計か!」
テラ
「ポロム、パロムの毒を治すのじゃ。わしらは、奴が動けん間にわしのポイゾナで毒を治療する。お主達は銅の砂時計を使ったらすぐにセシルの所へ向かえ!」
ポロム
「わかりましたわ……」
スカルミリョーネ
《テラ達に近づく》
「フシュルルル……。何を話しておったのかは知らんが……、貴様らはここで死ぬのだ!」
パロム
「……ポロム、今だ!」
ポロム
「わかりましたわ! えいっ!」

 ポロムが銅の砂時計を使い、スカルミリョーネの動きを止める。

スカルミリョーネ
「フシュルルル……!」
ユフィ
「効いた!」

 パロムと自分にポイゾナをかけるポロム。

テラ
「行くのじゃ!」

 頂上へ走るパロムとポロム。

テラ
「ポイゾナ!」

 残ったメンバーにポイゾナをかけるテラ。

ユフィ
「ふぅ……、すっきりした」
ヤン
「銅の砂時計の効果はどれほど続くのでしょうか?」
テラ
「後三十秒といった所じゃろう。今の間に、毒で受けたダメージを完全に回復しておくのじゃ」

 全員に回復魔法をかけるテラ。

ヤン
「奴はまだ動かぬが……、今のうちに少しでも奴の体力を削っておくとしよう!」
ユフィ
「オッケー!」
テラ
「ゆくぞ!」


・試練の山、頂上
 セシルの所へ急ぐパロム、ポロム。

パロム
「ハァハァ……」
ポロム
「もう少しですわ、パロム!」

 巨岩の前まで走っていく二人。

ポロム
「…………!」
パロム
「あんちゃんがいないぞ!」
ポロム
「どういう事……?」

 突然、光と共に黒いローブを着た男が現れる。

パロム
「……誰だ!」

「……セシルは……ここにはいない……」
ポロム
「あなたが、セシルさんをどこかへ連れて行ったのですか!?」

「…………」
パロム
「何か言えよ! こっちは時間がないんだ!」

「……青き星、漆黒の夜闇を照らすは……月の光」
パロム
「…………?」

「闇は闇では照らせん。闇を照らす光の力を得るための試練……。お前達にも見せてやろう」
パロム
「どういう事だよ……!」

 まばゆい光が辺りを包む。


・試練の間
 光に包まれ、試練の間へと連れて来られたパロムとポロム。

ポロム
「……ここは?」
パロム
「!! ポロム、あれを見ろ!」
ポロム
「あれは……」

 パラディンのセシルが、暗黒騎士のセシルと剣を交えている。

セシル
「くっ!」
ポロム
「セシルさんが……二人……!?」


 第131話へ続く

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