1999年にネット上で始まり現在は連載中止中の、人気ゲームFFシリーズの1〜8をmixさせた二次創作作品FINALFANTASYν(FFν)、さらにニコニコ動画にアップされている非公式の続編その後のFFνの設定や登場人物をまとめたwikiです。http://www.nicovideo.jp/mylist/4209405

○ミッドガル、壱番街駅ホーム
爆発音が響き、警備兵が出て来る。

警備兵A
「な、何が起こっているんだ!?」
警備兵B
「テロだ! 列車にテロリストが乗っていたらしい!」

アバランチのメンバーが飛び出し、バレットが右腕の銃を撃って警備兵を後退させ道を開けさせる。

警備兵A
「うわぁ!」
バレット
「お前らは先に行け! ここはオレと新入り達に任せろ!」
ビッグス、ウェッジ、ジェシー
「「「了解!」」」

 駅の外へ出るビッグス達。

警備兵B
「く……! 待て!」

 後ろから来たクラウドとユフィが警備兵を気絶させる。

警備兵B
「あがっ……」
ユフィ
「後ろが甘すぎ。油断大敵ってヤツだね」
クラウド
「…………」

倒れる警備兵。

ユフィ
「アタシは先に行ってるよ!」

 駅の外へ出て行くユフィ。

バレット
「新入り、お前は予定通りオレに付いて来い!」
クラウド
「ああ……」


FINAL FANTASYν
第133話「ミッドガル」


○壱番街、壱番魔晄炉前
 魔晄炉前にまで来たクラウド達。
 ジェシーが入り口のロックを解除している。

バレット
「まさかリターナーがこんなに若い連中ばかりだとは思わなかったが……退路確保に回ったB班を含め、なかなかの実力はあるようだな」
クラウド
「…………」
ビッグス
「バレット……、B班にもアバランチの正規メンバーを回さなくて良かったのか?」
バレット
「心配するな。奴らは相当場慣れしてそうだ。退路確保くらいはお手の物だろう」
ウェッジ
「それに、クラウドさんはソルジャーなんっすよね」
クラウド
「“元”ソルジャーだ。今は……」

『何でも屋、だろ?』

クラウド
「……そう。何でも屋だ。別にリターナーに所属しているわけでもない」
ビッグス
「何でも屋ねぇ……。ま、何にせよ元ソルジャーがカンパニーの横っ面を張るってのは痛快だな」
ジェシー
「計画立ち上げた時は本当に不安だったけど、リターナーのB班の子達も優秀みたいだし、どうにかやり遂げられそうな気がしてきたわ」
ウェッジ
「やっぱり俺らだけじゃ無謀っすよね」
クラウド
「…………」
(……俺は、いや俺達は、今SeeDと合流してミッドガルにいる。反神羅カンパニー組織『アバランチ』と手を結び、神羅に対してテロ活動を行うためだ。
俺がこちら側に来る事になった理由……、それは……あの会議の時に……)


―カルナック城、会議室(回想)
 メンバー構成について話し合うエドガー達。

エドガー
「ミッドガルには……まず、クラウド。君に行ってもらいたい」
クラウド
「……俺か?」
エドガー
「ああ……。君は元ソルジャーだ。ミッドガルの事は詳しいのだろう?
それに、向こうはソルジャーの実力を身に染みて知っている。だからこそ君を魅力的な戦力として歓迎するはずだ。その分、色々と行動しやすくもなる」
クラウド
「…………」
エドガー
「そして……セフィロスを追っているのならば、ミッドガルへ向かうのも悪い選択ではないだろう?」
クラウド
「……わかった。ただし、報酬は追加して貰うぞ」
エドガー
「……ああ」
ティファ
「……エドガーさん、私もクラウドと一緒にミッドガルへ行ってもいいかしら?」
エドガー
「そうだな……。戦力的にも丁度……」
クラウド
「駄目だ!」
ティファ
「!?」
クラウド
「ティファ、お前がミッドガルへ行く必要は無い! それに、五年前の事も……」
ティファ
「…………」
マッシュ
「五年前って、何だよクラウド?」
クラウド
「それは……」
エドガー
「……ここは君達の過去を問いただす場ではない。ただ、私は君のサポートに、君をよく知っているティファ以上の人間はいないと考えている」
ティファ
「……私は大丈夫よ、クラウド」
クラウド
「…………」
エアリス
「エドガーさん」
エドガー
「何だい、エアリス?」
エアリス
「私もミッドガルへ行くわ」
エドガー
「!?」
クラウド
「あんたも来るのか……?」
エアリス
「! ちょっと! ティファの時には全力で反対だったのに、私は何でそんな反応なの?」
バッツ
「落ち着けってエアリス。クラウドはエアリスの事情をよく知らないだろうし……それに……」
エリア
「姉さん! ミッドガルは姉さんを追いかけているタークスの人達の本拠地なんですよ!?」
バッツ
「そうだよ。あんたが付いてったって、みすみす捕まりに行くようなもんじゃないか」
エアリス
「……そんな事、わかってるわよ」
バッツ
「じゃあ、何で……?」
エアリス
「私ね……自分の事もっと知りたいの」
エリア
「自分の……事?」
バッツ
「……古代種ってやつの事か?」
エアリス
「そう。最近ね、ティナちゃんにしてもガラフさんにしても、色々とはっきりしてきてるじゃない。
でもね、私はまだ自分の事について何も知らない。今のティナちゃんやガラフさんを見て、このままじゃいけないなっていうか、何て言うか……。とにかく、知りたいって、そう強く思い始めたの」
エリア
「姉さん……」
エアリス
「私は大丈夫よ、エリア。母さんを心配させるような事はしないわ。それに……。
いくら少人数って言っても、回復要員は必要でしょ? エドガーさん?」
エドガー
「……その通りだな」
クラウド
「……あんたの事情は知らない。だが、何にせよあそこは危険だ。安全は保証できないぞ。それでも、来るのか?」
エアリス
「ええ。よろしくね、クラウド」
クラウド
「…………」
エドガー
「フム……あとはザンガンさん、頼めますか?」
ザンガン
「私か? 構わんとも! ミッドガルに行った事はないが、新たに弟子を取れるかもしれんしな!」
エドガー
「よし、それでは……」


○壱番魔晄炉前

クラウド
(ティファと……エアリスは、アバランチのアジトで待機している。カンパニーに対する情報収集担当だ)

ロックが解除される。

ジェシー
「よし、ロック解除! いつでも突入OKよ!」
バレット
「よし、ビッグスとウェッジはここでB班と連絡を取りつつ待機! 後はオレ達突入部隊に任せておけ!」
ビックス、ウェッジ、ジェシー、
「「「了解!」」」

 ユフィが走って来る。

ユフィ
「駐屯所は乱せるだけ乱しといたぜ! 今なら楽チンで奥まで行ける!」
クラウド
(……そう、この小娘も俺達に付いて来たんだ)


―カルナック城、会議室(回想)

マッシュ
「けど兄貴。もしミッドガルにクリスタルがあるんだとしても、俺達はローザを助けにバロンへ行かなくちゃいけないんだぜ。そこは、どうするんだよ?」
ロック
「そうだな……。クラウド達が手早くクリスタルを発見できても、陸路でバロンに向かっていちゃあ、時間が掛かりすぎる」
セリス
「どうするつもりだ? フィガロ王?」
エドガー
「その点は心配ない。戦利品を使わせてもらう」
セリス
「! ……なるほど」
バッツ
「…………?」
エドガー
「森のフクロウが提供してくれたPHSも活用する。これがあれば、ミッドガル班の状況をつぶさに知る事ができる。クリスタルの有無について確証を得られたら、すぐにその旨を伝えて貰いたい。
それからクリスタル探しをスムーズに進めるために、できればミッドガル班に隠密行動が得意な者を加えたいのだが……」
ロック
「俺じゃ駄目なのか?」
エドガー
「ロックはセシルらと一緒にバロン城に向かって欲しい。バロン城内の調査を頼みたいのでね」
ロック
「ああ……そうか。あそこも色々調べる必要がありそうだしな」
ガラフ
「……となると、ミッドガル班に適任者がおらんくなるのう」
ファリス
「隠密行動っていえば、シーフか忍者だけど……。そういえば忍者って言や……」
ロック
「ああ、あの忍者娘……ユフィだっけ。聞いた話だと自称マテリアハンターらしいし、ミッドガルっていえばマテリアを開発した神羅があるところだから、飛びついてきそうだな……」

部屋の外から誰かが走ってくる音がする。

バッツ
「ん……?」

もの凄い勢いでユフィが入って来る。

ユフィ
「マテリアって何さ!? それにミッドガルって!?」
エアリス
「あらあら……。噂をすれば何とやら、ってやつかしら」
エドガー
「君が……ユフィか。……ゴホン。初めまして。私は……」
ユフィ
《傍のテーブルを叩き》
「アンタの事なんかどうでもいい! それより、さっきチラッと聞こえた話を詳しく!」
エドガー
「フム……」
ファリス
「……とりあえず決まりそうだな」


○壱番魔晄炉、エレベーター
 内部に侵入し、エレベーターに乗り込んだクラウド、バレット、ユフィ、ジェシー。

バレット
「このエレベーターで一気に最深部まで行ける」

エレベーターが動き出す。

ユフィ
「ふ〜。なんか楽勝ってカンジ。雑魚しかやって来ないしサ」
ジェシー
「安心するのはまだ早いわ。きっと最深部には神羅カンパニーご自慢のガードマシンが配置されてるはずよ」
バレット
「ああ……。弱い奴らからむしれるだけむしり取った金で作ったガラクタがいやがるんだ。オレ達がぶっつぶしてやりゃあいい!
この魔晄炉だってそうだ……。こいつができてからミッドガル周辺の土地は駄目になっちまった……。これ以上神羅が幅を利かせると世界中がああなっちまう!
どう思う!? 元ソルジャーのクラウドさんよ!? あんたらがソルジャーになって戦争している間に、神羅のせいで苦しむ事になった人がたくさんいるんだぜ!」
クラウド
「…………」
バレット
「神羅の都合で星が死んじまうんだぞ!? クラウドさんよ!?」
クラウド
「……悪いが、興味ない。俺が考えているのはさっさと仕事を終わらせる事だけだ」
バレット
「ぐっ……!」
ジェシー
「あらら……」
ユフィ
(相変わらずクールな奴。……ま、アタシもよくわかんないけど)
ジェシー
「ま、私達の理想や主張は後にする事にして、今は似た者同士、協力していきましょう」
クラウド
「…………」

エレベーターが最深部に到着する。

ジェシー
「よし、着いたわ。私はここで待機してるから、後は頼んだわよ」


○壱番魔晄炉、最深部
 爆弾を取り出すバレット。

バレット
「これを壊せばここもガラクタだな。
さぁ、クラウドさんよ。ここに爆弾をセットしてくれ」
クラウド
「……あんたがやった方がいいんじゃないか?」
バレット
「オレはここでお前さんがおかしな事をしないか見張っておく」
クラウド
「……好きにしてくれ」

『目を覚ませ!』
『ここはただの発電所じゃない!』

ユフィ
「……うしたのサ?」
クラウド
「え?」
バレット
「どうしたんだ? 早くしてくれ、ソルジャーさんよ」
クラウド
「ああ……すまない……」
(……どうかしてるのか、俺は?)

爆弾をセットするクラウド。
 直後に警報が鳴り出す。

バレット
「……本格的なのがやって来るぜ」
ユフィ
「来た!」

 ガードマシンが現れる。


クラウド
俺はずっと、全てが偶然だと思っていた。
全ての事を、俺がセフィロスを追っている過程で起こった偶然だと考えていた。
でも……。
――偶然なんかじゃなかったんだろう。
セシル=ハーヴィ達と出会った事をきっかけにミッドガルへ来た事も……。
そして、エアリスと出会った事も。
そう……思いたい……。


 第134話へ続く

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