1999年にネット上で始まり現在は連載中止中の、人気ゲームFFシリーズの1〜8をmixさせた二次創作作品FINALFANTASYν(FFν)、さらにニコニコ動画にアップされている非公式の続編その後のFFνの設定や登場人物をまとめたwikiです。http://www.nicovideo.jp/mylist/4209405

○バロン城、王の間
 ゴルベーザに報告するバルバリシア。ルビカンテ以外の四天王も控えている。

バルバリシア
「ゴルベーザ様、格納庫内の物資のうち、ご指示のあったものは全て飛空艇に搬入し終えました」
ゴルベーザ
「ご苦労。これで後はルビカンテがセシルを連れて来るのを待つだけだ……。カインはどうしている?」
スカルミリョーネ
「ルゲイエの薬で眠らせたローザと、搬入に反対したあの頑固な人間の監視を任せています」
ゴルベーザ
「決戦の前に任せる仕事ではないな……。やはり、これだけの数で曲がりなりにも国を動かすのは難しい」
スカルミリョーネ
「フシュルルル……。しかし、拠点となるここを棄てるわけにもいかないのでは?」
ゴルベーザ
「いや……。そろそろ潮時だろう」
カイナッツォ
「なんと! ではまさか、この搬入作業も……」
ゴルベーザ
「ルゲイエには既に伝えてある。スカルミリョーネ、試練の山でのお前の事もある。クリスタルの力を望めん今、ここらで一区切りしてもいいだろう」
カイナッツォ
「ですが、バロンを出てどこへ向かわれるのですか?」
ゴルベーザ
「エスタに向かうのが一番手っ取り早いだろうが……。今のあそこには期待できん。反面、エスタの動きには逐一気をつける必要がある。
ならば、そこから近い……」
カイナッツォ
「ガルバディア、ですか」
ゴルベーザ
「ああ……。こちらにはルゲイエがいる。交渉の鍵はいくらでもあるからな」
スカルミリョーネ
「フシュルルル……」
ゴルベーザ
「だが、一度はクリスタルに選ばれた戦士の力というものを確かめておきたい……。
……カイナッツォ、バルバリシア」
カイナッツォ
「はっ」
ゴルベーザ
「メーガス三姉妹を呼んでおけ。彼らがどのような戦いをするのか興味がある……。それに、決戦の邪魔をさせるわけにもいかんからな。
……どうした、バルバリシア?」
バルバリシア
「……一つ、気になっている事があるのですが」
ゴルベーザ
「なんだ?」
バルバリシア
「もし、セシル=ハーヴィとの決戦でカインが敗れたら……。カインは、どうするのですか?」
ゴルベーザ
「……その尻拭いはバルバリシア、お前に任せよう」
バルバリシア
「…………」
ゴルベーザ
「それでは……私は果たし合いの場へ向かうとしよう。
スカルミリョーネ。カインを呼ぶのだ」
スカルミリョーネ
「フシュルルル……。了解です」


FINAL FANTASYν
第139話「覚悟と意地、向かうは決意」


○バロンの町、デビルロードの部屋
 デビルロードを使い転移したセシル達。

バッツ
「着いた……のか?」
セリス
「そのようね」
エリア
「カビ臭いです……」
テラ
「もう長い間使っておらんかったからのう……」

 ルビカンテが現れる。

ルビカンテ
「……待っていたぞ」
セシル
「ルビカンテ!」
ルビカンテ
「私と共に来るのだ、セシル=ハーヴィ」
ファリス
「待ちな!」
ルビカンテ
「……なんだ?」
ファリス
「セシルを嵌めるための罠じゃないだろうな? お前達は敵だ。お前達の言い分をそのまま鵜呑みにはできない」
ルビカンテ
「……そのような無粋な事はしない。ゴルベーザ様がそのような事をするお方ならば、私はそのような者の下に留まりはしない」
セシル
「…………」
ルビカンテ
「お前達には別の当てがある。決戦の場に現れた無粋なイレギュラーには、それ相応の対応をさせていただく……」
マッシュ
「望むところだぜ! これ以上お前らの好きにさせるわけにはいかないからな!」
ルビカンテ
「ゴルベーザ様はお前達の戦いぶりをご覧になるのを楽しみにされている。
……とりわけ、クリスタルに選ばれし戦士達よ」
レナ
「!」
ルビカンテ
「期待しているぞ……。
それでは、セシル=ハーヴィ」

 セシルが進み出る。

リディア
「負けないでね、セシルお兄ちゃん!」
パロム
「オイラ達も絶対にそっちに行くからな!」
テラ
「試練の山で身につけた力、存分に発揮するのじゃ」
ガラフ
「お主が悩み抜いて得た力を見せつけてやれ!」
バッツ
「セシル……負けるなよ」
セシル
「ありがとう、みんな。
僕はもう大丈夫。必ずローザをこの手で取り戻す」
ルビカンテ
「それでは……」

 ルビカンテがセシルを連れ転移する。

バッツ
「よし、早速バロン城へ向かおう! テラさん、案内を頼む!」
テラ
「うむ」


○バロン城、飛空艇の格納庫
 ルビカンテに連れられ転移してきたセシルを、ローザを連れたゴルベーザとカインが待ち受ける。

セシル
「……ここは!」
カイン
「待っていたぞ、セシル」
セシル
「……カイン!」
ゴルベーザ
「久しぶりだな、セシル」
セシル
「ゴルベーザ! ローザ!!」
ゴルベーザ
「約束通り……決戦の場を用意させてもらった。飛空艇の格納庫を空にしてある。ここなら思う存分戦えるだろう」
セシル
「…………」
ローザ
(セシルのあの姿……。暗黒騎士をやめたのね……)
ゴルベーザ
「これから我々はただの傍観者でしかない。ローザ=ファレルも同じだ。決戦の間は黙っていてもらう。お前達が、持てる力を全てぶつけ合うのだ」
カイン
「そういう事だ」
セシル
「…………」
カイン
「嬉しいぞ。俺との決戦のために、お前は新たな道を模索し、見事それを自分のものとした。
これで、全力のお前と戦える……!」
セシル
「……できれば君とは戦いたくない。
でも、こうなってしまった以上は僕も譲れない。君の覚悟、受けて立つよ」
カイン
「感謝する……。
戦いに言葉は無用と言うが、俺達の戦いはそうはいかない」
セシル
「わかっている。これは、僕の意思と君の意思とのぶつかり合いだ」
カイン
「フッ……。やはり、お前にはお見通しという事か」
セシル
「付き合いは長いからね」
カイン
「だが……長いからこそ、今まで俺達は自分の意思を相手にぶつけようとはしなかった」
セシル
「できなかった。怯えていたんだ。君に負けたくない。ずっとそう思っていたけど、口に出して、面と向かって言う事はできなかった」
カイン
「お前は優しいからな」
セシル
「優しいからじゃない。臆病だったんだ」
カイン
「人間なんてそんなものだ。……俺だってそう。こうまでしなければ、お前とケリをつける事すらできない男さ」
セシル
「ケリをつける……か。たったこの一戦だけで、全てを終わらせようというのかい?」
カイン
「俺の覚悟の表れだ。お前は俺にとって唯一無二の親友であり……越えるべき壁」
セシル
「僕は違う。
君は僕の事を理解してくれる一番の親友だ。それ以上の事はないよ。それが、全て……」
カイン
「それが普通なんだ。親友にそれ以上の事は普通は求めない。……俺の心の弱さが、こう思わせるんだ」
セシル
「ローザだってきっと、僕達はずっと親友であって欲しいと望んでいる」
カイン
「ああ。だから、ローザは馬鹿げた俺を選ばずに、お前を選んだ。当然だがな」
セシル
「……君の言いたい事は痛いほどわかる。
でも、僕はローザを助けたい」
カイン
「御託を並べたが……結局、話はシンプルだ。俺とお前のどちらが強いのか。確かめずにはいられない、それだけの事だ。
お前を倒し、ローザを奪い、この手にしてみせる。止めてみせろ、セシル=ハーヴィ。……止められるものならな」
セシル
「そんなやり方、ローザは絶対に望んでいないよ」
カイン
「……わかっているさ。あいつとも、長いからな。こんな事をしても、あいつは振り向いてくれやしない。所詮は俺の勝手な意地でしかない……」
セシル
「…………」
カイン
「だが、これが俺の譲れない一線だ。全てを捨てる覚悟の、この戦いが」
セシル
「僕も自分の決意を曲げるわけにはいかない。この力で必ずローザを助け出し、みんなを守り抜くという決意をね」
カイン
「……俺の意地か、お前の決意か。白黒つけるとしよう」
セシル
「……これ以上言葉で争っても意味は無いしね。ここから先は力で、自分の考えを貫き通すしかない」
カイン
「その通りだ。……行くぞ、セシル」
セシル
「ああ」

二人が飛び出し、剣と槍がぶつかり合う。


 第140話へ続く

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