1999年にネット上で始まり現在は連載中止中の、人気ゲームFFシリーズの1〜8をmixさせた二次創作作品FINALFANTASYν(FFν)、さらにニコニコ動画にアップされている非公式の続編その後のFFνの設定や登場人物をまとめたwikiです。http://www.nicovideo.jp/mylist/4209405

○バロン城内
 水路を通って城内に入ったバッツ達はメンバーを二つに分ける。
それぞれ、バッツ、レナ、ティナ、セリス、リディア、テラ、エリアのメンバーと、ファリス、ガラフ、マッシュ、ロック、パロム、ポロムのメンバー。

セリス
「もう一度確認するけど、危険な状況にあるのはセシルも同じ。一刻も早く彼のいる場所を突き止める必要があるわ」
ロック
「ローザと同じ所にいてくれれば、こっちの探す手間も省けるんだけどな」
レナ
「それにしても、本当に静か……。本当にここでセシルは戦っているのかしら?」
ティナ
「静かでも……確かな魔法力を感じる」
ポロム
「魔物の臭いもしますわ……」
ガラフ
「強敵相手には補助魔法が必要不可欠じゃ。リディア、レナ、エリア。お主達もしっかりするのじゃぞ」
エリア
「大丈夫です! この戦いに備えて、姉さんからケアルをしっかり習っておきましたから!」
セリス
「……一応、大丈夫そうね。行きましょう」


FINAL FANTASYν
第140話「バロン城奪還 其の壱」


○バロン城、飛空艇の格納庫
 一進一退の攻防を続けるセシルとカイン。前言通り、その様子を静観するだけのゴルベーザとルビカンテ。

ルビカンテ
「一進一退、ですな」
ゴルベーザ
「フム……」

 間合いを空けるカイン。

ルビカンテ
「カインは相手の出方を窺って、いつもより動きが慎重のように見えますね」
ゴルベーザ
「仕方なかろう……。お互い、手の内は知れている。唯一のイレギュラーはセシルのパラディンとしての力。カインが慎重になるのは当然だ」

 セシルの追撃をカインが受け止める。

カイン
(斬り込みのクセや足運びに変化はなし……。他も以前と変わらないのなら、ここらで仕掛けても問題はなさそうだが……)

 セシルの剣を弾き返すカイン。

セシル
(カインは、確実に昔より腕を上げている。
でも、僕だって……!)
ゴルベーザ
「どう見る? ルビカンテ?」
ルビカンテ
「互いにまだ全力ではありませんが、太刀筋に迷いはありません。以前でしたら迷いのあった分セシル=ハーヴィの方が押されていたでしょうが、今は……なんとも言いかねます」
ゴルベーザ
「カインの実力が申し分ないのは間違いない。後は、セシルがどこまでパラディンとしての力を自分のものとしているか。それが、勝負の分かれ目となるな……」


○バロン城、廊下
 王の間を目指すマッシュ達。

マッシュ
「どうやらこの先が王の間になっているようだぜ!」
ロック
「セシルに聞いた城のフロア構成を考えると、一旦ここらでバッツ達と出くわしてもおかしくなさそうなんだけど……」
ファリス
「俺達は遭遇しなかったが、敵と戦っている最中なのかもしれないな」
ガラフ
「わしらはこのまま王の間に向かうぞい!」
パロム
「待ってくれ!」
ポロム
「魔物の臭いがしますわ!」

 三体の女性の魔物が現れる。

マッシュ
「!!」
魔物達
「ようこそ! 私達のバロン城へ!」
ガラフ
「何者じゃ!」
ドグ
「私達はゴルベーザ四天王、風のバルバリシア様の片腕! メーガス三姉妹のドグ!」
マグ
「同じくマグ!」
ラグ
「私はラグ!」
マッシュ
「魔物にも姉妹っつーのがあったんだな」
ファリス
(……姉妹か。コンビネーション攻撃の類を得意としている可能性があるな)
ドグ
「お前達は、残念ながらここまで」
マグ
「ゴルベーザ様の命に従い、お前達を討つ」
ラグ
「我ら姉妹のデルタアタックで、やっつけてやる!」

 戦闘態勢に入り、マッシュ、ガラフが前衛、ファリス、ロックは中衛、パロム、ポロムが後衛に回る。

パロム
「先手必勝だぜ! ファイラ!」
ドグ
「静寂に消えた無尽の言葉の骸達闇を返す光となれ! リフレク!」

 マグにリフレクをかける。

ガラフ
「リフレクじゃと!」

 リフレクに跳ね返されたファイラがガラフに当たる。

ガラフ
「ぐはっ!」
パロム
「ごめん爺さん!」
ファリス
「反射魔法ってやつか……」
マッシュ
「そんなもん、直接殴れば関係ねぇ!」

 マッシュが攻撃に出るが、逆にドグの反撃をくらう。

マッシュ
「うぐっ!」
ドグ
「女性だと思ってなめない事ね! そして……」
マグ
「今だ! ラグ!」
ラグ
「暗雲に迷える光よ、我に集いその力解き放て! サンダラ!」

 リフレクで反射させたサンダラをくらうマッシュ、ガラフ、ロック。

マッシュ
「うわっ!」
ポロム
「大丈夫ですか、みなさん! ケアルラ!」

 サンダラをくらった三人にケアルラをかける。

ロック
「今まで見てきたサンダラの威力の比じゃない……!」
ラグ
「これが、我ら三姉妹の必殺技、デルタアタック!」
ファリス
「……本で読んだ事がある。リフレクで魔法を反射すると、威力が増す事もあるとかどうとか」
ポロム
「長老から教わった事があります! でも、リフレクで威力を増幅させるのはかなり高度な技術のはず……」
マグ
「我ら三姉妹のコンビネーションは完璧!」
ドグ
「お前達に破れるかな!?」

 再びリフレクで跳ね返されたブリザラをくらう。

マッシュ
「くっ! 一体ずつ潰していくしかないか……」
ガラフ
「確かにそうじゃが……」
ファリス
「……あいつらは、まだ何か手の内を隠しているかもしれない」
パロム
「弱気になんなよ! とりあえずやるしかないって!」
ファリス
「そうだな、みんな一点集中だ! まず、魔法を唱える奴を片付ける!」
マッシュ
「一番のデカブツは、俺が相手をするぜ!」
ガラフ
「行くぞい!」


○バロン城、中庭
 犬型のモンスター、ブリーズビーストとフレイムドッグが現れ行く手を阻まれるバッツ達。

バッツ
「モンスターか!」

 二体がそれぞれ吹雪と炎を放ってくる。

バッツ
「うぐっ!」
レナ
「大丈夫!? バッツ!」
セリス
「慌てる必要は無いわ。奴らは見た目通りの弱点を持っているはずよ」
レナ
「! わかりました!」
テラ、ティナ
「「地の砂に眠りし火の力目覚め、緑なめる赤き舌となれ! ファイラ!」」

 ブリーズビーストにファイラを放つ。

エリア、レナ、セリス
「「「闇に生まれし精霊の吐息の、凍てつく風の刃に散れ! ブリザド!」」」

 フレイムドッグにブリザドを放つ。

バッツ
「こいつで吹き飛べ! エアロ……」

 突如飛んできた水の魔法をくらい、吹き飛ばされるバッツ。

バッツ
「うわぁっ!」
テラ
「水の魔法じゃ!」

 水が噴き出し、中からカイナッツォが現れる。

リディア
「亀……さん……?」
ティナ
「でも……気持ち悪い……」
カイナッツォ
「クカカカカ……お前達が侵入者か」
テラ
「お主も四天王とやらなのか?」
カイナッツォ
「いかにも……。
俺はゴルベーザ四天王、水のカイナッツォ! ゴルベーザ様の命に従い、貴様らを倒す!」
セリス
「来るぞ!」

 バッツとセリスが飛び出し、それぞれブリーズビースト、フレイムドッグと斬り結ぶ。

セリス
「雷の魔法だ! それが奴の弱点のはず! タイクーンの王女と、エリアとリディアは支援!」
エリア
「はい!」
レナ
「ひるがえりて来たれ、幾重にもその身を刻め……ヘイスト!」

 バッツとセリスにヘイストをかける。

エリア
「闇に生まれし精霊の吐息の凍てつく風の刃に散れ! ブリザド!」
リディア
「私もいくよ! ファイア!」

 ブリザド、ファイアをそれぞれフレイムドッグとブリーズビーストに放つ。

テラ
《ティナに》
「お主、サンダラは使えるか?」
ティナ
「……バッツが、古代図書館からサンダラの本をもらってきてくれた」
テラ
「ならば……」
テラ、ティナ
「「暗雲に迷える光よ、我に集いその力解き放て! サンダラ!」」
カイナッツォ
「クカカカ……」

 カイナッツォにサンダラが直撃するが――

ティナ
「!」
テラ
「サンダラが効かんじゃと!?」
カイナッツォ
「厄介な奴らには黙っていてもらうか……。
サイレス!!」

 サイレスをくらうティナとテラ。

ティナ
「…………!」
カイナッツォ
「ウォータ!!」

 さらにウォータをくらいティナが吹き飛ばされる。

バッツ
「ティナ!」

 一旦退がるバッツとセリス。

セリス
「雷があまり効いていないだと……!?」
バッツ
「そんな! ああいう格好の奴は雷魔法が弱点っていうのは常識じゃないか。これじゃあ、反則だろ!?」
カイナッツォ
「反則などではない! 事実、俺が作り出し、俺の体にまとう水は電気をほとんど通さないのだからな! ヒャアッヒャッヒャッ!」
エリア
「でも、水は電気を通すはずです! そんな事私でも知っています!!」
カイナッツォ
「クカカカ!」
レナ
「私の使える黒魔法じゃあ、奴にダメージを与えられない……」
バッツ
「レナは支援する事だけ考えてくれ。あの二体の魔物をどうにかして、俺達二人で奴を直接叩く!」
カイナッツォ
「クカカカ……。そう上手くはいかんよ」

 自分の周囲に水を集めるカイナッツォ。

リディア
「池の水があいつのところに集まっているよ!」
バッツ
「な、なんなんだ!?」
レナ
「この現象、どこかで……!」
(…………!)
セリス
「まずい……、奴を止めるぞ!」

 バッツとセリスが前に出ようとするが、ブリーズビースト達に阻まれる。

バッツ
「うっ! くそっ!」
レナ
「リディア! シヴァを!!」
リディア
「え!? う、うん!!」
バッツ
「こうなったら、バーサーカーで!!」

 バーサーカーの力を使いブリーズビーストを倒す。

バッツ
(このまま行っても、止められるか!?)
レナ
「動かないで、バッツ!」
バッツ
「!?」
カイナッツォ
「クカカカ! もう手遅れだ!」

 シヴァが召喚される。

リディア
「お願い、シヴァさん!!」

 シヴァのダイアモンドダストが津波を凍らせる。

カイナッツォ
「……クカカカ。凍らされたか。これでは水の勢いを止められ使い物にならん。……まぁよかろう」

 水が引き、シヴァが消える。

セリス
「……的確な判断だった、タイクーンの王女」
レナ
「ティンバーの港で、ファリスが風水士の力を使って魔導アーマーを水で押し出した時と感じが似ていたんです。だから、とっさに……」
エリア
「大丈夫ですか、バッツさん!?
清らかなる生命の風よ、失いし力とならん! ケアル!」
バッツ
《ケアルをかけられ》
「ハァ……ハァ……大丈夫だよ、エリア。
それに、ありがとう、レナ。おかげで……命拾いしたよ」
テラ
「じゃが、わしらはまだ奴に一撃もダメージを与えられておらん」

 ティナが自分にケアルをかけ、バッツ達の所へ戻る。

バッツ
「ティナ……! 二人とも……サイレスをくらったのに……どうして……!?」
ティナ
「……あいつはサイレスは得意じゃない。だから、私達にはあまり効果が持続しない」
セリス
「……シヴァもそう何度も使えない。あの津波をどうするか、考えないといけないわ」
カイナッツォ
「クカカカ……。だが、貴様らの雷魔法は俺には通用しないぞ?」
バッツ
「……絶対通用しないって事はない。もしかしたら……魔法剣サンダーを当てれば奴はダメージを……くらうかも……」

 セリスが再び前に出てフレイムドッグと斬り結ぶ。

エリア
「ブリザド!」

 フレイムドッグにブリザドを放つ。

エリア
「でもバッツさん、さっきバーサーカーの力使いましたよね? 奴に近づくには、あれくらいしかないんじゃないでしょうか?」
ティナ
「……あの力、何度も使うと危険。今のバッツも、無理してる」
バッツ
「もう一回くらいなら……どうにかできる……」

 セリスがフレイムドッグを後退させ、自身も退がる。

セリス
「駄目だ。
奴の通常の水魔法もかなりのものよ。あの獣のような力でも、跳ね返されるかもしれない」
テラ
「そうさせないように、わしらが魔法で援護できればよいのじゃが……」
レナ
「他の属性の魔法が効果的とも思えないですし……」
カイナッツォ
「クカカカ……。つまり、貴様らに勝機はないという事だ!!」
セリス
「あの津波の攻撃は連続では何度も使えないようだ。
……シヴァは後何回召喚できる?」
リディア
「後一回しか……無理かも……」
セリス
「ならば、その一撃でなんとか打開策を見つける。それしか……なさそうね」
バッツ
「その一回で倒せれば一番なんだけどな……」
テラ
「そう上手くはいかんじゃろうな」
セリス
(弱点は必ずあるはず……。思い出すのよ、奴の言動全てを。どこかに打開策のヒントがあるはず……)


 第141話へ続く

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

×

この広告は60日間更新がないwikiに表示されております。

Wiki内検索

メンバーのみ編集できます