多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。


キュトスの姉妹の9番目。

悪魔の九姉、或いは守護の九姉の第九、『紀なる』アーザノエル/『すべてを見つめる』アーザノエル。

他のキュトスの姉妹の矛盾する概念を全部含んでいる、キュトスの姉妹のうちただ一人の『紀姉妹』。数多の姉妹たちのうち、紀神たる『一人のキュトス』からただ一人その性を受け継いだ存在。他の姉妹すべてを統べる者であり、同時に他の姉妹すべてに縛られる者。彼女という存在から他の姉妹たちへ存在が投影されていて、また他の姉妹たちすべてからの存在の投影が即ち彼女自身でもある。

彼女には他の姉妹たちがどこで何をしているか手に取るように判るらしい。

紀神くらいしか辿り着けない『紀家』に住んでいる。

アーズノエルとも。

All is no all.
「私はみんなであって同時にみんなじゃない。」

外見

  • 常に変化しており一定しないらしい。
  • 一側面として全身に目がついた姿をしている。
  • 没個性な姿をしているらしい。

性質

  • 論理的触手。疑問と類推から擬似的納得を呼ぶ。不理解。
  • どじっこ?手が不器用?
  • 誕生時から死亡しており、常に死んでいる。

紀性

アーズノエルはすべての紀での記憶を持っている。
しかし、それは単純な無限を遥かに超えた濃度の無限であり、必要な記憶を必要なときに取り出すことはできない。

性格

  • 素直クール。とてもクール。
    • 疲れるとバグって萌え萌えドジっ娘になるらしい。

口調

「私はみんなであって同時にみんなじゃない。」

「No.1」
「あなたに NO.8から 贈り物」
「嗜好品 …チョコレートと類推」
「ニガツジュウヨッカ。 …交際相手に対する愛情を示す日」
「動揺は無用。NO.8には既に伴侶が存在」
「このチョコレ−トは余剰分と推測。そもNo.8は二日前に 地上太陽 へ出立。それはNo.1も見送った 筈」
「……クス」
「…チョコレート、開封したなら お茶が必要?」

「all is no all.・・・それが、この体の名前か。銘記する」

行い

  • マロゾロンドに触手戦で勝利。真触手神であるキュトスと源触手神であるマロゾロンドが争えばキュトスが勝利するは必至。
  • 人類によって追い詰められ、他宇宙へのをくぐらせられてこの世界から消失した。他宇宙への移動に生命体は適さず、移動が成功したということは死亡したのと同義であったが、人類はそれを信じず、施錠と封印を施し、億年単位で稼動する防護システムを築いて保険とした。
    • 生きているのなら紀を用いて帰還しそう。死んだのなら転生して別のアーザノエルが誕生してそう。

ラヴァエヤナの図書館全焼事件/夜明けの悪魔

ある王国に存在するラヴァエヤナの図書館には、「ミスカトニカ断章?」が所蔵されていたが、アーザノエルが断章を閲覧するためにその図書館を訪れたとき、図書館全焼事件が起こり、断章の行方は不明となった。アーザノエルは図書館全焼事件以来、夜明けの悪魔とあだ名されることとなった。
ところが後に、当時のアーザノエルは星見の塔で休眠中であり、外出していないことが判った。これは魔女姉妹のみでなく、外交的交渉のためにやってきていた数ヶ国の外交官も証言したため、とりあえずは信用されることとなった。
うとうと姫が図書館に放火した事件の前後、その国にはキュトスの姉妹が現れたという情報がある。一人はアーザノエルであり、もう一人はムランカである。ただし、アーザノエルは同じころに星見の塔にて目撃情報があり、互いの情報は矛盾している。

他のもの達との関係

紀家に住んでるときはたまに紀神が遊びに来る。

ルスクミウォーズとの関わり

・・・九姉だけではなく六十一の妹をも喰らい、「キュトス」になるべきである、という「結論」はアーザノエルによって共有される【姉妹】の願いであった。初めは九姉を喰らって姉妹を超えようとしたルスクォミーズも、結局はアーザノエルによって結合された姉妹達の意思の支配下にあったのである。

しかし逆もまた然りで、全ての姉妹もルスクォミーズの影響下にある。姉妹の心の奥底にある「一なるキュトスに戻るという願い」に乗じ、ルスクォミーズはアーザノエルからの警戒を解いた。アーザノエルはルスクォミーズの企みを他の姉妹に伝えることはなく、姉妹達ですら無意識のうちにルスクォミーズの餌食となることを望んでいたのであった。

アーザノエルとミュリエンティ

姉妹を内包するアーザノエルと姉妹と断絶したミュリエンティの矛盾概念はそのままにアーザノエルが内包するが、内包と不干渉という概念が反発した上にアーザノエルが不干渉概念を内包したことによる不干渉対不干渉と言う反発概念が形成されて一種のケイオス領域、ゆらぎの空間を生み出す。
アーザノエルとミュリエンティが近付くと発生するこの現象を、【無為の内包】と呼ぶ。

「:リーデ・ヘルサル語りて曰く、」の署名があることからわかるように、アーザノエルとミュリエンティは姉妹のなかでも特に【】との因縁が深い。

ミュリエンティの不干渉は言い換えれば何物にも干渉されない自由であり、アーザノエルの全であり一である性質もまた猫のそれと近しい。
この二人は【猫】の性質を生まれつき持っているのである。

「九主一眼」 アーザノエル

キュトスの「紀」そのもの。姉妹全体の「個」によって彼女の「個」は決定され、彼女の「個」によって姉妹全体の「個」が決定される。
姉妹最強。全姉妹の記述の矛盾点を包括して統括して統御する紀姉妹。
キシマイ、キュシマイ、キュthマイ キュトマイ、キュトイ、キュト、キュトス。
今考えたキュトスの語源。
姉妹全てを把握し、姉妹全てに把握される。
機械的無口素クール。新ジャンル「クォーツ式少女」。
九姉で一番萌えるので彼女が最強。

関連

アーズノエルの御手:紋章としての魔術的効果は「これを刻んだものは物理的にけしてやぶれない」であり、砕いたり切ったりすることは可能。
エルネアーズ?:アーザノエルのアナグラム。あらゆる姉妹に干渉できず、認識できない。そんな存在。概念用語。

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