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人物

女帝。
北方帝国を再興させ、7人の男子を産んで北方帝国皇帝一族の新たな血脈を作った。
再興帝、あるいは彩光帝と後の世に呼ばれる

軌跡

概要

北方帝国10代皇帝アラムの末娘。
正妻や側室の子ではなく、皇帝が宮女に手を付けて孕ませた子である。
その為、生誕して直に北方帝国南東地方の修道院に出された。
20歳まで修道女として育てられていたが、ガスパール・デュガンに見出され、北方帝国女帝として即位。
北方帝国再興の後にはロズゴール王国王家より男子を婿に貰い、13人の子(そのうち男子は7人)を成した。

ガスパール・デュガンとの出会い

国の伝説によれば、初めて二人が会ったのは修道院近くの小川の川辺で、彼女に会った時ガスパール・デュガンはその神々しさと美しさのあまりに馬から降りて彼女に跪いたとある。
しかし同地域の民話によれば、修道院からアデラが小川に洗濯に行ったと聞き、駆けつけたガスパール・デュガンは、彼女のあまりのみすぼらしさに「なんだ、おばはんか……」と思わず口にしてしまい、怒った彼女が洗濯桶を顔めがけて投げつけたのでひっくり返ったそうである。
また、とある伝説によればアデラはこの時薪割りをしており、デュガンの言葉に手斧を投げたがその手斧は彼のすぐ真横を掠めた、とある。

即位式

ガスパール・デュガンに見出された彼女は、北方帝国第11代皇帝に即位する。
即位式は、臨時政府の台所事情もあり、決して豪華なものではなかったが、当時北方帝国をめぐりリクシャマー帝国と西方諸国は敵対状態にあったため本国は北方帝国を国家として認めていなかったが、現場判断で「敵の敵は味方」というわけで、諸国の外務官がこの即位式に参加した。
彼女は、この即位式において一国の当主として相応しく気丈に振る舞い、諸臣・諸兵に君臨した、と当時の外交記録にある。

戦場にて

皇帝に即位したとはいえ、決まった本拠地を持っていたわけではない臨時政府軍と共に戦場を点々とする。
その際に、実際に前線に出て将軍達や兵士達を鼓舞し、大いに士気は高まった。
特に彼女が兵士達のために炊き出しに作った大麦の粥は絶妙だったらしく、「粗末な食材ながらあれほど旨い物は今までに数えたほどしか味わったことがない」と美食家のガスパール・デュガン将軍を唸らせた。(「ガスパール・デュガンの日記」より)

北方帝国政府再成立(第二次北方帝国成立)後

リクシャマー帝国による北方帝国破棄後は戦場に出ることはなかったが、ガスパール・デュガン宰相補佐の元国政を取り仕切り、遂には西方諸国に北方帝国の存在を認めさせるという、建国以来の快挙を成さしめる。
全ての国との外交条約締結後はリクシャマー帝国牽制のためにロズゴール王国の王家から婿を貰い13人の子を成したが、皇太子にはリクシャマー帝国の皇帝一族から皇妃を娶らせた。このことにより北方帝国は西方諸国のバランサーとしての役割を果たすようになる。

人柄

女性に似合わず非常に威丈夫な人物であり、戦場では将軍達や兵士達に慕われ、宮廷では諸大臣から頼りにされた、と記録にある。
また、第二次建国戦争後、相手を外交下手と見て馬鹿にした態度で出た外国の外交官を恫喝し、態度を改めさせたこともある。
しかし家庭においては非常に家族思いの優しい母親であった、と子供達が記録に残している。

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