イルガメル

レストロオセの四十四騎士のひとり。
しかし騎士の中ではみんなから煙たがられているらしい。
喚起者の前では猛禽の鉤爪を持つ白鳩の姿で現れる。
イルガメルはあらゆる語学に精通している。さながら十人の人間が同時に話すような多弁で人を翻弄する地獄の王子で鳥達の総帥。

特性

イルガメルが触れたものは伝説の武器になる。
ひのきのぼう→ひかりのまほうけん　みたいな！

性格

「それがキミの力さ……勝利の果てに平和を勝ち取るためのね！そう、キミは選ばれし者なのさ！」
という感じでそれとなく煽って持ち上げてみるのが好き。
そして破滅する人間を見て愉悦に浸る。
そのため実態を知る者の間では『破滅への伝書鳩』というよくわからない異名で呼ばれることも。

喚起者は最後の最後でイルガメルが地獄でも屈指の二枚舌だということを痛感するのだった。

キュトスの姉妹との関係

フィールエッゼとイルガメルはやたらと仲がいいが、アリアンローザとは致命的にそりが合わない。
口が達者なのにも種類があるということだろう。

イルガメルと関わった者

ポポタマー

イルガメルは、人に相手にしてもらず神に縋っても安息を得られなかったポポタマーの前に現れ、彼の劣等感と英雄願望につけこんで契約を結ばせた。
その後ポポタマーは４４体の悪魔を使役する王を名乗り、『忌まわしき世界の更新』を開始する。こうして開幕した彼の物語は黒幕たるイルガメルによって『トルクルトア英雄伝―神話の時代、偉大なる王の伝承―?』に纏められるが、未完に終わっている。