ゆらぎの神話百科事典

キュトスの姉妹の番外。
人造魔女であり「女性らしさ」を追求した魔女である。

キュトスの６８番バイビブロスは、あまりに女性らしさに欠けていた。
そのため、彼女への女性らしさの期待は行き場を失って暴走し、ついに人造魔女を生み出すようになったとか。

あるいは、６８番ヴィヴィ＝イヴロスの演じる「役」の総称であるとも。

また別の話によれば、彼女はキュトスの姉妹への概念干渉を防ぐ防壁の一人である。
「彼女」は、「女性らしさ」という概念を操作することで、敵に上書きされたレッテルをさらなるレッテルで上書きし返すという防衛装置なのだ。
上書き合戦を繰り返すうちに「女性らしさ」の定義は曖昧になってその性質は混沌となり、やがて自然とキュトスの姉妹のアイデンティテイは復活する（彼女たちは混沌の子供のようなものでもあるから）というわけである。

また、彼女は対話型プログラムであり、キュトスの姉妹に関する情報を収集することで、姉妹と現世の結びつきを維持する役割を持っているとも言われる。