ゆらぎの神話百科事典

大神院の領内にピュクティエトの神殿の遺跡が発見され、此の探索を任されたセミュラ・ミュールを頭脳面で補佐する為に同行を命じられた。知神の盾では新米であったシメルへ、誰もが嫌がる「セミュラのお供」という役が回ってきたのだ。
セミュラには出会い頭に強烈な蹴りを放たれたが、空間湾曲魔術を発揮した御陰で軽症で済んだ。展開が間に合わなかったら頭部を吹っ飛ばされていた、と見ていた人が語っている。

此の後、シメルはセミュラと行動を共にする際には、常に全身を空間歪曲魔術で防御していたという。

遺跡侵入後は、様々な罠や凶暴な生物の数々を蹴り倒して進んでいくセミュラの蹴りに巻き込まれて大変だった。空間湾曲魔術の御陰でダメージは少なかったが、或る凶暴なキメラをセミュラが蹴り倒すのに巻き込まれた際に重症を負い、此れに責任を感じたセミュラは任務失敗を覚悟の上で遺跡を一旦脱出した。

生死の境を彷徨ったシメルであったが、セミュラに脅迫された神官の必至の治療によって快方に向かい、恢復した後は任務失敗にも関わらず遺跡探索の褒美として１ヶ月の休暇を言い渡され、此れを利用して帰郷する事にした。此の旅路には何故かセミュラがついて来た。

セミュラがグランディラス大首都圏で開催されるという武闘大会に参加する事になり、グランディラス大首都圏に立ち寄ったが、此処でブラック･コルセスカに因ってグランディラス大首都圏の３分の２が凍結され壊滅し、此の大惨事の中でとある一人のアレノアルセスの手によって拘束された。シメルを拘束していた妖精の名はグムエルセイズである。