多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

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大神院司祭。女性。取り敢えず新史歴?制定よりは後の人物。
セルラ・テリスを特に信仰する派閥に属し、其の派閥の中では最強の武道神官であり、異能者でもあった。

異能の名は神剛力で、一説に拠れば、鉄塊之武?と同系統の能力らしい。
セミュラ・ミュールの蹴りは、その生まれつき持つ戦闘センスと良く鍛錬された脚術、そして異能・神剛力による有り余る剛力によって、巨獣の分厚い甲羅ですら粉々に粉砕せしめると伝えられている。

通常着ている法衣はスリットの入ったスカートなのだが、そんな事御構い無しに蹴りを放っていたそうだ。

エピソード

ピュクティエトの遺跡探索に端を発する一連の事件

大神院が保有する領地内にて、新史歴以前に建てられたピュクティェトを奉ずる神殿と思しき遺跡が発見された。しかし、その遺跡には数々の魔道生物が跋扈しており、調査は困難を極めた。其処でセミュラが派遣される事となったのだが、セミュラは全くの武道派で、古代遺跡の知識が無かった。
其の為急遽もう一人の神官が相棒として選ばれた。此の人物がシメル・ピュクシスである。シメルはレーヴェヤーナを特に信奉する一派に属す人間で、其の派閥が擁する知神の盾という騎士団に属する神官騎士でもあった。セルラ・テリス派とレーヴェヤーナ派はそれぞれが信仰する神々と同じように仲が悪かった。もちろん、セミュラ・ミュール司祭もレーヴェヤーナ派の神官の事が気に食わなかったので、相対した瞬間にシメルの顔面に渾身の飛び蹴りを喰らわせたが、シメルの方は空間湾曲魔術を行使して此れをかわした。

其の際の会話:
シメル「せ、セミュラ司祭、神官職に就く者としてそのような派手な下着はどうかと…」

セミュラ「よし分かった、お前は絶対に超死刑にする」

遺跡へと進入したセミュラは、襲い来る魔道生物、数々の恐ろしい罠、逃げ惑うシメル、凶暴な原始動物をその自慢の蹴りで薙ぎ倒しながら、どんどん奥へと進んでいった。例えば四方を壁で囲まれた出口の無い部屋に閉じ込められた時には、脱出の方法のヒントではないかと壁に刻まれた古代文字の解読を試みるシメルを尻目に、自慢の蹴りで壁を破壊して脱出したらしい。
其の後、凶暴なキメラに襲いかかれた際にシメルもろとも蹴り飛ばした所為でシメルが重症を負い、此れに責任を感じたセミュラは任務失敗を覚悟の上で一旦脱出した。

二人が脱出する間際、フラフラと遺跡内へと進入してきた一人の男が居た。セミュラは知らなかったが、彼こそがピュクティェト派が保有する最強の神院騎士。二代目松明の騎士ソルダ・アーニスタであった。ソルダ・アーニスタはセミュラの姿を見た次の瞬間、彼女を口説き始めた。ただでさえ苛立っていたセミュラは、突如自分をナンパしだしたソルダ・アーニスタを怒りに任せて蹴り飛ばすとシメルを抱えて、大神院まで急ぐ事にした。

大神院に着くと、【知神の盾】の団員たちがシメルの葬式の準備を始めていた。セミュラはもちろんそれらを蹴散らすと、治療魔術が使える神官を探し出して重傷を負ったシメルの治療を依頼した。その際、「もしシメルが死んでしまうような事があれば、お前の命も無いものと思え」と懇願した。シメルは神官の必至の治療とセミュラの看病で見る見る快方に向かった。

全快したシメルは大神院から1ヶ月の休暇を言い渡され、故郷に帰る事にしたが、何故かセミュラは其れについて行く事にした。

シメルの故郷への帰途の途中で、セミュラはグランディラス大首都圏で開催されるという武闘大会に参加した。此の大会の一回戦でセミュラは仮面を付けた赤毛の少年槍士と対戦し、延髄蹴りを食らわせて気絶させ、勝利を収めた。試合開始から僅か0.6秒後の事であった。試合終了後、気絶した少年の身体を黄金の鎖を纏った美女が溜息を吐きながら回収して行ったとされ、赤毛の少年はアルセスの化身であったと伝えられている。

其の後、ブラック・コルセスカ?に因って、グランディラス大首都圏の三分の二が凍滅され、行方不明者11名の中にはシメル・ピュクシスの名前が存在した。セミュラは懸命に探したが結局、シメルを見つけ出す事はできなかった。
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