ダーカンシェル

邪神　人物　王

ダーカンシェルは美しく中性的な青年の姿をとり、高貴な身分にある者の装いをする。
元は麗躍九士が一、カズキスと地獄のある女性との間に生まれた子であり、暴風の五王とは異母兄弟にあたる。
父カズキスは彼をわざと甘やかして育て、「自分が神であるという確信」と神として君臨するのに必要な力と風格を与えて地上に放った。
彼は地上の一地域を瞬く間に制圧し、そこに築き上げた王国に君臨した。
しかし自分のさらなる権威付けのために紀神ピュクティェトを自分と同一と主張。
このことがピュクティェト神自体への神観に悪影響を与えかねないと判断されたため、大神院より派遣された神院騎士?ソルダ・アーニスタにより『零落』させられることになる。

ダーカンシェルの王国に住む民は二種類いる。一方は人間であり、もう一方は彼によって言葉を与えられた動物たちである。
彼に背くことがあれば言葉とそれに付随する知能を奪われてしまうため、動物の民の中でダーカンシェルに反抗しようと考える者はいなかったとされる。
ダーカンシェルの『零落』とともに言葉を話す動物たちは姿を消したという。