ホムンクルス

概要

概要

定義

　錬金術により作り出された人造人間。

構造的欠陥

　並外れた戦闘力、魔術力、再生力を持っていることが多い。だが、指小辞を含んでいることから察せるように、構造的な欠陥を抱えている。

歴史

　錬金術師パラパラケルススによるところが大きい。また、彼の『人の本性について?』が最初にホムンクルスについて書いたものだという（しかし、後述するようにパラパラケルススが本当にホムンクルスを製造したかは怪しい）。
　彼によると、正しい工程により作り出されたものは人祖（それはフォルクスエティモロギー的には『赤土』なるものらしい）に近しく、それによる現存人類との差異が力の源だという(ファルノーの法則、あるいは召喚された英雄が古ければ古いほど強い現象、妖怪の年代を重ねれば重ねれるほど強くなる現象との類似が見られる)。
　大量に作られたはずだが、製造された記録がないことから見るに『人の本性について』で書かれたことの大半は嘘ではないかとされる。
　人間、主に教会からの迫害を避けるため暗黒大陸に移ったとされている。パラパラケルススによる記録では17体作られ、繁殖は不能、不死らしい。だが、17がXVII、つまりVIXI(私は生きた)のアナグラムであることから、存在しない、あるいは死んだとする説もある。
　また、その多様なホムンクルスより、ホムンクルスは真の過去/未来ではなく人類のある可能性のある過去/未来、現在から推測された過去/未来を参照していると考えられる。