ゆらぎの神話百科事典

「ポルキスの御子は三人いた。
一人目は散らばった大地の時代に死んだ。その名は『蹄洗い?』といった。
二人目は平たい大地の時代に死んだ。その名は『穴掘り鼻?』といった。
三人目は丸い大地の時代に死んだ。その名は『牙無し』といった。
ポルキスの御子はもういない。」（肥満四書の一『豊満なる年代記』）

呪いにより、眷属創出の能力を失った魔女ポルキスが
魔力によらず産んだ三人の子。母ポルキスから大いに愛され、
そのためオルクスから嫉妬と殺意を向けられることになる。

神々の反撃によりポルキスの軍勢は全滅の危機を迎えたが、
彼女はこの三人の子だけでも生き延びさせようと残された力を与え、
黒いコウノトリ?・ソー・ラヵーに託した。