人物
嘘吐き
銀の弾丸を撃ち出す豪華絢爛の飾り銃の所有者、オッティア。
詐欺師やペテン師の代名詞でもある。
ある村を訪れた際、夜明けを早め、狼男を倒したとされる。
オッティアは少女のために英雄になりきったが、日頃の嘘がたたってそれも嘘だと言われることが多い。
少女は人狼の娘であったが、そうとは知らずにオッティアに人狼退治を依頼した。
人狼に連れ去られた母の無事を願う罪無き少女は、しかし生まれながらに魔女であった。
銀の弾丸は、狼男の狼性を撃ち抜いた。
魔女たる少女は狼性を失ったが、それは悲しい結末を生んだ。
少女は生まれなかったことになってしまったのだ。
月明かりを浴びたグリップには、我こそ伝説と彫られていた。
オッティアは伝説の英雄を演じきった。
だが、生まれなかった魔女は、どこにいったのだろう。オッティアが守ろうとした少女は、どこに消えたのだろう。
それは悲しいオペラとなって、銀河を席巻した。
銀河に響いた歌が、この星に帰ってきた時、エーラマーンは、新たな噂を囁いた。
嘘吐きオッティアと狼男
嘘吐き
銀の弾丸を撃ち出す豪華絢爛の飾り銃の所有者、オッティア。
詐欺師やペテン師の代名詞でもある。
ある村を訪れた際、夜明けを早め、狼男を倒したとされる。
オッティアは少女のために英雄になりきったが、日頃の嘘がたたってそれも嘘だと言われることが多い。
少女は人狼の娘であったが、そうとは知らずにオッティアに人狼退治を依頼した。
人狼に連れ去られた母の無事を願う罪無き少女は、しかし生まれながらに魔女であった。
銀の弾丸は、狼男の狼性を撃ち抜いた。
魔女たる少女は狼性を失ったが、それは悲しい結末を生んだ。
少女は生まれなかったことになってしまったのだ。
月明かりを浴びたグリップには、我こそ伝説と彫られていた。
オッティアは伝説の英雄を演じきった。
だが、生まれなかった魔女は、どこにいったのだろう。オッティアが守ろうとした少女は、どこに消えたのだろう。
それは悲しいオペラとなって、銀河を席巻した。
銀河に響いた歌が、この星に帰ってきた時、エーラマーンは、新たな噂を囁いた。
嘘吐きオッティアと狼男
嘘吐きオッティア 作詞:青い鴉 それは夢まぼろし ありふれた御伽噺 世界が嘘を吐いたとき 銀の弾丸は込められる それは夢まぼろし 都合のよい御伽噺 嘘は真になり 物語は走り出す むかしむかしあるところに英雄が一人おりました 銀の弾丸込めた 豪華絢爛の飾り銃 嘘を吐き 最後まで 嘘を吐き通したならば 銀の弾丸込めた 豪華絢爛の飾り銃 なぜたちむかう なぜたおれない 無駄だと知ってなお 無謀だと知ってなお ――約束をしたんだ お前を倒すと この飾り銃の 伝説に誓って なぜ立ち上がる なぜあきらめない 銀の弾丸など ありはしないと知ってなお ――私は嘘吐き男 ただの人間 けれど今だけは 英雄の嘘をつく 我こそは伝説と グリップにきらめく名文句 めでたしめでたしで 終わらせるための弾丸 あの子の泣く姿は もう二度と見たくはない 狼男に立ち向かう ちっぽけな覚悟の理由よ むかしむかしあるところに英雄が一人がおりました 銀の弾丸込めた 豪華絢爛の飾り銃 むかしむかしあるところに嘘吐き男がおりました 銀の弾丸込めた 豪華絢爛の飾り銃