光翼剣

魔術
こうよくけん。LWB(Light Wing Blade)。
「刎首公」ガレニス・クロウサーが最も得意とした言語魔術の一つであり、絶技の域に磨き上げた奥義でもある。
読んで字のごとく光の翼に変えた腕を剣の如く振り抜き、斬撃軌道上のあらゆるものを両断する。
その攻撃速度は光そのものであり、クロウサー家においても最速の近接白兵戦闘手段の一つである。

あらゆるもの、とは比喩ではなく文字通り全てであり、物質的な存在だけでなく概念や魔術であっても斬撃軌道上に存在する（と術者に認識可能である）限り、必ず両断されることになる。
また、この魔術の攻撃範囲（射程距離）は術者の認知能力、言語魔術師としての世界認識に依存する。
すなわち、「己の腕の届く範囲」と術者が認識できる距離であれば、実際の距離そのものとは関係なく、この魔術の斬撃軌道に含まれることになる。