多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

人物
七天八刀
異界災害

それは、異なる世界線より呼び出された存在
憎しみに狂った、ある魔男が現界へと召喚した悪鬼
自らを妖刀に呑まれ、自らも妖刀を呑み込んだ剣魔
猫神魔竜を尽く斬り殺し喰らい死滅させる人ならぬ非徒
彼の名は千呪、千の呪いを身に纏い閃の訓えを棄てた修羅
その死呼ぶ刃が向かう先には一人の



パンゲオン世界の近似世界線の一つである斬滅世界線パンゲオンから魔男によって召喚された剣鬼。

七天八刀"第三位"を襲名するも、名乗る事なくただ殺し続けるだけであったため、ただ名無しとだけ知られる事となった。
なお第一級異界災害鏖殺戦鬼】としても登録されており、社会(やしろかい)に抹殺対象として命を狙われている。
世界を斬り滅ぼした際に使用した妖刀塵芥屑切を所有している。

その正体は、別世界線の閃樹が生まれなかった事で抜け落ちてしまった世界の空洞、そこに呪が流入し満ちたことで生まれた存在。
あるいは違う分岐をたどった並行時空の同一存在。

千呪は何故か双満月?の夜の間だけ無防備になる。
彼の抹殺を図る社会(やしろかい)は、その時を狙い幾多もの刺客を送っているが、その全てをエイプリル・フォーサイトによって妨害され失敗している。



かつて斬滅世界線パンゲオンは純神族猫神族?竜神族?魔神族?人神族?と呼ばれる五種の神々によって支配されていたが皆、千呪によって斬り滅ぼされたという。
その後、その存在に目をつけた、ある憎しみに狂った魔男によって召喚され、パンゲオン世界における東方地域へと降り立った。

千呪は目に映る全てを斬り続け、その内東亜大陸で優れた剣客に送られる称号である七天八刀の第三位を襲名することになった。
もっとも、千呪はそんなのことを知らないし、どうでもよいくらい些事なことだった。
見た奴を殺し、声を掛けた奴を殺す、近づいた奴を殺す、挑んだ奴を殺す、逃げる奴を殺す、追いかけてくる奴を殺す、命乞いをする奴を殺す、立ち向かう奴を殺す。
とにかく殺し続けるだけであった。

千呪は妖刀を振るい目に映る全てを斬り続けた。
ある時は街を斬り滅ぼし、またある時は国を斬り滅ぼした。
そんな中で、ふらりと立ち寄った小さな村があった。
そこは既にある山賊達の手によって蹂躙されていた、千呪は山賊たちをいつもの様に皆殺しにした。
その後に残ったものは死に絶えた山賊と村人の骸、黒煙を上げる村と荒らされた田畑。
そして、奇跡的に生き延びていた一つの命。
血みどろの剣鬼の姿に、ただ震えるしかできない矮小な存在に何故か、千呪はその凶刃を振り下ろす事はなかったという。

その後、ただ一人生き残った幼子を拾い上げ育てたのが伐辰一刀斎であった。
彼の刀、五重剋を目にしたとき、その幼子は奇妙な顔をしてこう言った、「似てるけど違う」と。


出生

生まれるはずだった男児が一人まるごと世界から抜け落ちた。
そのあとには『男児|少年|青年|壮年|中年|老年』の形をした時空上の空洞が残った。
そこに千の呪いが流入すると空洞は鋳型となって呪いに形を与えた。
こうして生まれるはずだった男児と同じ姿形をした『千呪』が産声をあげた。

最期、そして変貌

双満月の晩、閃樹と千呪は異形の魔虫達の残骸が散らばる竜神教本山で立ち会うこととなった。
勝負は一瞬でついた、二刀の五重剋が閃いた瞬間、血飛沫と共に閃樹の片腕と千呪の首が地に堕ちた。

しかし、それで終わりではなかった。
突如、五重剋塵芥屑切が妖しい光を放ち、千呪の身体を包み込みだす
そして、その光が収まった時、千呪の骸は異形の姿へと変貌していた

――世界の全てを斬り喰らうモノ――

ワールドイーター

千呪の墓

そこには毎年、誰かが酒を供えているのだそうだ。

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