多人数で神話を創る試み『ゆらぎの神話』の、徹底した用語解説を主眼に置いて作成します。蒐集に於いて一番えげつないサイトです。

  1. パンゲオンにおいて、支配を呪う者。己を鑑賞物その他として飼うフルシズ神を憎み、いつの日か隷属から脱却することを切望する。しかし内心に燃えあがる炎を外に漏らす事は無い。
  2. 猫の国において、オカルト文書『シモン・マグスのアポクリュフォン』に登場する天使。人体のうち右肩を創造したとされ、左肩の造り手テーバルとは対なる存在として描かれる。
  3. 岐阜本瑞樹(のちに結婚し宮崎瑞樹となる)の前世(邪気譚)における守護天使。『シモン・マグスのアポクリュフォン』に登場する同名の天使が由来と思われる。心羅・G・フランベルジュ(瑞樹の前世)への愛のため、自ら天使長の地位から離れた。
紀元神群の兵士である妖精・フェ―リム(天使)を統率する「天使長」。
褐色の肌に碧色の目を持ち、彫りの深い秀麗な顔立ちをしている。
頭髪と羽は目をみはるような黄金色。フェーリムの長だけあって戦士としてのレベルも極めて高い。
輝くような外見と武勇とは対照的に口数は少なく、ただ黙々と神々に従う。

ペロヨンによれば『第一世代』で作られたフェーリムであるという。

フルシズの寵愛

ぺロヨン改めベロヨン語りて曰く、
「天使長フレナフェレはスロデ神群の王フルシズに愛されていた。
フレナフェレがつねに強化処置を受け、フェーリムの長でい続ける事ができたのも、
ひとえにフルシズ神の寵愛によるものである。本来ならば旧式にすぎない『第一世代』
のフェーリムがフェーリム・クラウド(天使の群)のなかで高い地位に
つき続けることなど不可能。通常、遅れた旧式は万年待機となるか捨て駒にされるかの
二つの道しかない。しかしフレナフェレの場合が違った。フルシズ神は
フレナフェレだけのための強化処置チームを用意したのである。
チームはフェーリムの世代交代に勝る勢いでフレナフェレを強化していった。
おかげで能力が『新型』達に劣ることはなく、彼は最強であり続けた。
こうして優秀な専属チームの仕事ぶりのおかげでフレナフェレは『天使長』の座
を占め続けることができた。 」

歩み

子供時代

アヴロノにも「人買い」にあたるものがあった。
貧しかったり、不作などで暮らしが成り立たなくなると
子供が口減らしとして売られたりした。

昔々、ある所にアヴロノの有力者がおり、そんな立場に置かれた子供を何十人も買った。
そして『シモン・マグスの弟子』を名乗る術者の薦める通りに、
その術者が持っていた妖術文書に登場する天使の名前をつけた。
フレナフェレもその一人で、由来となったのは人体の右肩を造ったという天使だった。

準備が整うと術者は何処とも知れぬ異教の天使の名を持つ子供たちに魔法をかけた。
依頼主の有力者の体のどこかが病んだり怪我したりすると、本人からその部位に対応
する天使の名を持つ子供に移されるようにした。例えばフレナフェレだと、
有力者が右肩を怪我すると、有力者の傷がフレナフェレの右肩に現れるのだ

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