猫山魔

Māo-shān-mó

　レストロオセの四十四騎士の一人。
　各種文献ではＧ?と呼ばれる生物(ナマモノ)の上で蹲るヤメ猫の姿が描かれる。
　非常に甘ったる～い匂いで周囲の人間を失神させる。
　自己の観測を放棄し、自己(猫山魔)を他者からの観測によってのみ確定、成立させる脆弱な存在。
　だれもかまってくれないとしんじゃう。逆に言えばそこに観測する者がいればいくらでも存在できる。
　欠点は自己の存在は観測者に左右されてしまうこと。

　真性悪魔猫山魔は『強制力』を持つ。
　法則(ルール)を定義し、その範囲内であればいかなる理論でも実現する不条理な理論。
　喚起者は猫山魔の『強制力』を盾に地上最強の権力を手に入れるだろう。
　しかし、忘れてはならない。その王冠が借り物に過ぎないことに。
　汝を破滅に追いやる者、その名は「驕り」也。

　フレウテリスの騎士の書によれば、地獄での権勢は無きに等しいが、地上世界では東方を掌握しているという。

猫山魔と佐藤逆肉

　佐藤逆肉という猫山魔に仕える黒魔術師がいるが、彼は自身の欲求や本能に逆らうことをモットーとしている。
　猫山魔はかまってほしさに佐藤に様々な悪戯を働くが彼は自分の感情にも逆らうので基本的に無反応である。

に正体見たり

　山魔女の化身たる大山猫?、猫又の変種。
　物理的に鋭い眼(lynx-eyes)で透視?を行う。

　磁石?は生物だ。そして、大山猫?は磁石?を生み出す。つまるところ、大山猫?は自己を生成する──それはちょうど自己を消失させる機械仕掛けの無、あるいはウロボロスの対称。

　人格排泄ゼリー的な黄金ウインナー?を食らわせるアレ、脳髄洗い主催によるBlank Room Soup?。