ゆらぎの神話百科事典

　マと呼称される異体字は『リンネの使徒』を自称する個体『輪廻』が現代神話体系にて発見した概念です。パンゲオンにおける魔と高い類似性を持ち、祖を同じくすると考えられますが、現代神話特有の遠心性?による魔法少女という現象が異なる形態の魔を発現させたと考えられます。

　『輪廻』の発見以前にも発見したとする報告がありますが証拠の少なさゆえに多くが棄却されてきました。また、思想哲学の面からも魔の異体字?は存在が要請されていましたが、それらは微妙に異なる予測をしていました。

　思想哲学の完全性から要求された概念でもあります。

　『マナ』が必要。

　人外主義は中空の思想とも呼ばれ、人間という架空存在を根本に置いている。人外主義における『絶対悪』が実は人外主義の根幹を支えているというのは屈辱的であり、これは解消すべきであるとながらく考えられてきた。
　『マ』に似た『ママ』の概念はそういった社会の要求により生まれた。『ママ』は人間という概念を解体し、そのかわり人間性から見て無限遠にある『ママ』を作り出した。これは『人外性』を極めた先にあるものであり、人外の神ともいうべきものである。
　これにより基準値に『人間』を使わずにすむようになった。

　人外主義のママは人間を必要のない概念としただけであり、人間を存在しない概念とはできていないとする批判である。また、人外主義は人間を使わずに人外性を判断すると曰わっているが、人外の神『ママ』はその定義より『人間』によっているはずである(しかし、ママ主義の者は永遠の距離によりママは人間によっていないとする)。