ゆらぎの神話百科事典 - オッキーム
1・
大地の中心の九十九騎士
の一人。
2・1に由来する
デコラ半島
にある
都市
。
都市名はこの場所で折れたという意思ある剣に由来する。
『
大地の中心の九十九騎士
』の一振り『オッキーム』は
四つに折れて死んだが、そこに新しく都市が築かれる際、
四つの欠片がそれぞれ都市の四隅の鐘に熔かし込まれたという。
それまで欠片を保管していたのは、オッキームの最後の使い手の
遺族の子孫である。以後、その一族は四隅の鐘を管理する役目を担っている。
歴史
???
オッキームを含む9つの意思持つ剣がデコラ半島に持ち込まれる。
新史暦1100年代
当時
フォービットの魔獣
の一体が半島各地を荒らし回っており、各地の族長たちは半島外からも戦士を集め、魔獣を討ち取らせることにした。その褒章として魔獣を倒した者は剣を持ち帰ってもよいことにした。
戦士たちと魔獣との闘いの中で、意思ある剣オッキームがこの地で折れる。残された8つの剣は戦士たちにより半島外に持ち帰られた。
魔獣の使役者は殺されたが、その魔獣に対応する
彩石
は行方知らずとなっていた。
新史暦1200年代
ギシフ人
?
により都市が築かれる。ここで折れた剣にちなみオッキームと名付けられる。
間もなく四つの鐘が鋳造され四方に配されるが、この時オッキームの欠片が入れられる。
新史暦1300年代
デコラ半島に到来した
新大陸
人との争いが激化し、オッキームも戦争の只中に置かれる。
新大陸人によりオッキームが攻略され、鐘の一つが持ち去られる。征服者の長がその鐘を管理していた一族の女性を見初め、彼女のオマケ兼トロフィーのような意味合いでだった。
新史暦1400年代
ライクライル連合王国
が建国され、ギシフ人と新大陸人との講和が成立。奪われていた鐘が新大陸人側からオッキームに返還される。
文化
四つの鐘はそれぞれ決まった時刻に鳴らされる。年明けには四つの鐘が同時に打ち鳴らされる。
町の長には代々、オッキームの柄(と伝えられるもの)が受け継がれる。現代でも町長の交代時に前町長から新町長への受け渡しが行われる。
姉妹都市
ガッラファンディ