キュトスの魔女は不老であり病や飢餓によって死ぬこともないが、外傷などによって肉体の損傷があまりに激しい場合、その肉体を放棄して新たに生まれ出ることがある。 これを「代変わり」という。姉妹が迫害にさらされていた時代、代変わりは珍しいことではなかった。
何度殺そうとキュトスの姉妹は蘇り、滅ぼすことなど不可能である。キュトスの姉妹は大地から生まれる。 大地のすべてを鉄板で覆いでもしなければ彼女らの再生を防ぐことはできない。逆にキュトスの姉妹の死体を大地に触れさせない事に拠っても再生の妨害は可能であるが、其の場合は霊的に、其れも
紀の力で以って隔離しなければならない。
キュトスの姉妹の代替わりによって失われるものは様々である。性格であったり、容姿であったり、記憶であったり。失われても、影響を及ぼしている場合も在れば、完全に無くなる場合も在る。
又、何も失わない者も居る。例えば
クラニスは全て完全に失うが、
ムランカや
カスミストは容姿以外は失わない(ムランカの場合は容姿が変わっても必ず「絶世の美女」である)。