ゆらぎの神話百科事典 - ザーシュドルン
人物

小ペルネー最後の王。幼少の頃より生真面目ながら活発で勤勉な少年であり、
将来は名君になると思われていたが、元服から3年後、徐々に性格が邪悪に変質していった。
かつての美質は消え去り、彼は怠惰と享楽の日々を過ごすようになった。
彼はその費用を捻出するために民を徹底的に絞り上げた。歯向かう者には容赦せず、
相手に歯向かう気が無くても、気まぐれ次第で口にするにもはばかられる様な所業を行った。
そんな彼も、南アルセミア公国?からの侵攻の最中に命を落とすことになる。
ペルネーの死』によればザーシュドルンは『輝く剣を持つ勇者』によって討ち取られた。

彼の豹変に関しては「『白鼠のタングラム?』により『暗き影の名を持つ魔王』としての役割を
押し当てられたために、その役割に応じて人格がその通りにふるまった。」と考える神秘学派もある。