累卵の記述項
1-38ニースフリル
【碑聯】
考古学者。 遺跡漁りが趣味で、過去の記録を記憶するという使命を自らに任じている。
蔑称として「犬」がある。 地面から遺物を掘り出すというその行為を揶揄したもの。
何故かドリルやシャベルと共に描かれる事が多い。
トルクルトアで一時期身分を偽って暮らしていたという。
その時親交があったオルザウン、エレヌールらと共に「オルザウン禁忌集」をまとめた。
しかしその内容に歴史すら捻じ曲げかねない危険を感じた彼女はその注釈書である「ウェウーレベルン」の草稿を隠し、その後人間社会から姿をくらませる。
姉妹における記録係。 姉妹のうち、一番最初に記録媒体に知識を記す事を始めた一人。
見聞きした全てを記憶するミスカトニカの死によって失われたあまりにも多くの知識。
ミスカトニカと深い親交を持ち、より多くの古い知識を知る事を望みとしていた彼女にとって、ミスカトニカの後継となる事は自然な衝動成り行きだった。
歴史の傍観者を自任しており、深く歴史に介入する事のないように自戒している。
が、己の意思に反して歴史上の重要人物や神々と関わってしまうのは皮肉としか言いようが無いだろう。