累卵の記述項
3-51ミヒトネッセMichtnesse
【鉄の踵】【引力を持つ踵】
ラクルラールが二番目に製作した人形。
触手概念に対抗するために作り上げられた
ATW?(Anti Tentacle Wireless)。
マロゾロンドの眷属は彼女を避けて通るのだと言われている。
攫われた
ネクロゾーン救出に向かった際、悪魔騎士
アインノーラとの交戦の末魔術によって焼き殺された。
踵に圧縮した惑星を格納しており、その重力によって相手を引き寄せ、一撃の下に蹴り砕く。
その日の気分で惑星の重力は変動する。
朝の占いの結果が良いとブラックホールが発生する。
ちなみに、踵落としを繰り出す時は「
オーバードライブ」の掛け声が不可欠だと思い込んでいる。
プロトタイプは
ラプンシエルとほぼ同時期に誕生し、現在の彼女たちはその後継機である。
ラクルラールによる
横倒しの塔での非人道的な人形実験、すなわち人形同士の殺し合いは人形たちの性能を正確に示し、最も優秀な成果を上げた二人が実用化されることになった。
なお、現在の二号機であるところの姉妹たちは自分たちと同じ存在たちでシミュレーションテストが行われていた事実を知らない。
ラプンシエルとは気が合うのか、妙に仲が良い。彼女をからかう為にわざわざラプンシエルの城まで赴く事もしばしばである。
十二月騒乱?の際に
クレアノーズの助言に助けられ、消滅の危機を脱した経緯から、クレアノーズに対して半ば尊敬を通り越した思慕じみた想いを抱いている様子が見受けられる。
閉架の間?に閉じこもって暮らすクレアノーズの様子を見に行っては、入口で尻込みしつつ姉を見つめるだけの傍から見てももどかしい日々を送っているとのこと。実はそれなりに奥手である。
想いを寄せる姉にうまく接する事ができない。そんな悩みを親友たるラプンシエルに相談するが、ミヒトネッセに仄かな想いを抱いているラプンシエルは複雑な気持ちを持て余し、あえてクレアノーズとミヒトネッセの仲が悪化するような助言をするという泥沼な三角関係(一方通行)。
球体関節である。
「球は触手に強い」という対立属性の理論から彼女のモデルは決定した。