ゆらぎの神話百科事典 - ミルトラ
人物
キュトスの姉妹
キュトスの姉妹
11番【ミルトラ】は姉妹の
バランサー
?
である。
太陽を司り、法の
権能
?
を持つ公明正大な吸血鬼の魔女で、姉妹の中でも特に背が高く、また輝くような美貌をしている。
インクルーザ
曰く「英雄のような振る舞いをする女」で「しかもそれが嫌味にならない」ために、
「後代の
クレアノーズ
よりも姉妹から人気があった」という(この記述が見つかったインクルーザはクレアノーズに三日間追いまわされた)。
空を走る大型の武装戦車を所持しており、移動や戦闘時はこれに騎乗することが多い。
司法の知識が豊富で、契約魔術を得意とする。
契約に背いたものに対して非常に強い力を発揮することができ、この特性と公平無私な性格から姉妹のバランサー役に最適とされた。
近接戦闘では焔の剣を両手から生み出す。
11番目のキュトスの姉妹でも特に強大であった彼女がなぜ代替りしたのかは詳細不明。
裁判所の魔女・法の女神
キュトスの姉妹11番【ミルトラ】は
パンゲオン
で初めて裁判所を建設し、史上初の司法裁判を行った
魔女
であるという説が存在する。
このため、魔女でありながら司法機関において尊崇篤く、信仰を集めているという奇妙な状態である。
裁判所ではミルトラを称える碑文や美しい絵画などが飾られていることも多い。
地域によっては「魔女を信仰している」とは言えないため、「法の女神ミルトラ」と言った言い換えを行っているところもあるようだ。